Anker社のモバイルバッテリー「パワーコア 5000」は、小さくて手軽に持ち運べるモバイルバッテリーです。
非常に小さくコンパクトなので常にバッグやポケットに入れておいて、好きな時にスマホやタブレットの充電ができます。
ただ、パワーコア 5000は容量が5000mAhとやや小さめなため、購入する際は自分の用途に合っているかどうかを確認してからがおすすめです。
今回はそんなパワーコア 5000について解説します。
公式スペックや口コミはもちろん、Picky’s編集部で実際に使って色々と検証し、良い点も悪い点も正直に書いています。
なお、「そもそもモバイルバッテリーって何?どうやって使うの?」という基礎知識について知りたい方は、以下の記事で丁寧に解説していますのでぜひ読んでみて下さい。
目次
Anker PowerCore 5000とは?
アンカー パワーコア 5000の特徴と機能を簡単にまとめました。
容量 | 5000mAh |
---|---|
接続 | USB type-A |
大きさ | 約108 × 33 × 33mm |
重さ | 約134g |
その他 | PowerIQ対応 |
円柱形で持ち運びやすいコンパクトサイズのモバイルバッテリー
パワーコア 5000の一番の特徴はその形状とサイズです。
四角いモバイルバッテリーが多い中、パワーコア5000は縦長の円柱形(スティック型)で大きさは約108 × 33 × 33mm。
手に持ちやすく、持ち運ぶときもポケットやバッグのちょっとした隙間に入ります。
関連記事:【2021年 徹底比較】軽量•薄型•コンパクト!売れ筋の小型モバイルバッテリー おすすめ 20選
バッテリーの容量は5,000mAh
アンカー パワーコア5000のバッテリー容量は5,000mAh(ミリアンペアアワー)です。
細かい解説はあとでしますが、ざっくり最新機種のスマホが1~1.5回充電できる程度と考えてください。
参考までに歴代のiPhoneのバッテリー容量を一覧にしてみました。
モデル名 | バッテリー容量 | 理論上5,000mAhで充電できる回数 |
iPhone 6 | 1,810mAh | 約2.7回 |
iPhone 7 | 1,960mAh | 約2.5回 |
iPhone 8 | 1,821mAh | 約2.7回 |
iPhone 8 Plus | 2,691mAh | 約1.8回 |
iPhone X | 2,716mAh | 約1.8回 |
iPhone 11 | 3,110mAh | 約1.6回 |
iPhone 11 Pro Max | 3,969mAh | 約1.2回 |
この数字を見る限りパワーコア5000で、古いスマホなら2回程度、最新機種なら1.2~1.8回ほど充電できます。
ただモバイルバッテリーすべてに言えることですが、パワーコア5000の容量5,000mAhのすべてをスマホに充電できるわけではありません。
モバイルバッテリーからスマホに電力を移す際、表示容量の30%ほどバッテリーは自然消失します。
そのためこのパワーコア5000で充電できる実際の容量は、3,500mAh~4,000mAh程度です。
関連記事:【スマホ1回の充電にピッタリ】5000mAh モバイルバッテリー おすすめ 15選
頻繁に使用する方やこまめな充電が面倒な方は、容量の大きいモバイルバッテリーを使用したほうをおすすめします。
10,000mAh大容量のモバイルバッテリーについては以下の記事で紹介していますので、参考にして下さい。
関連記事:【2021年】モバイルバッテリー 10000mAh おすすめ20選 |おしゃれな人気モデルを徹底比較
Anker社の独自技術PowerIQとVoltageBoost対応
アンカー パワーコア 5000は充電スピードを最適化し、急速充電を可能とするPowerIQとVoltageBoost対応のUSB type-A端子を備えています。
PowerIQは接続するだけで機器に合った最適な充電供給を行う技術で、VoltageBoostは充電の際のケーブル抵抗を和らげる技術です。
カラーはブラック・ブルーレッドの3色展開
アンカー パワーコア 5000はブラック・ブルー・レッドの3色から選べます。
なお、Anker PowerCore 5000には「Anker PowerCore Fusion 5000」という、非常によく似た名前のややこしい製品が存在します。
容量は一緒で、名前も似てますが特徴は大きく異なります。
「Anker PowerCore Fusion 5000」については以下の記事で詳しく解説していますので、比較して自分に合ったほうを選んでみてください。
関連記事:【Anker Power Core III Fusion 5K】コンセント対応&USB-Cのモバイルバッテリーを評価レビュー
関連記事:モバイルバッテリー Anker PowerCore Fusion 5000の解説&検証レビュー
Anker PowerCore 5000はこんな方におすすめ
PowerCore 5000は以下のような方におすすめです。
- 万が一のためにバッテリーをバッグに入れておきたい方
- あまりバッグなどを持ち歩かない方
- モバイルバッテリーの使用頻度が低い方
パワーコア5000の最大のメリットはその形状とサイズです。
独特の円柱形はバッグの小さなポケットやちょっとした収納場所に入れることができ、荷物を圧迫しません。
