出典:myfirst.tech
子供の安全を守りながら、必要な連絡手段も持たせたいという保護者にぴったりな「子供用スマートウォッチ」。位置情報から子供の行動をチェックしたり、緊急時にはワンタッチで通話やメッセージを送ったりできるので、安心感が違います。腕時計のように身につけるので、置き忘れや紛失のリスクが少ないのもメリットです。
とはいえ、いざ子供用スマートウォッチを買うとなれば、どれを選ぶか迷ってしまう人は多いでしょう。また、「キッズケータイはまだ早いけど、スマートウォッチは大丈夫?」「スマートフォンなしでも使えるの?」と、沢山の疑問が浮かびますよね。
この記事では、子供用スマートウォッチをPicky’s編集部が徹底解説。子供用スマートウォッチのメリット・デメリットに加えて、選び方や人気商品ランキング4選をまとめました。子供に持たせるスマートウォッチに悩んだら、ぜひ本記事を参考にしてください。
目次
子供用スマートウォッチとは?

出典:myfirst.tech
スマートウォッチは、手首に身につける腕時計型のウェアラブルデバイスのこと。GPSで位置情報を取得したり、通話などのやり取りができるため、子供の見守りデバイスとして使えます。
子供用スマートウォッチのメリット
- 子供の位置情報や移動ルートを確認できる
- 通話やメッセージのやり取りができるタイプも
- 腕に装着するから紛失しにくい
- キッズケータイ代わりに使える
子供用スマートウォッチはGPSを内蔵したものが多く、習い事や塾の行き帰り、公園や友達の家への移動など、子供の現在地や移動経路をアプリで確認可能。万が一迷子になった場合も、すぐに場所を特定できます。
また、通話やチャット機能があるスマートウォッチは、待ち合わせや留守番中の連絡手段として役立ちます。保護者からの呼び出しや子供からの報告もスムーズで、安心感が格段にアップしますよ。腕に装着できるので、持ち忘れ・紛失のリスクが少ないのもスマートウォッチのメリットです。
さらに、子供向けのスマートウォッチは、通話・チャットといった最低限の機能しか備わっていないため、デジタル依存を防ぎやすいという利点も。「子供との連絡手段が欲しいけど、キッズケータイはまだ早いかも」と悩んでいる親御さんにぴったりです。
子供用スマートウォッチのデメリット・注意点
- 技適マークのない製品は電波法違反になる
- SIMカードや月額料金が必要
子供用スマートウォッチを選ぶときは、「技適マーク」付きのものを選びましょう。技適マークなしのスマートウォッチを使うと、電波法違反になる場合があります。通販サイトなどには技適マークのない商品も販売されているため、購入時は十分に注意してください。
また、子供用スマートウォッチの多くのモデルは通話や位置確認にSIMカードが必要で、スマートフォンと同じように月額料金がかかります。プランやキャリア会社によって異なりますが、通話のみのプランなら月額700円程度から利用可能です。
子供用スマートウォッチとGPS発信機の違い

出典:amazon.co.jp【スマートウォッチ】

出典:amazon.co.jp【GPS発信機】
GPS発信機は、スマートウォッチと同様に子供の防犯デバイスとして役立つアイテムです。「どちらを買うべき?」と悩んでいる人のために、ここでは子供用スマートウォッチとGPS発信機の違いを解説します。
スマートウォッチ | GPS発信機 | |
価格 | 1万円~ | 5,000円~ |
連絡手段 | ◎ 電話やチャットで直接連絡可能 |
× 通話やチャット機能はなし |
位置情報の精度 | 〇 GPSで位置確認可能だが、誤差が数十メートル出る場合あり |
◎ 高精度でリアルタイムに確認可能 |
学校への持ち込み | × 通話・チャット機能があるため学校持ち込み不可のことが多い |
○ 学校への持ち込みが可能で通学中も安心 |
子供用スマートウォッチの特徴は、電話・チャット・メールなどの連絡手段があること。子供と簡単に連絡が取れて、キッズケータイ代わりに使えます。一方で、通話やチャット機能がないGPS発信機は、学校へ持ち込みできるケースが多いです。
また、GPSの精度は、発信機の方が高いのが特徴。GPS内蔵のスマートウォッチは豊富ですが、リアルタイムで位置を確認できなかったり、実際の位置と若干誤差が出てしまうことがあります。
価格相場は、子供用スマートウォッチは1~3万円、GPS発信機は5,000~1万円程度です。特に、スマートウォッチは「GPS精度が高い」「LINEがダウンロードできる」などの機能を求めるほど、価格が高くなる傾向があります。
- スマートウォッチ:連絡手段も必要で、習い事や帰宅確認を重視する家庭向け
- GPS発信機:位置情報の正確性重視、学校持ち込みや通学管理をメインにしたい家庭向け
子供用スマートウォッチの選び方
ここからは、子供用スマートウォッチのおすすめの選び方を紹介。おすすめのモデルや連絡手段、稼働時間など、使いやすいスマートウォッチを選ぶポイントをまとめました。
おすすめの子供用スマートウォッチは「Apple Watch」「myFirst Fone」

