エンジニアやプログラマーはコードを高速で快適に入力できるプログラミング向けのキーボードを選びたいですよね。毎日使うキーボードは作業効率や体の疲労に大きく影響するアイテムなので、使いやすさにこだわりたいところです。
しかし、キーボードは配列やタイピングのしやすさが商品によって異なり、「どんなキーボードがプログラマー向けなの?」と悩んでいる方も多いはず。また、プログラム向けとして人気のあるキーボードは種類が多いため、どれが自分に合うか迷っている方もいるのではないでしょうか。
そこで本記事では、プログラミング用キーボードの人気商品をご紹介。プログラミング用キーボードのメリットや、おすすめメーカーについても解説するのでぜひ参考にしてみてください。
目次
プログラミングにおすすめのキーワードとは?
- タイプミスしにくい設計
- 高速タイピングにも正確に反応する
- 作業効率を高める機能を搭載
- 長時間の使用でも疲れにくい
プログラミングに特化した専用商品はありませんが、エンジニア・プログラマーが愛用するキーボードには、適度な打鍵感、ミスタイプを防ぎやすい配列、キーを底まで押さなくても正確に反応する仕組み(静電容量無接点式)などが採用されています。プログラマブルキーやNキーロールオーバーなど、コードの入力作業を快適にしてくれる機能を搭載したキーボードも多いです。
プログラマーは大量の文字・記号を入力する作業を長時間行うので、わずかな負担でも積もり積もって腰痛や肩こりにつながります。プログラミング向きのキーボードはキーが打ちやすくて疲れにくいのが魅力です。
【定番・英語配列対応】プログラミング用キーボードおすすめ商品比較一覧表
商品 | 最安価格 | キースイッチの種類 | 機能 | 対応OS | 接続方法 | 電源 | テンキー | サイズ | 重量 | カラー | キーボード配列 | |
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![]() | PFU(ピーエフユー) HHKB Professional HYBRID Type-S | ¥36,850 Amazon楽天市場Yahoo! | 静電容量無接点方式 | キーマップ入れ替え | Windows・macOS・Android・iOS・iPadOS・visionOS | 有線接続・Bluetooth接続 | 給電・単3形乾電池×2本 | - | 幅294×奥行き120×高さ40mm | 540g | 墨・白・雪 | 英語配列・日本語配列 |
![]() | 東プレ REALFORCE R3キーボード | ¥36,520 Amazon楽天市場Yahoo! | 静電容量無接点方式 | フルNキーロールオーバー・キーマップ入れ替え | Windows・macOS・Android・iOS・iPadOS | 有線接続・Bluetooth接続 | 給電・単3形電池×2本 | -(テンキー搭載バージョンもあり) | 幅379×奥行き163×高さ39mm | 1,300g | ブラック・スーパーホワイト | 英語配列・日本語配列 |
![]() | Apple(アップル) Magic Keyboard | ¥14,202 Amazon楽天市場Yahoo! | パンタグラフ式 | - | macOS・iOS・iPadOS | 有線接続・Bluetooth接続 | 給電・内蔵バッテリー(約1か月) | -(テンキー搭載バージョンもあり) | 幅278.9×奥行き114.9×高さ10.9mm | 239g | ホワイト | 英語配列・日本語配列 |
![]() | Keychron(キークロン) K15 Max QMK/VIA ワイヤレス カスタム・メカニカルキーボード | ¥19,910 Amazon楽天市場Yahoo! | メカニカル式(茶軸・赤軸) | Nキーロールオーバー・プログラマブルノブ・キーマップ入れ替え | Windows・macOS・Linux | 有線接続・Bluetooth接続・ワイヤレスレシーバー接続 | 給電・内蔵バッテリー(Bluetooth接続時:最長95時間・バックライト点灯かつBluetooth接続時:最長50時間) | - | 幅370×奥行き143×高さ21.3~29mm | 約700g | ブラック | 英語配列・日本語配列 |
