AmazonのFireタブレットの新モデルとして2022年10月に登場した「Fire HD 8(第12世代)」。2GBメモリと6コアプロセッサーを搭載しており、2020年発売の旧モデルから処理速度が約30%アップしています。使いやすい機能を備えつつも、1万円台の格安価格で購入できる点も魅力的!
しかし、「第7世代や第11世代のFireタブレットとの違いは?」「Fire HD 8でできることやYoutubeなどの対応アプリは?」と気になることも多いはず。また、スペック詳細や実際に使った人からの評判なども知りたいですよね。
今回は、Fireシリーズの最新モデル「Fire HD 8(第12世代)」をPicky’s編集部が実機レビュー。実際に使ってみて感じたことや過去モデルとの比較、購入した人たちの口コミなどをまとめました。Fire HD 8の購入検討中の人は、ぜひ最後までご覧ください。
目次
- Fire HD 8(第12世代)レビュー結果
- Fire HD 8(第12世代)のスペック
- 【実機で検証】Fire HD 8(第12世代)を徹底レビュー
- Fire HD 8(第12世代)の口コミ・評判
- Fire HD 8とFire HD 8 Plusの違い
- Fire HD 8 タブレットとKindleの電子書籍リーダーの違いは?
- お子さん用のタブレットなら「Fire HD 8 キッズモデル」がおすすめ
- Fire HD 8(第12世代)の設定方法は?
- Fire HD 8(第12世代)で広告を非表示にする方法
- Fire HD 8(第12世代)と一緒に買うと便利なもの
- Fire HD 8(第12世代)のよくある質問
- Fire HD 8(第12世代)レビューまとめ
Fire HD 8(第12世代)レビュー結果
Fireシリーズは、Amazonが独自に展開しているタブレット端末のこと。今回紹介する「Fire HD 8(第12世代)は、2020年に登場したFire HD 8(第10世代)が進化した新しいFireタブレットです。
まずは、Fire HD 8の総合評価から見ていきましょう。今回の検証では、商品のサイズやデザインに加えて、ディスプレイの操作性やバッテリー持ちなどの項目に注目しています。
サイズ | ◎ |
デザイン | ◎ |
操作性 | ○ |
ストレージ | ○ |
バッテリー | ○ |
ディスプレイ | ◎ |
カメラ | ○ |
スピーカー | ○ |
ビデオ通話 | ○ |
動作(ネットサーフィン) | ◎ |
動作(動画視聴) | ◎ |
動作(読書) | ◎ |
動作(ゲーム) | ◎ |
対応アプリの種類 | ○ |
キーボード | ◎ |
Alexa | ◎ |
高評価だったポイント:コスパ最強!使い勝手のいいサイズ感も高評価
- 大きすぎず小さすぎない、ちょうどいいサイズ感が◎
- 画面がきれいで見やすい!動画視聴や読書を快適に楽しめる
- 1万円台で買えるからコストパフォーマンスがよい
Fire HD 8は8インチのディスプレイを採用しており、持ち歩きやすさと画面の見やすさを両立しているのが特徴。据え置きでも手持ちでも使いやすく、自宅用から出先用まで幅広く使えます。また、1280×800の解像度を備えているので、動画やネットサーフィン、読書をきれいな画面で楽しめますよ。
また、Fire HD 8の最大の魅力とも言えるのが、とにかく安い価格で購入できること。Fire HD 8は、32GBモデルは13,980円、64GBモデルは15,980円で購入できます。同等のスペックを備えたタブレットの相場が4万~6万円程度なことを考えると、いかにFire HD 8がリーズナブルなのかが分かります。
微妙だったポイント:動作は値段相応、LINEやSlackが使えない
- iPhoneに比べると、動作がややもっさりしている
- カメラやスピーカーの性能は値段相応
- LINEやTVer、Slackなどの一部アプリが非対応
一方で、Fire HD 8はリーズナブルさ重視で作られているためか、iPhoneやiPadに比べるとスクロール時の動作などが若干もっさりしています。通常のネットサーフィンや読書程度なら問題ありませんが、負荷の大きいゲームなどは画面がカクつく可能性があります。
