商品提供:AKRacing
快適で座り心地の良い大人気のゲーミングチェアと言えば「AKRacing」。その中でもハイエンドモデルとして極上の座り心地とフィット感を与えてくれるモデルが「Pro-X V2」です。
ハイエンドなだけあり、価格は決して安くありません。そのため、Pro-X V2に興味はあるけど今一歩買う決心がつかない方も多いと思います。
もちろんゲーミングチェアは「合う・合わない」がありますが、あらかじめその製品についてしっかり調べておくことで失敗の確率は減らせます。
そこで今回はPicky’s編集部スタッフが実際にAKRacing Pro-X V2を徹底的に使い倒し、色々な角度から検証してみました。
ゲーミングチェアだから「ゲーム専用?」と思うかもしれません。ですが、長時間座っていても疲れない快適なチェアはゲームだけではなくデスクワークにも最適。
長時間座っていることが多いすべての方におすすめの、最強ワーキングチェアです。ぜひ検討する際の参考にしてください。
目次
AKRacing Pro-X V2のレビュー結果
AKRacing(エーケーレーシング)とは言えば日本でも人気の高いゲーミングチェアブランドで、ゲームをプレイしている方なら一度は聞いたことがあるでしょう。
AKRacingのGamingChairシリーズは、長時間ゲームやパソコン作業をしていても疲れにくく、耐久性も高いことからゲームだけではなくデスクワークにもおすすめ。
今回紹介するPro-X V2は「WOLF」「PINON」「Nitro V2」「overture」といった、AKRacingのゲーミングチェアラインナップの中の最上位の製品です。まさにハイエンドゲーミングチェアと呼ぶにふさわしい製品。
そんなハイエンドなPro-X V2の性能について、まずはPicky’s編集部スタッフが7項目で厳しくチェックしました。また、その際高評価だったポイントと、少し気になったポイントをまとめています。
なお、検証は身長175cmの男性スタッフと、身長163cmの女性スタッフで行っています。
項目 | 評価 |
サイズ感 | ◎ |
デザイン性 | ◎ |
座り心地の良さ | ◎ |
通気性・生地の質感 | 〇 |
リクライニング機能 | ◎ |
アームレストの位置・調整機能 | 〇 |
組み立て | △ |
◎…大満足 〇…満足 △…今一歩!
高評価だったポイント:ゲーミングチェアとしての完成度は完璧!
- シートは柔らかく、不自然にふかふかしていないちょうど良い固さ
- 姿勢がピシッとなるので腰や背骨への負担が小さい
- リクライニングは直角からフルフラットまで細かく調整可能で仮眠も取れる
- 落ち着いたグレーカラーはオフィスでも使えそう
一言で言えば「チェアとしての性能は完璧」です。男性でも女性でも、誰が座ってもぴったりフィットするサイズ感に、やや柔らかめで適度なシートの固さ。長時間座ってても疲れにくく、いつまでも座っていたくなるような快適さでした。
アームレストやリクライニングもかなり細かく調整可能で、ロッキング機能もON/OFF切り替え可能。まさに「あらゆる人、あらゆる作業におすすめの完璧なゲーミングチェア」だとスタッフ内でも高評価でした。
微妙だったポイント:最初の組み立ては少し大変
- 説明書の写真が少し暗くて分かりにくい
- 大きくて重いので女性一人で組み立てるのは厳しい
ゲーミングチェアとしての性能は完璧でしたが、使い始める前の組み立てではけっこう苦労しました。説明書の写真が、やや見づらい箇所があります。
また寸法が大きく重量も約25kgあるため、組み立ては力仕事です。女性はもちろん男性でも一人ではちょっと組み立てが大変かもしれません。
無理とまでは言えませんが、できれば2人くらいで作業したほうが良さそうです。
AKRacing Pro-X V2がおすすめな人
- 長時間ゲームやデスクワークをする方
- お尻や腰、背骨が痛くなりやすい方
- 自分にフィットするチェアを探している方
- 安っぽい製品では満足できないデザインにこだわる方
AKRacing Pro-X V2は「ゲーミングチェアとしては文句なし」です。座った際に体が自然な姿勢になり、座面の厚みもあるため長時間座っていても疲れたり痛くなりにくい構造になっています。
また、リクライニングやアームレストの調整も他製品と比べてかなり幅広く調整できるため、多くの人に使いやすいゲーミングチェアでしょう。
