2025年6月24日に発売された、ハイエンドモデルなのに4万円台と高コスパなスマートウォッチ「Amazfit Balance 2」。ゴルフ機能やミリタリーグレードの耐久性を備えており、他社の10万円の機種と比べてもそん色ありません。
しかし、ハイエンドモデルにしては価格が安いため、測定精度や機能の充実度が気になる人も多いはず。また、Amazfit Active 2や他社のハイエンドモデルと何が違うのか詳しく知りたい人もいますよね。
そこで本記事では、Amazfit Balance 2の機能・使用感・測定精度などをPicky’s編集部が徹底レビュー。実際に使ってみないとわからないいい点・悪い点をご紹介します。Amazfit Balance 2の購入を検討している人はぜひチェックしてみてくださいね。
目次
ゴルフウォッチとしての実力は?Amazfit Balance 2レビュー結果




Amazfit(アマズフィット)は、中国のメーカー「Zepp Health Corporation(ゼップ ヘルス コーポレーション)」が展開するスマートウォッチのブランドです。
今回ご紹介する「Amazfit Balance 2」は2025年6月24日に発売されたAmazfit Balanceシリーズの最新モデル。BalanceシリーズはAmazfitのフラッグシップモデルで、高い機能性と洗練されたデザインが魅力です。
まず、Picky’s編集部によるAmazfit Balance 2の総合評価をチェックしてみましょう。大きさ・デザイン・各種測定精度など、独自の11項目を実際に使って徹底検証しました。
大きさ・重量 | ◎ |
デザイン | ◎ |
装着感 | ◎ |
充電方法・速度 | ◎ |
バッテリー持ち | ◎ |
ディスプレイの見やすさ | ◎ |
操作のしやすさ | ◎ |
メッセージアプリの通知・返信機能 | ◎ |
ゴルフモード | ⚪︎ |
睡眠記録の精度 | ◎ |
そのほかヘルスケア機能の見やすさ | ◎ |
文字盤の種類 | ◎ |
高評価だったポイント:通話に対応、ゴルフモードも便利
- iPhone連携時にウォッチで通話できる
- ゴルフモードでグリーンまで何ヤードか確認できるのが便利
- 高級感のあるデザインでおしゃれ
- ウォッチフェイスにカメラロールの写真をセットできる
Amazfit Balance 2はBluetooth通話に対応しているのが高評価。iPhoneとの接続では通話機能が制限されるスマートウォッチもありますが、Amazfit Balance 2はスムーズに通話できたのでとても便利でした。
また、ゴルフモードでは実際に訪れたゴルフ場のコースマップをダウンロードできました。グリーンまでの距離をリアルタイムで確認でき、ラウンド中の参考になります。
微妙だったポイント:LINEの返信機能はやや使いにくい、ゴルフ機能の使い方は慣れが必要
- Androidスマホではメッセージに返信できるが打ち込みにくい
- ゴルフ場の近くに行かないとコースのマップをダウンロードできない
- ゴルフマップのコース選択の精度や操作性には改善の余地あり
Amazfit Balance 2はAndroidスマホ接続時のみメッセージへの返信機能が使えますが、入力機能は限定的。音声入力・定型文・絵文字・ローマ字入力で返信する必要があり、ローマ字入力は字が細かくて打ち込みづらさがありました。
Amazfit Balance 2ははゴルフウォッチとしても活躍しますが、ゴルフマップのダウンロードは自分がゴルフ場の5km圏内にいないとできません。当日はゴルフに集中したいので、事前に自宅でダウンロードしておけるとより便利だと感じました。また、操作性や記録精度にはまだ不安が残る印象です。特に初心者の場合、本番中に操作を覚えながら使うのは難しく、慣れるまで数回ラウンドで試す必要があるでしょう。
Amazfit Balance 2を買うべき人
- ゴルフ機能付きのスマートウォッチを探している人
- 幅広いスポーツのデータを収集したい人
- 他社のフラッグシップモデルは高価だと感じている人
- 通話機能のあるスマートウォッチが欲しい人
Amazfit Balance 2はゴルフをはじめとする屋外スポーツを楽しむ人におすすめ。ゴルフモードだけでなく、170種類以上のスポーツ機能を搭載しています。搭載センサーも豊富でGPS性能も優れています。大きくて見やすいディスプレイを搭載しているので、屋外のワークアウト中も使いやすいです。
