カテゴリ7はだめ?LANケーブルおすすめ22選&選び方!元店員が種類や規格を解説

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インターネット回線をパソコンに有線接続するために欠かせないLANケーブル。定番メーカーの製品からノーブランド品まで、多くの製品があります。しかし「数が多すぎて、どのLANケーブルが良いのかわからない」と困った経験はありませんか?

LANケーブルは「価格が高いほどいい製品」かどうかは、賛否両論あります。「高級なケーブルのほうが良い」という意見もあれば、「家庭用に高級なケーブルは不要」という意見もあるんですね。

そこでこの記事では、一般家庭で使うおすすめLANケーブルの選び方を、元パソコンショップ店員のPicky’s編集部が紹介します。

本当におすすめなLANケーブルを選びたい人は、ぜひ参考にしてみてください。

おすすめLANケーブルの種類・規格の選び方

具体的なLANケーブルの選び方を紹介します。LANケーブル選びで重要なポイントは、以下の3点です。

  1. 種類・規格
  2. 長さ
  3. 形状

それぞれ見ていきましょう。

CAT6以上がおすすめ!LANケーブルの種類・規格「CAT(カテゴリ)」を選ぶ

LANケーブルには、それぞれ作られた世代や特徴ごとに「CAT(カテゴリ)」という規格が定められています。数字が大きいほど新しい世代(規格)のLANケーブルで、規格により速度やケーブルの仕組みが異なります。

規格 CAT5 CAT5e CAT6 CAT6a CAT7 CAT8
最大通信速度 100Mbps 1.0Gbps 1.0Gbps 10Gbps 10Gbps 40Gbps
伝送帯域 100MHz 100MHz 250MHz 500MHz 600MHz 2000MHz
加工方式 UTP UTP UTP UTP/STP STP STP

各項目について詳しく解説していきますが、基本的にはCAT6以上がおすすめです。

ケーブルの規格は商品のパッケージなどに記載されているので、必ず確認するようにしましょう。

編集部

最大伝送速度と伝送帯域だけ見ればCAT7・8が良いのですが、一般住宅で使うには向きません。その理由も確認しましょう!

最大通信速度|必ず1Gbps以上のLANケーブルを選ぼう

CAT(カテゴリ)を選ぶ

最大通信速度は、1Gbps以上のLANケーブルがおすすめです。最大通信速度が低いLANケーブルを利用していると、どれだけ良い光回線を利用していても速度は出ません。

例えば、最大10Gbpsの速度が出る光回線を利用していて、使っているLANケーブルがCAT5の規格だとします。CAT5のLANケーブルの最大通信速度は100Mbpsなので、どれだけ良い光回線を使っていたとしても、出る速度の上限は100Mbpsとなってしまいます。

このように、LANケーブルの最大通信速度が低いと、どれだけ良い回線を使っていても速度が制限されてしまうんですね。最近の日本の光回線は、最大1Gbps~10Gbps程度の速度の光回線が主流です。そのため、最低でも最低通信速度が1Gbps以上のLANケーブルを選ぶようにしましょう。

CAT5e以上であれば、最大通信速度は1Gbps以上出ます。

伝達帯域|大きければ大きいほど速度は速くなる

伝達帯域が大きければ大きいほど、速い速度での通信が可能です。

伝達帯域とは、データを送受信する際に使われる周波数の幅を示します。詳しい説明は長くなってしまいますので、ここではシンプルに「伝達帯域は、大きければ大きいほど良い」と覚えましょう。

CAT5よりもCAT6、CAT6よりもCAT7というように、規格が新しくなるほど伝達帯域は大きくなります。

加工方式|UTPかSTPどちらかいいかは、賛否両論あり

加工方式の「UTP」「STP」のどちらがいいのかは、賛否両論があります。無難な選択がしたい場合には「UTP」加工がおすすめです。

UTPとは、シールド保護のされていないケーブル。STPとは、シールド保護のされているケーブルです。LANケーブルにシールド保護がされているとノイズに強くなるため、ネット通信に速度低下や遅延不良などの悪影響を受けにくくなります。

