ペットや子供の見守りカメラとして役立つ「Ring Indoor Cam(リング インドア カム)」。人の動きを確認すると録画が始まるモーション検知や、カメラのスピーカーを通じてコミュニケーションがとれる双方向通話など、魅力的な機能をたっぷりと備えています。
しかし、「夜間や暗い部屋でもきれいな映像は映る?」「Alexaでもしっかり映像確認できる?」などが気になり、購入を迷っている人は多いはず。また、実際にRing Indoor Camを購入した人の評判や口コミも気になりますよね。
そこで今回は、Amazonから発売されている屋内用カメラ「Ring Indoor Cam」についてPicky’s編集部が徹底レビュー。商品を実際に使って、リアルタイム映像の見やすさやアプリの接続方法などをチェックしました。Ring Indoor Camの購入を迷っている人は、ぜひ参考にしてくださいね。
目次
Ring Indoor Camのレビュー結果
「Ring Indoor Cam(リング インドア カム)」は、大手通販ショップAmazonが販売している屋内用カメラ。コンパクトなデザインで、お家のあらゆる場所に手軽に設置できるのが特徴です。
まずは、Ring Indoor Camの総合評価をチェックしていきましょう。今回は、サイズ・デザイン・映像の見やすさといった屋内用カメラならではの項目を検証しました。
サイズ | ◎ |
デザイン | ◎ |
付属品 | ○ |
映像の見やすさ | ◎ |
ライブ映像のラグの少なさ | ◎ |
通話音声 | ◎ |
アプリとの接続方法 | ◎ |
アプリの使いやすさ | ◎ |
人感センサー | ◎ |
モーション検知時の反応 | ◎ |
高評価だったポイント:映像が鮮明に見え、設置も手軽!
- スマホからリアルタイムで映像を確認できる!顔も鮮明に見える
- 見た目がかわいい!コンパクトで置いても邪魔にならない
- 人の動きを検知して自動で録画開始してくれる
Ring Indoor Camの最大の魅力は、とにかく手軽に使えること。自宅の好きな場所に設置すれば、スマートフォンのアプリからいつでもお部屋の様子をチェックできます。アプリの設定もナビ通りに進めればスムーズにできるため、初心者でも気軽に使えますよ。
また、人の動きを検知して自動で録画が始まる・遠隔操作をしてスピーカーからサイレンを鳴らせるなど、防犯対策に便利な機能も備わってます。オフィスや店舗内の防犯カメラとしても使用可能です。
微妙だったポイント:録画機能などを使うには有料プランが必須
- 映像の履歴チェックや保存には有料プランが必要
- カメラの首振り機能がない
- コード式なので置き場所が限られる
一方で、Ring Indoor Camで映像を録画・保存・共有するためには、有料の「Ringプロテクトプラン」への加入が必要です。特に、映像の録画はかなり重要な機能なので、有料プランでないと利用できないのはかなり不便ですよね。
- Basicプラン:月額350円または、年額3,500円。Ring Indoor Camを1台のみ所有する人向け
- Plusプラン:月額1,180円または、年額11,800円。Ring Indoor Camおよび、Ring製品を複数台所有する人向け
また、Ring Indoor Camにはカメラの首振り機能がありません。設置時にカメラの角度や向きを調整することは可能ですが、動く物体を追いかけたり、アプリでカメラの向きを遠隔操作することはできないので注意しましょう。
Ring Indoor Camがおすすめな人
- 留守中のペットの様子をチェックしたい人
- 寝ている子供の見守りカメラとして使いたい人
- オフィスや店内の防犯カメラが欲しい人
- Alexa対応家電と連携させて使いたい人
Ring Indoor Camは、リアルタイム映像をスマートフォンから手軽にチェックできる屋内用カメラ。留守中のペットや寝室で眠っている赤ちゃんの様子をチェックしたり、離れて暮らしている家族の安否を確認したりと、大切な家族の見守りカメラとして活用できます。
また、Ring Indoor CamはAlexaに対応しており、AmazonのEchoシリーズやFireタブレットシリーズと連携させて使いたい人にもおすすめです。話しかけるだけで指定の場所の映像を映したり、複数のカメラを連動させたりと、便利な使い方ができますよ。
