今回は、GoPro Hero7とGoPro Hero8の違いを比較していきます!
始めてGoProを買おうと思っている方や、旧モデルからの買い替えを検討している方など、HERO8が気になっている方も多いはず。
そこで悩むのが1つ前のモデル、GoPro HERO7と「どっちを買ったらいいのか」「HERO7から買い替えるべきか」という問題ではないでしょうか。
確かにHERO7も名機、しかもHERO8の発売に伴い、公式の価格も1万円下がりました。
そこで今回、GoProマニアが集うRentry編集部スタッフが「HERO8とHERO7どっちを買ったらいいの?」という疑問にお答えします!
GoPro Hero8とGoPro Hero7のどちらを購入するか迷っている人は必見の内容になっています。
目次
GoPro Hero8とHero7の違いはコレ!!
GoPro Hero8の方がよくなった部分
- 手ブレ補正が強くなった
- タイムワープ動画が進化
- 操作しやすくなった
- モジュールができた
- フレームが要らなくなった
コレが今回のGoPro Hero8の進化のポイントです。「良くなった!!」という点ですね。
関連記事:【実写レビュー】進化したGoPro Hero8の魅力は?注目すべき8つのポイントで徹底解説!
①まずは機能面。「Hyper Smooth 2.0」で手ブレ補正がより強力になり、「Time Warp 2.0」でタイムワープの撮影中にスロー撮影ができるなど、撮影機能は最新版にアップデートにされています。
②次に操作面。Gopro Hero7を使っているときに「使いづらいな〜」と思ってた操作性のイマイチな部分は「Hero8」になってかなり改善されました。
たとえば「電源ON & OFF」が早くなったし、「画質の設定」などはタッチパネルでカンタンにできるようになっています!写真や動画のセッティングもかなりスムーズにできるようになりました!またプリセット機能などが追加されて、設定が記録できるようになったのも◎。
関連記事:GoPro HERO8 (ゴープロ 8)の基本的な使い方!絶対に知っておくべき操作を覚えよう!
③最後は設計面です。Hero8はフレームが無くなったので、バッテリー交換がカンタンにできるようになりました。またアクセサリーとゴープロ本体が直接繋げるのでフレームを忘れて使えない・・・なども無くなりました!!
Gopro Hero7の方がよかった部分
- 水没しにくい
- 落したときなどフレームが傷などから守ってくれる
- 充電しながら使うことができる
次はGopro Hero7の方が良かった部分です。
Hero7ではフレームがあったので、それによって堅牢性が強くて、防水に対しても強かったように思います!!
たとえば水の中で使っているとHero8の方が水没事故が起こる可能性が高いです。
これは蓋がちゃんとしまってなかった場合に発生してしまうミスなので、普通に使っている分には浸水は起こりません。ただ蓋が閉まってない状態で水中に入ってしまうというミスも起こりえるので、そんなときにフレームが有る場合は守ってくれるというのがメリットでした!
またHero7は給電しながら撮影できていたのですが、Hero8だとそれがやりづらくなっています。なので長時間撮影するときにはHero7の方がオススメです!
ほとんど変わらないポイント
- 画質はとくに変わってない
- バッテリーの持ち時間
画質に関してはほぼ変わりません!
これは撮影したデーターを編集していて感じたことなんですが、どちらで撮影した映像もほぼ同じクオリティーです。
手ブレ補正はGopro Hero8の方が強力ですが、画質の良さではどちらも大差はないというのが感想です!
またバッテリーの持ち時間も45~60分程度。連続撮影時間もほとんど変化はありません!
関連記事:GoPro(ゴープロ) HERO8 Black新バッテリーと旧バッテリーの違いは?旧バッテリーも使える?