一見シールド保護がされているSTPケーブルのほうが優秀に思えますが、一概には言えません。STPケーブルのシールド部分に静電気がたまり、通信不良に繋がる恐れがあるためです。静電気をとるためにはアースをして電気を逃す必要があるのですが、一般家庭ではまずアースを行うことはありません。

そのため、「一般家庭でSTPケーブルを利用すると、かえって静電気やノイズが発生する」という意見もあります。

一方、一般家庭でアースをしないでSTPケーブルを利用しても静電気の影響を受けず、ノイズにも強く通信環境が改善したという実験動画もあります。

このように、さまざまな意見があるため、一概にUTP・STPケーブルどちらがいいのかは言えません。

とくにこだわりがなければ、これらは気にせず選んでも良いでしょう。もし気になるのであれば、無難なUTPケーブルをおすすめします。

LANケーブルの長さを選ぶ

長さを選ぶ

自分の求める長さに応じて、適切な商品を選びましょう。人によっては、一階にあるルーターから二階の自室までLANケーブルを引きたいケースもありますよね。LANケーブルの長さはさまざまで、たいてい数m〜数十mまで選べます。

自分の求める長さが売っていない場合は、自作用LANケーブルがおすすめ

LANケーブルは既製品で売っているもののほかに、自作用のLANケーブルも売っています。100mのような長いLANケーブルの既製品はあまり市販されていないので、自作用のLANケーブルを買って自分で作るようにしましょう。

「LANケーブルを自作なんて、難しそう」と、一見難しそうに思うかもしれませんが、とても簡単です。LANケーブルの作り方については、記事後半で解説しているので、是非参考にしてみてください。

注意
LANケーブルの1本の長さの最長限度は100mです。それ以上長く接続すると、正確に接続・通信できないこともあるので、長さは100m以下にしましょう。100m以上接続したい場合には、間にハブをかませるか、LANケーブルではなく光ケーブルを採用するなどの工夫が必要になります。

数m〜100mのLANケーブルでは、ほとんど速度の遅延はありません。長さによって速度が変わることはないと思って良いでしょう。

LANケーブルの形状を選ぶ

形状を選ぶ

LANケーブルの形状には、主に以下の3種類があります。

  • スタンダード・・・一般的な丸くて太いLANケーブル
  • スリム・・・スタンダードタイプよりも細いケーブル
  • フラット・・・ケーブルが円形ではなく平たい

特にこだわりがなければ、スタンダードケーブルがおすすめ

特にこだわりがないのであれば、スタンダードタイプのケーブルを選びましょう。理由は、スタンダードタイプは電気的特性に優れていることからノイズの影響を受けにくく、安定しているためです

そのため、特にこだわりがないのであればスタンダードケーブルのおすすめします。

ドア下などの狭い隙間にはフラットケーブルがおすすめ

1.4mm程度と非常に薄型で、折り曲げやすくドア下などの狭い隙間でも通しやすいLANケーブルです。カーペットやソファの下に配線し、部屋の見た目を損なわない工夫もできます。ただし、薄いため引っ張られるとダメージが大きいので、引っ張らないよう配線や機器移動時の注意が必要です。

複雑な配線なら極細スリムケーブルがおすすめ

スタンダードタイプの半分くらいの直径(3.8mm程度)で、太さが細いため柔らかく取り回しやすいLANケーブルです。狭い隙間やラックの裏側にも通しやすいので、複雑な配線にもぴったり。しかし、平たくないため踏みつけたりすると簡単にダメージを受けてしまうので、配線の際、人間や機器の動線には十分に注意しましょう。

外出先で利用するなら巻き取りケーブルもおすすめ

やや変わった形状として、巻き取り(リール)タイプのLANケーブルもあります。小型・軽量タイプのためケーブルの長さは1〜2m程度と短いですが、持ち運びに便利で外出先でも手軽に使えます。

【10m以下】短めのLANケーブルおすすめ人気ランキング比較一覧表

Picky’s編集部が主要サイト(amazon、楽天、Yahoo、価格比較サイト)の上位商品をポイント制で集計。本当に売れている上位のおすすめ商品を厳選しました。(※今回は一般家庭用のおすすめLANケーブルを紹介するため、UTPケーブルのみのランキングです)