Ring Indoor Camをおすすめしない人
- 屋外用のカメラが欲しい人
- バッテリー式の屋内用カメラが欲しい人
- 自動追尾機能を求める人
一方で、Ring Indoor Camは屋内用カメラとして設計されているため、庭や玄関といった屋外に設置したい人にはおすすめできません。また、バッテリー式ではないため、設置には電源が必要不可欠。コンセントが遠い場所やコードが邪魔になるような場所には設置できないので注意しましょう。
関連記事:【工事不要】防犯カメラおすすめ28選!人感センサーや録画機能付き家庭用モデルを厳選
Ring Indoor Camのスペック・特徴
サイズ | 4.5×4.5×7.5cm |
ビデオ |
|
視野角 |
|
通話 | 双方向通話 |
Wi-Fi |
|
動作環境 | -20~45℃ |
搭載機能 |
|
保証 | 1年保証 |
Ring Indoor Camは、1080p HDの高画質映像をスマートフォンからチェックできます。ナイトビジョン対応で、夜間の映し出しもばっちり。また、カメラ越しにペットへ呼びかけたり、離れて暮らす家族と会話したりと、マイクを通してコミュニケーションがとれます。
さらに、プライバシーマスク機能を備えており、カメラに映って欲しくない部分だけを隠すことが可能。見守る側だけでなく、見守られる側にも配慮した機能があるのは嬉しいですね。
ちなみに、Ring Indoor Camは映像の保存にクラウドサービスを使用しており、利用するには有料の「Ringプロテクトプラン」が必要です。Ring Indoor Camを購入すると2023年3月31日までは無料で有料プランが利用できますが、以降は自分で手続きをしなければなりません。
【実機で検証】Ring Indoor Camを徹底レビュー
外観デザインとセット内容
- Indoor Cam
- 電源アダプター
- クイックスタートガイド
- セキュリティステッカー
- ネジ、壁面用アンカー
セット内容は上記6点。付属品にネジや、窓用アンカーが入っているため、窓際やテーブルに据え置きで設置できる他、天井や壁にも取り付けられます。
コンパクトでシンプル!部屋に設置してもインテリアの邪魔にならない
Ring Indoor Camは、縦7cmほどのコンパクトサイズ。口コミの中には「大きい」との意見もありましたが、そもそも隠して設置するものではないので妥当な大きさだと感じます。バッテリー式で屋外に設置できる「Ring Stick Up Cam Battery」とサイズを比較すると、下記写真のような感じです。
ホワイトで統一されたデザインはシンプルで、お部屋に置いても違和感なし。リビングや寝室、玄関など気軽に設置できます。
コードの長さは約180cm、コンセントの位置は要チェック
Ring Indoor Camはバッテリー式ではないため、使用するには常に電源コードをコンセントに接続しておく必要があります。コードの長さは180cm弱と短くはないものの、どうしてもコンセントの位置によって設置場所は限られます。
また、コードはかなりしっかりとした作りになっているため、無理に固定しようとするとRing Indoor Cam本体が動いてしまうのが難点。コードをテープや配線カバーで隠したいときは、なるべくコードを真っ直ぐ伸ばした状態にしてあげると良さそうです。
カメラの映像は鮮明!夜間でも顔までしっかりと確認できる
Ring Indoor Camの映像をチェックしてみると、「意外ときれいで鮮明だな」というのが第一印象。昼間の明るい時間だと、スマートフォンの画面でも人の顔までしっかりと確認できました。
夜間の映像は、こんな感じ。明るい時間帯と比べると少し見づらくなるものの、知っている人であれば十分に判別できます。
映像や音声のラグはなし、通話でスムーズに会話できた
映像や音声にラグはなく、リアルタイムの映像をチェックできます。音のズレがないので、スピーカーを使った会話もスムーズにできるのが魅力。特に、音の聞こえが悪かったり、相手に声が届かないなどのストレスはなく、普通に電話をしているような感覚で会話ができました。
アプリの接続は簡単!さまざまな機能や細かな設定を行える
