【TCL 4Kテレビを実機レビュー】Q6C / Q7Cを比較評価!画質・音質・性能の違いは?

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【驚きの高画質】TCL 4KテレビQ6C / Q7Cを比較レビュー!価格以上のクオリティに感動

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TCLから2025年4月に発売されたスマートテレビ「Q6C」「Q7C」。中位モデルの「Q6C」と上位モデルの「Q7C」はどちらも高コスパな量子ドットMini LEDの4Kテレビで、コストを抑えながらきれいな映像で映画やドラマなどを楽しめます。

Q6C・Q7Cはサイズによって3~10万円の価格差がありますが、量子ドットMini LED搭載・Dolby Atmos対応などの共通点も多く、どちらが自分に合っているか悩んでいる人も多いはず。また、「そもそもQ6C・Q7Cは魅力的なテレビなの?」と気になっている人もいますよね。

そこで本記事では、「Q6C」「Q7C」の55インチモデルをPicky’s編集部が実際に使って徹底検証。実際に比較してみて感じた違いや、どちらがどんな人におすすめなのかを包み隠さずレビューします。Q6C・Q7Cの購入を検討している人はぜひ最後までチェックしてみてくださいね。

TCLの4KテレビQ6C / Q7Cレビュー結果

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高コスパなテレビを多数発売していて、世界シェア第2位の大人気メーカー「TCL」。今回は2025年4月15日に発売されたTCLのテレビ「Q6Cシリーズ」「Q7Cシリーズ」を検証します。両モデルともTCLが得意とする技術「量子ドットMini LED」を搭載している大注目のモデルです。

まずは、Picky’s編集部によるQ6C・Q7Cの総合評価をチェックしてみましょう。デザイン・インターフェースの充実度・ディスプレイのきれいさなど、独自の12項目を実際に使用・比較して徹底検証しました。

モデル Q6C Q7C
デザイン
インターフェースの充実度
組み立て・設置のしやすさ
リモコン
ディスプレイのきれいさ
動作速度
リフレッシュレート
音質
Google TVの使いやすさ
アートギャラリーの質
モード設定・UIの使いやすさ

コスパモデル「TCL Q6C」の高評価だったポイント

TCL Q6Cの高評価だったポイント

  • 量子ドットMini LED搭載で映像がきれい
  • 55V型で約11万円とコスパが高い
  • Google TVを搭載で動画配信サービスを視聴できる

中位モデルのQ6Cは4K・量子ドットの美麗な映像を約11万円(55V型)で楽しめるのが最大の魅力

55Q6Cを見た率直な感想として「このサイズで11万円は安い!」と感じました。約15年前に購入した60インチのテレビが25万円ほどしたことを考えるとかなりの安さ。それでいて高画質と高音質を兼ね備えており、コスパ抜群です。

また、Google TVを搭載していて利便性が高いのも高評価。テレビ番組だけでなく、YouTube・Netflix・hulu・Prime Videoなどのネット動画を追加機材なしで楽しめるのは嬉しいですね。

コスパモデル「TCL Q6C」の微妙だったポイント

  • TCLチャンネルのメニューがわかりにくい

Q6Cの微妙だったポイントはほとんどなく、Picky’s編集部ではとても好評でした。ただ、「TCLチャンネル」というメニューは少しわかりにくい部分があったのが気になるポイント。

TCLチャンネルはTCL製テレビの購入者が楽しめる無料コンテンツかと思いましたが、実際は見たい作品を選ぶとその作品を配信しているサービス(YouTube・Netflix・huluなど)に飛べる機能でした。TCLチャンネル内で見れる無料の動画もあるようですが、作品を絞る項目がないので探しにくいのが少し残念でした。

コスパモデル「TCL Q6C」がおすすめな人

  • 初めて4Kテレビを購入する人
  • きれいな映像を楽しみたいけど、コストは抑えたい人
  • リビングや寝室に手頃な価格のテレビを設置したい人
  • 信頼性が高いブランドのテレビがほしい人
  • Netflixやhuluを高画質で楽しみたい人

Q6Cは映像美とコストの両方にこだわりたい人におすすめ。約11万円で購入できるテレビの中では映像がハイクオリティで、コスパよく鮮明な映像作品を楽しめます。4Kの美しい映像を体験してみたい人にぴったりです。

また、Q6Cはネット動画を中心に楽しみたい人にもおすすめ。「Fire TV Stick」のようなネット動画を見るための機材を追加で購入する必要がなく、Google TVで気軽にネット動画を視聴できます。

ハイエンドモデル「TCL Q7C」の高評価だったポイント

TCL Q7Cの高評価だったポイント

  • Q6Cより映像が明るい
  • Q6Cより音のクオリティが高い

Q7CはQ6Cより映像が明るく、より高画質に感じました。特に映像の明るさはPicky’s編集部でも好評で、太陽光が差し込んでくる明るい部屋でも見やすかったです。もちろん、電気を消した暗い部屋でも映像が美しいので、自分好みの鑑賞スタイルで作品を楽しめるのは嬉しいですね。