![]() | Keychron(キークロン) K3 Max QMK/VIA ワイヤレス カスタム メカニカルキーボード | ¥19,360 Amazon楽天市場Yahoo! | メカニカル式(茶軸・赤軸・青軸) | Nキーロールオーバー・キーマップ入れ替え | Windows・macOS・Linux | 有線接続・Bluetooth接続・ワイヤレスレシーバー接続 | 給電・内蔵バッテリー(Bluetooth接続時:最長78時間・バックライト点灯かつBluetooth接続時:最長40時間) | - | 幅306×奥行き116×高さ17~22mm | 525g | ブラック・ホワイト | 英語配列・日本語配列 |
![]() | Mistel(ミステル) BAROCCO MD770 RGB BT | ¥24,990 Amazon楽天市場Yahoo! | メカニカル式(茶軸・青軸・赤軸・静音赤軸・銀軸) | Nキーロールオーバー・マクロ機能 | Windows・macOS | 有線接続・Bluetooth接続 | 給電・内蔵バッテリー(最長35時間) | - | 幅320×奥行き140×高さ28~34.5mm | 860g | ブラック | 英語配列・日本語配列 |
テンキーレスで打ち心地よく、英語配列対応のプログラミング向けキーボードを紹介します。日本語配列も選べる商品なので、ここではキーボードの機能や打鍵感を参考にしてみてください。
【定番・英語配列対応】プログラミング用キーボードおすすめ商品6選
高速タイピング性・静音性が優秀なハイエンドモデル
タイピング速度にこだわりたい方におすすめ。「プログラマーが理想とするキー配列」をコンセプトに作成されたキーボードで、不要なキーを極限まで削っています。
具体的には矢印キーが搭載されておらず、「Control」キーや「Fn」キーを組み合わせて矢印キーやショートカットを入力します。操作に慣れればホームポジションを維持できるため、高速でコードを入力できますよ。
キースイッチは静電容量無接点方式。口コミでは「キーの反応が軽く、指が疲れにくい」「スコスコとした打鍵感が気持ちいい」「静かなので夜も気にせず作業できる」と好評の声が見られました。デザインもよく、アルファベット・記号などが印字されていない無刻印のモデルも選べます。
指に吸い付く打ち心地、入力を認識するポイントを変更できる
使い心地を重視したい方におすすめ。指に吸い付くような優しい打ち心地のキーボードです。強く押下しても反発が小さく、長時間の作業でも指への負担を抑えられます。本体が1,300gと重いので持ち運びには不向きですが、その分高速でタイピングしてもキーボードが全くずれません。
口コミでも「値段相応の好感触」という声があり、「さすが高級キーボード」とコスパを評価されていました。入力認識のポイントを調整できるのも特徴。どのくらい押し込んだときに入力を認識するかを、専用のソフトウェアで0.8・1.5・2.2・3.0mmから選べます。
また、キーマップ入れ替え機能で全てのキー配置を変更できるため、自分がよく使用するキーを入力しやすい位置に変更すれば、入力効率を向上させられます。
Mac独特の配列、スリムなキーで正確なタイピングができる
Macを使っている方におすすめ。「Space」キーの両サイドに日本語入力キー・英語入力キーがあり、親指で入力モードを切り替えられます。プログラミング中にメモしたり通知を確認したりするときも、キーボードを見ず手の感覚で素早く切り替えてタイピングできますよ。
薄型のスリムなモデルでもクリック感がしっかりあり、打ち心地も快適。パタパタとした音が鳴りますが、静音性が高く自分以外の人が周囲にいても気軽に使用できます。
コンパクト・軽量なので持ち運びも簡単。バッテリーも約1か月持つため、充電し忘れても作業中に電源が切れる心配がありません。アップルらしいスタイリッシュなデザインも魅力的です。
手首の疲労が気にならないAliceレイアウトモデル
自然な手の形でキーボードを使いたい方におすすめ。キーのレイアウトが傾いていて、キーボードを操作する手が八の字になるため、手首にかかる負担を抑えられます。