また、Fire HD 8はAmazon独自のFireOSを使用しているため、Google PlayやApple Storeを利用できません。LINE・TVer・Slackといった一部のアプリが使えず、できることが限られるので、スマートフォンのようにメイン機器として使うには不便だと感じました。
Fire HD 8を買うべき人
- 動画視聴や読書用に使いたい人
- Amazon MusicやPrime Videoをよく利用する人
- 通勤などの移動中に持ち歩きたい人
- 安くてコスパのいいタブレットが欲しい人
- サブ機として使うタブレットが欲しい人
Fire HD 8は、KindleやPrime Video、Amazon MusicといったAmazonサービスに特化したタブレット。読書や動画視聴を楽しめるタブレットが欲しい人にはぴったりのアイテムです。また、8インチという手軽なサイズなので、移動中や出先で使う持ち歩き用タブレットとしても役立ちます。
さらに、1万円台で買える圧倒的な安さもFire HD 8の魅力。初めてのタブレットを格安で購入したい人や子供が遊ぶための手頃なタブレットが欲しい人にも最適です。メイン機として使うよりは、自宅や出先用で手軽に趣味を楽しむためのサブ機として使うのがおすすめですよ。
Fire HD 8をおすすめしない人
- タブレットをメイン機として使いたい人
- 仕事用として使いたい人
- ゲームや動画編集といった高負荷のアプリと使いたい人
- カメラやスピーカーの性能にこだわる人
一方で、LINEやKakao Talkといった一部のアプリに対応していないFire HD 8は、メイン機として使うのはあまりおすすめできません。また、マルチタスクに必要なメモリ容量が2GBと物足りないため、仕事やゲーム、動画編集といった負荷の大きい作業にも不向きです。
関連記事:【Amazon格安】Fireタブレットおすすめ6選|できることと選び方を解説
Fire HD 8(第12世代)のスペック
Fire HD 8についてより詳しく知るために、ここではFire HD 8(第12世代)のスペックや価格を表で紹介します。過去モデルのFire HD 10や7、旧モデルのFire HD 8(第10世代)との比較もまとめているので、ぜひ参考にしてみてください。
Fire HD 8(第12世代)のスペックを、Fire HD 10や7と比較
Fire HD 8(第12世代) | Fire HD 10 | Fire 7 | |
価格 |
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サイズ | 201.9×137.3×9.6mm | 247×166×9.2mm | 181×181×9.7mm |
重量 | 337g | 465g | 282g |
ディスプレイ | 8インチ HD | 10.1インチ 1080p フルHD | 7インチ |
解像度 | 1280×800(189ppi) | 1920 x 1200(224ppi) | 1024×600(171ppi) |
CPU | 6コア(2.0GHz) | 8コア(2.0GHz) | 4コア(2.0GHz) |
メモリ | 2GB | 3GB | 2GB |
ストレージ |
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バッテリー | 最大13時間 | 最大12時間 | 最大10時間 |
充電時間 | 約5時間 | 約4時間 | 約4時間 |
カメラ |
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Alexa | ○ | ○ | ○ |
カラーバリエーション |
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3機種には、ディスプレイやメモリ、カラーバリエーションといった多くの違いがあります。最も高性能でディスプレイが大きいのがFire HD 10、逆に1番安くてスペックが低いのがFire 7、2つのちょうど中間のポジションになるのがFire HD 8です。