出典:rakuten.co.jp【Apple Watch】

出典:myfirst.tech 【myFirst Fone】
子供用スマートウォッチを買うなら、「Apple Watch」や「myFirst Fone」がおすすめです。それぞれの特徴を以下にまとめました。
AppleWatch | myFirst Fone | |
スマホ連携 | 必須(親のiPhoneでもOK) | 不要 |
通話・メッセージ | セルラーモデルなら単体で利用可 | 専用アプリで利用可 |
GPS | セルラーモデルなら単体で利用可 | 単体で利用可 |
アプリ | LINEやその他のアプリもダウンロード可 | SNSやゲーム不可 |
注意点 | GPSモデルの場合近くにiPhoneが必要 | 通話やGPSを使うにはSIMカード必須 |
Apple Watchは、基本的にiPhoneとの連携が必須です。とはいえ、子供自身がiPhoneを持っていなくても、保護者のiPhoneで初期設定や機能管理をすれば利用できます。GPSモデルは近くにiPhoneがないと連絡できませんが、セルラーモデルなら「ファミリー共有」を設定することで、子供がiPhoneを持たなくても単体で通話やメッセージのやり取りが可能です。さらに、LINEなどのアプリを使えるのがApple Watchの強み。ただし心配な場合は、アプリのインストールを保護者の承認制に変更することもできます。
関連記事:【マニアが比較】Apple Watchはどれがいい?おすすめを値段や機能から解説
一方、myFirst Foneは小学生向けに設計されたスマートウォッチで、スマホとの連携は不要。SIMカードを挿すだけで、通話やGPS、見守り機能を単体で利用できます。専用アプリを通じてチャットや通話ができる仕組みのため、LINEやSNSには対応していません。そのため「まだスマホやSNSは使わせたくない」という家庭にも安心です。
GPSはマスト!「位置情報の更新間隔」をチェックしよう

出典:amazon.co.jp
子供用スマートウォッチを選ぶうえで、GPSによる位置情報の更新間隔はとても重要です。多くのモデルは1~5分ごとに位置情報を反映しますが、更新のタイムラグが大きいと「さっきの位置」と「今いる位置」がズレてしまい、万が一のときに不便です。
リアルタイムで位置を追跡できるのは現時点では Apple Watchのみ。子供の居場所を正確に把握できる点では強みがあります。一方、myFirst Foneシリーズは5分ごとの更新ですが、代わりに「移動履歴の確認機能」が備わっており、後から子供の行動を振り返りやすいのがメリットです。
Apple Watch | myFirst Fone | |
位置情報の更新 | 常時 | 約5分間隔 |
移動履歴機能 | なし(別アプリが必要) | 標準搭載 |
さらに、子供用スマートウォッチには「ジオフェンス機能(指定エリア通知)」を搭載しているものもあります。自宅や塾を登録しておけば、子供が出入りするたびに通知を受け取れるので、離れていても安心です。
LINEや通話など、どんな「連絡手段」が取れるのかを確認

出典:myfirst.tech
子供用スマートウォッチを選ぶときは、利用できる連絡手段を確認しましょう。以下に、Apple WatchとmyFirst Foneの主な連絡機能を比較しました。
連絡手段 | |
Apple Watch |
|
myFirst Fone |
|
Apple Watchはメッセージやメールでの文字入力が可能ですが、myFirst Foneは基本的にスタンプ・定型文のやり取りのみ。文字入力が難しい小さな子供には適していますが、状況によってはスムーズにコミュニケーションが取れない場合があります。
ちなみに、子供用スマートウォッチの中には、「Bluetooth通話機能」だけを備えたモデルもあるので注意が必要です。これはスマートウォッチ単体で通話ができるわけではなく、あくまでスマホとBluetoothで接続して、着信の応答や発信を手元で代わりに操作できる機能にすぎません。そのため、スマホをまだ持っていない子供に持たせても、連絡手段としては使えないことは留意しておきましょう。
さらに、機種によっては「着信を通知するだけ」で、そもそも通話自体ができないものもあります。購入する際は「スマートウォッチ単体で通話可能か」「スマホが必要か」を必ず確認してください。
8時間以上が◎スマートウォッチの「稼働時間」を確認

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せっかく通学やお出かけに子供用スマートウォッチを持たせても、途中で充電が切れたら意味がありません。スマートウォッチの稼働時間は、短時間のお出かけ・学校用なら6時間、高学年で習い事も1人で通わせたい場合は8時間以上あると安心です。
スマートウォッチを毎日使うなら、定期的な充電はマスト。小さな子供には管理が難しいので、必ず大人がこまめに確認してあげましょう。
関連記事:1週間は余裕!電池持ちのいいスマートウォッチおすすめ15選【最新】
アラーム・スケジュール管理などの「便利機能」に注目

