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2025年に登場した大容量ポータブル電源「DJI Power 1000 V2」。2600Wの高出力と、37分で80%まで充電できる超高速チャージ性能を備え、アウトドアから防災まで幅広く活躍する最新モデルです。
とはいえ、「どんな家電でも安定して使える?」「充電はどれくらい速い?」「ソーラー運用や防災用途でも十分?」など、実際の使い勝手が気になる人も多いはず。
そこで今回は、Picky’s編集部がPower 1000 V2を実機で徹底レビュー。家電の動作テスト、充電速度、静音性、アプリ操作性まで細かく検証し、良かった点・気になった点を本音で紹介します。購入を検討している方は、ぜひ最後までチェックしてみてください。
目次
DJI Power 1000 V2 ポータブル電源の特徴
DJI Power 1000 V2は、ドローンメーカーとして培ってきた高度なバッテリー技術と安全性をそのままポータブル電源へ落とし込んだ、DJIならではの高性能モデルです。大容量・高出力・超高速充電に加え、独自のエコシステムによる使い勝手の良さが魅力で、アウトドアから災害対策まで幅広いシーンで活躍します。
ここでは、DJI Power 1000 V2がどんな特徴を持ち、他のポータブル電源と何が違うのかを、ポイントごとにわかりやすく紹介していきます。
DJIとは?
DJIは、世界をリードするドローン・空撮技術のメーカーとして知られ、クリエイターから産業用途に至るまで、数百万のユーザーに支持されているブランドです。特にバッテリー技術に強みがあります。2012年、DJIは初めてとなるバッテリー製品を発表し、それ以降バッテリー分野で700件を超える特許を取得してきました。DJIドローンに搭載されてきたスマートバッテリーは、累計で数十億回の充電サイクルを重ねてきた実績もあります。
こうした技術力を背景に開発されたのが「DJI Power」シリーズ。高度な制御技術・安全性・耐久性を兼ね備え、ポータブル電源としてもトップクラスの性能を発揮します。
加えて、DJIは日本国内に独自のサポート体制を確立しており、365日のサポート対応を提供。ポータブル電源としては珍しく、最長5年保証に対応している点も安心材料です。
編集部
特徴1:1024Whの大容量バッテリーと2600W高出力を実現

DJI Power 1000 V2は、1024Whの大容量と2600Wの高出力に対応しており、家庭用家電の99%を動かせるパワーを備えています。電子レンジ、ケトル、ドライヤーといった高負荷家電も問題なく使用でき、キャンプ・車中泊・停電時など幅広いシーンで頼れる電源として活躍。
また、DJI Power 1000 V2のアクセサリーとして、拡張バッテリー「DJI Power Expansion Battery 2000」もラインナップされています。「DJI Power Expansion Battery 2000」は最大5台まで接続可能で、総容量11,264Whまで拡張できます。長期滞在や災害対策にも対応できる拡張性の高いモデルです。
| バッテリー容量 | 1024Wh |
| 定格出力 | 2600W |
| 重量 | 約14.2kg |
| 充電時間(80%・100%) | 37分・56分 |
特徴2:約56分で満充電できる超高速充電に対応

充電速度はポータブル電源の中でも圧倒的で、0%から80%まで約37分、0〜100%でも約56分で完了する超高速チャージに対応。
大容量モデルでありながら、短時間で実用レベルまで復帰できるため、外出前の準備やキャンプ中の隙間時間でもスムーズに電力を確保できます。
特徴3:DJI専用のエコシステムが秀逸

DJI Power 1000 V2は、DJI独自の技術を生かしたエコシステムを採用しています。
DJI専用SDCエコシステムにより、互換アクセサリーと組み合わせることで、対応するDJIドローンバッテリーに対してスーパー急速充電が可能。DJIドローンバッテリーをDJI Power 1000 V2に繋いで、わずか30分で飛行準備が完了します。ドローンバッテリーを複数運用すれば、1日中飛行と撮影を続けることも可能です。
さらに、本体構造は高強度で、静的荷重1トンに耐える堅牢性を持ち、最大5000mの高所環境でも動作可能というDJIならではの安全設計。アウトドアから登山、災害時まで、過酷な環境でも安定して利用できる信頼性を備えています。
【実機で検証】DJI Power 1000 V2を徹底レビュー
| サイズ・重量 | ◎ |
| デザイン・液晶パネルの見やすさ | ◎ |
| 使用可能家電 | ◎ |
| 充電速度 | ◎ |
| 充電時の静音性 | ◎ |
| ポートの数・配置 | 〇 |
| アプリの使いやすさ | ◎ |
同梱物