とはいえ、Fire HD 8はバッテリーの持続時間が最大13時間と最も長く、比較するとFire HD 10より優れている部分もあります。また、Fire HD 10はデニムやオリーブといったアースカラーのカラーバリエーションを用意しているのに対し、Fire HD 8はローズとブルーなどの明るいカラーを揃えているのが特徴です。
Fire HD 8は価格と性能のバランスが取れた機種ですが、「とにかく安いタブレットが欲しい」「写真や動画はあまり保存せず、ネットサーフィンや読書がメイン」という人には、性能控えめで安価なFire 7がおすすめ。
関連記事:【コスパ良好?】Fire 7を実機レビュー!旧モデルとの違いや操作感、できることを徹底検証
対して、「大画面&高画質で映画が見たい」「複数のアプリを同時起動することが多い」という人は、10インチかつメモリ容量が大きいFire HD 10をチェックしましょう。
関連記事:【本音レビュー】新型Fire HD 10タブレットは買い?できることと微妙なところを徹底検証
2022年Fire HD 8(第12世代)と旧世代(第10世代)の比較
Fire HD 8(第12世代) | Fire HD 8(第10世代) | |
価格 |
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|
サイズ | 201.9×137.3×9.6mm | 202×137×9.7mm |
重量 | 337g | 355g |
ディスプレイ | 8インチ HD | 8インチ HD |
解像度 | 1280×800(189ppi) | 1280×800(189ppi) |
CPU | 6コア(2.0GHz) | 4コア(2.0GHz) |
メモリ | 2GB | 2GB |
ストレージ |
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バッテリー | 最大13時間 | 最大12時間 |
充電時間 | 約5時間 | 約5時間 |
カメラ |
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Alexa | ○ | ○ |
カラーバリエーション |
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- 4コアだったプロセッサーが6コアに!処理性能がパワーアップ
- バッテリーの持続時間が約1時間増えた
- 新たなカラーバリエーションとしてローズが登場
【実機で検証】Fire HD 8(第12世代)を徹底レビュー
Fire HD 8(第12世代)の同封物
まずは、Fire HD 8(第12世代)の本体と同封されているものをご紹介します。
- 説明書
- 充電ケーブル(USB-TypeC)
- 電源アダプタ
- クイックスタートガイド
どれも、ひとつの箱の中にまとめられています。
ちょうどいいサイズ感!自宅でも外出先でも使いやすい
Fire HD 8は、Fire HD 10とFire HD 7のちょうど中間くらいの大きさ。タブレットとしては小さい部類に入りますが、実際に使ってみると「自宅でも出先でもどっちでも使いやすそう」というサイズ感でした。下記はiPhone Pro 14 Proと比べた写真です。
タブレット本体の重さは336gと軽量なのが嬉しいポイント。片手で持っていても疲れにくく、長時間の動画視聴などをストレスフリーで楽しめます。また、本体のデザインは全体的にシンプルですが、背面は傷や指紋が目立ちやすいのが気になりました。
動作は値段相応、iPhoneに比べるともっさり感あり
タブレットを購入する上で気になるのが、「アプリの起動は速い?」「スクロールしたときにカクつきはある?」という動作の部分。実際に使ってみると、Fire HD 8の動作はそこそこで、最新のiPhoneと比べるとややもっさりしている印象です。
とはいえ「ちょっと反応が鈍いな」という程度で、ハイスペックモデルのような操作感を求めないのであれば大きなストレスはありません。Fire HD 8の圧倒的な安さを考えると、動作は値段相応だと感じました。
ネットサーフィンが意外とサクサクできて快適!
