「スマートウォッチは欲しいけど、Apple Watchはちょっと高すぎる」そんな人に注目されているのが、HUAWEIから2025年6月に発売された「HUAWEI WATCH FIT 4」。スリムなデザインに、通知の確認・ワークアウトの記録・睡眠や心拍のモニタリングまで詰め込んだ、コスパのよい1台です。
しかし、いざ購入するとなると「健康管理や日常使いに十分?」「 Apple Watchキラーになり得る実力はある?」など気になりますよね。
そこで本記事では、HUAWEI WATCH FIT 4の機能・使用感をPicky’s編集部が実際に検証して徹底レビューしていきます。使って感じた良かった点・惜しかった点、Apple Watchと比較した感想などを本音でまとめました。記事後半では前モデル「HUAWEI WATCH FIT 3」との違いについても紹介しているので、ぜひ最後までチェックしてくださいね。
目次
HUAWEI WATCH FIT 4レビュー結果
まず、Picky’s編集部によるHUAWEI WATCH FIT 4の総合評価からチェックしてみましょう。大きさ・デザイン・睡眠記録の精度など、独自の16項目を実際に使って徹底検証しました。
大きさ・重量 | ◎ |
デザイン | ◎ |
装着感 | ◎ |
充電方法・速度 | ◎ |
バッテリー持ち | ◎ |
ディスプレイの見やすさ | ◎ |
操作性 | ◎ |
メッセージの通知・返信機能 | 〇 |
睡眠記録の精度 | ◎ |
ヘルスケア機能 | ◎ |
情緒モニタリング | ◎ |
ワークアウトモード | ◎ |
気圧計 | ◎ |
GPSの正確性 | ◎ |
音楽再生機能 | ◎ |
文字盤の種類 | ◎ |
高評価だったポイント:優れた装着感とバッテリー持ちの良さ
- 軽量で薄型による優れた装着感
- 圧倒的なバッテリー持ちの良さ
- 詳細なヘルスケア機能と分析
HUAWEI WATCH FIT 4は27gの軽量設計と9.5mmの薄型ボディにより、長時間装着していても気にならない快適さを実現。また、1日使用しても91%のバッテリー残量を維持する電池持ちは、頻繁な充電から解放してくれます。
睡眠記録やストレス測定などのヘルスケア機能の精度が高いのはもちろん、過去データの振り返りや分析コメントも充実しており、健康管理に真剣に取り組む人には嬉しいポイントです。2万3,980円という価格でこれらの機能を提供するコストパフォーマンスの高さも大きな魅力となっています。
微妙だったポイント:LINEのメッセージ返信は使いにくい
- AndroidではLINEの返信はできるけど、使いにくくてストレス
- 電子決済は非搭載
HUAWEI WATCH FIT 4で気になったのは、LINEメッセージの返信機能が非常に使いづらいこと。Androidでは返信自体は可能ですが、フリック入力や連続入力ができないため、実際は顔文字程度しか返信する気になれません。ちなみに、iPhoneではメッセージの返信はできません。
また、HUAWEI WATCH FIT 4は電子決済機能は非搭載です。Apple PayやGoogle Payなどに慣れた人だと、財布を持たずに買い物できない不便さを感じるでしょう。
関連記事:コスパ最強は?iPhone対応スマートウォッチおすすめ24選【アップルウォッチに似ている】
HUAWEI WATCH FIT 4を買うべき人
- 健康管理を重視し、睡眠記録やストレス測定を活用したい人
- バッテリー持ちがよく、充電の頻度を減らしたい人
- AppleWatchより安価でコスパの良いスマートウォッチが欲しい人
HUAWEI WATCH FIT 4は特に健康志向の人に最適。精度の高い睡眠記録やストレス測定、詳細なワークアウト分析など、ヘルスケア機能の充実度が際立っています。また、バッテリー持ちを重視したい人にもおすすめ。通常使用だと1週間以上は使えるので、充電を忘れがちな人や長期間使用したい人にとって大きなメリットです。
Apple Watch Series 9が5万円以上する中、HUAWEI WATCH FIT 4は、2万3,980円という価格で同等レベルの基本機能を備えているので、「手ごろな価格で、Apple Watchっぽい使い方ができれば満足」という人には最適な選択肢となります。
HUAWEI WATCH FIT 4をおすすめしない人
- iPhoneユーザーでスマートウォッチからメッセージの返信をしたい人
- LINEや各種メッセージアプリでの頻繁な返信を想定している人
