人気メーカーのFitbit(フィットビット)から登場したフィットネストラッカー「Fitbit Charge 6」。新機能のGoogleマップやサイドボタンの復活など、旧モデルからのアップデートが注目されているモデルです。
しかし、いざ購入するとなると「今までのモデルとの違いは何?」「バッテリー持ちやバンドの装着感は変わっているの?」と、気になることは多いはず。また、同時期に発売されたGoogleの「Pixel Watch 2」とどっちを買おうか迷っている人もいるのではないでしょうか。
そこで今回は、話題の「Fitbit Charge 6」をPicky’s編集部が実機検証。スタッフが実際に商品を使って、良かった点・残念な点を本音でレビューしました。Fitbit Charge 5やGoogle Pixel Watch 2との比較もまとめているので、ぜひ最後までチェックしてくださいね。
目次
Fitbit Charge 6レビュー結果
Fitbit(フィットビット)は、2007年に誕生したウェアラブルデバイスブランド。この記事で紹介するのは、2023年10月に登場したFitbitのフォットネストラッカー「Fitbit Charge 6」です。
まずは、商品の総合評価からチェックしていきましょう。今回の検証では、サイズ・デザイン・機能の使いやすさといった独自の項目でFitbit Charge 6を評価しました。
サイズ・重量 | ◎ |
デザイン | ◎ |
着け心地 | ◎ |
ディスプレイ | ◎ |
バッテリー持ち | ◎ |
アプリの通知 | ○ |
エクササイズモード | ◎ |
睡眠スコア | ◎ |
ストレスマネジメント | ◎ |
心拍数・歩数などの計測 | ◎ |
ナビゲーションボタン | ○ |
Googleマップ | ◎ |
YouTube Music | ○ |
Fitbit Premium | ◎ |
アプリのUI | ◎ |
文字盤の種類 | ○ |
高評価だったポイント:健康管理機能が豊富!軽いつけ心地も◎
- フィットネスと健康管理機能が充実している
- GoogleマップやGoogleウォレットに対応した
- コンパクト&軽量で日常生活のストレスにならない
Fitbit Charge 6は、Fitbitシリーズの魅力である健康管理機能にこだわったフィットネストラッカー。毎日の運動量や消費カロリーはもちろん、睡眠時間やストレスのスコアまで細かくチェックできるので、日々の健康管理・メンタルケアに役立ちます。
また、Fitbit Charge 6は、コンパクトかつスリムな形状に作られているのが特徴。つけ心地が軽く、お出かけ・仕事・睡眠といった幅広いシーンで身につけられます。さらに、デザイン・カラーリングが非常にシンプルで、世代・年齢を問わずに使えるのも魅力的なポイントです。
微妙だったポイント:機能をフル活用するには課金が必要
- すべての機能を使うにはFitbit Premiumへの加入が必要
- YouTube MusicはYouTube Premium会員しか使えない
- アプリの通知機能が物足りない
一方で、Fitbit Charge 6には、有料会員限定の機能やコンテンツがあるのが難点。特に、新機能として注目されている「YouTube Music」はYouTube Premium会員しか使えないため、利用する場合は課金する必要があります。
Fitbit Charge 6を買うべき人
- 健康管理やワークアウトの記録がしたい人
- 軽くてコンパクトなスマートウォッチが欲しい人
- Googleの機能を利用したい人
- YouTube Premiumに加入している人
Fitbit Charge 6は、Fitbitの誇る健康管理機能を備えたフィットネストラッカー。睡眠スコア・ストレスマネジメント・ワークアウトの記録ができるので、日々の健康管理・運動管理にこだわりたい人や、自分の体の状態をスコア化したい人におすすめです。
また、Fitbit Charge 6は、Googleマップ・Googleウォレット・YouTube MusicといったGoogleサービスに新たに対応しているのが特徴。Google系の機能を普段から利用している人や、YouTube Premiumに加入している人はぜひチェックしてみてください。