関連記事:Goproのバッテリーの持ち時間は?全機種の撮影時間や充電時間などまとめ
GoPro8とGoPro7の価格を比較
新品の価格(2020年2月現在)
Gopro Hero7とHero8の新品購入の価格を比較してみました。
市場価格は価格比較サイトを参考にしていますが、金額は常に上下しているので、あくまで参考程度に。
Gopro Hero7 | GoPro Hero8 | |
公式ストア価格 | 40,800円 | 50,800円 |
市場価格 | 37,000〜円 | 46,000〜円 |
中古の価格(2020年2月現在)
Gopro Hero7とHero8の中古品の価格を比較してみました。
中古購入する場合はECサイトかヤフオク、フリマ系アプリだと思います。だいたいの価格を調べて中古価格の平均値をだしてみました。あくまで参考程度に。
Gopro Hero7 | GoPro Hero8 | |
中古価格 | 35,000~38,000円 | 43,000~45,000円 |
まだ発売されたばかりのGopro Hero8はほとんど中古で出回っていません。なのでまだまだ希少価値が高く、中古で出ていたとしても新品価格とほとんど変わりません!
GoPro8とGoPro7のデザイン・外観の違い
GoPro HERO8 BlackとGoPro HERO7 Blackのデザインも比較してみました。
ほとんど変わらないように見えますが、並べてみると細かい点で結構相違点があります。
写真左側がHERO8、右側がHERO7です。
正面からみるとHERO8の方が一回り大きくなっていますね。
後述しますが、これはHERO8からマウントフィンガーが内蔵式になったためです。
またHERO8はレンズ下にもマイクが内蔵されました。
これにより正面からの音をより拾いやすくなっています。
HERO8は本体の左側に電源ボタンがあります。
HERO7は本体の右側の電源ボタンがあるので、HERO7を使っていた人にとっては最初少し戸惑うポイントですね。
またHERO8の側面が少しざらついているような質感になっているのがわかりますでしょうか?
個人的にはこの質感が渋く気に入っています。
ただのブラックでなく、所有した人だけが気づくような無骨なデザインに男心をくすぐられました。
心なしかグリップもしやすい気がします。
HERO8の本体の右側面にはバッテリードアがあります。
バッテリーやSDカード、USBポートなど全てが一箇所にまとめられているのも、HERO7との違いの一つですね。
背面もHERO8の方が一回り大きいですね。
フレームレスになった分、液晶の外が分厚くなっています。
シャッターボタンもシームレスなデザインになりよりスタイリッシュになりました。
これがHERO8がHERO7と大きく変わった点の一つ。
マウントフィンガーが内蔵式になっています。
フレームがいらなくなるこの仕組みは個人的にはかなり嬉しいポイントです。
GoPro本体だけあれば、アクセサリーと接続できるのは地味に便利なんですよね。
マウントフィンガーが内蔵式になったのはHERO8と同時期に発売されたGoPro MAXでも採用されています。
関連記事:やっと来た。本当に使える360度カメラ「GoPro MAX」を徹底レビュー!
Goproバッテリーの持ち時間の違い
Gopro Hero8とHero7ではバッテリーが違います
バッテリーの容量は変わりませんが、最大出力値が新バッテリーの方が大きくなっています。
Hero8に付属しているバッテリーは底部が青くなっています。Hero8では手ブレ補正のブーストモードを使用する際に大きな電力を使うため、Hero8のバッテリーではその機能が使えます。
逆にそれ以外の通常撮影などでしたらGoPro Hero7のバッテリーでもそのまま使用することができます!
バッテリーはサイド部分から挿入。
爪を下に下げることでロックが外れます。
GoPro Hero8はバッテリーの挿入部分にUSB-C端子の接続部分もあります。
バッテリーカバーが外れるのもGoPro Hero8だけです!
このバッテリーカバーはとても簡単に外れるので、屋外で使用している時などは意図せず外して、落として失くしてしまうことがないようにご注意ください。
Gopro Hero8にはフレームが無い
Gopro Hero8にはフレームがないので、そのまま自撮り棒やマウントなどに接続できます!
Hero7はフレームがないと、アクセサリーとは接続できません!