- スマートウォッチで電子決済をしたい人
HUAWEI WATCH FIT 4の弱点は、iPhoneユーザーの場合LINEメッセージの返信ができないことです。Apple Watchなら返信機能が使えるため、スマートウォッチから手軽にメッセージを送りたい人には不向き。AndroidユーザーでもLINE返信機能は使いづらく、フリック入力もできないため実用性に欠けます。
また、HUAWEI WATCH FIT 4は、電子決済に対応していません。通勤・買い物でスマートウォッチで改札や支払いを済ませたい人は他のモデルをチェックしてみてください。
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【Apple Watch9と比較】HUAWEI WATCH FIT 4のスペック
ここでは、HUAWEI WATCH FIT 4とApple Watch9のスペックを比較しつつ、性能の特徴を比べていきます。
機種 | HUAWEI WATCH FIT 4 | Apple Watch9 |
定価 | 2万3,980円 | 5万9,800円~ |
サイズ | 約43×38×9.5mm |
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重量 | 約27g(ベルト含まず) |
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本体の素材 | アルミニウム合金 |
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バンドの素材 |
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– |
ディスプレイ |
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バッテリー持ち |
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防水性能 | 5ATM | IP6X等級の防塵性能 |
センサー |
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急速充電 | 約10分で1日分の充電が可 | 約45分で最大80%充電が可 |
メッセージの返信機能 | Androidのみ可 | 可 |
健康管理機能 |
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対応OS |
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iOS 17以降を搭載したiPhone XS以降 |
カラバリ |
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HUAWEI WATCH FIT 4のバッテリーは最大10日間持つ!Apple Watchとは段違い
HUAWEI WATCH FIT 4は、圧倒的なバッテリー持ちの良さが特徴。常用使用で最大10日間持続するのに対し、Apple Watch Series 9は最大18時間という大きな差があります。実際の検証でも、公式のスペックに基づいた結果となりました。
編集部
さらに注目すべきは、2万3,980円というApple Watch Series 9の半額以下の価格ながら、通知・健康管理・ワークアウト・天気・音楽コントロールなど、日常で使える機能がしっかり揃っていることです。睡眠記録やストレス測定の精度はApple Watchと同等レベルで、ワークアウトのGPS精度も遜色ありません。
Apple WatchにあってHUAWEI WATCH FIT 4にない機能
- 電子決済
- App Storeでのアプリダウンロード
- 音声アシスタント(Siri)
- iPhoneでのメッセージ返信
- Apple MusicやSpotifyのアプリでオフライン再生
Apple Watchは、電子マネーでの支払いや、App Storeからのアプリ追加、Siriによる音声操作など、日常生活をより便利にする機能が豊富です。iPhoneと連携すれば、ウォッチからそのままLINEやSMSの返信もでき、音楽もApple MusicやSpotifyのアプリでオフライン再生が可能。スマホに触れずに多くの操作が完結します。
