GoProには手持ちで撮影する以外にも様々な撮影方法があります。
- 手に持ってカメラのように撮る
- 三脚や自動り棒などのマウント(アクセサリー)に装着して撮る
- ヘルメットや腕、胸など体の一部に装着して撮る
その中でも、特にスポーツやアクティビティをする方に人気なのがチェストマウント。
チェスト(胸)の名前の通り、胸にGoProを固定して撮影する方法で、ハンズフリー、ブレが少ないなど多くのメリットがあります。
今回、このチェストマウントのメリットやシーン別の使い方などについて解説します。
スポーツやアクティビティでGoProを使いたい方は是非読んでみてください。
GoProチェストマウントはなぜ人気なのか
- 完全に手ぶらで撮影できる
- 激しい動きでも比較的安定した映像が撮影可能
- 他の装着方法とは違った視点が楽しめる
完全に手ぶらで撮影できる
チェストマウントの一番の魅力は魅力はずばり「手ぶらで撮影ができる」ことです。
胸部に専用のハーネスを装着し、そこにGoProを固定するので装着後は完全にハンズフリーです。
さらに音声コントロールをONにすればGoPro本体の操作も必要ありません。
手がふさがっていたらスポーツが楽しめないですよね。
そして何より片手がふさがった状態や、操作に気を取られると非常に危険です。
場合によっては大きな事故やけがに繋がります。
チェストマウントならこのような心配はありません。
1回装着してしまえば、あとはアクティビティに集中することができます。
もちろんアクティビティだけではなく、どんなシーンの撮影においてもチェストマウントは安全でおすすめできる撮影方法です。
関連記事:【クリエイター向けに進化】GoPro HERO12 Blackをレビュー!HDR機能や撮影時間を徹底検証
激しい動きでも比較的安定した映像が撮影可能
チェストマウントは体にしっかりと固定するので、ブレも比較的小さく安定した映像が撮影できます。
さらにHERO7のハイパースムーズやHERO8のハイパースムーズ2.0を使えば、よりブレのない綺麗な映像が撮影可能です。
体を動かすアクティビティの場合、いちいち画面のブレを気にして体の動きを最小限に…なんてできないですよね。
チェストマウントなら、画面のブレや揺れを気にせず思い切り体を動かすことができます。
ハイパースムーズ2.0の効果については以下の記事を参考にしてください。
関連記事:GoPro HERO8 Blackハイパースムーズ2.0とは?ブーストも解説
他の装着方法とは違った視点が楽しめる
チェストマウントは胸の位置で固定するので、手に持ったときや、ヘルメットに装着した視点とはまた違った映像を撮ることができます。
顎マウントなどの撮影者の目線に近い撮影方法に比べて、リアリティは落ちますが、代わりにスピード感のある迫力ある映像を撮ることができます。
視点が下がると視覚的なスピード感が増すため、目線映像よりも迫力のある映像になることが多いからです。
チェストマウントは以上の3つのメリットから、特に激しい動きを行うスポーツやアクティビティをする方に人気です。
チェストマウントのデメリット
チェストマウントは便利ですが、1つだけ大きなデメリットがあります。
GoProは広角レンズでかなり広い範囲を撮影してしまうため、撮影者の体の一部、特に腕や手が映りこみやすいというデメリットがあります。
チェストマウント以外の固定方法については以下の記事が参考になると思います。
関連記事:GoPro(ゴープロ)をもっと楽しむために選ばれている人気アクセサリー・マウント26選
チェストマウントのおすすめの使い方
各アクティビティ別にチェストマウントの使い方を解説していきます。
もちろん今回挙げた種類のほかにも、あらゆるスポーツやアクティビティにおすすめです。
スキー
GoPro撮影で人気のスポーツと言えばスキー・スノボですね。
純正チェストマウントは伸縮性があり、サイズ調整ができるのでスキーウェアのような厚手のウェアの上からでも装着できます。
スキーやスノボは、一歩間違えると大きな事故につながるスポーツですから、ハンズフリーで操作に気を取られることのないチェストマウントとの相性はばっちりです。
特に大きな注意点はありませんが、降雪時や転倒時にGoProのレンズに雪がかかっていないか確認する癖を付けましょう。
手元に持って操作しないチェストマウントの場合、映像の異常に気が付きにくいです。
後から映像を見返したらレンズに付いた雪しか映っていなかった…なんて切ないですからね。
関連:【実写】GoProをスキー・スノボーを楽しむための取付け方や撮影方法まとめ!