左上に搭載されたノブにキー・マクロを割り当て可能。音量の上げ下げや拡大・縮小など、プログラミング以外の用途でも役立ちます。専用のウェブアプリを使えば割り当てるキーも自由に変更できるので使い勝手が抜群です。
内蔵バッテリーの容量は2,000mAh。Bluetooth接続時は最長95時間、バックライト点灯時は最長50時間連続で使用できます。ワイヤレスレシーバー接続にも対応しているので、接続の安定性を重視したい方にもおすすめです。
吸音フォーム搭載で静音性抜群、薄型のメカニカルキーボード
Keychronは2017年に香港でキーワード愛好家が集まって作られたメーカー。K3 MaxはK3シリーズの最上位モデルで、75%のコンパクトなレイアウトやカスタマイズ性が特徴です。
キーキャップを含む厚みが17~22mmと、メカニカル式の中では最も薄いため、高さのあるキーボードが苦手な方でも違和感なく使用できます。無駄な余白がないデザインでコンパクトなので、キーボードを気軽に持ち運んでプログラミングの勉強や仕事に取り組めます。
また、吸音フォームが搭載されていて、タイピングの音を抑えてくれます。打鍵感はメカニカル式らしいしっかりしたクリック感があり、気持ちよくコードを入力できますよ。「メカニカルだけどオフィスでも使える静音声」というレビューもありました。
分離型で体格に合わせて配置できる、軸の選択肢も豊富
手首・肩の疲れが気になる方におすすめ。左右に分離しているエルゴノミクスタイプで、肩幅が大きい方でも窮屈さを感じずにタイピングできます。メカニカル式で茶軸・青軸・赤軸・静音赤軸・銀軸の選択肢があるので、好きな軸を選びましょう。
キーキャップが2色成型で文字が消えない仕様なのもポイント。長期間使用しても貧相な見た目になりません。接続方法は有線・無線の両方に対応。580mAhのバッテリーが搭載されていて、Bluetooth接続は最長35時間使用できますよ。
マクロ機能で1つのキーに複雑な操作を登録できます。定型文の入力やショートカットの呼び出しにかかる時間を短縮したい方にもおすすめです。
【日本語配列】プログラミング用キーボードおすすめ商品比較一覧表
商品 | 最安価格 | キースイッチの種類 | 機能 | 対応OS | 接続方法 | 電源 | テンキー | サイズ | 重量 | カラー | キーボード配列 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
![]() | Logicool G(ロジクール G) G913 TKL | ¥23,500 Amazon楽天市場Yahoo! | メカニカル式(茶軸) | 5個の専用Gキー・マクロプロファイル | Windows・macOS・Android・iOS・Chrome OS | 有線接続・Bluetooth接続・ワイヤレスレシーバー接続 | 給電・内蔵バッテリー(LED使用時:40時間) | - | 幅368×奥行き150×高さ22mm | 810g | ブラック・ホワイト | 日本語配列 |
![]() | Logicool(ロジクール) MX KEYS MINI | ¥16,700 Amazon楽天市場Yahoo! | パンタグラフ式 | Logi Options+によるカスタマイズ | Windows・macOS・Linux・Android・Chrome OS | Bluetooth接続・ワイヤレスレシーバー接続 | 内蔵バッテリー(バックライトオフ:最長5か月・バックライトオン:最長10日) | - | 幅295.99×奥行き131.95×高さ20.97mm | 506.4g | グラファイト・ペイルグレー・ローズ | 日本語配列 |
![]() | Logicool(ロジクール) KX850CC MX MECHANICAL MINI | ¥18,091 Amazon楽天市場Yahoo! | メカニカル式(茶軸・赤軸・青軸) | Logi Options+によるカスタマイズ | Windows・macOS・Linux・Android・Chrome OS | Bluetooth接続・ワイヤレスレシーバー接続 | 内蔵バッテリー(バックライトオフ:最長10か月・バックライトオン:最長15日) | - | 幅312.6×奥行き131.55×高さ26.1mm | 612g | グラファイト | 日本語配列 |