一方、HUAWEI WATCH FIT 4は、これらの高度なスマート機能には非対応。通知の確認や健康管理は得意ですが、決済や音楽アプリの自由度、メッセージ返信の快適さを求める人にとっては、物足りなさを感じるかもしれません。iPhoneユーザーで日常的にスマートウォッチを多機能に活用したいなら、Apple Watchのほうが適しています。
関連記事:【検証動画あり】Apple Watch Series 9をレビュー!新機能は買いレベルなのか解説
【実機で検証】HUAWEI WATCH FIT 4を徹底レビュー
HUAWEI WATCH FIT 4のパッケージ内容
- HUAWEI WATCH FIT 4本体
- 充電クレードル付きUSBケーブル
- スマートウォッチ設定ガイド&保証とアフターサービスのご案内


スマートフォンとスマートウォッチとのセットアップは、アプリを介すことでとてもスムーズにできました。
シンプルでApple Watchライクなデザインが好印象
HUAWEI WATCH FIT 4はシンプルなデザインが特徴で、Apple Watchのような印象を受けます。角丸の四角いフォルムは馴染みやすく、多くの人に受け入れられそうなデザインです。
ただし、今回検証したブラックモデルは真っ黒な仕上がりのため、服装によってはややゴツい印象を与えそうな気もします。カジュアルな服装には問題ありませんが、フォーマルなシーンや明るい色の服装に合わせる機会が多い人は、グレー・パープル・ホワイトといった他のカラバリをチェックしてみても良さそうです。
薄型軽量設計で「つけている感」がほとんどない
HUAWEI WATCH FIT 4の本体重量は実測でわずか27g。実際に長時間つけていても気になりません。Apple Watch Series 9(41mm)は32gなので、5gの差があり、HUAWEIの軽さが際立ちます。スポーツ中や就寝時もストレスなく使えるのは、大きな魅力ですね。
装着感で特に好印象だったのが、本体の薄さ。HUAWEI WATCH FIT 4の厚さはわずか9.5mmで、Apple Watch Series 9(10.7mm)よりも約1.2mmスリムです。長時間装着していると、Apple Watch 9は「つけている感」が出やすいですが、HUAWEI WATCH FIT 4は手首にフィットしやすく、さりげなく装着している感覚が続きました。
また、薄型設計のHUAWEI WATCH FIT 4は、袖口に引っかかったり、無意識に物にぶつけてしまったりすることも少ないです。
細かい調整穴でジャストフィットを実現
HUAWEI WATCH FIT 4のベルトは細かい幅で多数の穴が設けられており、自分の手首にぴったり合うサイズを選びやすい仕様になっています。実際に装着してみると、ゆる過ぎず、キツ過ぎず、ちょうど良いフィット感を得ることができました。
細かい調整が可能だと長時間装着していても不快感が少なく、運動時でもベルトがズレにくいのでうれしいですね。
操作性はストレスフリー!サクサク動作で快適
HUAWEI WATCH FIT 4の操作性は非常に良好で、タッチパネルの反応も優秀です。画面タッチに対するレスポンスが良く、メニューやアプリの切り替えもサクサクと動作するため、操作でストレスを感じることはありませんでした。
スクロール操作も滑らかで、長いリストや設定画面を移動する際も快適に操作可能。動作のもたつきや遅延もなく、日常使いで必要な操作レベルは十分にクリアしています。
自動輝度調整で屋外でも室内でも最適な視認性
HUAWEI WATCH FIT 4のディスプレイは、環境に応じて自動で輝度調整を行う機能を搭載しており、常に最適な視認性を叶えてくれます。明るい屋外ではディスプレイが段階的に明るくなり、文字や画面がはっきりと視認できました。逆光や直射日光の下でも画面が見づらくなることはありません。
一方、暗い室内では適度に暗くなるため、目が疲れにくく眩しすぎることもなし。場所を問わず快適にディスプレイを確認できるのは大きな魅力です。
メッセージ通知・返信機能はOSによって使い勝手が異なる
HUAWEI WATCH FIT 4のメッセージ機能は、接続するスマートフォン(iPhone・Android)によって機能差があります。LINE通話や返信機能の対応状況が異なるため注意が必要です。
LINE音声通話機能
iPhoneとの組み合わせでは、HUAWEI WATCH FIT 4からLINE音声通話の受信・終了が可能で、実際にウォッチ単体で通話ができました。一方、Androidでは通話の受信はできるものの、結局スマホでの通話になってしまい、ウォッチ単体での通話は非対応でした。通話拒否は両OS共に可能です。
