振動機能がとにかく凄い、装着感がいいなど、高評価の口コミが多い「Kraken V3 HyperSense」。しかし、「振動機能って耳が痛くならないの?」「本当に使いやすい?」と気になる人は多いですよね。
そこで今回は、注目のゲーミングヘッドセット「Kraken V3 HyperSense」を、Picky’s編集部が実際に使って調査してみました!つけ心地や音質、振動機能といった気になるポイントを本音でレビューするので、購入を迷っている人はぜひ参考にしてくださいね。
目次
Kraken V3 HyperSenseレビュー結果
「Razer(レイザー)」は、世界的に人気のあるゲーミングデバイスメーカー。Razerの商品は、プロや配信者にも広く愛用されており、ゲーマーの定番メーカーとして注目を集めています。
今回紹介する「Kraken V3 HyperSense」は、新感覚の没入感を味わえる振動機能付きのゲーミングヘッドセットです。
まずは、実際に商品を使用したPicky’s編集部の総評をチェックしていきましょう。
Kraken V3 HyperSenseの総評
今回は、デザイン・装着感・音質といった8つの項目で商品を評価しました。
デザイン | ◎ |
装着感 | ◎ |
音質 | ◎ |
ゲームのやりやすさ | ◎ |
遮音性・音漏れしにくさ | 〇 |
マイクの音質 | △ |
使いやすさ | ◎ |
Hypersense(振動機能) | ◎ |
- 頭のサイズ的にはほとんどの人がつけられる範囲で良い。通気性の高い布なので蒸れずに快適に使えた。
- 中域がメインで高音もそこまで主張しない。デフォルトでは完全にゲーミングに振ってある音質だと感じた。
- 振動機能はゲーム以外にも映画でもかなり迫力が増して楽しめた。映画鑑賞にもおすすめできる。
Kraken V3 HyperSenseがおすすめな人とは?
- 振動機能でゲーム&映画を大迫力で楽しみたい人
- FPSゲームを中心にプレイする人
- 使いやすい有線ヘッドセットが欲しい人
Kraken V3 HyperSenseの特長
まずは、Kraken V3 HyperSenseの魅力や機能を紹介します。
ドライバーユニット | TriForceチタンドライバーユニット |
周波数特性 | 20Hz~20KHz |
インピーダンス | 32Ω |
接続方法 | 有線(USB Type-A) |
マイク | あり(取り外し可能) |
イヤーパッドの素材 |
|
重量 |
334g |
触覚テクノロジーを搭載したPCゲーミングヘッドセット「Kraken V3 HyperSense」。ゲームの戦況を大きく左右する「音」を身体で感じる事で、本当の没入感を楽しめます。
「Razer Synapse」を使えば、自分好みの音に調整できる
Razer専用ソフト「Razer Synapse」を使えば、イコライザー調整やサウンドモードの変更ができます。ゲームや音楽など好みの音を楽しめますね。
編集部
ハマったら抜け出せない!迫力の振動機能「HyperSence」
Kraken V3 HyperSenseの最大の特徴は、低音と連動してイヤーカップが振動する「HyperSense」機能。ゲーム内の爆発音や銃声、攻撃を受けたときの衝撃が直接身体に伝わるので、他では味わえない圧倒的な没入感を体験できます。
特別なソフトがなくても、PC・PS・Switchで振動機能を楽しめる
Kraken V3 HyperSenseの振動機能は、ヘッドセットから発生した信号を振動に変換する触覚テクノロジーを採用しています。そのため別途ソフトを起動する必要がないのが魅力。
パソコンだけでなく、PS4・PS5・Switchでも振動機能を楽しめます。さらに、左右のイヤーカップは独立した構造なので、「右側からの衝撃には右側だけが振動する」といった再現性を備えています。
編集部
Razer独自開発のTriForceチタン50mmドライバーを搭載
Kraken V3 HyperSenseは、メーカー独自のドライバーユニットを搭載しています。ドライバーユニットとは、ヘットフォン内で音を鳴らすスピーカー部分のこと。
特許を取得した構造によって、まるで音域ごとにドライバーユニットを搭載しているかのような豊かなサウンドを再生できるのが特徴です。
また、音を生み出す振動板にチタンコーティングを施すことで、不要な振動を抑えたクリアな音質を実現しています。
【実機で検証】Kraken V3 HyperSense
検証結果:ワンランク上の臨場感を楽しめるゲーミングヘッドセット!