![]() | ARCHISS(アーキス) Maestro TKL | ¥17,980 Amazon楽天市場Yahoo! | メカニカル式(静音赤軸・赤軸・茶軸・青軸・黒軸・スピードシルバー軸・クリア軸) | キーロック・USB Nキーロールオーバー切替(DIPスイッチ)・マルチメディアファンクション | Windows・macOS | 有線接続 | 給電 | - | 幅360×奥行き140×高さ36mm | 975g | ブラック | 日本語配列 |
![]() | ELECOM(エレコム) TK-MC50UKLGY/EC | ¥8,990 Amazon楽天市場Yahoo! | メカニカル(赤軸) | Nキーロールオーバー | Windows・macOS・Chrome OS | 有線接続 | 給電 | 〇 | 幅446×奥行き137×高さ42mm | 948g | グレー | 日本語配列 |
日本語配列のおすすめプログラミング向けキーボードを紹介します。
【日本語配列】プログラミング用キーボードおすすめ商品5選
超高速ワイヤレスで入力の遅延を感じないゲーミングキーボード
ワイヤレスで使用したいけど遅延が気になる方におすすめ。わずかな遅延が勝敗を分けるゲーム用途で使われるキーボードなので、無線接続でもほとんど遅延を感じません。有線接続にも対応していて、充電しながらも使用できます。
日本語配列ですがキーの印字はアルファベットと記号のみ。かなが記載されていないので見た目がすっきりしていておしゃれです。ゲーミングデバイスらしいRGBライティングにも対応。かっこいいスマートなキーボードが欲しい方にぴったりですよ。
複数デバイスへの接続も簡単で、専用キーを押すだけでBluetoothでの接続先を切り替えられます。スマホやタブレットとの接続が多い場合も使いやすいです。
クリエイター向けのミニマムなモデル、かわいいカラーも選べる
かわいいキーボードが欲しい方におすすめ。ハイエンドモデルはホワイト・ブラック・グレーの無彩色の商品が多いですが、本機はローズを選べます。パソコン周りが華やかになるので、気分を上げてプログラミングに取り組めますよ。
プログラマーのようなクリエイターに向けて作られたキーボードなのもポイント。軽い打鍵感で高速・スムーズなタイピングができます。コンパクトなので資料や技術書を机に置いて作業しやすいです。
キーの中央がくぼんだ形になっているのも特徴。指先でキーのどの位置を触っているかわかり、正確に入力できます。また、キーボードに手を近づけるとバックライトが点灯するので、暗い場所での作業も快適です。
サブ機にぴったりなテンキーレスより小さい65%サイズ
使用場所や作業内容によってキーボードを変えたい方におすすめ。一般的なテンキーレスキーボードよりさらにキーを減らした65%サイズのモデルです。とてもコンパクトなので、外出先用やサブ機に最適ですよ。
薄型のメカニカルスイッチで流れるように入力できるのも特徴。赤軸・青軸・茶軸を選択でき、好みの打鍵感でプログラミングに集中できます。それぞれ押下時にどんな音が鳴るか公式サイトで紹介されているので、音が気になる方はチェックしてみましょう。
ロジクール純正のソフトウェア「Logi Options+」に対応。バックライトの設定やショートカットの割り当てなどができ、カスタマイズを楽しめます。
細かいストレスをカット、機能が豊富で快適に使用できる
機能の充実性を重視する方におすすめ。誤打によってキー入力が固定されるといった、地味にストレスになることを減らせる機能が充実しています。例えば、キーロック機能を使えば、「Windows」キーのようなアプリの動作を停止させるキーをロックできます。
また、アルファベットが大文字に固定される「CapsLock」キーや、矢印キーの操作がスクロール動作に固定される「ScrolLock」キーがオンになっているときはLEDライトが点灯。誤打にすぐ気づけますよ。
接続方法は有線接続のみですが、ケーブルは着脱可能。また、ケーブルは前方だけでなく左右にも配線できるので、邪魔にならない使い方ができます。
高コスパ!軽やかな打鍵感が気持ちいいメカニカルキーボード