GoPro Hero8とHero7を使い比べて感じた感想
比較ポイント① フレームがないのは便利
Gopro Hero8のフレームがなくなったというのはすごく便利です。フレームを忘れてアクセサリーと接続できなかった、なんてミスもなくなりますし、何より荷物が少しでも減るのが嬉しいです。
またHero7はフレームが堅く、バッテリーの交換でフレームを外すのも結構面倒でした。GoProを丸1日使うとなるとバッテリー交換を3、4回はします。その度に「フレームを外す」という苦労がHERO8になると、ほとんど感じません。
比較ポイント② マウントフィンガーが内蔵されている(折りたたみ式に)
もっと早くから採用されて欲しかった本体とマウントフィンガーの一体化!
マウントフィンガーが内蔵されているということは、HERO7までは必須だったフレームがいらなくなったということ。
この小さな変化が使い勝手には大きく影響するので、非常に嬉しい変更点です。
GoPro Hero8はマウントの接続部分が本体に直接搭載されました。マウントフィンガーを収納しているときはこんな感じ。
使用する際にはこのフィンガー部分を取り出し、そして使用しないときは収納することでコンパクトに持ち運べます!
GoProって「小さくてコンパクト」だから好き!って人も多いと思うのですが、今まではアクセサリーと接続するためにフレームが必要だったんですよね。
GoProと三脚は持ってきたのに、フレームを忘れたから三脚と接続できなかった!なんてミスは意外とあるあるな話ですしね。
またフレームレスなおかげでバッテリーの交換も簡単になりました。
HERO7まではフレームを一度外すという作業がありましたが、その必要もなくなりました。
GoProのバッテリー交換は割と頻繁に行うのでこれも嬉しいポイントの一つですね。
比較ポイント③ モジュールはとくに要らないかも?
GoPro Hero8ではモジュール機能が話題になっていますが、実際にはモジュールの必要性は微妙なところです。
たとえば海に潜るときは暗いからライトモジュールを使うと便利かもしれませんが、普段通りに使うときにはモジュールは必要ない気がします。
たしかに液晶モジュールがあると自撮りするときに便利かもしれませんが、あくまで便利であるという感じで、絶対に必要かというとそうでもないかなと。
しかもモジュールの問題は結構お値段がするというのがデメリット。
絶対に液晶やライトが必要という場面はなかなかないので、今のところモジュールの必要性は感じていません。
仕事として使うときに、液晶があったほうが使い勝手がよくなるかな?とも思いますが、その分バッテリーの消耗が激しくなるのであれば悩んでしまうところですね。
この辺りは実際に一度使ってみて再度レビューしてみたいなと思います!
比較ポイント④ HERO8の手振れ補正はHERO7よりかなり強力になっている!
GoProに搭載されているハイパースムーズという手振れ補正機能ですが、HERO8からより強力になりました。
hypersmooth2.0は、強力な手振れ補正機能が4段階で設定できるという優れものです。
設定 | 補正機能 |
オフ | 補正無し |
オン | HERO7と同程度の補正 |
高 | HERO7と同程度のクロップ率でより強力な補正 |
ブースト | 非常に強力な補正とクロップ率 |
特に「ブースト」は強力なHERO8ならではの補正機能です。
ただし、ブースト設定中は使用するとバッテリー消費が非常に大きい、画角が小さくなるというデメリットがあります。
だからスポーツなどの激しい動きのある動画でのみ使用するのがおすすめです。
これほど強力な手振れ補正があると、撮れる動画の幅が広がります。
比較ポイント⑤ わかりやすくなった画面操作やプリセット機能
大きな変更点やデザインの一新等はありませんが、HERO7に比べて、画面内のボタンが増えています。
よく使う機能のほとんどが画面内にありますので、わざわざ設定画面に切り替えなくてもスムーズに操作ができるようになりました。
直感的でシンプルな操作画面になっています。
比較ポイント⑥ 普通に使うだけならHero7でも全然OK!!
Goproを使って日常生活の中で気軽に使いたいというときには、Hero7とHero8を比較してもほぼ差がないと言えます!
GoPro Hero7でも写真や動画のキレイさはかなり完成されていて手ブレ補正もかなり強いです!
普通に景色を撮ったり、旅行で使うならHero7でも十分といえます!
逆にHero8がオススメなのは”超”強力な手ブレ補正やタイムワープのスロー撮影です。もし激しいスポーツやアクティビティーをするときに、Hero7の手ブレ補正では物足りないという場合にはHero8がオススメです!