また、通話機能を利用したい人にもおすすめ。Apple WatchはiPhoneとの相性はいいものの、高級なので購入に尻込みしてしまいますが、Amazfit Balance 2ならコストを抑えて通話を楽しめます。iPhoneをカバンに入れていても着信に気づいて通話に応対できますよ。
Amazfit Balance 2をおすすめしない人
- ゴルフ機能や高精度なGPS機能などが不要な人
- Apple Watchのようなコンパクトなデザインが好きな人
Amazfit Balance 2はスマートウォッチの基本機能があれば十分な人にはおすすめできません。Amazfit Balance 2はゴルフ機能をはじめたくさん機能を搭載していて高コスパですが、最低限の機能を搭載したスマートウォッチなら5,000円程度で購入できます。オーバースペックに感じる人は安価なモデルも検討しましょう。
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Amazfit Balance 2でできること・できないこと
- 天気・時刻の確認
- タイマー・アラームなどを使ったスケジュール管理
- スマホと連携して通話
- メッセージ・LINEなどへの返信(Androidのみ)
- スピーカー・マイクを使ったボイス録音や音声操作
- ランニング・サイクリングなどのワークアウトの計測
- ゴルフのマップ・スイングデータの確認
- 水深45mまでのダイビングでの使用
- 本体に音楽を保存
- Zeppアプリでの食事記録
- ボイスレコーダー機能を活用したAI議事録作成
Amazfit Balance 2は通知・健康管理・タイマーをはじめとした基本機能は全て搭載しています。計測できるワークアウトの種類も豊富で、ダイビング・ゴルフなど一部の機種にしか対応していないアクティビティでも活用できます。
Amazfit Balance 2を持っていれば、追加料金や月額費用なしで食事記録機能も利用可能です。食事の写真を撮って登録するだけで、カロリーや栄養素を自動計算してくれます。
また、高品質なデュアルスピーカーとマイクが搭載されていて、通話だけでなくボイス録音に使用できるのも魅力。AIを使ってボイス録音を文章化・議事録作成できるため、ビジネスでも活用できるスマートウォッチです。音声アシスタントも搭載していてハンズフリー操作もできます。
- 音楽配信サービスからの楽曲ダウンロード
- キャッシュレス決済
- 心電図計測・血圧測定など医療機器としての使用
Amazfit Balance 2では、Amazon MusicやYouTube Musicといったストリーミング・サブスク音源を直接ダウンロードしてオフラインで聴くことはできません。スマホで再生中の音楽アプリの再生・一時停止・曲送り/戻し・音量調整といった操作は可能ですが、スマートウォッチ単体で音楽再生をしたい場合は、MP3などの音楽データを別途用意して転送する必要があります。
また、NFC・QRコードなどを使った決済に非対応なのもデメリット。スマートウォッチだけ身につけて外出するといった使い方は難しいです。
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【実機でゴルフ検証】Amazfit Balance 2を徹底レビュー
Amazfit Balance 2のパッケージ内容
- Amazfit Balance 2本体
- レザーストラップ
- シリコンストラップ
- マグネット式充電器
- 取扱説明書
Amazfit Balance 2は最初からストラップが2種類付属しているのが嬉しいですね。レザーストラップは黒色、シリコンストラップは赤色です。マグネット式充電器が付属していますが、充電ケーブルは同梱されていません。USB Type-C端子のケーブルを用意しましょう。
本体は大きいが薄くて軽量化されている
Amazfit Balance 2の本体サイズは直径47.4mmと大きめで存在感が抜群。スマートウォッチを身につけている感覚がしっかりあります。
Amazfit Balance 2はスマートウォッチの中で大型といわれるApple Watch Ultra 2と同等のサイズです。
Amazfit Balance 2は大型ですが、厚みが薄く同サイズのモデルより軽量化されているのも嬉しいですね。Apple Watch Ultra 2は同じサイズ感で96gなのに対して、Amazfit Balance 2は約60gと30g以上軽いです。
高級感があり、ほどよくエッジの効いたデザインがおしゃれ