- DJI Power 1000 V2本体
- 充電ケーブル
- クイックスタートガイド
14.2kgでも運びやすい!両サイド取っ手で安定した持ち運びが可能

DJI Power 1000 V2は約14.2kgと大容量モデルらしい重さですが、両サイドに頑丈な取っ手が付いているため持ち運びはスムーズ。実際に運んでみても、前後のバランスが取りやすく、車への積み下ろしなども安定して行えました。
片手で持つには重さを感じるものの、両手でしっかり握れば問題なし。「容量のわりに扱いやすい」という印象で、1024Whクラスの電源としては十分実用的な携帯性だと感じました。
シンプルで飽きないデザイン!明るく視認性の高い液晶も使いやすい


DJI Power 1000 V2は、無駄のないシンプルなデザインで、アウトドアにも室内にも自然になじむ見た目が魅力です。クセのないマットな質感で、どんなギアとも合わせやすく、長く使っても飽きにくい印象でした。

前面には明るく視認性の高い液晶パネルを搭載しており、残量や使用中のW数がひと目で確認可能。屋内はもちろん、昼間のキャンプサイトでも数字がしっかり読めるため、電力管理がしやすいと感じました。
操作ボタンも少なく、必要な情報がシンプルにまとまっているため、初めてポータブル電源を使う人でも直感的に扱えるデザインです。
家電がしっかり使える!電子レンジ・ケトル・ドライヤーも余裕の高出力
さっそく、最大2600Wの高出力に対応するDJI Power 1000 V2で、家庭用家電をどこまで動かせるのか検証してみました。


結果は非常に優秀で、電子レンジ・ケトル・ドライヤーといった消費電力の大きい家電も問題なく使用可能。
- 電子レンジ(1420W)→1分温めて消費3%
- ケトル(1250W)→1L沸騰で約5分、消費10%
- ドライヤー(約1180W)→安定動作
どの家電もスムーズに利用できました。
さらに驚いたのは、複数家電の同時使用でもしっかり動作した点です。


- 電子レンジ+ケトル→2323W
- 電子レンジ+セラミックヒーター→約1800W
- ケトル+セラミックヒーター→約2023W

自宅にある家電はほぼすべて使用できたため、キャンプや車中泊、防災用途でも十分活躍してくれるでしょう。特にドライヤーが使えるのは、キャンプで個人的にとても助かるポイントです。
充電がとにかく速い!30分で6割復活する超高速チャージ性能


DJI Power 1000 V2の大きな魅力が、1024Whクラスではトップレベルの充電スピード。編集部で検証したところ、バッテリー残量3%からわずか30分の充電で、64%まで回復しました。
その後もスピーディに充電が進み、37分間で86%に到達。
公式スペックの「約37分で80%、約56分で満充電」に近い速度が実測でも確認できました。外出前の短時間充電やキャンプ中の隙間時間でもしっかり電力を確保できそうです。

大容量ポータブル電源は、容量が大きい分充電に時間がかかる印象でしたが、Power 1000 V2はその常識を覆す速さ。頻繁に使う人ほど、この充電スピードの恩恵を感じられるはずです。
前面ポートで操作しやすい一方、大きめアダプタは干渉しやすいのが惜しい

DJI Power 1000 V2は、本体の充電差込口を含め、ポート類が全て前面にまとまっているのが特徴です。
- AC出力 × 4
- USB-C × 2
- USB-A × 2
- SDC × 1
- SDC Lite × 1
- AC入力 × 1