また、音のクオリティもQ6Cより高いと感じました。立体的で音の広がりをしっかり実感できるので、映画・ドラマ・ゲームなどに没頭できます。

ハイエンドモデル「TCL Q7C」の微妙だったポイント

  • 映像・音の差は比較しないとわからないケースあり

Q7Cは映像・音のクオリティが高いですが、ライトユーザー向けのQ6Cでも映像・音は高品質です。こだわりのない人だと、隣に並べて比較しないと違いがわからない可能性があります。Q6CとQ7Cは55インチで3万円の価格差があるため、差額分を別の周辺機材に使うのも一つの手段だと感じました。

ハイエンドモデル「TCL Q7C」がおすすめな人

  • 映像・音にとことんこだわりたい人
  • 強い没入感・臨場感を味わいたい人
  • テレビのグレードを上げてQOLを高めたい人
  • 高リフレッシュレートのテレビでゲームをプレイしたい人
  • 先進技術のテレビに関心がある人

映像・音のクオリティにこだわりたい人にはQ7Cがおすすめ。Q6Cとの価格差はわずか3万円で、美しい映像と奥行きのある音のグレードがアップするため、作品を最大限に楽しめますよ。

Q6C・Q7Cはどちらも144Hzの高リフレッシュレートに対応していますが、RPGやオープンワールドのゲームをプレイするなら、ワンランク上の映像美と立体サウンドを楽しめるQ7Cがおすすめ。Q6Cより若干価格が上がるとはいえ、これだけのクオリティで55型が約14万円はかなりの高コスパです。

TCLの4KテレビQ6CとQ7Cのスペック比較

TCLの4KテレビQ6CとQ7Cのスペック比較

ここでは、Q6CとQ7Cのスペックを比較しながら、具体的な違いや魅力をチェックしていきましょう。

モデル Q6C Q7C
画面サイズ・価格
  • 55V型:109,800円
  • 65V型:153,000円
  • 75V型:178,000円
  • 85V型:198,000円
  • 98V型:498,000円
  • 55V型:139,800円
  • 65V型:169,800円
  • 75V型:208,000円
  • 85V型:298,000円
  • 98V型:598,000円
プロセッサー AiPQ Pro プロセッサー AiPQ Pro プロセッサー
解像度 4K 4K
輝度 非公開
  • 55V型:2,300nits
  • 65V型:2,300nits
  • 75V型:3,000nits
  • 85V型:3,000nits
  • 98V型:3,000nits
コントラスト比 非公開 30,000,000:1
ローカルディミングのゾーン数 最大512ゾーン 最大2,048ゾーン
量子ドット
バックライト 直下型LED 直下型LED
スマートテレビ Google TV Google TV
動画配信サービス
  • YouTube
  • Netflix
  • U-NEXT
  • Prime Video
  • hulu
  • Disney+
  • TELASA
  • DAZN
  • ABEMA など
  • YouTube
  • Netflix
  • U-NEXT
  • Prime Video
  • hulu
  • Disney+
  • TELASA
  • DAZN
  • ABEMA など
接続端子
  • HDMI:3個
  • USB:2個
  • HDMI:3個
  • USB:2個
無線接続
  • Wi-Fi
  • Bluetooth
  • Wi-Fi
  • Bluetooth
Dolby Vision
音質性能
  • 2.1ch Hi-Fi サウンドシステム
  • Dolby Atmos
  • DTS Virtual:X
  • 2.1.2ch ONKYO Hi-Fiグレードのサウンドシステム
  • Dolby Atmos
  • DTS Virtual:X
リフレッシュレート
  • 55V型:4K144Hz・フルHD240Hz
  • 65V型:4K144Hz・フルHD288Hz
  • 75V型:4K144Hz・フルHD288Hz
  • 85V型:4K144Hz・フルHD288Hz
  • 98V型:4K144Hz・フルHD288Hz
  • 55V型:4K144Hz・フルHD240Hz
  • 65V型:4K144Hz・フルHD288Hz
  • 75V型:4K144Hz・フルHD288Hz
  • 85V型:4K144Hz・フルHD288Hz
  • 98V型:4K144Hz・フルHD288Hz

共通の魅力:最新技術による高画質・高音質・高リフレッシュレート

Dolby Atmos対応コンテンツでも立体感の差があった

Q6C・Q7Cに共通する主な魅力は、量子ドットによる高画質・Dolby Atmos対応の高音質・144Hz対応の高リフレッシュレートの3つです。

魅力1:量子ドット×直下型LEDの映像美

Q6C・Q7Cは量子ドットと直下型LEDを搭載しているのが魅力。量子ドットとはとても小さな半導体のこと。他の液晶よりも鮮やかでリアルな色を表現でき、細部まで鮮明な映像表現を叶えます