まずは使いやすい10m以下のLANケーブルランキングの紹介です。10m以上の商品は次のランキングで紹介しています。

商品最安価格CAT形状長さカラー展開
Amazonベーシック LANケーブル HL-001762楽天市場¥376 AmazonYahoo!6ノーマル1.5mブラック
バッファロー ツメの折れないLANケーブル BSLS6AFU10BK楽天市場¥881 AmazonYahoo!6aフラット1mブラック、ブルー、ホワイト
サンワサプライ LANケーブル LA-FL6-05W楽天市場¥574 AmazonYahoo!6フラット5mホワイト、ブラック、ブルー
バッファロー ツメの折れないLANケーブル BSLS6ANU10BK¥718 楽天市場AmazonYahoo!6aノーマル1mブラック、ブルー
Senetem LANケーブル楽天市場¥699 AmazonYahoo!6超フラット5mブラック
バッファロー ツメの折れないLANケーブル BSLS6SU30BL2楽天市場¥943 AmazonYahoo!6スリム3mブルー、ブラック、ホワイト
サンワサプライ 極細LANケーブル LA-SL6-005W楽天市場¥251 AmazonYahoo!6極細0.5mホワイト、ブラック、ブルー
サンワサプライ KB-T6ATS-005W楽天市場¥667 AmazonYahoo!6aスタンダード0.5mホワイト、ブラック、ブルー
サンワサプライ 細径メッシュLANケーブル KB-T6AME-02BKW楽天市場¥794 AmazonYahoo!6aスリム2mブラックホワイト、ブラックレッド
monca-labo CAT7 フラット LANケーブル¥580 楽天市場AmazonYahoo!7フラット1m/2m/3m/5m/10m/15m/20mブラック・ホワイト
エレコム LD-MCTGT/BK2¥2,587 楽天市場AmazonYahoo!6フラット2.5mブラック

【10m以下】短めのLANケーブルおすすめ人気ランキング11選

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

【10m以上】長めのLANケーブルおすすめ人気ランキング比較一覧表

続いて10m以上と長めのLANケーブルのおすすめランキングです。

商品最安価格CAT形状長さカラー展開
lovicool LANケーブル楽天市場¥778 AmazonYahoo!6スーパーフラット10mホワイト、ブラック
エレコム LANケーブル LD-GPA/BU50楽天市場¥4,481 AmazonYahoo!6aスタンダード50mブルー
Ankuly LANケーブル楽天市場¥1,699 AmazonYahoo!6フラット30mホワイト、ブラック
サンワサプライ LANケーブル KB-FL6AME-15BK楽天市場¥2,339 AmazonYahoo!6aフラット15mブラックグレー
サンワサプライ LANケーブル KB-SL6-10楽天市場¥1,073 AmazonYahoo!6極細10mライトグレー、ブラック、ブルー
GSPOWER LANケーブル¥1,358 楽天市場AmazonYahoo!6-20m赤、黒、白、青、緑
HiFind LANケーブル楽天市場確認中 AmazonYahoo!6フラット20mホワイト
ホーリック LANケーブル¥525 楽天市場AmazonYahoo!6aフラット10mパープル、ブラック
エレコム LD-GF/BK15 LANケーブル¥3,160 楽天市場AmazonYahoo!6スーパーフラット15mブラック
エレコム LANケーブル LD-GPAOS/BK10楽天市場¥3,817 AmazonYahoo!6aスタンダード10mブラック
屋外用LANケーブル KC-12720¥1,980 楽天市場AmazonYahoo!6スタンダード10mブラック

【10m以上】長めのLANケーブルおすすめ人気ランキング11選

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

LANケーブルのおすすめ人気メーカー

LANケーブルを販売しているメーカーはさまざまですが、特に「ELECOM」「SANWA SUPPLY」「BUFFALO」の3社は人気もありおすすめです。

高性能・高品質な「ELECOM(エレコム)」

「ELECOM」のLANケーブルは、高性能・高品質なものが多いです。PC周辺機器のさまざまな分野でメーカーシェアトップを誇るのも、その品質によるもの。柔らかくて配線しやすい「やわらかケーブル」が特に人気です。