Kraken V3 HyperSenseは、ゲームを臨場感たっぷりで楽しみたい人におすすめの商品です!振動機能はとにかく迫力抜群で、今までにない没入感があります。
聞き取りやすいクリアサウンドと柔らかいイヤーパッドも相まって、疲れを感じずにゲーム&映画を楽しめるように仕上がっています。ヘッドセット側面にあるレイザーのロゴが光るのも、デザイン◎でした。
ゲームも映画も迫力たっぷりで楽しめる振動機能
気になる振動機能HyperSenseは、ゲーム・映画ともに臨場感たっぷりで「面白い!」の一言。バイブレーションのような小刻みな振動というよりは、映画館のように身体にドンッと音が響く感覚に近いです。
もともとの低音が抑えられているためか、振動機能を使うことでサウンドが完成する印象でした。感覚は個人差があると思いますが、オフ/弱/中/強の4段階で振動を調整できるので、好みや気分によって使い分けができます。
布×レザーを組み合わせたイヤーパッドでつけ心地◎
イヤーパッドは、肌に触れる部分は通気性のいい布生地、それ以外の外側はレザーになっています。蒸れにくい布生地で心地いい装着感を味わいつつ、レザーで音漏れを軽減できるという、まさにゲーマー向けの仕様だと感じました。
装着感はいいけどそれなりに重さはある
Kraken V3 HyperSenseは、367g(メーカー表記は344g)とやや重さがあります。個人差はあると思いますが、人によっては長時間つけると疲れを感じる可能性あり。ただ、ヘッドバンドを調節することで、さまざまな頭のサイズにぴったりフィットするように作られており、つけ心地は抜群でした。
思ったより使い勝手のいい着脱式マイク
Kraken V3 HyperSenseのマイクは取り外しが可能です。飲み物やお菓子をつまむときにマイクは意外と邪魔になるので、簡単に外せるのはなかなか便利でした。
肝心のマイクの音質ですが、可もなく不可もなくという印象。同メーカーの「BlackShark V2」と比較するとややこもって聞こえるものの、会話に支障をきたすほどではありません。
Kraken V3 HyperSense のマイクの音質はこちら
Kraken V3 HyperSenseで「Apex Legends」をやってみた
今回は、Kraken V3 HyperSenseを使って人気FPSゲーム「Apex Legends」を実際にプレイしてみました。
Kraken V3 HyperSenseは、同メーカーの「BlackShark V2」に似た中音域寄りの音質で、足音などを聞き取るには最適です。音の立体感もあるので、周りの状況や敵の存在を正確に把握できました。
振動機能HyperSenseは、とにかく没入感が圧倒的。銃や爆発物を使うたびに振動が伝わるので、本当にゲームの世界に入ったかのような感覚になります。個人の好みにもよりますが、強さは弱か中で十分だと感じました。
Kraken V3 HyperSenseのメリット・デメリット
ここまでの検証結果を踏まえて、Kraken V3 HyperSenseのデメリット&メリットを簡単にまとめました。
Kraken V3 HyperSenseメリット
- 振動機能で圧倒的な没入感を楽しめる
- ゲームに最適な中音域メインの音質
- 機能性抜群のレザー×布のイヤーパッド
- イヤーカップにある各ボタンが操作しやすい
Kraken V3 HyperSenseデメリット
- 大きな影響はないものの、やや重量がある
- マイク音声が少しこもったような音質
今回Kraken V3 HyperSenseのデメリットだと感じた部分は「重さ」と「マイクの音質」です。
ただし、重さはあるものの慣れれば大丈夫だと感じました。またマイクでボイスチャット・会話する程度なら問題なく使えるので、普通に使う分には良さそうです。
編集部
Kraken V3 HyperSenseとKraken V3の違い
RazerのKrakenシリーズの商品として、同時期に発売された「Kraken V3 HyperSense」と「Kraken V3」。見た目や性能に共通部分が多く、どっちを買おうか迷う人も多いですよね。今回は、2つの機種の違いやスペックを簡潔にまとめてみました。
Kraken V3 HyperSenseとKraken V3のスペック比較表
Kraken V3 HyperSense | Kraken V3 | |
ドライバーユニット | TriForceチタンドライバーユニット | TriForceチタンドライバーユニット |
周波数特性 | 20Hz~20KHz | 20Hz~20KHz |
インピーダンス | 32Ω | 32Ω |
接続方法 | 有線(USB Type-A) | 有線(USB Type-A) |
マイク | あり(取り外し可能) | あり(取り外し可能) |
イヤーパッドの素材 |
|
|
振動機能(HyperSense) | あり | なし |
重量 | 334g | 332g |
振動機能が楽しめるのはKraken V3 HyperSenseだけ!