できるだけ安いメカニカルキーボードを探している方におすすめ。1万円以下とは思えないほど軽やかで使い心地がいい打鍵感のキーボードです。口コミでもとても好評でコスパ抜群ですよ。
テンキーの上にFnLock・NumLock・CapsLock・ScrollLockの状態を表示するLEDランプを搭載。各キーが有効になっていると点灯するので、ひと目でキーボードの状態を確認できます。
Nキーロールオーバーに対応。入力したキーの取りこぼしがなく、入力し直す手間を省けます。1秒間に1,000回キーボードからデバイスに入力情報を操作するので、押下したキーへの反応が高速。安心してタイピングできます。
プログラミング用キーボードの選び方
プログラミング用キーボードを選ぶときは、キーボード配列・キースイッチの種類・テンキーの有無・接続方法などをチェックするのが大切。具体的にどんなキーボードを選べばいいかご紹介します。
働き方に合わせてキーボード配列を選ぶ
キーボードには英語配列(US)と、日本語配列(JIS)の2種類があります。それぞれ違うメリットがあるので、自分の環境に合った配列を選びましょう。
プログラミングの入力効率を考えるなら「英語配列」がおすすめ
効率よくコードを入力したいなら英語配列がおすすめ。プログラミングでよく使用する「[」・「]」キーや、「+」・「-」・「=」キーが横並びに配置されていて、記号キーを入力しやすいです。
また、「Enter」キー・「右Shift」キーが横に長く、ホームポジションが崩れにくいのもメリット。手を動かす範囲を小さくできるので、手首や腕の疲労を抑えられます。
なお、英語配列のキーボードには「半角/全角」キーがありません。デフォルトの設定では、「Alt」キーと「~」キーを同時押しして切り替える必要があります。同時押しでの切り替えが面倒なら、キーマッピングを変更して他のキーに入力変換を割り当てるのがおすすめです。
会社のキーボードを使用する機会があるなら「日本語配列」がおすすめ
会社では支給されたキーボードを使っているなら日本語配列がおすすめ。日本の企業では日本語配列のキーボードが使われているケースが多く、自宅のキーボードを英語配列にするとミスタイプが増えてしまいます。
英語配列のキーボードは入力効率においては優れていますが、ミスタイプが増える場合は英語配列にする意味がありません。会社や他人のキーボードを使用する機会があるならできるだけ配列を統一しましょう。
また、ノートパソコンは一部MacBookやオプションでキー配列を変えられるケースを除くと、日本語配列が一般的。ノートパソコンを使う機会がある方も日本語配列のキーボードがおすすめです。
キースイッチの種類は好みに合わせて
キーボードの各キーは、スイッチの上にアルファベット・平仮名・記号などが印字されたキートップが取り付けられています。スイッチを押し込んで文字が入力されるので、打鍵感はキースイッチの種類によって大きく変わります。
キースイッチは、メカニカル式・静電容量無接点式・パンタグラフ式・メンブレン式の4種類。それぞれ異なるメリットがあるので、自分の好みや重視するポイントに合わせて選びましょう。
打鍵感を楽しんで気持ちよく仕事したい方には「メカニカル式」がおすすめ

出典:amazon.co.jp
打鍵感にこだわりたい方にはメカニカル式がおすすめ。メカニカルスイッチの軸には赤軸・茶軸・青軸・黒軸などの種類があり、軸を変えると打鍵感も変わるのが特徴です。自分好みの打鍵感の軸を選べば気分が上がって作業が捗りますよ。各軸の特徴は後述します。
また、スイッチが独立していて交換・カスタマイズが簡単なのもポイント。気軽に軸を交換してストロークの深さや打鍵音などを調整できます。キーが故障した場合も該当箇所だけを交換できるので、キーボードを長く愛用できますよ。
価格はメンブレン式・パンタグラフ式に比べると高価。安いモデルで5,000円程度、高価なモデルなら1万~2万円程度です。ただ、メンテナンスしやすく耐久性も優れているので、長期的にみるとコスパは高いです。
関連記事:打鍵感最高!メカニカルキーボードおすすめ27選!安い1万円以下・おしゃれなのも
疲労を抑えたい方には「静電容量無接点式」がおすすめ