バイク
オートバイも片手でGoProを持って撮影、というわけには行きませんから、チェストマウントが大活躍します。
ハンドル固定よりも振動が少なく、さらに手振れ補正と併せることで安定した映像が撮影できます。
注意点としては固定位置の関係上、チェストマウントだとどうしても映像内でタンク、ハンドル、腕が占める割合が高くなってしまいます。
どうしても気になるようならヘルメットマウントの方が良いでしょう。
また、バイクという乗り物自体の音や、ヘルメットをしていることを考えるとやや音声コントロールが使いにくくなることがあります。
関連:GoProでバイク映像を撮影する方法!おすすめのマウントから注意点をまとめ!
関連:ライダー必見!最高にかっこいいGoPro(ゴープロ )顎マウント
ロードバイク
バイクほど映像内の視界を圧迫しないので相性はいいと思います。
視点が低いので、スピード感がアップし、まるで地面を疾走しているかのような迫力ある映像が撮影できます。
もちろんロードバイクだけじゃなく、マウンテンバイクや普通の自転車にもおすすめです。
もし、ハンドルや腕の映り込みも気になる、という方はハンドル部分に装着できるハンドルマウント(公式正式名称:ハンドルバーシートポストマウント)もおすすめです。
ランニング
チェストマウントはGoProを気にせず走れるので、ランニング時も邪魔になりません。
ランニングの場合、腕が映りこみやすいという点だけ注意しましょう。
なお、ランニングは特に上下の揺れが大きいスポーツなので、強力な手振れ補正機能の付いたHERO7かHERO8がおすすめです。
釣り
釣りも両手が空かないと楽しめませんので、チェストマウントがおすすめ。
撮影者のリール操作などのアクションの様子もばっちり映りますし、釣り上げた魚が飛び込んでくる迫力のある映像も撮影できます。
なお、海釣りの場合、万が一を考えてハウジングケース(防水性アップ)に入れておくと安心です。
1点気を付けたいのが竿やベストの位置。
釣りの場合、手元で何か操作することが多いと思いますが、基本そのすべてが映像に映ってしまいます。
特に竿の位置は気を付けないと映像の視界が狭くなりがちです。
さらに左右のベストが映りこんだ日には…後々確認したら視界の半分が竿とベストだった、という事も…注意しましょう。
チェストマウントの付け方
チェストマウントの装着方法です。
- HoPro本体にチェストマウント専用クイックリリースを装着
- チェストのロックを外す
- 左腕→右腕の順に腕を通す
- バックルをロックする
- GoProをチェストマウントに装着する
たったこれだけです。
特に難しい手順はありません。
なお、YouTubeのGoPro公式チャンネルでもチェストマウントの装着方法を解説しています。
動画で非常にわかりやすく解説していますので、一度見ておきましょう。
スポーツやアクティビティならチェストマウントがおすすめ!
両手を使うことが多く、また集中しないと危険なことが多いスポーツやアクティビティの動画撮影は、チェストマウントがおすすめです。
ハンズフリーになる上に、音声コントロールで操作もほとんど不要で体の動きも制限しません。
もし、これからGoProを買ってスポーツ撮影にチャレンジしてみたいと思った方は、購入前にRentryでレンタルしてみませんか?
自転車セットやスキー・スノボセットならチェストマウントもセットになっていますので、すぐに撮影できますよ。
もちろんその他撮影に必要な機材も全てセットになっているので、年に数回程度の撮影なら買うよりもレンタルの方が絶対お得です。