前面ポートの配置は、壁際や狭いスペースでも設置・操作しやすいというメリットがあり、置き場所を選ばない点では便利です。

ただし、給電(充電)の差し込み口も前面にあるため、パススルーで使うときは前側に太いケーブルが伸びて若干気になりました。
次に気になったのは、ACアダプタ同士の干渉。Power 1000 V2は、AC差し込み口が横並びにあるため、幅の広いアダプタを挿すと隣のポートに干渉し、同時に使いにくい場面がありました。複数デバイスを充電する際はアダプタのサイズによって差し込み配置を工夫する必要がありそうです。
49dB前後で実用的な静音性!車中泊・テント泊でも気になりにくい

充電中の騒音レベル実測
DJI Power 1000 V2の静音性は、公式では標準充電モード時に約26dB(本体から100cmで測定)とされています。一方、編集部が実際に計測したところ、充電中のファン音は約49.7dBという結果に。
ただ、今回は本体の真横という近距離で測定したため、公式の計測条件(1m離れた位置)より大きく出やすい環境だったのかもしれません。
体感としては、「ファンが回っているのは分かるが、耳障りな音ではない」という印象で、会話の邪魔になることはなし。車中泊やテント泊といった静かなシーンでも、実用上は気になりにくい静音レベルでした。
夜間の充電や室内利用でも扱いやすく、静音性で困る場面はほぼなさそうです。
アプリを連携すればリモート操作も可能!初回はエラー表示で迷ったが翌日には解消された

DJI Power 1000 V2は、専用のDJI Homeアプリと連携することで、電源本体をより便利に操作できます。
- AC出力のオン/オフ操作
- 現在の電力使用状況の確認
- 充電設定の調整 など
屋内外を問わず、離れた場所からでも電源を管理できるのはうれしいポイントです。また、拡張バッテリーや高速充電器を併用している場合でも、アプリ上でそれぞれのパラメーターを確認・調整できます。

編集部の初回テストでは、本体の液晶にERR13のエラー表示が出ており、アプリ画面でも「AC入力が過周波数」と表示される場面がありました。最初はすぐに原因を判断できず、やや戸惑いがあったものの、翌日に再度電源を入れ直し、ACボタンの長押し操作を行ったところ問題は解消。以降はエラーも出ず、通常通り使用できました。
アプリ連携による利便性は高く、日常の操作性も申し分なし。最初は「不具合かな?」と悩むことはありましたが、一度動作が安定してしまえば快適に使えました。
DJI Power 1000 V2のメリット・デメリット
ここでは、DJI Power 1000 V2の検証結果をもとに、DJI Power 1000 V2のメリット・デメリット、どんな人におすすめなのかをまとめました。
DJI Power 1000 V2のメリット・高評価だったポイント

- 家庭用家電がしっかり使える高出力(電子レンジ・ケトル・ドライヤーもOK)
- 30分で約6割回復する圧倒的な超高速充電
- 拡張性が高く、最大11,264Whまで容量を増やせる
- アプリ連携でリモート操作や電力管理がスムーズ
DJI Power 1000 V2は、1024Wh・2600Wというスペック通りのパワーを実感できるモデルで、電子レンジやドライヤーといった高負荷家電も問題なく使用できる点が大きな魅力です。複数家電の同時使用にも余裕があり、キャンプや災害時でも「普段と変わらない家電環境」が作れます。
また、0〜80%を約37分で充電できる超高速チャージ性能も優秀。短時間で実用レベルまで回復できるため、頻繁に使うシーンでもストレスがありません。
さらに、拡張バッテリーを組み合わせることで容量を最大11,264Whまで伸ばせる高い拡張性も魅力。キャンプから非常用電源まで、幅広い用途に応えられるポータブル電源です。
DJI Power 1000 V2のデメリット・微妙だったポイント