Fire HD 8は、ネットサーフィンが意外とスムーズにできるのが魅力。特に、もともとプリインストールされているPrime VideoやAmazon Musicのブラウザはかなりサクサクと動くので、このあたりのサービスをよく使う人には非常に快適に使えますよ。
アマプラを高画質モードで視聴できるのがGood
今回は、Amazon Primeで実際に動画を視聴。結論としては、Fire HD 8のディスプレイの大きさは十分で、きれいな画質で動画を楽しめました。
上位モデルであるFire HD 10と比べてみても、映像のなめらかさに大きな差はなく、ディスプレイのサイズ以外の違いは感じられません。 また、8インチというのは動画視聴にちょうどよく、Fire HD 8をテーブルに置いて見たり、手で持って見たりと、自分の好きなスタイルで動画を楽しめるのが高ポイントです。
コントラストがくっきり!電子書籍の文字が読みやすい
Fire HD 8は画面のコントラストがくっきりと表現されるので、小説や漫画の文字が読みやすいのが特徴。ストレスなくコンテンツに集中できるので、電子書籍を読むにはぴったりのタブレットです。また、Fire HD 8はちょうど単行本1冊くらいの重さなので、出先でいろんな書籍を楽しみたい人にもおすすめですよ。
関連記事:【実機レビュー】Kindle Paperwhite(第11世代)は快適になった?動作やページ送りの速さを徹底検証
音質はそこそこ、高音質を求めるならイヤホン推奨
Fire HD 8は、本体の左側面にスピーカーが搭載されています。音質はさほど悪くはないものの、音が若干こもっているような感覚があります。また、片側にスピーカーが集まっているためか、画面の向きによっては「キーン」と音が響くような聞こえ方になってしまうのが残念でした。
タブレット画面を見ずに音楽を流したいだけなら、音量を大きめにしてスピーカーを自分の反対側に向けると比較的きれいに聞こえます。Fire HD 8で動画を見るときや高音質で音楽を楽しみたいときは、手持ちのイヤホン・ヘッドホンを使うのが理想的です。
動画視聴系アプリは充実、SNSや音楽系は物足りない
まずは、現時点(2023年12月)でFire HD 8で利用できる対応アプリをまとめました。
動画視聴 |
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SNS |
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音楽 |
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ゲーム |
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ビジネス |
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Fire HD 8は「Fire OS」というAmazon独自のOSを搭載しているため、AndroidやAppleが展開している一部のアプリが使えません。対応アプリを見てみると、 YouTubeやNetflix、Disney+などの動画視聴系が充実しています。主要な動画視聴アプリの中では、唯一TVerのみが対応していませんでした。
一方で、音楽・ゲーム・SNS系の対応アプリはまだまだ少ないです。特に、コミュニケーションツールとして欠かせないLINEが対応していないのは痛いポイント。また、検証したスタッフの中では、「SlackやChatworkなどの仕事でよく利用するアプリが使えないのが不便」という感想も見られました。
YouTubeは、ブラウザ視聴も快適!
Fire HD 8は、YouTubeアプリに対応していますが、ブラウザでもYouTubeを快適に視聴できます。再生動画を掲載しているので、参考にしてくださいね。
YouTube動画は高画質にも対応しています。画質が悪いときは、下記の操作をすることで解像度を上げられますよ。
Alexaの反応は良好!Showモードでの利用も可能