Ring Indoor Cam本体とアプリの接続は、ナビ通りに進めればスムーズに行えます。他の屋内用カメラと比べると設定に時間がかかる印象はありますが、設定自体はそれほど難しくありません。
アプリの接続が終わると、過去の映像履歴をチェックしたり、通知のオンオフを設定したりと、さまざまな機能を利用できます。録画した映像をスマートフォンに保存することも可能なので、ペットのかわいい瞬間などを記録に残せますよ。
人感センサーの反応は◎人が通る数秒前から録画が開始される
Ring Indoor Camは、人の動きを検知して録画を開始する「モーション検知」を備えており、本体に人感センサーが内蔵されています。実際にRing Indoor Camを設置してみると、人感センサーの感度はなかなか良好。
今回の検証では、Ring Indoor Camをオフィスの人通りが多い場所に設置してみましたが、人が通るたびに映像が保存されていました。また、録画は早めの段階から始まるようで、人が通る数秒前からの映像が残されています。
スマートフォンからでも、Alexaからでも映像確認はしっかりできた
Ring Indoor Camは、スマートフォンからだけではなく、パソコン・Apple Watch・Alexaなどさまざまなデバイスから映像確認ができます。実際にringアプリを設定したスマートフォンと、Alexaとで、映像を比較してみました。
映像に、大きなラグはなかったものの、Alexaは少しカクカクしていました。ringアプリを設定したスマートフォンから見る映像の方が滑らかで見やすかったです。とはいえ、「デバイスによって画質が一気に粗くなる」などの不満点はなく、顔の認識具合や録画開始のタイミングは申し分なしです。
2023年8月追記:第二世代ではプライバシーカバーが追加!
Ring Indoor Camは2023年6月に第二世代が登場しており、プライバシーカバーが追加されています。プライバシーカバーを手動で左右にスライドすることで、必要に応じてカメラとマイクのON/OFFをすることが可能になりました。
カバーを閉じることにより、カメラ側のユーザーが自分の意思で撮影を止めることが出来ます。カバーを閉じると物理的に塞がるだけでなく、アプリ上での映像も切断される仕様になっているのでより安心です。
Ring Indoor Camは有料の「Ringプロテクトプラン」に加入しないと使えない?
Ring Indoor Camは、有料のRingプロテクトプランに登録しなくても利用可能です。
- リアルタイムのライブ映像の確認
- 双方向通話 など
「留守番しているペットの様子をたまに確認できればいい」「寝ている赤ちゃんが起きたかをリビングからちょこちょこチェックしたい」「遠方に住んでいる母親の安否確認をしたい」など、リアルタイムの映像が見られればいいという人は、有料プランに加入しなくても問題なく使えます。
- 映像の録画・過去に録画した映像の見返し
- 映像の保存・他ユーザーとの共有
- モーション検知をしたときの通知 など
「屋内に設置し、外にカメラを向けて不審者やいたずら対策をしたい」「店舗内やオフィスで防犯目的で使いたい」など、防犯カメラとして使いたい人は、録画・過去の履歴チェックができる有料プランへの登録がおすすめ。モーション検知をしたら、瞬時にデバイスへ通知が届き、アプリを開かなくても自動で映像を映し出してくれる機能も備わっています。
Ring Indoor Camの口コミ・評判
ここまでPicky’s編集部によるRing Indoor Camのレビューをまとめてきましたが、実際に商品を購入した人の口コミが知りたいですよね。Ring Indoor Camのいい口コミと残念な口コミの両方をまとめているので、ぜひ参考にしてみてください。
Ring Indoor Camのいい口コミ
- 安いのにきれいに映るし、暗視にも対応しているのがいい
- 見た目がかわいくてインテリアを邪魔しない
- 視野が広く、お部屋全体を見渡せる
Ring Indoor Camの口コミには、「カメラの映像がきれい」「暗い場所の様子もチェックできて便利」といったカメラの性能についての意見が見られました。1万円以下のリーズナブルな価格ながらも、室内の様子をきれいな映像でモニタリングできるのは画期的ですよね。