そのためPro-X V2はあらゆる人におすすめできますが、特に「今までのゲーミングチェアでは満足できなかった方」はPro-X V2を試してみてはいかがでしょうか。
AKRacing Pro-X V2のスペック・特徴
価格 | 57,800円(発売日2020/4/15) |
サイズ | 奥行65×幅65×高さ127.0~134.0cm |
重量 | 25kg |
耐荷重 | 150kg |
座面 | 幅39×奥行55cm/厚さ13cm |
背もたれ | 幅55×高さ95cm |
座面高 | 高さ32~39cm |
アームレスト | 座面下から28~35cm |
リクライニング機能 | 最大180度 |
材質 |
|
カラーバリエーション |
|
AKRacing Pro-X V2のサイズ感は、一般的な体型の成人男性が座ると「ジャストサイズ~わずかにゆったり」です。
高さ調整はもちろん、最大180度まで倒せるリクライニング機能でちょっとした仮眠も可能。さらにPro-X V2から採用された「4Dアジャスタブルアームレスト」で、アームレストの高さ・前後・左右・回転を自由に調整でき、ゲームにデスクワークにと大活躍するでしょう。
もちろんランバーサポートもヘッドレストも取り外し自由です。
耐荷重は150kgで、5万回の座面・背もたれ耐久性試験や衝撃・クッションのへたり試験をクリアしているため耐久性も抜群。
カラーバリエーションは全5色。ゲームプレイ時のテンションを上げてくれるデザインが多いですが、控えめなホワイトやグレイカラーを選べばオフィスでも使用できます。
【実機で検証】AKRacing Pro-X V2を徹底レビュー
Pro-X V2の外観デザインとセット内容
- AKRacing Pro-X V2各パーツ
- 専用工具
- 日本語組立マニュアル
AKRacing Pro-X V2には、説明書はもちろん、組み立てに必要な専用工具と軍手までついているため、事前に用意するものは何もありません。届いたらすぐに組み立て作業に入れます。
編集部
組み立ては広い場所で、できれば二人で作業を!
AKRacing Pro-X V2のパーツ数はそれほど多くありませんが、かなり大きな製品です。そのため、組み立てる際は広い場所で行うと作業しやすいでしょう。
また、組み立ての際は総重量20kg以上のPro-X V2をひっくり返したり倒したりといった作業が必要になるため、できれば二人での作業をおすすめします。
編集部
基本的には説明書通りに進めていけば問題なく組み立てられますが、説明書の写真が少し見づらいです。
組み立てに慣れている方なら問題ありませんが、組み立てが苦手な方は得意な方と一緒に組み立てた方がいいでしょう。
サイズ感は男性ならピッタリ、女性ならややゆったり
編集部スタッフが実際に座ってサイズ感を確認してみました。
身長175cmの男性スタッフが座ったところ、大きすぎず小さすぎず適度なフィット感でした。ピシッと仕事するときはゆったりしすぎず、リクライニングを倒してリラックスするときにも窮屈さを感じないジャストサイズ。
一方で、体格の良い男性や「余裕持ってゆったり座りたい」といった方には少し小さく感じるかもしれません。
身長163cmの女性スタッフが座ってみました。男性スタッフでジャストだったのでもう少しゆったりするかな、と思いましたが思った以上にぴったりフィットしています。
「ピッタリ~若干ゆとりあり」くらいのサイズ感。男女ともに「窮屈」「大きい」といった違和感は感じませんでした。好みはあると思いますが、サイズ感は男女ともに問題なさそうです。
テンションが上がるスポーツカーのシートのようなデザイン
AKRacing Pro-X V2のデザインは、スポーツカーやF1カーのシートを思わせるスポーティなデザイン。カラーバリエーションは全5色で、ピカピカ光るゲーミングPCやゲーミングマウスに負けない、やや主張強めのカラーリングが多いです。
とはいえ決して派手とか下品ではなく、悪目立ちしない洗練された見た目です。
質感はPUレザーで高級感があり、触り心地も良く男女スタッフともに高評価。耐久性も高そうです。
PUレザーもピンキリですが、Pro-X V2のPUレザーは間違いなく「高級感あり」だと感じました。
カラーバリエーション全5色のうち、オレンジ・ブルー・レッドの3色はよりスポーティさが強調されたデザインになっています。ゲーミングPCに合わせたり、かっこいいチェアを希望している方はこの3色から選ぶといいでしょう。