Fire HD 8はAlexaを内蔵しており、話しかけるだけで音楽の再生や天気の確認などができます。家事や仕事で手が離せないときに、ハンズフリーで操作ができるのは便利ですよね。 Alexaは反応が非常によく、バッグに入れたままの状態でも他のスマートスピーカーに話しかけた声に反応するほどでした。
カメラはオマケくらいの認識が◎普段使いは難しい
Fire HD 8には、タブレットの内側と外側にそれぞれカメラを搭載しています。実際に使ってみると、「画質はそれほど良くないな」というのが正直な感想。とは言え、SkypeやZoomを使ってビデオ通話ができるのは便利です。写真や動画撮影用としてではなく、ビデオ通話用くらいの認識で利用しましょう。
バッテリー持ちは満足、充電時間が長いのがネック
Fire HD 8のバッテリー持続時間は最大13時間。検証では、仕事と家事の合間にゲームやネットサーフィン、就寝前に動画視聴をして、最終的にバッテリー残量は30%になりました。検証のような使い方であれば、丸1日充電しなくても十分バッテリーは持ちます。
一方で、Fire HD 8の充電時間は約5時間とやや長め。就寝中に充電しておけば不便はないですが、バッテリー持ちがそこそこなのに充電時間だけ長いのは気になるポイントです。
USB-Cでの充電に対応!他のデバイスと併用しやすい
Fire HD 8は、過去モデルと同じようにUSB-Cケーブルで充電できます。最近は、充電端子にUSB-Cを採用しているスマートフォンやイヤホンなどが増えているので、他のデバイスと充電器を併用できるのは嬉しいポイントですね。
アマプラやKindleをガッツリ使うならSDカードは必須
Fire HD 8のストレージは32GB・64GBの2種類で、「容量は足りるの?」と気になる人は多いはず。まずは、快適に使う上でストレージがどれくらい必要なのかを知るために、下記のアプリをFire HD 8にインストールしてみました。
- Kindle(書籍2本ダウンロード)
- Youtube
- FOD
- Paravi
- Zoom
- TikTok
- Google Search
- 幼児向け知育アプリ学研ひらカタ
- パズル&ドラゴン
- ディズニーツムツム
今回の検証では、32GBモデルのFire HD 8を使用。上記のコンテンツをすべてインストールして、容量は3.86GB消費され、残りの容量は25.62GBになりました。データ量の小さいゲームや動画視聴アプリを普通に楽しむのであれば、SDカードはなくても十分に使えます。
逆に、「出先で見るために動画をダウンロードしたい」「Kindleで書籍を大量に保存したい」という人は、SDカードを使って容量を拡張した方ができることが増えるでしょう。また、「ストレージを気にせずにアプリをどんどんインストールしたい」という人も、SDカードを用意しておくと安心です。
Fire HD 8(第12世代)の口コミ・評判
ここまでPicky’s編集部によるFire HD 8のレビューをまとめてきましたが、ここからは実際に商品を購入した人たちの口コミを紹介します。良い口コミはもちろん、残念な口コミも紹介するので、購入を検討する際の参考にしてみてください。
Fire HD 8のいい口コミ
- 価格が安いから、安心して子供を遊ばせられる
- 過去のFireタブレットから買い替えて、処理速度やディスプレイの見やすさに満足した
- 映画鑑賞や読書用にベスト!これ以上ないくらいコスパがいい
- 本や映画をダウンロードして持ち歩けるので、通勤に重宝している
Fire HD 8のいい口コミには、「高価なiPadとは違って、子供にも安心して遊ばせられる」「何と言っても安く購入できるのが嬉しい」といった価格についての意見が見られました。子供がいる家庭では、「子供が遊んで壊してしまった」なんてことは日常茶飯事。1万円台で買えるFire HD 8なら、万が一壊れてもダメージは少ないですよね。
また、「通勤中にダウンロードした本などを楽しめて便利」というコメントも。Fire HD 8は、事前にPrime VideoやKindleでコンテンツをダウンロードしておけば、Wi-Fi環境のない場所でも映画や書籍を楽しめます。本体がコンパクトで、持ち歩きやすいのも嬉しいポイントですね。
Fire HD 8の悪い口コミ
- iPadに慣れていると動作が重く感じる
- 安いから買ったけど、結局あまり使っていない