Fitbit Charge 6をおすすめしない人
- 安価なスマートウォッチが欲しい人
- Apple MusicやAmazon Musicを使いたい人
- 健康管理よりもアプリ通知やタッチ決済の機能を重視する人
Fitbit Charge 6は、旧モデルのCharge5から5,000円ほど値上げされています。価格は23,800円と、Apple Watchほど高くはありませんが他メーカーでは1万円以下の機種もあるため、決して安いモデルではありません。また、一部の機能は有料サービスとなっており、安いスマートウォッチが欲しい人やコストをかけたくない人には不向きかもしれません。
Apple Watch・Google Pixel Watch・その他のスマートウォッチが気になる人は、下記の関連記事を読んでみてください。
関連記事:【検証動画あり】Apple Watch Series 9をレビュー!新機能は買いレベルなのか解説
関連記事:Google Pixel Watch2でできることは?評判を実機レビュー!Googleサービスとの連携も徹底検証
関連記事:完全解説!スマートウォッチおすすめ33選【Android用・日本製・できること比較】
【5と比較】Fitbit Charge 6のスペック
次に、Fitbit Charge 6がどんな商品なのかを知りたい人のために、詳しいスペックや機能を紹介します。旧モデルであるFitbit Charge 5との違いもまとめているので、目を通しておきましょう。
Fitbit Charge 6のスペックをCharge5と比較
Fitbit Charge 6 | Fitbit Charge 5 | |
価格 | 23,800円 | 19,800円 |
サイズ | 3.87×1.86×1.17cm | 3.68×2.28×1.12cm |
材質 |
|
|
防水性能 | 水深50mまで | 水深50mまで |
使用時間 | 最大7日間 | 最大7日間 |
充電時間 | 2時間 | 2時間 |
センサー |
|
|
ワークアウトの種類 | 40種類 | 20種類 |
エクササイズ機器との連携 | ○ | – |
YouTube Musicの操作 | ○ | – |
Googleアプリの使用 | ○ | – |
動作温度 | -10~45℃ | -10~45℃ |
最高動作高度 | 8,000m | 8,535m |
Fitbit Charge 6をCharge 5と比較して、変わった点は以下の通りです。
- 心拍数計測の高度が向上した
- 対応のエクササイズ機器に心拍数を表示できるようになった
- GoogleマップやGoogleウォレットなどのGoogleアプリに対応した
- YouTube Musicの操作が可能になった
- ワークアウトの種類が増えた
- ナビゲーションボタンが追加された
関連記事:【実機レビュー】Fitbit Charge 5は最強の健康管理トラッカー?Suicaやバッテリー持ちを徹底検証
Googleマップ・YouTube Musicなど、Google関連の新機能が便利
Fitbit Charge 6では、Googleマップ・Googleウォレット・YouTube MusicといったGoogle系アプリが利用できるようになったのが特徴。目的地までのルートを検索したり、お気に入りの音楽を楽しんだりと、スマートウォッチのような多様な使い方ができます。
また、旧モデルではFitbit Payに一部のカード・銀行しか登録できないというデメリットがありましたが、Fitbit Charge 6では新たにGoogleウォレットに対応。今までは「Fitbit Payって使いづらそう」と思っていた人でも、お買い物や公共交通機関で使いやすくなりました。
Fitbit Charge 6でできること
- 心拍数・呼吸数の計測
- 血中酸素濃度の計測
- 歩数・消費カロリーの計測
- ワークアウトの記録
- 睡眠の記録
- ストレスの兆候の検知
- リラックス呼吸セッション
- 今日のエナジースコア
- 月経周期・排卵周期のレポート
- Bluetooth通話
- アプリの通知
- YouTube Musicの操作
- 電子決済