編集部
座り心地は柔らかすぎない適度な固さ
座り心地ですが、「固めか・柔らかめかで言えば、若干柔らかめ」です。とはいえ、ズブズブと沈み込むような不自然なフカフカ感ではなく、座った瞬間に優しく受け止めてくれるような安心感のある柔らかさです。
チェアは柔らかすぎると、長時間座った時に逆に腰を痛めたり疲れてしまうことが多いのですが、Pro-X V2の適度な固さなら長時間座っていても大丈夫そうです。
編集部
リクライニングはほぼ真横の180度まで倒せる
リクライニングは180度、ほぼフルフラットになります。ここまで倒せるチェアは比較的珍しいです。
最初180度まで倒したときはひっくり返るかと思いましたが、気づいたら疲れた時の休憩や仮眠を取るときは毎回この角度まで倒していました。慣れると180度は非常に快適です。
角度は人によって好みがありますが、垂直からほぼ真横まで、しかも細かい調整ができるPro-X V2はどんな人の好みにも合わせられるでしょう。
編集部
自分好みに調整できる4Dアジャスタブルアームレストが最高!
Pro-X V2の大きな特徴の一つに、アームレストを自由自在に動かせる「4Dアジャスタブルアームレスト」があります。高さはもちろん、前後左右にも動かせて、さらに回転させたり角度を変えたりとまさに自由自在。
これだけ自由に動かすことができれば、体格や性別、さらに使い方によって各自で好きな位置に合わせられます。今までアームレストが高すぎる、低すぎるといった悩みを抱えていた方にはうれしい機能です。低くすればデスクの下に収納するのも簡単。
ゲームをプレイする方にとって、アームレストを使いやすい位置に微調整できるかどうかは非常に重要です。また仕事をする方にとっても、長時間作業しやすい位置にアームレストを固定できると作業効率が上がります。
編集部
ランバーサポート・ヘッドレストはフカフカで使いやすい!
長時間作業に必須の、首を支えるヘッドレストと腰をサポートしてくれるランバーサポートも付属しています。感触としてはかなりフカフカで柔らかく、首や腰を優しく支えてくれました。
首をしっかり支えていないと、疲れはもちろん肩こりやストレートネックの原因にもなります。ゲーミングチェアにヘッドレストは必須です。
ヘッドレストは後ろに引っかけるようにして固定します。必要ない方は取り外しも簡単。
ランバーサポートは腰に挟み、体を自然なS字カーブにすることで長時間作業しても疲れにくくなるサポートグッズです。
また、自然な体勢で作業することで腰痛を防いだり、緩和する効果も期待できます。腰痛持ちの方はもちろん、今はまだ悩んでいない方も腰の負担を減らすために使用をおすすめします。
編集部
ランバーサポートはベルトで固定し、後ろで留めて調整するタイプのため、位置調整も取り外しも簡単です。
PUレザー生地は高級感があり手入れも簡単!ただし夏場の対策は必要
AKRacing Pro-X V2に使用されているPUレザー(合皮)素材は、高級感と耐久性のある優れた素材です。多少水をこぼしたりごみを落としても汚れにくく、さっと拭き取るだけで綺麗になります。
ただし通気性がないため、夏場や長時間作業時に汗で蒸れたり、直接肌が触れる部分はベタベタすることも。エアコンがない、もしくは設定温度を高めにしている場合や、汗っかきの方は薄いタオル等を敷いた方がいいかもしれません。
AKRacing Pro-X V2の口コミ・評判
ここまで、Picky’s編集部によるAKRacing Pro-X V2のレビューを紹介してきましたが、ここからは実際にPro-X V2を購入した人の口コミを紹介します。良い口コミと残念な口コミの両方をまとめているので、ぜひ参考にしてください。
AKRacing Pro-X V2のいい口コミ
- 座り心地・クッション性が最高で長時間作業してても疲れなくなった
- 買い替えたら腰や背骨、首の痛みの悩みが減った
- キャスター等の動作が滑らかで全体的に高級感がある
いい口コミに関しては、「座り心地や使い勝手が非常に快適」「疲れにくくなった」といったレビューが見られました。価格に見合った快適さを手に入れた方が多いようです。
また、リーズナブルなゲーミングチェアからPro-X V2に買い替えたことで、腰痛や首の痛みが緩和されたといった声もありました。
編集部
AKRacing Pro-X V2の悪い口コミ
- 大きくて重いので組み立てや運ぶのが大変!