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疲労が気になる方には静電容量無接点式がおすすめ。キースイッチがどのくらい押し込まれたかを静電容量で測定して判断するため、底まで押下しなくても文字を入力できるのが特徴です。「スコスコ」とした滑らかで柔らかい打鍵感も魅力で、プログラマーを始めとした大量の文字を入力する方に高い人気を誇ります。
また、キーボードの耐久性が優れていて長く愛用できるのもメリット。価格の相場は2万~4万円と高価ですが、長期的に考えると価格に見合った価値は十分あります。
編集部
タイピング速度重視の方やノートPCを使う方には「パンタグラフ式」がおすすめ

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タイピングの速度を重視する方にはパンタグラフ式がおすすめ。パンタグラフ式はX字型のスプリングが搭載されていて、電車の屋根に付いているパンタグラフに似た形になっているのが特徴です。キーが薄くて軽いタッチでも入力でき、キーの端を押下しても確実に文字を入力できます。
キーストロークが浅く、爪・指が他のキーに引っかかりにくいのもポイント。長めのネイルをしていてもキーボードを打ちやすいです。静音性も高く、オフィス・カフェ・図書館のような周りに人がいる環境でも安心して使用できます。本体が薄型なので持ち運びにも便利ですよ。
また、ノートパソコンを使う方にもパンタグラフ式がおすすめ。ノートパソコンのキーボードもパンタグラフ式が採用されているため、同じ感覚で使用できます。パンタグラフ式のキーボードは、2,000円程度の安いモデルから数万円の高いモデルまで幅広く販売されていて、予算に合わせて選びやすいです。
安さを重視したい方には「メンブレン式」がおすすめ
できるだけ価格が安いキーボードが欲しい方にはメンブレン式がおすすめ。キースイッチにゴムが使われていて、弾力のある柔らかい打鍵感が特徴です。他の種類に比べると価格が抑えられていて、安いモデルなら1,000円程度、高価なモデルでも1万円程度です。
深めのストロークにしては打鍵音が比較的静かなのがメリット。パンタグラフ式ほどではありませんが、周囲に人がいても安心して使用できる大きさです。ただ、ストロークが深めなのは疲労につながりやすいので要注意。しっかり押し込んでいる感覚が欲しい方にはおすすめです。
メカニカル式を選ぶなら軸の色をチェック
メカニカルキーボードを選ぶ場合は軸の種類も重要です。軸の種類ごとに特徴やおすすめな人を紹介するので、どの軸が自分に合っているかチェックしましょう。
編集部
疲労感や打鍵音を抑えたい方におすすめな「赤軸」

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赤軸はキーのタッチが軽く、力を入れなくても文字を入力できるのが特徴です。手や腕をリラックスさせた状態で作業できるため、疲労感を抑えられます。また、打鍵音も静かなので騒音も気になりません。カフェ・図書館のような公共の場所でも気軽にプログラミングができます。
- 疲労感を抑えて楽に入力したい方
- コードの入力効率を重視する方
- 気分転換のために外出先で作業する機会がある方
打鍵感が強く、入力している感覚を楽しみたい方におすすめな「青軸」

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青軸はクリック感が強く、入力の感覚を最もはっきり感じられるのが特徴です。しっかりとした打鍵感と「カチッ」という大きめの打鍵音があり、タイピングのリズムを取りやすいため、リモートワークで黙々とコードを書くなら耳でも入力を楽しめます。
ただし音が大きいため、オフィスやカフェ、Web会議中の使用には不向き。周囲への配慮が不要な環境で使うのがおすすめです。
- 打鍵感・打鍵音を楽しみたい方
- 1人の空間で作業する方
赤軸・青軸の中間的な性能で初めてのメカニカルキーボードにおすすめな「茶軸」