2機種の大きな違いは、振動機能の有無。Kraken V3には振動機能が備わっておらず、Kraken V3 HyperSenseよりも4,000円安く購入できます。その他のドライバーユニット・接続方法・イヤーパッドの材質などは同じなので、単純に振動機能が欲しいかいらないかで選ぶのがスムーズです。
シンプルに高音質でゲームを楽しみたい人や価格を抑えたい人はKraken V3、振動機能で没入感を高めたい人や予算に余裕のある人はKraken V3 HyperSenseを選びましょう。
その他のおすすめのゲーミングデバイス
ここまでの内容を読んで「他の商品も検討したいな」と感じた人のために、その他のおすすめ商品を2つ紹介します。Kraken V3 HyperSenseのデメリットや惜しい部分を補う商品が登場するので、気になる人はぜひチェックしてください。
もっと軽いゲーミングヘッドセットが欲しい人に最適
ドライバーユニット | 50mmオーディオドライバー |
---|---|
周波数特性 | 20Hz~20KHz |
インピーダンス | 39Ω |
接続方法 | 有線(3.5mm) |
マイク | あり(取り外し不可) |
イヤーパッドの素材 | レザー |
重量 | 259g |
首や肩が凝りやすい人や軽いヘッドセットが欲しい人には、ロジクールの「G331」がおすすめ。重量259gとゲーミングヘッドセットとしては驚きの軽さで、長時間つけても疲れを感じません。音質やデザインもゲーマー向けで、なおかつお手軽価格で購入できるのが嬉しいですよね。
関連記事:【最強】プロゲーマーも納得のおすすめゲーミングヘッドセットランキング10選
関連記事:【2021】FPSも有利に!ゲーミングイヤホン おすすめ 19選|ゲームや音楽でも使用できるハイパフォーマンスモデルも
マイクの音質にこだわりたい人はこちらの商品がおすすめ
ドライバーユニット | TriForceチタンドライバーユニット |
---|---|
周波数特性 | 12Hz~28KHz |
インピーダンス | 32Ω |
接続方法 | 有線(3.5mm) |
マイク | あり(取り外し可能) |
イヤーパッドの素材 | ファブリック/メモリーフォーム |
重量 | 262g |
ボイスチャットをよく利用する人におすすめなのは、Razerの「BlackShark V2」。Picky’s編集部でレビュー記事を紹介しており、実際にクリアなマイク音声を高く評価しています。振動機能はないものの、Kraken V3 HyperSenseと似た音質なので、ゲームにはぴったりのヘッドセットです。
関連記事:【実機レビュー】忖度なし!Razer BlackShark V2は買い?APEXで検証してみた
Kraken V3 HyperSenseまとめ
- Kraken V3 HyperSenseは没入感抜群の新感覚ゲーミングヘッドセット
- 中音域寄りの音質でゲーム音が聞き取りやすい
- イヤーパッドの素材や着脱式マイクの使用感も◎
今回は、Razerの「Kraken V3 HyperSense」のレビューを紹介しました。視覚・聴覚だけでなく、触覚でもゲームを楽しむ時代になりました。ぜひKraken V3 HyperSenseを購入して、臨場感たっぷりのゲームプレイを楽しんでくださいね。