ELECOM製LANケーブルの特徴
  • 高性能、高品質でメーカーシェアトップの信頼性
  • 安心感と信頼性のあるLANケーブルを求める人におすすめ

幅広いラインナップの「SANWA SUPPLY(サンワサプライ)」

とにかくラインナップが幅広い「SANWA SUPPLY」のLANケーブル。スタンダード・フラットなど形状の違いはもちろん、屋外用、抗菌用、自作用などバリエーションが豊富です。こだわりが強く、自分にぴったりの製品を選びたい人におすすめです。

SANWA SUPPLY製LANケーブルの特徴
  • 屋外用、抗菌用、自作用などバリエーションが豊富で、幅広いラインナップ
  • 自分にぴったりの製品を見つけたい、こだわりのある人におすすめ

耐久性に優れた「BUFFALO(バッファロー)」

「BUFFALO」製LANケーブルの特徴は、高い耐久性です。ツメ部分に従来の製品よりも柔らかく折れにくい新素材を使っていて、2000回もの曲げ伸ばしテストに合格した製品を販売。長持ちするLANケーブルが欲しい人におすすめです。

BUFFALO製LANケーブルの特徴
  • 耐久性が高く、ツメの折れにくさは随一
  • LANケーブルをできるだけ長く使いたい人におすすめ

自作のメリットとは?LANケーブルの作り方

LANケーブルを自作する方法を紹介します。LANケーブルを自作するメリットは、長さ・カテゴリー・形状など、自分の求めるLANケーブルがない場合に自作できる点です。ほかにも自作用LANケーブルを一つ持っておけば、LANケーブルが新たに必要になった際に改めて購入せずとも自作できます。

LANケーブルの自作に必要なものは以下になります。

部品・機器名称 役割・用途 その他
自作用LANケーブル LANケーブル
  • 必須
  • 自作キットとは別に用意が必要
コネクタ(RJ-45) LANケーブル接続部のパーツ
  • 必須
  • コネクタはさまざまな規格があるので要注意
  • 一般的なLANケーブルのコネクタは「RJ-45」という規格
かしめ工具 LANケーブルとコネクタを接続する際に固定する機器
  • 必須
皮むき器 自作用LANケーブルの先端をむく機器
  • 必須ではない
  • ハサミやカッターで代用可能
  • あると便利
テスター LANケーブルが断線していないか確かめる機器
  • 必須ではない
  • あったほうが良い

一つ一つ機器をそろえなくても、「LANケーブル自作用キット」がいろいろなメーカーから販売されているため、そちらの購入がおすすめです。

  • LANケーブルの作り方
  • STEP.1
    自作用LANケーブルを好みの長さに切る
    自作用LANケーブルを好みの長さに切りましょう。切るときにはハサミなどでもいいですが、かしめ工具にケーブルをカットできる部分があるときはそちらを用いて切断しましょう。他にも自作キットによってケーブルカット用の工具がついていることがあります。
  • STEP.2
    自作用LANケーブルの両端を皮むき器でむく
    LANケーブルの切断ができたら、両端を皮むき器でむきましょう。
  • STEP.3
    出てきた線をコネクタに差し込む
    皮むき器でむいて出てきた線を、コネクタに差し込みます。コネクタには適当に線を差しこめばいいわけではなく、配線パターンに沿って差し込みましょう。
  • STEP.4
    かしめ工具を使ってLANケーブルとコネクタを固定する
    コネクタに差し込むことができたら、かしめ工具を使って固定しましょう。
  • STEP.5
    てテスターを使って正しく接続できているか確認する
     最後に、テスターを使って正しく接続できているか確認できたら完了です。

詳しくは以下の動画も参考にしてみてください。

安い VS 高い!LANケーブルの比較

安いLANケーブルと高いLANケーブルではどんな違いがあり、それぞれどんな人におすすめなのでしょうか。ここでは、価格によって何が違うのか見ていきましょう。

安いLANケーブルの特徴(数百円のモデル)