- 給電ポートが前面にあり、パススルー時に配線がやや煩雑
- 重量は約14.2kgと軽くはない
DJI Power 1000 V2は、給電ポートが全て前面配置されています。そのため、充電しながら使用する「パススルー運用」をしたい場合、前面に太いケーブルが集まりやすく、配線がやや扱いにくいシーンがありました。側面や背面に給電口があると、よりスッキリ使えそうです。
また、重量も約14.2kgと大容量モデルらしい重さがあるため、扱いにくさを感じる人もいるかもしれません。とはいえ両サイドにしっかりした取っ手があり、持ち運び自体は安定して行えたので大きなデメリットに感じることは少なそうです。
DJI Power 1000 V2がおすすめな人

- キャンプや車中泊で家電をしっかり使いたい人
- 災害時に頼れる高性能なバックアップ電源を探している人
- DJIドローンを運用しており、現場で高速充電したいクリエイター
- 容量拡張や高速充電など長く使えるモデルを選びたい人
DJI Power 1000 V2は、電子レンジやケトルが使えるほどの高出力や、30分で約6割回復する急速充電性能を備えます。アウトドアや車中泊で「家庭と同じ電力環境を作りたい」人にぴったり。災害時の電力確保としても非常に心強い1台です。
また、DJIドローンへのSDC高速充電に対応している点は、空撮を行うクリエイターにとって大きなメリット。撮影現場でのバッテリー運用が大幅に効率化できます。
アプリ連携による操作のしやすさや、最大11,264Whまでの拡張性を考えると、長く・幅広い用途で使えるポータブル電源を探している人に最適なモデルです。
DJI Power 1000 V2の口コミ・評判

ここでは、実際にDJI Power 1000 V2を購入し、愛用している人の口コミ・評判をまとめました。利用者のリアルな声を知ることで、より使用時のイメージが沸きやすくなりますよ。
DJI Power 1000 V2の良い口コミ
- 充電が驚くほど速く、40分以内で80%近くまで回復する
- ドライヤー・IH・冷蔵庫など家庭用家電がそのまま使える高出力
- 静音性が高く、キャンプや車中泊でも動作音がほとんど気にならない
- UPSモードが優秀で、停電時でもPC・NASを瞬断なく保護できる
良い口コミでは、充電速度・出力性能・静音性に関する高評価が非常に多く、「家庭用家電が普通に動く」「キャンプや車中泊が圧倒的に快適になった」といった声が目立ちました。特に超高速充電は公称値どおりの速度が実測されており、「出発前に慌てなくて済む」という実用的なメリットとして評価されています。
また、UPS機能の安心感や撮影現場・防災用途での信頼性も高く、パワー・充電・静音の三拍子が揃ったポータブル電源として多くのユーザーが満足している印象でした。
DJI Power 1000 V2の悪い口コミ
- 独自規格(SDC端子)のため、ソーラーや車載充電には別売アダプタが必要
- 本体が重く、サイズもやや大きめで取り回しが大変
DJI Power 1000 V2のネガティブな声には、「ソーラー・シガー充電周りの拡張性が独自規格ゆえにわかりにくい」というものも。特にソーラー運用を前提にしているユーザーからは「別売アダプタが必須なのは不便」という声がありました。
重さについては「持てるけれど楽ではない」という声が主流で、これは大容量・高出力モデルの宿命とも言えます。実際には、左右の取っ手が持ちやすく設計されているため、「扱いにくさは想像より少なかった」という意見も見られました。
アウトドア・キャンプでのDJI Power 1000 V2活用例
DJI Power 1000 V2は、車中泊・キャンプ・連泊アウトドアで頼れる電源として幅広く活躍します。1024Whの大容量と2600Wの高出力を備えているため、冷蔵庫や調理家電、電気毛布など、アウトドアに欠かせない家電を普段どおりに使えるのが大きな魅力。さらにソーラー充電にも対応しており、長期滞在でも電力切れの不安を大きく減らせます。
ここからは、実際のアウトドアシーンでどんな使い方ができるのか、具体例とともに紹介していくのでぜひチェックしてください。
車中泊での電源確保:冷蔵庫・照明・調理家電を同時使用