メッセージ返信機能の違い
iPhoneでは、LINEやメールの通知は見やすく、長文でも途中まで読むことができます。ただし、ウォッチで読んでもスマホ側は既読にならず、メッセージの返信機能は搭載されていません。Apple Watchの場合は既読になり、さらにApple Watch単体でもLINEやメールの返信が可能であることを考えると、この点は劣っています。
Androidでは、LINEメッセージの返信は可能ですが、フリック入力や連続入力(あいうえお変換)ができないため、文字入力が非常にストレスでした。また、一度返信すると通知画面から消えてしまい、再確認ができないのも不便な点です。Gmailについては返信機能は搭載されていません。
「HUAWEI WATCH FIT 4で通知の確認ができればOK」という人は、デメリットには感じないでしょう。一方で、iPhoneユーザーで返信機能も活用したい人であれば、Apple Watchに軍配があがります。
睡眠記録の精度はApple Watchと同等レベル


HUAWEI WATCH FIT 4とApple Watch 9の両方を装着して一晩計測したところ、睡眠時間はピッタリ同じ時間を記録しました。睡眠開始・終了時間の検出精度は非常に高く、Apple Watchと遜色ない精度を実現しています。
睡眠記録機能では、単純な睡眠時間の記録だけでなく、睡眠の質に関する分析と改善提案も提供されるのが特徴です。この機能により、ただデータを記録するだけでなく、より良い睡眠習慣の構築をサポートしてくれます。
また、昼寝などの仮眠も自動で検出し、仮眠として記録されて合計睡眠時間に反映されるため、一日の総睡眠時間を正確に把握することも可能。高価なApple Watchと同等の睡眠記録精度を持ちながら、手頃な価格で利用できる点は大きな魅力といえます。
ヘルスケア機能は充実の分析コメントで健康管理をサポート
HUAWEI WATCH FIT 4のヘルスケア機能は、心拍数・血中酸素濃度・ストレスなどの各項目を日・週・月・年の期間で表示でき、長期的な健康管理に役立ちます。装着しているだけで自動計測されるため、特別な操作は不要。手軽に健康データを蓄積できます。
通常時は一般的な数値表示ですが、自分の健康状態に不安がある場合の目安として活用できるレベルの情報を提供してくれます。特にストレス機能のデータ分析は面白く、「12時~12時半はより多くのストレスが発生しました。やや高めのストレスをたまに経験することは正常です」といった具体的な時間帯とともに詳細な分析コメントが表示されました。
同じ「普通状態」でも日によってコメント内容が変わるため、読むこと自体が楽しく、過去データにも遡って確認できるのが魅力です。単なる数値の記録だけでなく、分析とアドバイスまで提供してくれるので、健康管理への意識向上に貢献してくれそうだと感じます。
情緒モニタリングでは、花の絵柄で感情を可視化してくれてかわいい
HUAWEI WATCH FIT 4の情緒モニタリング機能は、かわいい花の絵柄で感情状態を表現する仕様になっています。快適・普通・不快といった情緒を視覚的に分かりやすく表示してくれるのがメリット。
今回の検証時では、ストレスの数値が自分の自覚とは異なることが多々あって面白かったです。無意識のうちに不快感やストレスを感じていることを数値として教えてくれるため、自分では気づけない心理状態の客観視が叶います。日常生活での隠れたストレス要因を発見できるのは魅力ポイントです。
ワークアウトモードはApple Watchと同等の精度にAIコーチング機能がプラス
HUAWEI WATCH FIT 4は、100種類以上のワークアウトモードのデータ分析に対応しています。また、HUAWEI WATCH FIT 4には「HUAWEI独自のヒマワリ型測位システム」によりGPS精度がさらに向上しており、正確なマップが完成するのも特徴。
実際にHUAWEI WATCH FIT 4とApple Watch 9を同時に装着して約30分間のウォーキングを行った結果、歩行距離やGPSマップの記録精度はほぼ同じレベルでした。
さらに、HUAWEI WATCH FIT 4は、フルカラーマップによるルートトラッキング機能を搭載しています。事前にダウンロードしたルートをオフラインでも確認できるため、未知のコースでも安心してワークアウトが可能です。
AIコーチング機能の特徴
