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DTMを行う際に欠かせないアイテムの一つがマウスです。普段使っているシンプルなマウスでもDTMは問題なくできますが、DTMに適したマウスを使用すれば、より快適に効率よく作業ができます。
ただ、実は「DTM専用マウス」というジャンルや製品はありません。そのため、「DTMに適した特徴を持つマウス」をチェックして製品を選ぶ必要があります。
ですが、初めてDTM用のマウスを買おうと思っている方には、どんな形状や特徴のマウスを選べばいいのかわかりませんよね。
そこで今回は、DTMに適したマウスの特徴や選び方について解説します。記事の後半では、売れ筋のDTM向けマウスをランキング形式で多数紹介していますので、この記事を参考に、ぜひ長時間作業でも快適なDTM用マウスを探してみてください。
目次
DTM作業を快適に！おすすめのDTM用マウスの特徴とは
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快適かつ効率的にDTMの操作ができるマウスには、以下のような特徴があります。
| 特徴 | 理由・メリット |
| エルゴノミクスデザイン | 長時間作業でも快適に作業ができる |
| チルトホイール/サムホイール | 横スクロールが簡単に行える |
| 多ボタンマウス | 上書き保存や複製といった、使用頻度の高い作業を各ボタンに割り当てられる |
| トラックボールタイプ | マウス自体を動かさずに済むため、手首に負担がかかりにくい |
| 無線・Bluetooth対応 | ケーブルが邪魔にならず、作業中のストレスにならない |
すべての特徴を備えたマウスは価格も高くなる傾向にあります。予算が限られている方や、出費を抑えたい方は、上記の特徴の中から自分に必要な機能を厳選すると良いでしょう。
DTM用マウス「いらない」「使わない」派の意見とは
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1,000円程度で買える、シンプルな機能のマウスでもDTMの操作自体は可能ですが、長時間の編集や複雑な作業にはやや不向きな場合があります。
一部のユーザーからは「わざわざDTM用マウスを買ったけど、使わなかった」との意見もあります。
人によっては、今まで使用していた通常のマウスでも十分かもしれません。
そこで、DTM用マウス不要派の意見も集めてみました。
- キーボードショートカットで十分
- MIDIキーボード入力が中心でマウス操作が少ない
- トラックパッドやペンタブで十分
上記の方は、多機能・多ボタンマウスがあっても使わない、または、複雑な機能やボタンがあるせいでむしろ操作しにくく感じるようです。
今まで使っていたマウスで不便さや作業しづらさを感じていなければ、わざわざDTM用のマウスを買う必要はないかもしれません。
DTMマウスの選び方｜作業スタイルに合った選定ポイント
作業スタイル別に、おすすめのDTMマウスを紹介します。
ミキシング重視派におすすめの機能
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| おすすめ機能 | 理由 |
| サムホイール/チルトホイール | 横スクロールがしやすくなる |
| 多ボタン | 「ミュート」「ソロ」「保存」など各種操作を割り当て、ワンクリックで操作できる |
| DPI（感度）調整機能 | 作業に応じてカーソル速度を調整できる |
ミキシングでは、「再生」「停止」「Undo」「各種操作やツールの切り替え」など数多くの操作を必要とするため、マウスは多ボタンタイプがおすすめです。
多ボタンマウスの各ボタンに頻繁に使う操作を割り当てておけば、ワンクリックで簡単に作業を再現できます。また、横スクロールが容易なチルトホイールやサムホイールがあれば、パラメーターの微調整やタイムラインの移動に便利です。
編集部
打ち込みメイン派におすすめの形状
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| おすすめ機能 | 理由 |
| 軽量でクリックしやすい | 長時間打ち込んでも疲れにくい |
| ポインター・クリック精度が高い | カーソルの飛び跳ねやガタつきが少なく、ストレスのない作業が可能 |
| 4～5ボタンマウス | 必要最低限の機能でシンプルかつスピーディな作業が可能 |
打ち込み派の方には、何といっても長時間作業しても疲れにくい軽量マウスがおすすめです。短時間では恩恵を感じられないかもしれませんが、長時間作業で快適性に大きな差が出てくる可能性があります。