- Googleマップの使用
- 電話を探す
- 緊急SOS・転倒通知など
Fitbit Charge 6は、心拍数の計測やワークアウトの記録といったフィットネストラッカーの基本的な機能を備えています。歩数・消費カロリー・運動距離・階段を上った階数なども常に記録してくれるので、日々の運動不足を解消したい人に役立ちます。
また、Bluetooth通話・アプリの通知・Googleアプリの使用といったフィットネス以外の機能も豊富。スマートフォンを出さなくても着信やメッセージの通知を確認できるFitbit Charge 6は、プライベート・ビジネスシーンを問わずに活躍するモデルです。
【実機で検証】Fitbit Charge 6を徹底レビュー
Fitbit Charge 6のパッケージ内容
- Fitbit Charge 6本体
- インフィニティベルト(S/L)
- 充電ケーブル
シンプルで使い勝手◎スリムで動きの邪魔にならない
今回Picky’s編集部が使ったのは、Fitbit Charge 6のObsidian Black(オブシディアンブラック)。性別やシチュエーションに関係なく使いやすいベーシックなカラーです。
リストバンドっぽい見た目で好みは分かれそうですが、「動きの邪魔にならないから快適」とスタッフからは高評価。今回使用したブラックはスタイリッシュな印象です。
以前レビューしたCharge 5はベージュを使用しましたが、ベージュの方が柔らかい雰囲気です。女性の検証スタッフからはベージュの方が好評でした。
関連記事:【実機レビュー】Fitbit Charge 5は最強の健康管理トラッカー?Suicaやバッテリー持ちを徹底検証
つけ心地抜群!つけていることを忘れるほどの軽さ
フィットネストラッカーを購入する上で気になるのが、つけ心地ですよね。Fitbit Charge 6は本体が50gと軽量で、非常にコンパクトなのが魅力。つけていることを忘れるほどの軽い装着感で、普段手首のアクセサリーをあまりつけない人にも安心です。
ベルトはさらさらの質感、従来のモデルと触り心地は同じ
Fitbit Charge 6には、Sサイズ(13~17cm)とLサイズ(17~21.1cm)のベルトが付属しています。ベルトの素材は、シリコンとビニールの中間っぽい質感。シリコンのようなサラサラな手触りがありつつも、肌にまとわりつく感じがなく、季節を問わずに快適に使えます。
ちなみに、ベルトはこれまでのFitbitシリーズのものと変わらないので、Fitbitのフィットネストラッカーを愛用していた人には慣れた使い心地を味わえます。
本体側面に物理ボタンが復活!位置が若干押しづらい
Fitbit Charge 6では、Charge5で廃止されていたナビゲーションボタンが復活しており、ワンタップでホーム画面に戻ったり、スリープ状態の解除ができます。ボタンには触覚フィードバックが採用されているので、タッチ操作と物理ボタンの間のような独特の押し心地を味わえますよ。
ただし、ナビゲーションボタンが、本体側面の若干押しづらい位置についているのが気になるポイント。加えて、スマートフォンなどに慣れていると、ついつい画面タッチだけで操作を完結してしまいます。検証中すぐには使いこなせず、便利になったという実感はあまりありませんでした。
ディスプレイはくっきり!動作もサクサクでストレスなし
Fitbit Charge 6はAMOLEDタッチスクリーンを内蔵しており、ディスプレイの視認性に優れています。くっきりと色鮮やかに表示してくれるので、屋外の日差しがある場所でも画面が見やすいです。
また、Fitbit Charge 6は、本体の動作がサクサクとスムーズ。タッチの反応もよく、スマートウォッチにありがちなもっさり感やカクつきはほとんどありません。画面操作のサクサク感は、下記動画を参考にしてみてください。
充電持ちはまあまあ!常時点灯オンにすると微妙
Fitbit Charge 6は、最大7日間の長持ちバッテリーを備えています。実際に使ってみると、「常時点灯オフなら何とか1週間持ちそう」という印象。 ただ、常時点灯オンにしたときは1日でバッテリーが約40%減ってしまったので、使い方次第では1~2日程度しか持たないと考えておきましょう。
充電はスピーディー!30分でバッテリーを約40%回復できる