安いLANケーブルは長さが短い製品が多くあります。そのため、短距離間で利用するという人は低価格のLANケーブルで全く問題ないでしょう。ケーブルの形状はストレートタイプの製品が多くあります。

こんな人におすすめ
  • 短い長さのLANケーブルで問題ない人
  • ストレートケーブルで問題ない人

高いLANケーブルの特徴(1,000円以上のモデル)

価格の高いLANケーブルは、ケーブルの長さが長い製品が多いです。また、フラットケーブルなどのストレートタイプ以外の形状のケーブルの製品も増えてきます。

さらに、CAT7など比較的新しいCATのケーブルや、STPケーブルも比較的価格が高く設定されています。

こんな人におすすめ
  • 長いLANケーブルが必要な人
  • ストレートケーブル以外が必要な人

LANケーブルの関連商品

ここでは、LANケーブルと一緒に使うと便利なアイテムについてご紹介します。

複数接続や無線LANに使える「ルーター」

ルーターを使えば、複数台のパソコンを同時にインターネットに接続したり、スマホなどのWi-Fi接続に使うための無線変換をしたりできます。ルーターによってはスイッチングハブ機能を同時に備えているものも多く、こうしたルーターを選べばわざわざ別にハブを用意する必要がありません。選ぶ際は、契約しているネット回線の最大速度やIP(インターネットプロトコル)をしっかり確認しましょう。

ゲーミングルーターやWi-Fiルーターについて詳しく知りたい人は、ぜひこちらの記事も参考にしてください。

関連記事:コスパ最強のおすすめゲーミングルーター10選!導入効果や使い方まで徹底解説

関連記事:プロが選んだ最強Wi-Fiルーターおすすめ15選|高速コスパモデル&中継機まで詳しく解説!

接続台数を増やしたいなら「スイッチングハブ」

複数台のパソコンやゲーム機をつなぎたいなら「スイッチングハブ」を使いましょう。近年ではルーターにハブ機能が搭載されているものも多いですが、ルーターに搭載されているハブはポートの数が少ないので、より多くの機器を接続したいときにはスイッチングハブが便利です。コンパクトな5ポートから16ポート以上まで、必要な数のポートが搭載されているものを選びましょう。

配線を保護・隠せる「モール」

LANケーブルを保護したい、隠したい人におすすめなのが「モール」です。モールとはLANケーブルに被せるカバーのことで、LANケーブルを保護したり、複数のケーブルをまとめて整理したりできます。設置場所と似た色のモールを使えば、部屋の外観を損なわず配線できておすすめ。「マガリ(その他イリズミ、デズミ)」と呼ばれるモールを使えば、LANケーブルをきっちり90度に曲げられます。

手軽に長さ調整できる「延長ケーブル」

LANケーブルの長さをちょっとだけ延長したいときには「延長ケーブル」がおすすめ。延長コネクタとLANケーブルが一体化したタイプの延長ケーブルを選べば、差し込むだけで簡単に長さをプラスできます。

このとき、長さ調整したい元のLANケーブルと規格を統一する点に注意しましょう。規格が異なっても使えないわけではありませんが、規格が一番低いケーブルに合わせた速度しか出なくなります。つまり、CAT6のケーブルにCAT5のケーブルを接続してしまうなどのケースでは速度が大幅に低下する可能性が高いので、よく確認して購入しましょう。

ノートPCでも使える「USB LAN変換アダプタ」

ノートパソコンなど、LANケーブルの差し込み口がないパソコンでLANケーブルを使いたいときには「USB LAN変換アダプタ」が便利です。USB差し込み口の形状や規格によってUSB3.0や2.0、USB Type-Cなどモデルが異なるため、使っているパソコンのUSBポートに合わせて購入しましょう。また、ゲーム機やMacbookなどに対応していないモデルもあるので、使いたい機器に対応しているかどうかも確認が必要です。

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Wi-Fi系まとめ

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ゲーミングデバイス

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LANケーブルのよくある質問

LANケーブルのよくある質問

LANケーブルのカテゴリーの見分け方はありますか?

LANケーブルに文字が印字されています。そこに「CAT6」や商品名が印字されているので、そちらを確認しましょう。

LANケーブルの寿命はどの程度ですか?