- 購入後しばらく独特の匂いがする
あまり悪い口コミは見られませんでしたが、そんな中で少し目立ったのが「組み立ての大変さ」です。確かに大きくて重いため、編集部でも組み立てに少し苦労しました。
ただ、この点に関してはどのゲーミングチェアを買っても一緒です。しかも苦労する組み立ては最初だけですので、頑張って組み立てましょう。
他にも悪い口コミで何人かが「購入時の匂い」を挙げていました。編集部ではそこまで気にならなかったのですが、確かに開封してしばらくは海外製品やPUレザー製品にある「こもった匂い」がします。
これに関してはしばらく置いておけば徐々に薄れてきます。気になる方は消臭剤を使用してしばらく風通しの良い場所に置くと早めに緩和されるでしょう。
AKRacing Pro-X V2のよくある質問
OvertureやNitro V2との違いは?
カラーやデザイン以外の大きな違いについて、結論から言えば「Pro-X V2は体がより疲れにくく、痛くなりにくい最上位モデル」です。
Pro-X V2はOvertureやNitro V2よりも座面が厚く、長時間座っていても腰やお尻が痛くなりにくく、疲れにくくなっています。
また、アームレストが自由自在に動く4DアジャスタブルアームレストもPro-X V2の独自機能です。
OvertureやNitro V2に比べて格段に値段が上がるわけではないため、より痛くなりにくい、疲れにくいチェアを希望している方はPro-X V2をおすすめします。
AKRacing Pro-X V2をできる限り安く買う方法はある?
1円でも安く買いたい方はAmazonのプライムデーやサイバーマンデー等のセールや、楽天市場のポイントアップセール期間を利用して購入するのがおすすめ。
家電量販店でも季節ごとのセールや、ゲーミングチェアセールが開催されることがあります。最安値を狙いたい方はこうしたセールを利用するといいでしょう。
メルカリやヤフオク!で中古を安く買うのはあり?
汗や汚れも気になりますが、中古をおすすめしない一番の理由はゲーミングチェアが使用頻度の高い製品だからです。
人によっては一日10時間以上座ることもあり、クッションのへたりといった「前の所有者の癖がついている」ことが多いです。
ゲーミングチェアは自分の体型・体勢・使い方に合わせて負担を軽減する製品です。そのため、前の所有者の癖がついた中古はおすすめできません。
AKRacing Pro-X V2レビューまとめ
AKRacing Pro-X V2はゲーミングチェアブランドAKRacingのハイエンドモデルです。座面が厚いため疲れにくく、長時間ゲームやデスクワークをする方に最適。
- ゲームや仕事で長時間座っていることが多い
- 今までのゲーミングチェアだと腰痛やお尻の痛み、首の痛みを感じる
- リクライニングやアームレストなど細かく調整できるモデルを探している
AKRacing Pro-X V2はこのような方におすすめ。現在販売しているゲーミングチェアの中でも最高峰の快適な座り心地を体験できる高級モデルです。
Picky’sではPro-X V2のほか、ティーンエイジャー向けのAKRacing PINONも以下の記事でレビューしています。色々なゲーミングチェアレビューを見て比較し、自分に合った1台を見つけてみてくださいね。
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Photo By 内田大貴