また、正確でスピーディな操作のため、ポインター・クリック精度の高いマウスがおすすめです。あまりにも安いマウスだと、精度が低くカーソルが飛んだり、ガタついたりしてストレスになります。
さらに打ち込みはシンプルでスピーディな操作が求められるため、4～5ボタン程度のシンプルなマウスがおすすめです。あまりに多機能であったり、ボタン数が多いと逆に作業しづらく感じるかもしれません。
編集部
省スペース派はワイヤレス・トラックボールも選択肢に
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| おすすめ機能 | 理由 |
| トラックボールタイプ | マウス本体を動かさず、狭いスペースで作業が可能 |
| ワイヤレスタイプ | 狭いスペースで作業の邪魔になるケーブルがない |
| 静音性の高いマウス | 外や狭い部屋で音が気にならなくなる |
カフェやコワーキングスペースの簡易的なデスクといった、限られたスペースでDTM作業を行う方は、トラックボールタイプのマウスがおすすめです。トラックボールタイプはマウス本体を動かす必要がなく、またマウス操作による手首にかかる負担も軽減できます。
また、限られたスペースではケーブルが邪魔になるため、ワイヤレスタイプもおすすめです。ただし、バッテリー切れや電池切れには注意しましょう。
自宅以外の場所や、音が響く狭い部屋で作業する場合は、静音性の高さにも注目して選んでみてください。特にカフェやコワーキングスペースだと、ほかの方の迷惑になる可能性があるため、静音性の高さは重要です。
DTMマウスおすすめ人気ランキング比較一覧表
DTMマウスおすすめ人気ランキング10選
DTM作業に最適なマウスは、作業スタイルや環境によって異なります。以下の早見表では、用途別におすすめモデルを整理しました。自分にぴったりの1台を見つける参考にしてください。
| 活用シーン（どんな人がどう使う） | 必要な主な機能・条件 | おすすめの製品タイプ・モデル例（※記事内ランキングから） |
|---|---|---|
| 長時間の打ち込み作業を快適にしたい | 軽量・静音・高精度 | ロジクール M240、BUFFALO BSMBW515MBK |
| 横スクロールや多機能操作を効率化したい | チルトホイール・多ボタン・DPI切替 | ロジクール M750、ロジクール MX MASTER 3s |
| 狭いデスクで省スペース作業したい | トラックボール・ワイヤレス | ロジクール M575、Ewin トラックボールマウス |
| 自宅外の静かな環境でも使いたい | 静音性・コンパクト・Bluetooth接続 | エレコム M-XGM15BBSGM/EC、UGREEN ワイヤレスマウス |
| 細かい編集作業で精密に操作したい | 高精度トラックボール・チルトホイール | エレコム M-DT2DRBK、ロジクール MX MASTER 3s |
約73g！打ち込み作業に最適な安価でシンプルな軽量マウス
ロジクールのM240は、重さ約73gと非常に軽量で長時間操作しても快適なBluetoothマウスです。ボタン数は3個と一般的ですが、サイドボタンを使用しない方であれば特に問題ないでしょう。
また、静音ボタン＆18か月の長寿命で、使いやすさを損ねないレベルのコンパクトサイズ。DTMだけではなく、普段使いにも最適です。
品質の高いロジクール製ですが、シンプルな分安価で、どんな用途にもおすすめ。また、左右対称デザインで、左利きの方にもおすすめです。
| サイズ | 9.9×6×3.9cm |
|---|---|
| 重量 | 73.8g |
| 接続方式 | Bluetooth |
| ボタン数 | 3個 |
| 対応OS | Windows/Mac |
個々に合った握り方に対応したエルゴノミクス5ボタンマウス
BUFFALOのBSMBW515MBKは、「かぶせ持ち」「つめたて持ち」「つまみ持ち」、どの持ち方でも最適な持ち方になるよう設計された、エルゴノミクス形状の5ボタンマウスです。
重さも約74gと軽量で、長時間使用に適しています。そのため、長時間打ち込み作業する方に特におすすめです。
専用ソフトウェアを使用すれば、2つのサイドボタンとホイールクリックに操作を割り当て可能。さらに、2つのボタンの組み合わせで操作を増やすこともできます。
安心のメーカーBUFFALO製で、耐久性も申し分なし。価格も安いため、気楽に買えるマウスです。
| サイズ | 10.6×8×4.1cm |
|---|---|
| 重量 | 74g |
| 接続方式 | 2.4GHz帯 |
| ボタン数 | 5個 |
| 対応OS | Windows |
スクロール機能に強い、6ボタンマウス