Amazfit Balance 2のタッチスクリーンには高級腕時計にも使われるサファイアガラスが採用され、フレームもアルミニウム合金。フレームはタフネスモデルほどのゴツさはない適度にエッジの効いておりスタイリッシュです。
ベゼルの色合いも青みがかっていて男心をくすぐるかっこよさがあり、所有欲が満たされます。

女性の装着イメージ

男性の装着イメージ
実際に装着してみると、女性には少しディスプレイが大きすぎる印象ですが、男性には適度なサイズ感です。
ビジネスからプライベートまでどんなシーンでも使いやすい丸型なのも魅力的。スマートウォッチをおしゃれアイテムとして取り入れたい人にぴったりですね。
ベルトのフィット感は柔らかくて抜群、本体が大きい分蒸れが少し気になる


付属の黒色のレザーストラップと赤色のシリコンストラップはデザインが少し違います。レザーストラップはシンプルなので、スーツのようなフォーマルな服装にも合わせやすいです。


また、どちらのベルトも柔らかめでフィット感が抜群。調整用の穴の数も多く、自分の腕にぴったり装着できます。
Amazfit Balance 2本体のサイズが大きいがゆえに、汗をかいたときや寝ているときに蒸れやすいのは気になりました。蒸れを軽減したい運動中や睡眠中は、通気性が高いストラップを使うのがおすすめです。ばね棒式(クイックリリース式)なので着脱が簡単で、工具不要でストラップを交換可能です。
画面が大きく明るいので外でも見やすい
1.5インチの大型画面で最大2,000nitの輝度を搭載しているため、視認性は抜群。昼間の屋外でランニングしているときでも、しっかり数値を確認できました。頑丈なサファイアガラスで傷もつきにくく、長期間愛用しても視認性が下がる心配はありません。
ディスプレイ・ボタンの反応は良好でストレスなく操作できる
ディスプレイの感度は良好です。敏感すぎて誤作動するストレスもありません。
側面に搭載されているデジタルクラウン・ボタンの操作性も抜群。特にデジタルクラウンの回転と画面のスクロールが滑らかで快適です。運動中・家事中で手や画面が濡れているときも安定して操作できます。
デフォルトではデジタルクラウンの押下がアプリリストの表示、ボタンの押下がワークアウトリストの表示になっています。デジタルクラウンとボタンは操作を割り当てられるので、自分好みに設定しましょう。
実際の画面操作の様子が気になる人は、以下の動画から確認できます。
ゴルフモードを実際のラウンドで検証
Amazfit Balance 2はゴルフモードを搭載しており、Zeppアプリから約40,000コースのゴルフマップがダウンロードできます。今回はAmazfit Balance 2のゴルフウォッチとしての実力を試すために、実際のゴルフ場で検証を行いました。
コースデータのダウンロード方法と表示内容
地元では5km圏内にゴルフ場がなかったため事前に操作確認はできませんでしたが、ラウンド予定の「長野京急カントリークラブ」の駐車場でテストを開始。
Zeppアプリの「ゴルフ」メニューからコース検索を行うと、近隣のゴルフ場がすぐに表示されました。該当のコースを選択すると、ウォッチ側に地図データが自動でダウンロードされます。地図にはゴルフ場名に加え、住所や電話番号、公式サイトまで表示され、情報面でも便利です。
しかし欲を言えば、現地に行く前に自宅でマップをダウンロードして準備しておけるとより便利だと感じました。
AコースとBコースの選択で混乱があったが、レイアウトの正確性は問題なし
また、今回プレーしたのは「Bコース」でしたが、アプリ上では「Aコース」「Bコース」「Bコース」と同じBコースが2つ表示され、選択にやや混乱しました。
さらに、Bコースを選んだはずなのに実際に表示されたマップはAコースのもの。幸い両コースの違いは最終ホールのグリーンの位置程度で、実際のプレーには支障がありませんでしたが、コース選択の精度には改善の余地があると感じました。
実際にウォッチでコースを開くと、レイアウトはかなり正確で、コース上の大きな木やバンカーの位置までマップに反映されていました。
グリーンまでの距離表示の精度
Amazfit Balance 2のゴルフモードでは、グリーンまでの残りヤード数をリアルタイムで確認できます。
ただし今回の検証では、ティーグラウンドにある看板やカートのGPSマップと比べると、表示距離に微妙な差がありました。
これは、AコースとBコースが混在していたため、実際はBコースをプレーしているのにAコースのデータが表示されていたことが原因と考えられます。
初心者でも実感できる「距離表示」の便利さ