また、「見た目がかわいい」「コンパクトで部屋に置きやすい」と、Ring Indoor Camのデザインを評価するコメントもありました。リビングや寝室といった室内に設置する屋内用カメラは、本体の見た目にこだわりたいユーザーが多い印象。Ring Indoor Camは、デザインもサイズ感もちょうどいいのが魅力です。
Ring Indoor Camの悪い口コミ
- Amazon Prime会員は有料プラン扱いにして欲しい
- 有料プランの料金が高い
- カメラのライブ映像を常時映せないのが不便
一方で、Ring Indoor Camは録画や映像の保存が有料プラン限定の機能となっており、「有料プランの料金が高い」「Prime会員は有料プラン扱いにするべき」とのコメントが見られました。自分でSDカードを買う手間は省けるものの、月額料金が必要なのはちょっぴり損をした気分になりますよね。
また、「ライブ映像を常時映し出せないのがマイナスポイント」という声も。10分ほどでカメラの映像が切れてしまうので、10分毎にスマートフォンの画面をタップしたり、Alexaに話しかけたりしなければいけません。ベビーモニターとして寝室で寝ている赤ちゃんを常に映し出して様子を確認したい!という人にはやや不便に感じそうです。
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Ring Indoor Camの使い方・初期設定
- Ring Indoor Camのセットアップ
- STEP.1アプリをダウンロード初期設定を行う前に、スマートフォンにRingアプリをダウンロードしておきます。
- STEP.2アカウントを作るアプリがダウンロードできたら、Ringアカウントを新規作成します。すでに他のRingデバイスを使用している場合は、ログインして「新しいデバイスを追加」を行ってください。
- STEP.3QRコードを読み取るRing Indoor Camの背面にあるQRコードを読み取ります。QRコードは、クイックスタートガイドや商品のパッケージにも記載されています。
- STEP.4位置情報を登録するアプリに位置情報の許可を求められたら、「許可」を選択して位置情報を登録します。
- STEP.5Wi-Fiを設定するRing Indoor Camに名前をつけます。Ring Indoor Camを複数台設置する場合は、「リビング」「寝室」「廊下」というように場所の名前をつけておくのがおすすめです。自宅のWi-Fiを設定したら、設定完了です。
Ring Indoor Camのセール時期
Amazonでは、季節やイベントごとにさまざまなセールを開催しています。Amazonデバイスが大幅に値下げされることも多く、Ring Indoor Camを安く購入したい人には大きなチャンスです。Ring Indoor Camが安くなる可能性があるセールを下記にまとめました。
- ファッションタイムセール祭り:不定期
- タイムセール祭り:不定期
- 初売りセール:1月初旬
- ブラックフライデーセール:11月下旬
- プライムデー:7月中旬
過去のブラックフライデーセールでは、Ring Indoor Camを含むRingデバイスが最大50%オフの超お得な価格で販売されていました。Ring Indoor Camを少しでも安く手に入れたい人は、Amazonのセール情報をこまめにチェックしておいてくださいね。
その他のシリーズもおすすめ!
Ring Indoor Cam以外にも、外出先から来客と話せるRing Video Doorbellや、屋外に設置できるRing Spotlight Cam Plusなどもあるので、ぜひチェックしてみてくださいね。
Ring Indoor Camのよくある質問
Ring Indoor Camはどこで購入できる?
Ring Indoor Camは屋外でも使える?
Ring Indoor Camレビューまとめ
- 子供やペットの見守りにおすすめの屋内用カメラ
- コンパクト&シンプルデザインでお部屋に設置しやすい
- スマホアプリでリアルタイム映像のチェックができる
今回は、Amazonが販売している屋内用カメラ「Ring Indoor Cam」について紹介しました。お部屋の好きな場所に設置すれば、スマートフォンからいつでも映像をチェックできる便利なアイテムです。子供やペット、離れて住む家族の見守りにぜひ活用してくださいね。
Photo By 内田大貴