LogicoolのM750は、特に高速スクロールと横スクロールのしやすさに特化した6ボタンマウスです。
ホイールを回す速度によって通常スクロールと高速スクロールを瞬時に切り替えできるため、特に長い楽曲の全体確認において非常に便利です。
静音ボタンやDPI切り替えスイッチ、Easy-Switch搭載で、スクロール機能以外も充実しています。
さらに3台までの機器に接続可能なマルチデバイスに対応し、DTM用デスクトップPC、普段使いのノートパソコンと、さまざまな機器に接続できます。
どんな用途にもおすすめですが、特にスクロールのしやすさで選ぶならM750です。
| サイズ | 10.7×6.1×3.7cm |
|---|---|
| 重量 | 101g |
| 接続方式 | Bluetooth/2.4GHz |
| ボタン数 | 6個 |
| 対応OS | Windows/Mac |
負担を軽減する形状とトラックボール搭載の5ボタンマウス
ロジクールのM575は、人間工学の専門家とともに開発されたエルゴノミクスデザインのトラックボールマウスです。
手や腕に負担がかかりにくいエルゴノミクスデザイン＆トラックボールで、長時間作業も快適。Logi Options+アプリを使えば、3個のボタンも自由にカスタマイズ可能です。
電池寿命は約18か月と長寿命で、ストレスのない使い心地を実現。
やや高額ですが、価格以上の機能と性能を持っています。高性能なトラックボールマウスを使うならM575がおすすめです。
| サイズ | 13.4×10×4.8cm |
|---|---|
| 重量 | 145g |
| 接続方式 | Bluetooth/2.4GHz |
| ボタン数 | 5個 |
| 対応OS | Windows/Mac |
握りやすさと静音性を徹底的に高めた5ボタンマウス
エレコムのM-XGM15BBSGM/ECは、静かな場所でも気にせず使える静音ボタンと、手の形状を研究し尽くして設計された、握り心地にこだわった5ボタンBluetoothマウスです。
専用ソフトウェア「エレコムマウスアシスタント」で、ボタンに好きな操作を割り当てられるため、好みやDTM作業時のスタイルに応じたカスタマイズが可能。
さらにマルチペアリングで、DTM用PCと普段使いのPC最大2台の機器と接続可能。
価格もお手頃で、特に大きな欠点の見当たらないマウスです。静音性と握り心地にこだわる方はもちろん、特にマウスにこだわりがない方でも、これを選べば十分満足できるでしょう。
| サイズ | 10.96x7.38x4.08cm |
|---|---|
| 重量 | 81g |
| 接続方式 | Bluetooth |
| ボタン数 | 5個 |
| 対応OS | Windows/Mac |
整形外科医共同開発！究極の握り心地を実現した5ボタンマウス
エレコムのM-XGM30BBSKABKは、整形外科医共同開発により、「握らず自然な置き方で使える究極の握り心地」を実現した5ボタンマウスです。
手首を動かす「腕橈骨筋」、指を動かす「総指伸筋」が最適な角度になるよう設計されています。そのため、長時間にわたるDTM作業でも快適です。
快適なだけではなく各ボタンへのアクセスの良さ、パナソニック製の静音ボタン、高い耐久性と、マウスに求められる機能も一通り備えています。
エレコムマウスアシスタントを使用すれば、ボタンを好きなように割り当て可能。価格、性能、機能性の高さすべてのバランスが良いマウスです。
| サイズ | 114×7.5×5.5cm |
|---|---|
| 重量 | 91g |
| 接続方式 | Bluetooth |
| ボタン数 | 5個 |
| 対応OS | Windows/Mac |
手頃な価格で買える、快適なトラックボールマウス
Ewinのトラックボールマウスは、マウス本体を動かさずに操作できるトラックボールタイプの中でも、特に安価で買えるコスパの良いマウスです。
比較的高額な製品の多いトラックボールタイプですが、Ewinであればコストを抑えて導入できるでしょう。
手になじむ形状と、負担のかかりにくいトラックボールで、長時間のDTM作業も快適に行えます。
静かな場所でも使える静音ボタン仕様で、寿命は電池1本で18か月持つ長寿命仕様。さらに高精度、DPI調整も可能で、マウスに必要な機能はほぼ備えています。
なお、トラックボールを入れて7ボタンありますが、各ボタンの割り当てはできない点に注意が必要です。
| サイズ | 13.5×9.8×4.5cm |
|---|---|
| 重量 | 125.5g |
| 接続方式 | Bluetooth/2.4GHz |
| ボタン数 | 7個 |
| 対応OS | Windows |
あらゆる面で隙のない、高性能な高級7ボタンマウス