今回は、Fitbit Charge 6の充電速度についても検証。商品に付属している充電ケーブルはマグネット式で、充電端子に磁力でカチッとはまる仕様です。
肝心の充電速度はそこそこにスピーディーで、30分で約40%のバッテリーを充電できました。単純計算なら0%から100%まで1時間半ほどで充電できるため、最大7日間使えるフィットネストラッカーとしてはかなり優秀と言えるでしょう。
スキーやダンスも!エクササイズモードの種類が豊富
Fitbit Charge 6は、40種類の多彩なエクササイズモードを備えているのが特徴。サイクリングやウォーキングといった定番のトレーニングはもちろん、HIIT(高強度インターバルトレーニング)・スケート・カヤックといった幅広い分野に対応しています。
ダンスやサーフィンなどにも対応しているので、趣味を満喫しながらトレーニングを行いたい人におすすめですよ。
40種のエクササイズを下記動画にまとめました。どんなエクササイズモードがあるのか気になる人は、ぜひ見てみてください。
睡眠モニタリングの精度は◎詳細データが分かるのが面白い
Fitbit Charge 6では、睡眠時間やレム睡眠の時間などを計測し、その日の眠りを100点満点のスコアで示してくれます。目覚めた状態・レム睡眠・深い睡眠といったあらゆるデータが記録されるので、自分では分からない睡眠の質を数値でチェックできますよ。
Fitbitのフィットネストラッカーは、旧モデルから睡眠モニタリングの精度が優れており、Fitbit Charge 6でも気になった点はありません。検証では、日中に「眠くて集中できないな」と思ったときは前日の睡眠スコアが悪く、モニタリング機能の精度の高さを感じました。
計測機能はおおむね正確、歩数・階数のカウントは△
Fitbit Charge 6では、心拍数・歩数・消費カロリーなどを常に計測してくれます。アプリでデータを見てみると、階段を8階まで上がったときに心拍数と消費カロリーがグッと上がっており、体の状態を正確に記録できていることが分かりました。
ただし、その他の計測機能の精度はやや微妙で、上がった階数がほとんど計測されていなかったのが残念なポイント。また、Fitbit Charge 6には「歩数が正確じゃない」という口コミがあり、Picky’s編集部の検証ではオムロンの歩数計よりも多くカウントされていました。
ストレスがスコアで分かる!今の気分を記録する機能あり
Fitbit Charge 6には皮膚電気活動センサーが内蔵されており、体にかかるストレスを計測できます。ストレスマネジメントでは、前日からの皮膚活動や睡眠中の心拍数をもとにストレスがスコア化され、リラックスが必要かどうかをFitbit Charge 6がナビゲーションしてくれますよ。
また、Fitbit Charge 6は、今の気分を記録する機能を備えているのが特徴。気分は「普通」「穏やか」「イライラ」「悲しい」から選択でき、あとから自分がどんな感情だったのかを曜日ごとにチェックできます。自分の気持ちを整理して、客観視したいときに役立ちますね。
新UIは見やすい◎気になる項目はお気に入り登録できる
Fitbitは、2023年9月にアプリのUIをアップデートしています。新UIでは、タブを「今日」「コーチ」「自分」の3つに分けており、目的に合った情報を表示できるようになりました。
- 今日:睡眠時間やワークアウトの記録を表示できる
- コーチ:ワークアウトの動画や睡眠導入の音楽を提案してくれる
- 自分:目標値や他ユーザーとのコミュニティの設定ができる
「今日」のタブでは、睡眠時間・体重管理・エクササイズの3つの記録がチェックでき、自分が気になるものを1番上に表示できます。嬉しいのは、各項目をタッチするとさらに詳しいデータが見れること。直感的に操作できるので、初心者でもスムーズに使いこなせますよ。
「コーチ」は、トレーニングの動画や寝るときに流す音楽をおすすめしてくれます。日々のワークアウトや就寝前のリラックスタイムに役立つ機能ですが、ほとんどが有料会員向けのコンテンツなので注意。
「自分」は主に設定用のタブなので、普段はあまり使用しません。
有料の「Fitbit Premium」でさらに使える機能が増える!