検証スタッフはゴルフ初心者で、これまでは感覚でプレーしていました。しかし、腕時計でグリーンまでの距離が数字として常に確認できるようになると、つい何度も画面を見てしまうほど。
距離表示がリアルタイムに変化するため、プレーの目安として非常に便利に感じました。
スコア入力と記録精度の問題
ホールごとに移動するとスコア入力画面に切り替わり、打数を記録できる仕組みになっています。
今回の検証では一時的にGPSの挙動がおかしく、突然スコア入力画面に切り替わったり、戻り方が分からなかったりする場面がありました。
その結果、最終スコアが「88」という実力以上の好成績に記録されてしまい、実際のラウンド内容とは大きくかけ離れた結果に。さらにパター数が「–」となっているなど正確に記録できておらず、使い方は慣れるまで難しいと感じました。
ラウンド終了後は、上の画像のようにアプリから運動量や健康データを含む結果がチェックできます。
ゴルフモードのスイングデータ分析
Amazfit Balance 2のゴルフモードでは、スイング分析にも対応しており、ハンドスピード・スイングプレーン・スイングテンポといったデータを表示してくれます。
検証スタッフはゴルフ初心者のため数値の意味がすぐに理解できず、どう改善に活かせばいいのかわかりませんでしたが、ゴルフ経験者にとってはフォーム改善やクラブ選びの参考になる嬉しい指標といえそうです。
ゴルフ専用機能との違いと物足りなさ
Amazfit Balance 2はゴルフ専用のスマートウォッチではないため、機能面ではやや物足りなさも感じました。グリーンの傾斜やラインの方向、風向きの表示といった情報は非対応。スイング提案やドライビングレンジ向けのモードも備わっていません。
実際にプレーしていると「風向きがわかれば最高なのに」と思う場面があり、またグリーン周りの傾斜もカートで確認はできるものの、いざ到着すると忘れてしまいがちでした。これらが時計で確認できれば、さらに実戦的に使えると感じました。
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他プレイヤーの感想:慣れると手放せない?
後半は同行者にウォッチを装着してもらいました。最初は「腕につけると邪魔だ」と言っていたものの、実際にヤード表示を使ってみるとその便利さを実感したようです。
同行者は上級者でしたが、これまでゴルフ専用ウォッチは使っていなかったとのこと。それでも「残り距離がすぐわかるのは助かる」と感じていた点は、初心者から上級者まで共通して役立つ機能といえそうです。
Bluetooth通話対応でLINEの着信にも対応可能
Amazfit Balance 2はBluetooth通話に対応しているため、LINEの着信にも手元で対応できます。今回、iPhoneと接続しAmazfit Balance 2で問題なく会話できました。カバンにスマホを入れていてもすぐに着信に気がついて応答できるので、とても便利に感じました。

出典:amazfit.jp
ただしAndroidスマホと接続するときは、事前にアプリから電話へのアクセスを許可する必要があります。
Androidスマホならメッセージの返信も可能、ただし使う機会は限定的かも
メッセージの確認はiPhone・Androidの両方でできますが、メッセージへ返信できるのはAndroidのみ。定型文を使ったクイック返信や絵文字での返信、音声入力を活用した返信ができます。
自由に文章を入力する機能もありますが、文字盤の細かいローマ字入力にしか対応しておらず使い勝手はいまいち。Androidユーザーでも文字入力での返信は使う機会が少なそうなので、iPhoneユーザーも機能面の差はそれほど気にしなくてよいでしょう。
着信応答やメッセージの確認・返信の様子は以下の動画で確認できます。
睡眠計測の精度は悪くないが、敏感すぎる場面も
睡眠計測については仮眠もしっかり計測されていて高精度です。ただ、部屋で横になってくつろいでいる間も睡眠として記録されているケースがありました。
毎日の睡眠洞察では、その日ごとのアドバイスをもらえるのが嬉しいですね。次の日から改善に取り組めるので、生活習慣をよくしたい人もしっかり活用できます。過去7日間の睡眠時間では各項目をグラフや数値で表示してくれるので、睡眠の様子を具体的に確認できますよ。
- 睡眠時間
- 浅い睡眠
- 入眠した時間
- 起床した時間
- 間の覚醒
- REM
- 浅い眠り
- 深い眠り
- 心拍数
- 低呼吸
- 呼吸速度 など