Apple Watch 9は基本的なワークアウト記録が中心なのに対し、HUAWEI WATCH FIT 4にはAIコーチング機能が搭載されています。音声機能をオンにしておくと、「何キロ歩いた」「ペースはどのくらい」といった具体的な数値を音声で教えてくれるほか、「引き続き頑張りましょう」などの励ましの声かけも行ってくれます。
音声コーチング機能により、運動中でもウォッチ画面を確認することなく、現在の状況を把握できるのは嬉しいポイントです。モチベーション維持にも効果的で、単なる記録機能を超えた運動サポートを提供してくれます。
気圧計搭載でハイレベルな測定を実現


HUAWEI WATCH FIT 4は高性能な気圧計を搭載しています。運動時には高低差データをリアルタイムで表示し、運動終了後は高低差の変化をグラフで振り返ることができるのが特徴。測定は自動で行われており、1日分のグラフが作成されることを確認しました。
今回の検証期間中は8階のオフィスにいることが多かったので、高度表示が高めに出ていました。これは気圧計がちゃんと動作している証拠です。


実際に平地から約1,000Mの標高の山に行って帰ってきた際のデータを見ると、高度と気圧の変化が比例してグラフに表示されており、気圧計の精度の高さを実感。ハイキングや登山などの高低差のあるアクティビティをしたい人は活躍すること間違いなしです。
また、HUAWEI WATCH FIT 4は、気圧計により天候変化を予測し、突然の嵐や豪雨などの悪天候を事前に察知する機能も備えています。今回の検証では特別な気象条件に遭遇しませんでしたが、登山・ハイキング・天候の変化が激しい環境での使用時には、この機能の真価が発揮されそうです。
バッテリー持ちは圧倒的にHUAWEI WATCH FIT 4が優勢
次はバッテリー持ちについても検証しました。公式スペックでは、HUAWEI WATCH FIT 4が約10日、Apple Watch 9が最大18時間となっています。実際にトラッキングや通知をオンにして約1日使用した結果、HUAWEI WATCH FIT 4は91%残存、Apple Watch 9は32%残存と、約60%もの差が発生しました。
2度目の検証でもほぼ同じ結果となり、この差は偶然ではなく明確な性能差といえます。Apple Watch 9は毎日充電が必要なのに対し、HUAWEI WATCH FIT 4は一週間程度は充電不要で使用できそうです。日常使いにおいて、充電の煩わしさから解放されるのは大きなメリット。この圧倒的なバッテリー持ちの良さは、高価なApple Watchに対する優位性の一つといえるでしょう。
30分で約半分まで回復する高速充電に対応
30分間の充電テストを行った結果、HUAWEI WATCH FIT 4は59%から98%まで49%充電、Apple Watch 9は31%から83%まで52%充電となり、充電速度はほぼ同等。HUAWEI WATCH FIT 4の公式スペックでは「約10分の充電で1日分の電力を得ることができる」とされているだけあって、検証時も短時間で実用的なレベルまで回復できることが確認できました。
充電方法はApple Watchと同じ丸い形状の磁気充電器を採用しており、接続の方向に縛りはありません。どの向きでも充電器にポンと置くだけで充電が開始されるため、暗い場所や急いでいるときでもストレスなく充電できます。
音楽アプリには対応。動画配信サービスは限定的
HUAWEI WATCH FIT 4の音楽再生機能は、Amazon Musicで特に優れた操作性を発揮しました。曲名・歌手名の表示に加え、停止・再生・スキップ・戻る・音量調整といった基本的な操作がすべて可能で、音楽再生においては十分な機能性を備えています。
Amazon Prime Video、Disney+、Netflixといった主要な動画配信サービスでは、タイトル表示と停止・再生・音量調整が可能でした。しかし、TVerやYouTube(アプリ)では反映されず、動画視聴時の操作性は限定的です。
音楽再生時はスマートフォンを取り出すことなく、ウォッチ上で快適に操作できるため非常に便利です。音楽を中心とした利用であれば、申し分なく使えます。
文字盤は無料でも豊富な選択肢で好みに合わせてカスタマイズできる
HUAWEI WATCH FIT 4の文字盤は、有料・無料を含めて豊富な種類が用意されています。無料の文字盤だけでも十分な種類があるため、自分好みのデザインを見つけられそうです。