Fitbit Charge 6は、月額640円の有料サービス「Fitbit Premium」に加入すると、「今日のエナジースコア」や「睡眠プロフィール」といったすべての機能を使えるようになります。
「今日のエナジースコア」は、体の状態や睡眠の記録をもとに今日はワークアウトに適した日なのか・休息が必要なのかを判断してくれる機能のこと。休息が必要なときは、おすすめのストレッチ方法などを提案してくれますよ。
また、体の傾向が分かる「ウェルネスレポート」や、プレミアム会員限定のセッションを視聴できるのも有料会員限定の機能。手軽に健康管理がしたい人にはちょっぴりハードルが高めですが、睡眠やワークアウトの管理を徹底したい人はぜひチェックしてみてくださいね。
Googleマップの設定は簡単!運動ルートを正確に記録できた
Fitbit Charge 6で新たに追加された「Googleマップ」は、Fitbit Charge 6で道順をチェックできたり、曲がるタイミングを振動で教えてくれるのが魅力。もちろんルートの表示も正確で、慣れていない場所でランニングしたいときや普段のお出かけなどで役立ちます。
ただし、使用するときはスマートフォンでもGoogleマップを起動する必要があり、あくまで「スマートフォンの画面をFitbit Charge 6に表示させる機能」という印象。初期設定は簡単ですが、必ずスマートフォンのアプリ側から行う必要があるので注意しましょう。
YouTube Musicはスマホありきの機能、Premiumへの加入が必須
Fitbit Charge 6は、Googleが展開している音楽配信サービス「YouTube Music」に対応しています。検証では、スマートフォンとの連携に手こずったものの、スマートフォン側をアップデートしたあとはスムーズに再生できました。
ただ、YouTube MusicはGoogleマップと同様に、スマートフォンありきの機能。Fitbit Charge 6単体で音楽の保存・再生ができる訳ではなく、「スマートフォンのYouTube Musicで再生した曲をFitbit Charge 6で操作できる機能」と考えておく方がいいでしょう。
また、Fitbit Charge 6のYouTube Musicは、「YouTube Premium」の有料会員しか使えません。もともと加入している人にとっては魅力的ですが、「Apple Music」や「Amazon Music」などを普段利用している人にはあまり意味のない機能かもしれません。
Googleウォレット・Suicaの登録もアプリで簡単にできる
Fitbit Charge 6では、Googleウォレット・Fitbit Payを利用したクレジットやデビットカード・Suicaなどのタッチ決済に対応しています。各カードの登録は、Fitbitアプリの「ウォレット」から簡単に登録可能です。
Suicaの登録は、今まで使っていたSuicaは利用できず、新規発行する必要があります。Google Payもしくは、登録したクレジット・デビットカードから1,000円チャージするだけで、すぐに利用できます。
なお、現在(2023年11月)Fitbit Payのタッチ決済で使えるクレジット・デビットカードは「Sony Bank」「Pay Pay銀行」のみと種類が少ないのが難点です。Fitbitの公式HPでは、「対応する金融機関は今後増える予定」とされています。該当のカード以外を使いたい場合は、スマホのタッチ決済を利用するか、気長に待つしかなさそうです。
アプリの通知機能は便利だが、LINEの通知受信に手こずった
Fitbit Charge 6では、電話やメッセージ、各アプリの通知をチェックできます。通知のタイミングはスマートフォンとほぼ同じで、遅延は気になりません。着信の場合は相手の電話番号、メールの場合は一部のメッセージが表示されます。
- Gmail
- LINE
- Slack
- Instagramなど
Gmailは冒頭のメッセージが表示されますが、他のアプリは通知のみでメッセージを読めないものもあります。