睡眠以外の健康データも週間トレンドレポートでらくらくチェックできる
睡眠時以外の健康データは週間トレンドレポートでチェックできます。1週間分のデータをグラフにしてくれるため、生活習慣を把握するのにすごく役立ちそうです。
- レディネス
- 身体の回復
- メンタル
- 安静時心拍数
- 心拍数の変動
- 睡眠時無呼吸症候群リスク
- 皮膚温度 など
レディネスとは、その日の体の回復状況でトレーニングの準備ができているかを示すスコア。心拍数・睡眠の質・ストレスなどのデータを総合的に評価してアドバイスもくれるので、しっかり参考にしたいと感じました。
時間がないときに健康データを1つずつ見ていくのは大変ですよね。そんなときはレディネスで体に疲労が残っているかチェックして、何のデータがレディネススコアを悪くしているか確認するのがおすすめです。
「概要」の項目では消費カロリー・運動負荷などもっと幅広いデータが表示されます。生活習慣全体を見直したいときに役立ちそうです。
バッテリー持ちは抜群、充電もストレスにならないスピード
バッテリー容量が658mAhと大きく、バッテリー持ちがとても優秀。今回さまざまな検証をしながら使用して、8日間の残量は57%、15日間で24%でした。機能をしっかり活用しても19日くらいは問題なく使用できそうなので、使う機能が少ない人ならスペック通り21日間充電が持ちますね。
充電には専用の充電器を使用します。充電器とケーブルが一体化しておらず、別売りのUSB Type-Cケーブルで電源と接続するため、断線のリスクが少ないのも高評価。スマホやタブレットと充電ケーブルを使いまわせます。充電器はコンパクトで収納・持ち運びにも便利です。
充電器はマグネット式でカチッとくっつくので充電がしやすかったです。検証では30分で57%充電できました。バッテリー持ちの優秀さも考慮すると、充電のストレスは全くありません。
AI音声操作システム「Zepp Flow」は今後使いこないしたい機能
デジタルクラウンを長押しするとAI音声操作システム「Zepp Flow」が起動します。画面下部に青黒い球体のマークが表示されていると、AIが音声を認識している状態です。天気予報を聞いたり、ワークアウトの計測を音声でスタートさせたりできます。
Zepp Flowは自然な会話で使えるのが魅力。やりたいことを会話の中で説明すれば、設定の項目名を覚えていなくてもAIが意図をくみ取って柔軟に対応してくれます。設定の項目名や機能の名前を覚えられない人でも使いやすいですよ。
Picky’s編集部では起動や停止などの操作に慣れておらず、勝手に喋り出して困った場面がありました。Zepp Flowについてはまだ使いこなせていませんが、スマートな生活を送るために使いこなしたい機能ですね。
ウォッチフェイスは無料でも種類が十分、お気に入りの写真も設定可能
ウォッチフェイスは400種類以上と豊富。無料で使用できるものも大量にあり、ウォッチフェイスの着せ替えを楽しめますね。
純正のウォッチフェイスはごちゃごちゃしたデザインのものが多いと感じましたが、自分で撮影・保存した画像を設定できるのが高評価。好みの画像を設定すれば愛着が湧くので、Amazfit Balance 2を活用したワークアウトも継続できそうです。複数枚の画像を設定して切り替えられるので飽きる心配もありません。
Amazfit Balance 2の口コミ・評判
ここまでPicky’s編集部でAmazfit Balance 2を実際に使用・検証した内容をご紹介しました。ここからはAmazfit Balance 2を使っている人の口コミ・評判をご紹介します。さまざまな使い方をしている人の意見を集めました。
Amazfit Balance 2のいい口コミ
- 充電持ちがよく充電のストレスが全くない
- 主要なワークアウトを自動検出してくれる
- オフラインマップ・ナビゲーションが使える
Amazfit Balance 2のいい口コミで多かったのが「充電持ちがいい」との声。常時表示をオンにしても1週間程度充電が持つので、バッテリー残量を気にせず使用できると好評です。
また、「健康データをたくさん集められるため、変化をしっかり確認できる」との口コミもありました。体が健康な状態になれば何事にもポジティブに取り組め、モチベーションの向上にも役立ちます。
さらに、「ワークアウト機能が便利」との口コミも。種目が多すぎて探すのが大変そうに感じますが、ランニング・ウォーキングなどの主要な種目は自動で認識してくれます。オフラインマップ・ナビゲーション対応で電波の届かない場所でも地図を確認できるので、登山者やトレイルランナーにも好評です。