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茶軸は、赤軸と青軸の中間的な特性を持ち、適度な打鍵感と静かめのクリック感が特徴のスイッチです。青軸ほど打鍵音が大きくなく、赤軸よりもわずかに押しごたえがあるため、メカニカルキーボード初心者にも扱いやすい軸として人気があります。茶軸から試して、赤軸や青軸へ移行するときの基準にするのもおすすめです。
- 店頭で打鍵感・打鍵音を試せない方
- メカニカルキーボードを初めて購入する方
疲労軽減・タイピング速度向上のためにも「テンキーなし」がおすすめ
プログラミング用のキーボードを選ぶなら、テンキーなし(テンキーレス)タイプがおすすめです。テンキーは、Excelへのデータ入力など数字を頻繁に入力する作業では便利ですが、プログラミングでは大量の数字を入力する機会は少ないため、必須とはいえません。
また、テンキー付きのキーボードを使用すると、マウスとの距離が遠くなるため、マウスを使うたびに手を大きく動かす必要があり、腕の疲労につながります。長時間作業をするエンジニアやプログラマーにとって、快適な手の移動は重要なポイントです。
編集部
疲労が気になるならエルゴノミクスキーボードもおすすめ

出典:amazon.co.jp
肩や腕の疲労が気になる方にはエルゴノミクスタイプのキーボードがおすすめ。手首や指への負担を軽減できる形状になっていて、長時間集中してプログラミングに取り組めます。
特に肩幅が広い方には左右分離型キーボードがおすすめです。キーボードが真ん中で分割されているので、肩や背中に負担のかからない自然な手の幅でタイピングできます。
また、左右分離型はホームポジションがわかりやすく、標準運指でないと入力が難しいため、タイピングのクセを矯正できるのも魅力。正しいタッチタイピングを習得できれば正確性がアップして、入力速度が速くなりますよ。
あると便利な機能もチェック
キーボードの中には、便利な機能が搭載されているモデルもあります。特におすすめの機能をご紹介するので、活用できそうな機能があったらチェックしてみてください。
キーに好きな機能を割り当てられる「プログラマブルキー」
プログラマブルキーは、ショートカットや特定の文字列をワンボタンで呼び出せる機能です。コピペや保存などの頻繁に使う操作を登録すれば、コードの入力や作業効率を大幅に向上できます。
また、登録するショートカットや文字列は、ホームポジションから手を大きく動かさずに入力できるキーに割り当てると、より快適に操作できるためおすすめです。
複数のキー入力にも対応できる「Nキーロールオーバー」
Nキーロールオーバーは複数のキーを同時に押しても正確に認識できる機能。例えば、8キーロールオーバーなら8個のキーの同時押しに、全キーロールオーバーなら全キーの同時押しも正確に入力できます。
この機能はゲーム用途で重要ですが、プログラミングでも役立ちます。特に入力速度が速い場合、同時押しとして誤認識されたり、入力の順番が変わったりすることがあります。Nキーロールオーバー対応のキーボードなら、ほぼ同時に押したキーの順番も正しく認識されるため、入力ミスを減らし、快適にタイピングできます。
関連記事:プロも推す最強ゲーミングキーボードおすすめ23選!人気のラピッドトリガー対応も
誤入力を防げる「アンチゴースト機能」
アンチゴースト機能は、キーボードの「ゴースト(Ghosting)」と呼ばれる誤入力を防ぐ機能です。ゴースト現象とは、複数のキーを同時に押した際に、意図しない別のキー入力が発生する現象を指します。
Nキーロールオーバーが「押したキーが反応しない」問題を防ぐ機能なのに対し、アンチゴースト機能は「押していないキーが誤って入力される」問題を防ぐ機能です。アンチゴースト機能が搭載されていれば、タイピング速度が速くても、意図しない誤入力を防ぎ、正確に文字や記号を入力できます。
接続方法は使い方に合わせて選ぶ
プログラミング用キーボードには無線接続・有線接続の2種類があります。好みで選んでも問題ありませんが、プログラマーならではの観点での選び方もあるので詳しくご紹介します。
外出先で使ったりスマホに接続したりするなら「無線接続」がおすすめ
プログラマーの中にはノマドワークをしている方も多いですよね。外出先でプログラミングをするなら、ケーブルが邪魔にならない無線接続がおすすめです。無線キーボードは気軽に持ち運べて、机を広々と使えます。資料やモバイルモニターを広げたり、飲み物を置いたりしても快適に作業できますよ。