DJI Power 1000 V2は2600Wの高出力に対応しているため、車中泊で必要なほとんどの家電を同時に動かせます。
ポータブル冷蔵庫で食材を新鮮に保ちながら、LED照明で車内を明るく照らし、電気ケトルでコーヒーを淹れる。このような快適な車中泊ライフが実現します。
編集部
また、冬場の車中泊では、電気毛布やセラミックヒーターは必須ですよね。DJI Power 1000 V2なら、暖房アイテムに対応していることはもちろん、同時使用もできます。寒い夜でも暖かく過ごせるため、季節を問わず車中泊を楽しめますよ。
テントサイトでの快適性向上:扇風機・電気毛布を使用

テントでのキャンプも、DJI Power 1000 V2があれば快適性が大幅に向上します。夏場は扇風機やサーキュレーターで涼しく、冬場は電気毛布で暖かく過ごせます。
特に冬キャンプでは、電気毛布を長時間使えるのが大きな魅力。1000Whクラスの容量があれば夜通しの利用も現実的で、朝まで快適に眠れます。
照明・スマホ充電・カメラバッテリーなど低〜中負荷の機器も余裕で運用できるため、アウトドアの自由度がぐっと高まりますよ。
ソーラーパネル充電での長期滞在対応:最大1800Wで充電
長期のキャンプや車中泊では、ソーラーパネルによる自家発電が非常に便利です。DJI Power 1000 V2はソーラーパネル充電に対応しており、別売の「Zignes 120Wソーラーパネル」を使えば、太陽光で充電できます。
日中にソーラーパネルで充電し、夜間に使用するというサイクルを確立すれば、長期のキャンプでも電力不足の心配がありません。
電源サイトのないキャンプ場でも、自由に電気を使える環境を作れる点は、アウトドア愛好家にとって大きな魅力です。
防災・緊急時のバックアップ電源としてのDJI Power 1000 V2の機能
停電や自然災害など「もしもの瞬間」に備えるうえで、ポータブル電源は家庭の必需品になりつつあります。DJI Power 1000 V2は、アウトドア用途だけでなく、防災面でも非常に優秀。UPSによる瞬断対策、拡張バッテリーによる大容量化、公的機関の認証取得など、いざというときにこそ実力を発揮する設計が魅力です。
ここでは、緊急時のバックアップ電源として頼れるポイントを、具体的な機能とともに紹介します。
停電時のUPSモード:0.01秒での瞬間切り替え性能

DJI Power 1000 V2は、停電時に0.01秒(10ms)でバックアップ電源へ切り替わるUPSモードを搭載しています。
瞬断がほとんど発生しないため、パソコン・NAS・Wi-Fiルーターなどのデータが飛びやすい電子機器も安心。実際に、購入者からも「PCが落ちない」「NASの保護に最適」といった声が多く、防災対策として非常に信頼できます。在宅ワーク中の突然の停電でも、作業中のデータを失う心配がありません。
停電が多い地域や、在宅ワークを行う人にとって、突然の電力断にも耐えられるUPS機能は大きな安心材料になります。
拡張バッテリー:最大11,264Whまで容量拡張可能

DJI Power 1000 V2は、基本容量1024Whに加えて、Power 1000 V2は最大5つの拡張バッテリーを連結可能です。
拡張時の総容量は11,264Whに達し、長時間の停電でも冷蔵庫・照明・通信機器などを維持できる強力なバックアップ電源になります。
容量を「買い替え」ではなく「増設」で対応できるため、最初はキャンプ用途→後から防災目的で容量アップ、といった柔軟な使い方ができるのが魅力。
長期停電に備えたい家庭やオフィス、防災用途を重視するユーザーには非常に心強い設計です。
防災安全協会の認証取得:災害時も安心