Amazfit Balance 2の悪い口コミ
- アナウンスの音声が英語・中国語のみの項目がある
- 音楽のアップロードが面倒
一方で、「運動データのような一部項目のアナウンスが英語・中国語にしか対応していない」との声がありました。中国メーカーの製品なので、日本語への最適化不足な部分はあります。ただ、画面が大きくて視認性が高いので、読み上げに頼るよりも見て確認したほうが利便性は高いですよ。
また、「音楽のアップロードが面倒で、サブスクサービスに対応してほしい」との声も。特にサブスクサービスの利用者は音楽データを所有していないケースも多いので、不便に感じる人もいます。ただ、スピーカーの音質はよく、内蔵ストレージも32GBあるため、使いこなせればスマホの容量を節約しながら音楽を楽しめますよ。
Amazfit Balance 2をActive 2と比較
ここでは、Amazfit Balance 2のスペックをActive 2と比較しながらご紹介します。
機種 | Amazfit Balance 2 | Amazfit Active 2 |
定価 | 43,890円 |
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サイズ | 幅47.4×縦47.4×厚み12.3mm | 幅43.9×縦43.9×厚み9.9mm |
重量 | 約43g(バンド込み約60g) |
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本体の材質 |
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バンドの材質 | シリコン |
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ディスプレイ |
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稼働時間 | 最長21日間 | 最長10日間 |
充電時間 | 約2時間 | 約2時間 |
センサー |
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防水性能 | 10ATM | 5ATM |
MIL規格 |
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– |
返信機能 | ○(Androidのみ) | ○(Androidのみ) |
通話機能 | 受発信対応 | 受発信対応 |
健康管理機能 |
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運動記録機能 |
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カラーバリエーション | ブラック |
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- Amazfit Balance 2の方がサイズが大きく重い
- フレーム素材がアルミニウム合金で高級感がある
- ミリタリーグレードの耐久性を誇る
- 防水性能が10ATMで水深45mまでのダイビングに対応
- バッテリー容量が大きく、Active 2より10日以上長持ち
- GPSが6衛星測位にグレードアップしていて高精度
- ゴルフ機能を搭載
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Amazfit Balance 2のよくある質問
Amazfit Balance 2はどこで購入できますか?
Amazfit Balance 2はお風呂やサウナでも使えますか?
Amazfit Balance 2の純正アプリはどれですか?
Amazfit Balance 2レビューまとめ
- フラッグシップモデルながら他社と比べて安価な高コスパスマートウォッチ
- ゴルフ機能・AI機能など高度な機能を搭載
- 高級感のあるデザインで、運動・健康面だけでなくビジネスでも活用できる
今回は「Amazfit Balance 2」についてレビューしました。フィットネスだけでなく、ビジネスでも使えるおしゃれなデザインが魅力。ゴルフ機能やオフラインマップなど他社のハイエンドモデルにも負けない機能を搭載しているので、多機能なスマートウォッチが欲しい人はAmazfit Balance 2を活用しましょう。