バッグはもちろん、ポケットにも入る形状なのであまりバッグを持ち歩かない男性などにもおすすめです。
充電できる容量は小さいので、普段モバイルバッテリーをあまり使わない人が「万が一」の時のために持ち歩くのにもいいでしょう。
出張や旅行が多く、モバイルバッテリーの使用頻度も高いという方は10,000mAh~20,000mAhクラスの超大容量モバイルバッテリーがおすすめです。
大容量モバイルバッテリーに関しては以下の記事で紹介していますので読んでみて下さい。
関連記事:【完全版】超大容量モバイルバッテリー 20000~50000mAh 選び方とおすすめ10選
関連記事【2021年】そのまま充電できる コンセント付きのモバイルバッテリー おすすめTOP5
Anker PowerCore 5000の評判・レビュー
今回、Anker PowerCore 5000の評判や口コミをPicky’s編集部で調べてみました。
商品選びの参考になるように、良いレビューだけではなくちょっと気になったレビューも載せています。
Anker PowerCore 5000の良い口コミ
- コンパクトでバッグのポケットにちょうどいい
- 信頼できるANKER社製
独特の形状とコンパクトさで、バッグのあまった収納やポケットに入れておける点が高評価でした。
確かにバッグの横にはあまり使わない小さい収納場所がありますし、そういったところに収まるパワーコア5000は持ち運びに便利です。
他にも「ANKER社製だから買った」という口コミも多く見られました。
ANKERはモバイルバッテリーの中でも特にユーザーからの信頼が高いブランドです。
形状とか機能とかよりも「ANKERだから」という理由のみで、他社よりこのパワーコア5000を選んだ方も大勢いました。
Anker PowerCore 5000の気になった口コミ
- 思ったよりサイズが大きい・重い
- 転がる
気になった口コミとしては「思ったより大きい、重い」という意見です。
パワーコアの大きさは108 × 33 × 33mm、重さは134g。
モバイルバッテリーの中にはパワーコア5000より小さく重量も100gを切る製品もありますが、そのほとんどが3,000mAh以下の容量の少ないバッテリーです。
5000mAhのモバイルバッテリーの中ではパワーコア5000は「最軽量コンパクト」で間違いありません。
また、円柱形なため机などに置くと転がってストレスになるという方もいました。
Anker PowerCore 5000を実際に検証・レビュー
PowerCore 5000を実際にPicky’s編集部で検証してみました。
今回検証したのは以下の項目です。
- 外見・サイズ・重量
- 充電スピード
- 安全性
編集部スタッフの主観も少し入っていますが、それも含めて参考にしてみて下さい。
外見・サイズ・重量
パワーコア5000の外見は充電ボタン1個と「ANKER」のロゴのみというシンプルなデザインで、上部はUSBポートとINPUT端子。
付属品はMicro USBケーブル、トラベルポーチ、説明書です。
説明書がかなり見づらいのですが、パワーコア5000はシンプルなので読まなくてもすぐに使い方が理解できます。
表面はややマットな質感で高級感があります。
実際持ってみると表面がわずかにざらざらしていて多少は滑りにくくなっていますが、注意して持たないと滑ってすっぽ抜けそうな感じが気になりました。
サイズは108 × 33 × 33mm、お店や銀行などで見かける500円玉の束くらいの大きさです。
口コミにもあったように、スティック型の独特の形状は大きいと見るか小さいと見るか評価が分かれそうです。
重量は約134gで、特に重いとは感じませんでした。
充電スピード
Anker PowerCore 5000と専用計測器を使ってスマホを実際に充電し、充電スピードを計測してみました。
結果は上記の通り、なかなかの速度だと思います。
安全性
Anker PowerCore 5000の安全性ですが、パワーコア 5000には電気用品安全法に基づく「PSEマーク」が表示されています。
このマークは発火の危険性が無いことなどの適合試験をクリアした製品のみが表示できるマークで、現在このマークが無いものは製造・販売・輸入ができません。
また、サージ保護機能とショート防止機能の多重保護システムによって発熱や発火を防止しています。
スマホの充電やパワーコア5000本体への充電の際触って確認してみましたが、触れなくなるほどの異常発熱などは確認できませんでした。
PowerCore 5000はバッグやポケット収納にぴったりのモバイルバッテリー
Anker PowerCore 5000はスティック型で、ちょっとした隙間に入れておける携帯に便利なモバイルバッテリーです。
バッテリー容量は5000mAhとスマホ1~2回分しかありませんので、「たまに使う」くらいの方におすすめ。
スティック型は好みが分かれそうですが、四角いモバイルバッテリーが使いにくいと感じている方はPowerCore 5000を選択肢に入れてみて下さい。
容量 | 5000mAh |
---|---|
接続 | USB type-A |
大きさ | 約108 × 33 × 33mm |
重さ | 約134g |
その他 | PowerIQ対応 |
以下の記事ではパワーコア以外にも売れ筋のモバイルバッテリーを紹介しています。