また最初は「通知できるアプリ一覧」にLINEが表示されず、LINEの通知受信を設定できるまで時間がかかりました。LINEの電話は着信時には通知が届かず、電話が切れたときに不在着信のみ通知があります。
ペアリングするスマホがAndroidの場合はクイック返信にも対応していますが、今回はiPhoneを使って検証したため返信機能は使用できません。
アプリ通知はかなり便利な機能ですが、最近のスマートウォッチはメッセージ全文の確認やテキスト返信に対応している機種が多いことを考えると、少し物足りなさを感じました。
水深50mまでの耐水性能!石けんがつくと性能が落ちるので注意
Fitbit Charge 6は5気圧(水深50mまで)の耐水仕様ですが、防水機能は備わっていません。身につけたまま手を洗ったり、シャワーを浴びることはできる一方で、石けんなどがついたまま放置すると本体の耐水性能が落ちる場合があるため注意しましょう。
文字盤はアプリで変更可能!種類は豊富だけど似たものが多い
Fitbit Charge 6は、ホーム画面の文字盤を自由に変更できます。デザインのバリエーションは割と充実していますが、色や見た目は似たり寄ったり。スマートウォッチによくあるデザインばかりで、スタッフからは「好みのものがない」という意見も見られました。
また、文字盤の変更はスマートフォンのアプリから行う必要があり、ちょっぴり手間がかかるのが難点です。
Fitbit Charge 6の口コミ・評判
ここでは、Fitbit Charge 6の気になる口コミを紹介。「ここがすごい!」という高評価の口コミだけでなく、「こんなところが残念」という悪い口コミも一緒にまとめています。
Fitbit Charge 6のいい口コミ
- 旧モデルは屋外では画面が見にくかったけど、Charge6ははっきりと見える
- コンパクトでずっとつけていても違和感がない
- 散歩中に自動でウォーキングモードになるのが便利
Fitbit Charge 6には、「画面がくっきりと見やすい」「明るい屋外でも文字が読める」などのディスプレイの視認性についての口コミが見られました。Fitbit Charge 6にはAMOLEDタッチスクリーンを搭載しており、色鮮やかで明るい画面を表示してくれます。
また、「歩いているときに自動でエクササイズモードになる」「運動のモチベーションが上がった」といった口コミもありました。自動認識機能を備えているFitbit Charge 6は、エクササイズを検知したときに自動でワークアウトの記録を開始してくれるのが魅力です。
Fitbit Charge 6の悪い口コミ
- 機能はそれほど変わらないのに価格が高くなった印象
- はじめに届いたものは初期不良があった
- 本体や画面に指紋がつくと目立つ
一方で、Fitbit Charge 6には「初期不良があった」との気になる口コミが目立ちました。しかし、「交換してもらったら問題なかった」「再起動したら治った」というユーザーの声もあるため、動作に不具合を感じたときはメーカーに問い合わせてみましょう。
中には、「旧モデルと機能はあまり変わらない」「2万円超えは高いかも」といった厳しい口コミも。Fitbit Charge 6には、Googleアプリの追加やセンサーの精度向上といった進化はあるものの、大きな変化を期待していたユーザーにはちょっぴり物足りなく感じるようです。
安くなった!Google連携を使わないならFitbit Charge 5でも十分
今回新たにFitbit Charge 6が発売されたことで、旧モデルであるFitbit Charge 5が安くなりました。Fitbit Charge 6の定価は19,800円ですが、現時点(2023年11月)で16,000~17,000円前後で販売されています。
Fitbit Charge 6と5は、デザインや基本の機能はほぼ同じ。センサーが高精度化された・Googleアプリに対応したといった変化はありますが、GoogleマップやYouTube Musicを使わないのであれば、旧モデルのFitbit Charge 5でも十分に満足できるでしょう。
Google Pixel Watch2とどっちがおすすめ?