GoPro8とGoPro7の基本スペックの比較
製品名 | GoPro HERO8 Black | GoPro HERO7 Black |
発売日 | 2019年10月25日 | 2018年09月27日 |
販売価格(公式ストア) | 50,800円 | 50,800円 |
画素数 | 1200万画素 | 1200万画素 |
モニター | 2インチLCD、タッチパネル | 2インチLCD、タッチパネル |
動画性能 | 4K : 60 / 30 / 24 fps 2.7K・1440p :120 / 60 / 30 / 24 fps FullHD : 240 / 60 / 30 / 24 fps |
4K : 60 / 30 / 24 fps 2.7K・1440p : 120 / 60 / 30 / 24 fps FullHD : 240 / 60 / 30 / 24 fps 940p : 240 / 120 fps 720p : 240 / 60 fps |
動画形式 | MP4(H.264/AVC) MP4(H.265/HEVC) |
MP4(H.264/AVC) MP4(H.265/HEVC) |
ナイトラプス機能 | ◯ | |
TimeWarpビデオ | TimeWarp 2.0 | TimeWarp |
静止画形式 / RAW | JPEG / ◯ | JPEG / ◯(.GPR) |
タイムラプス機能 | フォト ナイトラプスフォト ビデオ |
フォト ナイトラプスフォト ビデオ |
HDR Photoモード | ◯(機能向上) | ◯ |
スーパーフォト | ◯(機能向上) | ◯ |
防塵防滴 | 防水10m | 防水10m |
電子手振れ補正 | HyperSmooth 2.0 | HyperSmooth(一部対応) |
Wi-Fi | ◯ | ◯ |
GPS | ◯ | ◯ |
Bluetooth | ◯ | ◯ |
GoPro App対応 | ◯ | ◯ |
バッテリー容量 | 1220mAh | 1220mAh |
メモリーカード | microSD | microSD |
外形寸法(幅・高さ・厚さ) | 66.3mm・48.6mm・28.4mm | 62.3mm・44.9mm・33mm |
インターフェース | USB-C (HDMIはメディアモジュールが必要) |
USB-C マイクロHDMI(Type-D) |
GoPro Hero7とGoPro Hero8とGoPro Maxの比較
GoPro Hero7やHero8は、普通のカメラと同じで約180度の視野角を撮影することができます。
それに比べGopro Maxは360度を丸ごと撮影できる360度カメラになっています。
画質も最大5.2KとHeroシリーズよりも高画質の撮影が可能で、手ブレ補正もHeroシリーズよりもはるかに強力です。
その理由は360度カメラ独自の技術があり、通常のアクションカメラよりもはるかに手ぶれ補正が強い点にあります。
ただし、デメリットとしては価格が高い点、そしてHero8と比較すると操作がしづらい点などが挙げられます!
Gopro Maxはどちらかというと玄人向けのデバイスなので、初心者ならHero7、もしくはHero8がオススメです!
⇒やっと来た。本当に使える360度カメラ「GoPro MAX」を徹底レビュー!
GoPro Hero7とGoPro Hero8の比較まとめ
いかがでしたでしょうか。今回は最新のGoPro Hero7とGoPro Hero8を比較してみました。
正直な感想としては、旅行や普段の生活の中で使用する程度ならHero7でも十分!!というのがPicky’s編集部の見解です!
だってGoPro Hero7って手ブレ補正もかなり効いているし、画質もすごくキレイでものすごく完成度が高いGoProだからです。
それをさらにお金を掛けて進化させたのがHero8であって、タイムワープ2.0の機能などは実際にはほとんど使わないし、手ブレ補正のブースト機能もよっぽど激しいアクティビティーをやらない限りは対して使わないというのが率直な感想です。
僕らもブースト機能を使ったのはスキー場とマウンテンバイクで山を降りる時だけでした!!
たしかにより手ブレ補正を抑えたいと言う人には、Hero8がオススメです。ただそこまでこだわりがないという人の場合は、一万円ほども安く購入できるHero7がよいのではないのかというのが僕らの結論です!!
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