DJI Power 1000 V2は、一般社団法人 防災安全協会が制定する「防災製品等推奨品」の認証を取得しています。
この認証は、防災安全協会が定めた厳しい基準に基づき、安全性・機能性・利便性に優れ、災害時に安心して活用できる製品に対して与えられるものです。
公式に認められた信頼性の高い製品として、家庭の防災対策に最適な選択肢と言えるでしょう。
上位機種DJI Power 2000・前モデルPower 1000との比較
DJI Powerシリーズには、今回レビューした「Power 1000 V2」のほかに、上位モデルの「Power 2000」や前世代モデルの「Power 1000」もラインナップされています。どれも魅力的な特徴を持っていますが、容量・出力・サイズ感・価格には大きな違いがあり、用途によって最適なモデルは変わります。
ここでは、Power 1000 V2がシリーズの中でどの位置づけなのかを分かりやすくするために、上位モデルPower 2000との違い、そして前モデルPower 1000からの進化ポイントを比較しながら解説。どのモデルを選ぶべきか迷っている人は、ぜひ参考にしてください。
Power 2000と比較!容量・出力・価格の違い
DJIからは上位機種のDJI Power 2000も発売されています。Power 1000 V2との違いを比較してみましょう。
| 項目 | Power 1000 V2 | Power 2000 |
| バッテリー容量 | 1024Wh | 2048Wh |
| 定格出力 | 2600W | 2700W |
| 重量 | 約14.2kg | 約22kg |
| 充電時間(80%) | 37分 | 85分 |
| 価格(公式サイト参照) | 143,000円 | 255,200円 |
スペックを比較すると、Power 2000は「倍容量のパワー型」、Power 1000 V2は「扱いやすさ重視の万能型」という印象を受けます。
圧倒的な容量差で用途が変わる
Power 2000は 容量が2倍の2048Wh。そのぶん本体重量は約22kgと重くなりますが、連泊キャンプや長時間の停電対策では心強い味方になります。
一方、Power 1000 V2は容量こそ半分ですが、日帰り〜1泊のキャンプや車中泊、防災の一次対策には十分なサイズ感。持ち運びやすさを重視するならこちらが優位です。
出力はどちらも家庭用家電を余裕で動かせるレベル
Power 2000は2700W、Power 1000 V2も2600Wと大差がなく、IH・ドライヤー・電子レンジなどの高負荷家電は両方とも安定して動作します。
どちらも家電を動かす力は十分なため、選ぶ際の決め手になるのは使用時間に影響するバッテリー容量の差と言えます。
充電速度はPower 1000 V2が圧倒的に速い
80%までの充電時間は、
- Power 1000 V2:37分
- Power 2000:85分
と、Power 1000 V2が倍以上のスピードで回復します。
出発前の準備や急な停電でも短時間で使えるようになるため、日常利用では1000 V2の機動力が際立っています。
価格差は10万円以上。用途が明確ならPower 2000、汎用性ならPower 1000 V2
価格は倍近く違うため、選ぶ基準は明確になります。
- Power 2000 → 長時間運用・家電多用・災害対策を最優先したい人
- Power 1000 V2 → 価格・携帯性・使いやすさのバランスを重視したい人
どちらも「UPS対応」「高出力」「高い安全性」は共通しているので、使用シーンに合わせて最適な容量を選ぶのが正解です。
編集部
Power 1000からV2の進化ポイントはAC出力倍増と機能強化
旧モデル「Power 1000」と「Power V2」を比べると、嬉しい改善点がいくつかあります。
「DJI Power 1000」から「DJI Power 1000 V2」への主な進化ポイント
| AC出力ポートが 2口 → 4口 に倍増 | 一度に複数の機器を使いやすくなり、利便性アップ。 |
| 出力の安定性と機能性の向上 | V1の最大2200W(ピーク2600W)から、V2は連続2600W出力に対応。 実使用でドライヤーやケトルなど高負荷家電が安定動作。 |
| 安全性・耐久性が強化 | DJI共通の高強度構造・防災安全協会認証・UPS機能など、防災用・長期使用にも安心できる設計。 |
| SDCエコシステム対応 | ドローンバッテリーの急速充電など、DJI製品との親和性が向上。 |