Googleのスマートウォッチとして2023年10月に登場した「Google Pixel Watch 2」。Fitbit Charge 6と同じ時期に発売されたこともあり、「どっちを買うべき?」と悩んでいる人は多いのではないでしょうか。今回は、Fitbit Charge 6とPixel Watch 2のスペックや価格を比較しました。
Fitbit Charge 6 | Pixel Watch 2 | |
価格 | 23,800円 | 59,800円 |
サイズ | 3.87×1.86×1.17cm | 4.1×1.23cm |
防水性能 | 水深50mまで | 水深50mまで |
使用時間 | 最大7日間 | 最大24時間 |
対応OS |
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センサー |
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電子決済 | ○ | ○ |
音声操作 | – | ○ |
睡眠の記録 | ○ | ○ |
Fitbit Charge 6とPixel Watch 2の大きな違いは、バッテリーの稼働時間。Fitbit Charge 6が最大7日間使えるのに対し、Pixel Watch 2は24時間ほどしか持たない点でFitbit Charge 6の方が優れています。一方Pixel Watch 2はGoogleアシスタントに対応しており、話しかけるだけで本体を操作できるのが魅力です。
また、本体のデザインも異なり、Fitbit Charge 6は細めのスマートバンドのような見た目で、Pixel Watch 2は丸型の腕時計っぽい見た目なのが特徴。ちなみに、2つのモデルには倍以上の価格の差があり、Pixel Watch 2は5万円を超える価格で販売されています。
Fitbit Charge 6はiPhoneにも対応していますがGoogle Pixel Watch 2はAndroid専用なので、Androidスマホを使っている人はPixel Watch 2を選びましょう。
- バッテリー持ちやコスパを重視したい人は「Fitbit Charge 6」がおすすめ!
- おしゃれな見た目と音声操作が欲しいなら「Pixel Watch 2」がおすすめ!
関連記事:Google Pixel Watch2でできることは?評判を実機レビュー!Googleサービスとの連携も徹底検証
Fitbit Charge 6と一緒に買うと便利なもの
ここでは、Fitbit Charge 6の関連アクセサリーを紹介。Fitbit Charge 6をより便利に使うためのアイテムをピックアップしているので、ぜひ商品と一緒にチェックしてみてください。
装着感や見た目をカスタムできる「交換用バンド」
「Fitbit Charge 6の装着感にこだわりたい」「見た目の雰囲気を変えたい」という人は、Fitbit Charge 6対応のバンドを購入しましょう。交換用バンドはFitbitの純正品だけでなく、サードパーティー製のものも多数登場していますよ。
カラーや素材は商品によってさまざまで、好みや服装に合うものを選べるのも魅力。ワークアウト中心で使いたいなら汗に強いシリコン・ナイロン製、仕事でも使えるものが欲しいなら高級感たっぷりのステンレス・本革製のバンドをチェックしてみてください。
傷や光の反射を防いでくれる「保護フィルム」
保護フィルムは、Fitbit Charge 6のディスプレイを守るための画面シート。ディスプレイを傷や汚れから守ってくれるのはもちろん、光の反射を軽減したり指紋がつきにくくなったりと、商品によってさまざまなメリットがあります。
また、保護フィルムは1,000円以下で購入できるリーズナブルな商品が多いので、Fitbit Charge 6と一緒に購入しておくのがおすすめです。
Fitbit Charge 6のよくある質問
Fitbit Charge 6はどこで購入できる?
Fitbit Charge 6の耐水性能は?水泳やシャワーなどで使用するにあたって、注意点はある?
Fitbit Charge 6のイメージを動画で確認
Fitbit Charge 6レビューまとめ
- Fitbit Charge 6は健康管理・ワークアウトに役立つフィットネストラッカー
- GoogleマップやGoogleウォレットなどの新機能が追加
- スリムでコンパクト!軽いから長時間装着していても快適
今回は、2023年10月に登場したFitbit(フィットビット)の「Fitbit Charge 6」を紹介しました。従来の健康管理機能はそのままに、GoogleマップやYouTube Musicなどの新機能を追加しているのが特徴。気になった人は、ぜひFitbit Charge 6を手に取ってみてくださいね。