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子供用スマートウォッチには、アラーム・スケジュール・音楽再生などの便利機能を備えたものがあります。スケジュール機能には学校行事や時間割などを登録できるため、持ち物のチェックに役立ちますよ。
子供が小さいうちは持て余してしまいますが、高学年の子供用として購入するならおすすめ。最近では、学習・知育アプリを内蔵している子供用スマートウォッチも登場しています。
また、心拍数・呼吸数などの健康モニター機能を備えたモデルも。子供との連絡手段や見守りだけでなく、健康管理にも役立つ機能なので、気になる人はチェックしてみてください。
子供用スマートウォッチおすすめ人気ランキング4選
商品 | 最安価格 | 対応OS | 位置情報の更新 | 連絡機能 | 健康・運動管理機能 | 稼働時間 | 充電時間 | 防水性能 | 重量 | SIMカード付き | 日本語対応 | |
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![]() | myFirst Fone R1c | ¥14,800 Amazon楽天市場Yahoo! | Android/iOS | 最短5分 | 通話/ビデオ通話/SOS機能/絵文字・定型文チャット | - | - | - | IPX7 | 約54g | ○ | ○ |
![]() | myFirst Fone S3c | ¥9,980 Amazon楽天市場Yahoo! | Android/iOS | 最短5分 | 通話/ビデオ通話/SOS機能/絵文字・定型文チャット/ボイスチャット | - | - | - | IP68 | 約52.4g | ○ | ○ |
![]() | myFirst Fone S3 | ¥17,360 Amazon楽天市場Yahoo! | Android/iOS | 最短5分 | 通話/ビデオ通話/SOS機能/絵文字・定型文チャット | 心拍数 | - | - | - | 約53g | ○ | ○ |
![]() | Apple Watch SE(第2世代) GPS+Cellularモデル | Amazon¥45,800 楽天市場Yahoo! | iOS | 常時 | 通話/メッセージ/メール | 心拍数/睡眠/呼吸数/運動時間/消費カロリーなど | 最大18時間 | - | 50m耐水 | 33g | - | ○ |
着信などにすぐ気付けるバイブレーション機能あり
myFirst Foneのエントリーモデルにあたるスマートウォッチ。丸型ケースのRシリーズ内では最もリーズナブルで、コストを抑えたい親御さんにおすすめです。安価ながらも、通話・ビデオ通話・チャット機能などを備えており、使い勝手に優れています。
また、着信やメッセージが届いたときに本体が振動するバイブレーション機能を搭載。子供が夢中で遊んでいるときでも、すぐに通知に気付いてくれますよ。防水機能付きで、スマートウォッチを装着したままで水遊びや手洗いができます。
1万円以下!定番機能を揃えた高コスパモデル
myFirst Fone S3cは、スクエア型ケースを採用したSシリーズのスマートウォッチ。GPSや通話などの定番機能を備えつつ、価格を1万円以下に抑えています。コストパフォーマンス重視で子供用スマートウォッチを選びたい人におすすめです。
ビデオ通話機能を搭載しており、子供が迷子になったときに居場所を判断しやすいのが特徴。また、ワンタッチSOS機能では、長押しすると30秒間周囲の状況を録音します。その後、録音データと位置情報を保護者に通知してくれる安心の機能です。
心拍数モニター機能あり!子供の健康管理にも最適
myFirst Fone S3は、myFirst Foneのミドルモデルにあたるスマートウォッチ。通話・チャット・GPSなどの定番機能に加えて、心拍数モニター機能を備えています。見守りや連絡手段はもちろん、子供の健康管理用のスマートウォッチとして役立ちますよ。
また、約1,500曲を保存できる音楽再生機能を搭載。お気に入りの楽曲をいつでも聴けて、移動中や待ち時間に退屈しません。さらに、知り合いだけと繋がれる子供SNSアプリを内蔵しており、親戚や友達とオンラインでのコミュニケーションを楽しめます。
LINE通話ができる!使い過ぎを防止する機能あり
子供の見守りデバイスとして役立つApple Watch SEの第2世代モデル。GPS+Cellularモデルで、iPhoneが手元になくても電話やメッセージのやり取りができます。自由にアプリをダウンロードできるので、LINE通話などを利用したい人におすすめです。
ファミリー共有機能を使えば、親のiPhoneとカレンダーを共有することが可能。また、指定の時間に通知やアプリを制限したり、おやすみモードが有効になっていることを簡単に確認できたりと、使いすぎを防ぐ機能も備わっています。
関連記事:何ができる?Apple Watch SE(第2世代)を実機レビュー!初代との違いも比較
子供用スマートウォッチのよくある質問

出典:amazon.co.jp
子供用スマートウォッチはどこで買うべき?
子供用スマートウォッチはスマホなしで使える?
子供用スマートウォッチのおすすめまとめ

出典:myfirst.tech
- スマートウォッチは子供の防犯&見守りに役立つ
- 腕時計だから紛失や持ち忘れを防止できる
- 今買うならApple WatchやmyFirst Foneがおすすめ
今回は、子供用スマートウォッチについて紹介しました。通話やGPS機能を備えた子供用スマートウォッチは、子供の見守りや緊急時の連絡手段に役立ちます。ぜひ本記事をチェックして、子供にぴったりなスマートウォッチを見つけてください。