一般的に家庭内で使われるLANケーブルの寿命は、だいたい20〜30年と考えられます。これは、社団法人「日本電線工業会」が発表した「電線・ケーブルの耐用年数について」で、LANケーブルなど低圧ケーブルを屋内や水濡れのない屋外で使う場合、20〜30年が耐用年数の目安とされているためです。

また、財務省が定める「法廷耐用年数(税法上の寿命の目安)」によれば、LANケーブルの耐用年数は18年とされています。これらを考え合わせると、使用環境が良い場合、LANケーブルの寿命は20年程度と考えられます。

ただし、LANケーブルは消耗品であり、パソコンとの抜き差しを頻繁に行ったり、人の手に触れやすかったりする場合は消耗が早くなります。使い方によっては数年程度で使えなくなってしまうこともあるため、注意しましょう。

ハブとルーターの違いはなんですか?

ハブは「口を増やすもの」、ルーターは「インターネット通信のルート整理をするもの」です。家庭でインターネットを使う場合、最初に「モデム」を通り、次に「ルーター」を通り、さらに「ハブ」を使って各機器に接続する、という順番で回線を使えます。

モデムに直接ハブをつないでしまうと、つないでいる機器で同時にインターネットを使うことができません。このため、通信の「ルート整理」をしてくれるルーターが必要なのです。逆に言えば、パソコン1台でしかインターネットをしないのであれば、ルーターもハブもいりません。直接、モデムとパソコンをLANケーブルで接続すれば使えます。

ルーターはルート整理をしますが、口を増やすものではありません。そのため、2台以上のパソコンや機器でインターネットを使いたい場合は、ルーターとハブが両方必要なのです。ただし、近年ではハブ機能を搭載したルーターも増えていて、その場合はルーターのみで複数台接続もできます。

LANケーブルを二股や分岐することはできますか?

できます。ただしその場合、ケーブル自体に特別な加工をするのではなく、前述のハブやルーターを使います。ハブの正式名称は「スイッチングハブ」と言い、4ポートまたは8ポートの差し込み口があります。ルーターとスイッチングハブをLANケーブルで接続し、各機器とスイッチングハブをLANケーブルで接続すれば完了です。

クロスケーブルとはなんですか?

クロスケーブルとは、パソコン同士をつなぐために使うLANケーブルのことです。パソコンと他の機器をつなぐためのLANケーブルは「ストレートケーブル」と呼ばれ、コネクタ部分を見ると、同じ色の銅線が同じ順番で並んでいるのがわかります。一方、クロスケーブルでは同じ色の銅線が異なる順番で並んでいます。

しかし、2000年ごろにこれらの違いを機器側で補い、どちらのケーブルであっても問題なく通信できる機能が搭載されました。現在ではわざわざクロスケーブルを使わなくても、ストレートケーブルでほとんどのパソコン同士を接続できます。よほど古いパソコンでない限り、ケーブルの種類を気にする必要はありません。

LANケーブルを買い換えれば回線速度は改善されますか?

LANケーブルを買い換えたからと言って、回線速度が劇的に改善されるとは限りません。回線速度が遅い原因は、LANケーブル以外にも「ルーター」「光回線」などもあるからです。しかし、古いLANケーブルを利用している場合は、LANケーブルが原因で回線速度が遅くなっている可能性もあります。

おすすめLANケーブルまとめ

LANケーブルを選ぶときは、以下のポイントに注意しましょう。

  • UTP方式、CAT5e・6・6aのいずれかを選ぶ
  • CAT7・CAT8は一見性能が良く高級だが、一般家庭では速度に悪影響
  • CAT5からより新しい規格に変えると、速度が速くなる可能性大
  • LANケーブルの規格を変えるときは、全部一気に交換する
  • 長さや形状は、使いやすさで選んでOK

LANケーブルは、性能が良く高級なものが必ずしも一般家庭で使いやすいとは限りません。また、LANケーブルの規格を変えて速度が速くなるのは、CAT5以下の規格を使っているときです。これらのポイントに注意し、本当に使いやすく快適なLANケーブルを選んでくださいね。

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