また、スマホ・タブレットにキーボードを接続する機会がある方にも無線接続がおすすめ。接続先をワンタッチで切り替えられる製品もあり、開発中のアプリの使い心地を確認したり、連絡を返したりする作業がスムーズにできます。
無線接続の方法はBluetooth・ワイヤレスレシーバーの2種類。ワイヤレスレシーバーの方が接続が安定しますが、スマホ・タブレットと接続するときはBluetoothを使った方が便利です。
関連記事:【コスパ最強】ワイヤレスキーボードおすすめ18選!価格や機能で徹底比較(2025年最新版)
電池交換の手間を省いてプログラミングに集中したいなら「有線接続」がおすすめ
プログラミングに集中したいなら有線接続がおすすめです。有線キーボードは電池が切れたり接続が不安定になったりしないため、作業を中断させられる心配がありません。
また、プログラマーの中には、無線キーボードの遅延がストレスになる方もいます。有線キーボードならキー入力への反応速度が速いので、レスポンスが気になる方でもストレスなく使用できますよ。
プログラミング用キーボードのおすすめ人気メーカー
各メーカーから特色のあるプログラミング用キーボードが発売されているので、どれにするか悩んだらメーカーで選んでみるのもおすすめ。特に人気のメーカーを4社ご紹介します。
日本製・静電容量無接点方式で快適に使える「東プレ(Topre)」
静電容量無接点方式のキーボードが欲しい方におすすめなのが、東プレのREALFORCEシリーズです。APC(アクチュエーションポイントチェンジャー)機能でキースイッチが反応する押し込み位置を調整できるのが特徴。浅いタッチで入力したい方も深い押下で入力したい方も使いやすいです。キー荷重も30~55gの範囲で選べるため、自分好みのキーボードで作業できますよ。
プログラマー向けの合理的なキー配列が魅力的な「PFU(ピーエフユー)」
多くのプログラマーが愛用するPFUのHHKB(Happy Hacking Keyboard)。HHKBにはファンクションキーや物理的な矢印キーを省いたモデルがあり、プログラマー向けのキー配列になっています。「Fn」キーとの組み合わせによる操作に慣れが必要ですが、慣れればホームポジションを崩さずに入力できるため、高速でコードを打ち込めます。
価格は2万〜3万円台と高めですが、耐久性が高く、長期的なコスパは優秀です。
安いモデルもラインナップ充実の「Logicool(ロジクール)」
ロジクールは価格帯が幅広く、数千円のエントリーモデルから2万円前後の高性能モデルまでラインナップが充実しています。特に、タイピングのしやすさを重視したプログラマー向けの高品質なキーボードも揃っています。「Logi Options+」アプリを活用すれば、ショートカットや特定のアクションをキーに割り当てられるため、コーディング作業の効率を向上できます。
デザイン性が高く軽いタッチで入力できる「Apple(アップル)」
Macシリーズを使っている方におすすめなのが、アップルのMagic Keyboardシリーズです。キーが低いため指を滑らせるようにタッチでき、素早く正確に入力できます。日本語配列・英語配列の両方に対応していて、「Space」キーの両サイドにかな・英数を切り替えるキーが搭載されているのも魅力。日本語・英語をスムーズに切り替えられますよ。
プログラミング用キーボードのよくある質問
テンキーを使いたい場合のおすすめは?
東プレのリアルフォースは種類が多すぎて違いがわからない
おすすめプログラミング用キーボードまとめ
プログラミングの入力効率を大幅に上げてくれるプログラミング用キーボード。文字入力が速くなるので、ゲームやメールなどプライベートでも活躍しますよ。
- 働き方に合わせてキーボード配列を選ぶ
- キースイッチの種類は好みに合わせて
- メカニカル式を選ぶなら軸の色をチェック
- 接続方法は使い方に合わせて選ぶ
- 疲労軽減・タイピング速度向上のためにも「テンキーなし」がおすすめ
- 疲労が気になるならエルゴノミクスキーボードもおすすめ
- あると便利な機能もチェック
以上のポイントを参考に、快適にプログラミングに取り組めるキーボードを見つけましょう。