- お気に入りの漫画アプリが非対応だった
一方で、Fire HD 8の残念な口コミには、「iPadを使い慣れているせいか、動作が重くてストレスに感じた」との声がありました。良くも悪くも、Fire HD 8の性能は値段相応です。iPadなどの高性能タブレットに慣れている人にとっては、使いづらいと感じてしまうかもしれません。
また、「安いから何となくで買ったけど、結局あまり使わなかった」「お気に入りのアプリが対応していなかった」との声も。Fire HD 8を購入する際は、自分がどんな用途で使いたいのか・自分が利用したいアプリが対応しているかをあらかじめ確認しておくことが大切です。
Fire HD 8とFire HD 8 Plusの違い
「Fire HD 8 Plus」は、Fire HD 8の上位モデルとして同時展開されているタブレットです。見た目やほとんどの機能が同じなので、「どっちを買えばいいの?」と悩む人は多いはず。今回は、Fire HD 8とFire HD 8 Plusの違いを簡単にまとめました。
サイズや解像度は同じ!Plusは3GBメモリでより快適
2機種の価格は、Fire HD 8(32GB)が11,980円、Fire HD 8 Plus(32GB)が13,980円で、2,000円の違いがあります。本体サイズ・ディスプレイ・解像度などはまったく同じですが、Plusはメモリ容量が2GBから3GBに増えているのが特徴です。
メモリとは、処理するデータを一時的に保存するための装置のことで、メモリ容量が大きいほど同時により多くのデータを処理できます。複数のアプリを同時に起動したり、負荷の大きい3Dゲームなどを楽しみたいなら、メモリの大きいFire HD 8 Plusを選びましょう。
Plusは充電時間が約2時間短縮、ワイヤレス充電にも対応
Plusは、充電性能がパワーアップしており、Fire HD 8よりも充電時間が短くなっています。Fire HD 8では約5時間かかるのに対し、Plusでは約3時間でスピーディーに充電できます。また、Plusは新たにワイヤレス充電に対応しており、専用の充電器があればケーブルなしで充電できるのも違いの1つです。
- 高負荷の3Dゲームを楽しみたい人
- 複数のアプリを同時に使いたい人
- 充電時間を短縮したい人
- ワイヤレスで充電したい人
Fire HD 8 タブレットとKindleの電子書籍リーダーの違いは?
Fire HD 8 タブレットとKindle(キンドル)の電子書籍リーダーとの違いは、読書に特化しているかどうかです。まず、Fire HD 8は、タブレット端末としてYoutubeを見たり、カメラを使ったりすることが可能です。
一方、Kindleの電子書籍リーダーは本や漫画を読むことに特化したタブレットなので、できることが限られています。魅力的なポイントは、目に優しいスクリーンやバッテリーの持ちの良さです。
上記のことから「タブレットを使ってできることがたくさんある方がいい」という方にはFire HD 8、読書用の端末をお探しの方にはKindleの電子書籍リーダーがおすすめです。
関連記事:第11世代が新登場!Kindle端末おすすめ7選|違いの比較やセール情報を徹底解説
お子さん用のタブレットなら「Fire HD 8 キッズモデル」がおすすめ
Fire HD 8は、上位モデルのPlusの他にも、子供向けの「Fire HD 8 キッズモデル」を展開しています。通常のFire HD 8とスペックやサイズは同じですが、Amazonの知育コンテンツ「Amazon Kids+」が1年間無料で利用できたり、子供が持ちやすい本体カバーがついていたりと、付属品やサービスに違いがあります。
また、タブレットの使いすぎを防ぐ利用時間の制限や、勉強が終わるまではゲームアプリなどが起動できない学習設定など、親御さんに嬉しい機能を豊富に備えているのも特徴。ダッシュボード機能を使えば、どれくらい学習したのか・どんなコンテンツに興味があるのかといった内容もチェックできます。
さらに、Fire HD 8 キッズモデルは、プロフィールを切り替えることで通常のFire HD 8と同じように使うことも可能。子供が大きくなったときや他の家族が使うときなどに便利ですよね。
Fire HD 8(第12世代)の設定方法は?