ビジネスシーンに適したシンプルなデザインから、カジュアルな場面で使える個性的なデザインまで幅広く揃っており、シーンに応じて使い分けることも可能。文字盤の変更も簡単にできるため、気分や服装に合わせて手軽にカスタマイズできますよ。
HUAWEI WATCH FIT 4の口コミ・評判
ここまでPicky’s編集部の実機レビュー結果をまとめてきましたが、他の利用者の声も気になりますよね。ここでは、HUAWEI WATCH FIT 4を使っている人の評判をまとめました。いい口コミはもちろん、残念な口コミもピックアップしたので、リアルな声が知りたい人は要チェックです。
HUAWEI WATCH FIT 4のいい口コミ
- 圧倒的なバッテリー持ちの良さ
- 高級感のあるデザインと軽量性
- 充実した健康モニタリングとワークアウト機能
- 優れたコストパフォーマンス
HUAWEI WATCH FIT 4の利用者からは特にバッテリー性能が高く評価されており、メーカー公称の10日間持続がほぼ実現できている点が絶賛されています。また、デザイン面では「高品質で高級感がある」、装着感に関しては「Apple Watchと比較しても遜色ない質感と軽さで良好」など、好評の声が多く見受けられました。
健康モニタリングやワークアウト機能も必要十分で、GPS精度の高さや高性能な気圧計についても評価されています。これらすべてを2万3,980円という価格で提供するコストパフォーマンスの高さが、多くのユーザーから支持される理由なのでしょう。
HUAWEI WATCH FIT 4の悪い口コミ
- 文字が小さく、視認性が悪い
- iPhoneとの互換性には制限がある
- Androidでのライン音声通話に非対応
一部のユーザーからは文字が小さくて見えにくいという指摘があり、特に高齢者や視力に不安のある人には注意が必要です。また、Apple WatchとiPhoneのような完璧な互換性はないことも課題。例えばiPhoneのアラームとの互換性がない点が挙げられています。
ただし、これらの口コミは主にApple製品との連携を重視する人や、特定の機能を頻繁に使用する人に限定的な問題です。基本的なスマートウォッチとしての機能や健康管理機能については十分に満足できる性能を備えています。
HUAWEI WATCH FIT 4とHUAWEI WATCH FIT 3の違い
- ディスプレイの最大輝度が大幅向上(1,500 nits → 2,000 nits)
- 気圧計の新搭載によるハイレベルなデータ測定
- HUAWEIヒマワリ型測位システムでGPS精度が向上
- 情緒・感情管理機能とヘルスインサイトアプリを新搭載
ディスプレイの最大輝度は、HUAWEI WATCH FIT 4が2,000 nitsに対し、前モデルのHUAWEI WATCH FIT 3は、1,500 nits。屋外での視認性が格段に良くなっています。
また、HUAWEI WATCH FIT 4では気圧計が新たに搭載され、高度や累積上昇量などのハイレベルなワークアウトデータが測定可能。GPS精度も「HUAWEIヒマワリ型測位システム」により大幅に向上し、TL認証センターより「EXCELLENT」認定を受けるほどの性能を実現しているのも特徴です。
健康管理面では、情緒の健康管理アシスタント機能やヘルスインサイトアプリが新搭載され、単なる数値測定を超えた包括的な健康サポートが可能になりました。これらの進化により、HUAWEI WATCH FIT 4はより本格的なフィットネスウォッチとしての性能を備えています。
HUAWEI WATCH FIT 4専用 ケース+ガラスフイルムもチェック
HUAWEI WATCH FIT 4を日常使いする際は、ディスプレイの保護として、ケース+ガラスフィルムを装着しましょう。実際の購入者からは、「簡単に装着できた」「ケースを付けても操作性は劣らない」と好評の声が挙がっています。
HUAWEI WATCH FIT 4のよくある質問
HUAWEI WATCH FIT 4はどこで購入できる?
HUAWEI WATCH FIT 4の発売日は?
HUAWEI WATCH FIT 4レビューまとめ
今回は、HUAWEI WATCH FIT 4レビューの実機レビュー・検証結果をまとめました。
HUAWEI WATCH FIT 4は、メッセージの返信性能が劣っていたり、電子決済が非搭載だったりするのが難点ですが、通知確認・健康管理が目的であれば十分に使いこなせます。ぜひこの記事を参考にして、HUAWEI WATCH FIT 4の購入を検討してくださいね。