ロジクールのMX MASTER3sは、最先端技術を詰め込んだ、高性能＆高級マウスです。
長時間作業に最適な形状と、高い精度、操作性で、良好な使い心地を実現。さらにロジクールがゲーミングマウスで培った耐久性の高さもポイントです。作業をより高速化する超高速スクロールホイールも搭載。
専用ソフトウェア「Logi Options+」を使用すれば、個々のボタンのカスタマイズ、各アプリごとの割り当てを記憶させ、作業を効率化できます。
マウスとしては高級ですが、価格に見合った性能を持つマウスです。プロフェッショナルなDTM作業を行う方におすすめします。
| サイズ | 12.4×8.4×5.1cm |
|---|---|
| 重量 | 141g |
| 接続方式 | Bluetooth |
| ボタン数 | 7個 |
| 対応OS | Windows/Mac |
精密な操作性を実現する人差し指操作用トラックボール
エレコムのM-DT2DRBKは、親指で操作する通常のトラックボールと違い、人差し指でボールを操作するタイプの8ボタントラックボールマウスです。
細かい動きが可能な人差し指用トラックボール、ゲーミングマウスグレードの高精度センサー、チルトホイール搭載で非常に高精度なマウス操作が可能になっています。
エレコムマウスアシスタントを使えば、3つのボタンに割り当てが可能で、さらに効率よく作業ができるでしょう。
快適性、静音性、耐久性も申し分ありません。高性能な割に価格は控えめ。どんな人にもおすすめですが、特に細かい作業をする方におすすめします。
| サイズ | 124.4×9.4×4.7cm |
|---|---|
| 重量 | 112g |
| 接続方式 | 2.4GHz帯 |
| ボタン数 | 8個 |
| 対応OS | Windows/Mac |
操作時の負担を軽減する独自形状と静音性に優れた6ボタンマウス
UGREENのワイヤレスマウスは、一見使いにくそうな形状ですが、人間工学に基づき長時間作業しやすいよう設計された6個ボタンのエルゴノミクスマウスです。
手首がまっすぐ、垂直な状態で握れるようになっていて、長時間の打ち込み作業でも快適性を損ないません。さらに静音性も高く、静かな環境にも最適です。
Bluetoothと2.4Gのデュアル接続、DPI調整機能と機能面も充実。価格も安く、安定した性能を持つマウスです。独特な形状のエルゴノミクスデザインマウスに興味のある方は、試してみてはいかがでしょうか。
| サイズ | ー |
|---|---|
| 重量 | 105g |
| 接続方式 | Bluetooth/2.4GHz |
| ボタン数 | 6個 |
| 対応OS | Windows/Mac |
マウス以外に揃えたい初心者向けのDTM周辺機器
DTMを始める際、マウスと一緒に買っておくべきアイテムを紹介します。
MIDIキーボード｜マウスとの使い分けで快適さUP
マウスだけでもDTMはできますが、やはりMIDIキーボードがあると作業効率が格段に良くなります。
鍵盤を使って実際に演奏しながら入力を行えるため、ライブ感覚で細かいニュアンスも表現可能です。安価な製品であれば数千円台から購入できるため、１台は持っておくと良いでしょう。
補助アイテム｜マウスパッド・アームレストがあるとより快適
DTM作業は長時間行うため、マウス操作を快適に行えるマウスパッドをおすすめします。
マウスパッドは数百円程度から気軽に購入できるアイテムです。人によっては快適性に大きな差が出る場合もあるため、長時間作業する方は試してみてはいかがでしょうか。
DTM用マウスに関するよくある質問Q＆A
最後に、DTMマウスに関するよくある質問をQ＆A方式でまとめました。
マウスのみでDTMはできますか？
DTMにゲーミングマウスは使えますか？
Macユーザーはどのマウスを選べば良いですか？
DTMとは何の略ですか？
DTM作業を快適にするなら“操作性重視”のマウスを選ぼう
長時間作業で手を痛めたり、効率よく作業できていないなと感じる方は、DTMに適した操作性の高いマウスがおすすめです。
作業スタイルによって「適しているマウス」の条件は異なりますが、自分に合ったマウスを選べば、きっと今まで以上に快適に操作ができるでしょう。
- エルゴノミクスタイプなら、長時間作業しても快適
- チルトホイールや多ボタンタイプなら、効率よく作業ができる
- キーボード派は、今あるマウスでも十分
エルゴノミクスデザインやトラックボールタイプでも、数千円台から購入できます。今までのマウスで特に不満を感じていない方はそのままでも構いませんが、もっと作業効率を上げたいと感じている方は、ぜひ一度DTM向きのマウスを使ってみてください。
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