重量やサイズはほとんど変わらないまま、機能が大幅に向上しています。特にAC出力が4口になったことで、複数の家電を同時に使用できる利便性が飛躍的にアップしました。
DJI Power 1000 V2と一緒に買うと便利なもの
DJI Power 1000 V2は本体だけでも十分に使えますが、アクセサリーを組み合わせることで、アウトドア・車中泊・防災など幅広いシーンでさらに使い勝手が良くなります。とくに電力を長時間確保したい場合や、太陽光での充電を取り入れたい場合は、専用アクセサリーを揃えておくことで運用の自由度が大きくアップします。
ここでは、Power 1000 V2と合わせて持っておくと便利なアイテムを2つご紹介。用途に合わせて選ぶことで、より安心で快適な電源環境を整えられますよ。
Zignes 120W ソーラーパネル
「Zignes 120W ソーラーパネル」は、折りたたみ式で扱いやすく、最大120Wの太陽光充電に対応しているため、キャンプや停電時の電力補給に最適です。
IP65の防塵・防水性能を備えており、急な雨や湿気の多い環境でも安心。設置用スタンドが付属しているため、追加の道具なしで太陽の向きに合わせて効率よく発電できます。3mの延長ケーブル付きで、日当たりの良い場所にパネルを置きつつ、本体は日陰に置くといった柔軟な配置も可能です。
DJI Powerシリーズに接続するには専用アダプタ(MPPTまたはSDC電源ケーブル)が必要ですが、一度揃えてしまえば長期滞在でも電力自給がしやすくなります。
アウトドアでの電源確保はもちろん、防災対策としても役立つ持っておくと安心なアクセサリーです。
拡張バッテリーDJI Power Expansion Battery 2000
Power 1000 V2をより長く、よりパワフルに使いたい人には、拡張バッテリー「DJI Power Expansion Battery 2000」が非常に便利。容量2048Whの追加ユニットで、Power 1000 V2と組み合わせることで最大11,264Whの超大容量システムに拡張できます。
特徴的なのは、大容量ながらPower 1000とほぼ同等サイズで扱いやすく、積み重ねて運用できるモジュール型設計であること。側面にポートが集約されているため、縦に積んだ状態でも配線がしやすく、省スペースで使えます。
また、Power 1000 V2と組み合わせた場合は、最大3000Wの連続出力にも対応。家庭用の大型家電も安定して動かせるため、停電時のバックアップ電源として非常に頼もしい存在です。
充電も高速で、Power 1000との組み合わせなら1024Whをわずか46分で満充電できるという驚異のスピード。長期停電や連泊キャンプでも電力不足の心配を大きく減らせます。
防災用途・業務利用・車中泊などで「もっと容量が欲しい」と感じる人には、後から買い足せる理想的なオプションです。
DJI Power 1000 V2のよくある質問
DJI Power 1000 V2の充電時間はどのくらいですか?
どのような家電が使用できますか?
バッテリーの寿命はどのくらいですか?
停電時に自動で切り替わりますか?
DJIドローンの充電もできますか?
容量を拡張できますか?
DJI Power 1000 V2レビューまとめ
DJI Power 1000 V2は、1024Whの大容量と2600Wの高出力、さらに56分で満充電できる超高速充電を実現した次世代ポータブル電源です。
実機検証では、電子レンジやケトル、ドライヤーなどの高出力家電も問題なく使用でき、複数家電の同時使用も余裕でした。充電速度も公表値通りで、使い勝手の良さも実感できています。
キャンプや車中泊での電源確保、防災対策としてのバックアップ電源、DJIドローンユーザーの撮影現場での電源供給など、幅広い用途で活躍します。
DJI Power 1000 V2は、特に以下のような方におすすめです。
- キャンプや車中泊を快適に楽しみたい方
- 災害時の備えを万全にしたい方
- DJIドローンを使用するコンテンツクリエイター
- 充電時間を短縮したい方
- 信頼性の高いポータブル電源を求める方
防災製品等推奨品認証を取得し、LFPバッテリーによる10年の長寿命設計。さらに最大5年の保証も付いており、長期間安心して使用できる信頼性の高い製品です。
サイズと性能のバランスが絶妙で、「超大容量まではいらないけど信頼できる電源がほしい」という方に最適。DJI Power 1000 V2は、あなたのアウトドアライフと防災対策を強力にサポートしてくれるでしょう。
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