Fire HD 8(12世代)を使うために設定する方法は簡単なのでご安心ください。
- Fire HD 8(12世代)の設定方法
- STEP.1言語設定とWi-Fi接続「ようこそ」画面で日本語を選択して進むボタンをタップ。Wi-Fi設定画面で接続するネットワーク名(SSID)を選択、接続用パスワード(無線LANルーターに記載)を入力してWi-Fiに接続する。
- STEP.2Fireを登録するAmazonアカウントのメールアドレス・パスワードを入力する。完了後、タブレットの使い方などの紹介動画が流れるためチェックする。
- STEP.3ロック画面を設定するパスワードやPINを設定する
- STEP.4「子ども用プロフィール」必要であれば設定する
- STEP.5Alexaの使用を開始するか決める有効・無効を選択する
- STEP.6コンテンツ追加ホーム画面に移行するので、必要なアプリをダウンロードして使う
Fire HD 8(第12世代)で広告を非表示にする方法
Fireシリーズのタブレットは、ロック画面に広告が表示されることがあります。広告を誤タッチして知らないページを開いてしまったり、よく分からない商品が画面に表示されていると、ちょっぴりストレスを感じてしまいますよね。今回は、Fire HD 8でロック画面の広告を消す方法を紹介します。
- 設定アプリを開く。
- 「アプリと通知」→「Amazonアプリの設定」を選択する。
- 「広告」を選択して、「ロック画面の広告」をオフにする。
以下の動画も参考にしてください。
Fire HD 8(第12世代)と一緒に買うと便利なもの
ここからは、Fire HD 8(第12世代)と一緒に揃えておきたいおすすめのアクセサリーを紹介。Amazonや楽天市場で購入できるおすすめの商品もまとめて紹介しているので、ぜひチェックしておいてくださいね。
本体を衝撃や汚れから守ってくれる「カバー・ケース」
「子供が使うから傷だらけにならないか不安」「タブレットを持ち歩くことが多い」そんな人は、Fire HD 8専用のカバーやケースを購入しましょう。シリコンやファブリックといった素材でできたものが多く、Fire HD 8の破損や傷付き、汚れを防いでくれるのが特徴です。
最近では、タブレットをテーブルに自立させるためのスタンドや、持ち歩くときに役立つハンドルがついたカバーも登場していますよ。さらに、カラーバリエーションも豊富なので、Fire HD 8の見た目を変えたい人はぜひチェックしてみてくださいね。
ディスプレイの触り心地や見やすさを左右する「保護フィルム」
タブレットの保護フィルムは、ディスプレイを傷や汚れから守るだけでなく、画面の見え方や触り心地を変える役割を持っています。例えば、光の映り込みを防ぐ反射防止(アンチグレア)加工を施した保護フィルムなら、日中の明るい屋外や蛍光灯の下でも光が反射せず、暗いシーンでも画面が見やすいのが特徴です。
また、保護フィルムの表面にフッ素コーティングを施しているものは、なめらかな触り心地を味わえるのはもちろん、指紋や汚れの付着を防止できます。他にも、万が一保護フィルムが割れてしまったときに破片が飛散するのを抑えたり、目の負担になるブルーライトを軽減する機能を持った商品も登場していますよ。
文字入力をする作業が多いなら「キーボード」
「メールを返信するときにキーボードを使いたい」「Fire HD 8でブログの日記を書きたい」という人は、外付けのキーボードを購入するのがおすすめ。見た目をスマートにしたいなら、ケーブルなしで接続できるBluetoothタイプを選びましょう。Fire HD 8で大量の文字を入力するときに便利ですよ。
関連記事:タブレットをノートPC化!タブレット用キーボードおすすめ20選【折りたたんで手軽に持ち運び!】
Fire HD 8(第12世代)のよくある質問
Fire HD 8はどこで買うのがおすすめですか?
Fire HD 8のセール日はいつですか?
Fire HD 8をAndroid化する方法はありますか?
Fire HD 8に保護フィルムはいらないですか?必要ですか?
Fire HD 8タブレットはレンタルできますか?
Fire HD 8(第12世代)レビューまとめ
- Fire HD 8は、動画視聴や読書にぴったりなコスパ最強アイテム
- 大きすぎず小さすぎない!自宅用にも移動用にもおすすめ
- Youtubeも快適に見れる
- 一部アプリは非対応、使いたいアプリが対応しているかを確認して
- できることが限られているのでメイン機や仕事用として使いたい人にはおすすめしない
今回は、AmazonのFireタブレットの最新モデルである「Fire HD 8(第12世代)」について紹介しました。Fire HD 8は、手に取りやすいお手頃価格とちょうどいいスペックを兼ね備えたコスパ最強タブレット。
動画視聴や読書用のタブレットが欲しい人は、ぜひFire HD 8を購入してくださいね。
Photo By 内田大貴