直下型LEDは、液晶パネルの直下にLEDライトが配置されていて、輝度のコントロールに優れています。コントラストが高くなるため、暗い部分はより暗く、明るい部分はより明るくなって映像が引き締まるのが特徴です。

特にQ6C・Q7CはMini LEDバックライトが搭載されているのもポイント。Mini LEDバックライトは小さなLEDライトを高密度に配置していて光の量をきめ細かく調整できるため、よりコントラストを高くできます。

魅力2:Dolby Atmos対応の高音質で没入感アップ

Q6C・Q7Cは立体音響技術の「Dolby Atmos」「DTS Virtual:X」などに対応。音を立体的に配置して水平・上下への広がりを表現してくれるため、まるで自分の周りで音が鳴っているような臨場感を味わえます。

日本の有名オーディオメーカー「ONKYO(オンキヨー)」と共同開発した高品質なスピーカーを搭載しているのもポイント。テレビに内蔵されているスピーカーでも高音質を楽しめますよ。

魅力3:144Hz対応でゲームプレイやスポーツ観戦もサクサク

Q6C・Q7Cは4K144Hzの高リフレッシュレートに対応していて映像がぬるぬる動くのも魅力。リフレッシュレートとは1秒間に画面が書き換わる回数のことで、リフレッシュレートが高いほど映像が滑らかになります。

特にゲームやスポーツ観戦ではリフレッシュレートが重要。リフレッシュレートが低いと映像がカクカクして楽しめません。Q6C・Q7Cならゲームキャラを繊細なコントロールで動かせて、スポーツ選手の俊敏な動きを楽しめますよ

主な違い:Q7Cは音質・画質・コントラストがより高品質

主な違い:Q7Cは音質・画質・コントラストがより高品質

Q6C・Q7Cはローカルディミングゾーン数・ピーク輝度・サウンドシステムが大きく違います。Q6Cも十分高画質・高音質ですが、Q7Cはさらに画質・音質がパワーアップしていますよ。

違い1:ローカルディミングゾーンがQ6Cより多くてさらに高画質

LEDバックライトの明るさを制御する際に、複数のゾーンに分けて制御します。このゾーンを「ローカルディミングゾーン」といい、ローカルディミングゾーンが多いほど明るさを細かく制御できて、精細でリアルな映像を表現できます。Q7Cのローカルディミングゾーン数はQ6Cの4倍もあり、Q6Cよりも表現力が増していて高画質です。

違い2:Q6Cよりピーク輝度が高くて明るさが格上

Q6CよりQ7Cの方がピーク輝度が高いのも特徴。ピーク輝度とはディスプレイの狭い範囲の最大輝度のことで、ピーク輝度が高いほど明るい部分をさらに明るくできます。

Q7Cの55インチ・65インチは2,300nits、75インチ以上は3,000nitsのピーク輝度で映像がとても明るいです。太陽光がたくさん差し込むような明るい部屋でも見やすい映像を出力できます。

違い3:Q7Cは2.1.2chのサウンドシステムを搭載していて立体的

Q6Cが2.1chのサウンドシステムを搭載しているのに対し、Q7Cは2.1.2chのサウンドシステムを搭載。2.1chとは左右(前方)のスピーカーと、重低音を出すのが得意なサブウーファーがセットになったシステムです。

2.1.2chは追加で2基のイネーブルドスピーカーを搭載していて、天井から音が降ってくるような感覚を実現できます。そのため、Q7Cの方が立体的な音を楽しめますよ。

【実機で検証】TCL Q6C / Q7Cを比較レビュー

今回は話題の <Q6C><Q7C>を実際に使ってみました!「どのくらい映像や音質が違うの?」「スマートテレビとしての使い勝手はどう?」など購入前に気になる部分を徹底解説していきます。

Q6C・Q7Cの同梱物

Q6C・Q7Cの同梱物

  • テレビ本体
  • 取扱説明書
  • スタンド
  • ケーブル
  • リモコン

同梱内容の違いは本体の種類くらいで、付属しているものはQ6C・Q7Cで一緒です。

Q6C・Q7Cの同梱物

取扱説明書・かんたんガイドにお問い合わせ用のLINEのQRコードが載っていました。電話やメールが苦手な人でも、トラブルが発生したときにいつでもLINEで気軽に質問できるのは便利ですね。

インターフェースはQ6C・Q7Cで共通、HDMIやUSBポートが充実している

インターフェースはQ6C・Q7C一緒で充実している

  • HDMIポート×3個
  • USB3.0ポート×1個
  • USB2.0ポート×1個
  • LANポート×1個
  • 地上波(地デジ)アンテナ入力×1個
  • BS・CSアンテナ入力×1個
  • ビデオ入力×1個
  • 音声出力光デジタル×1個

搭載ポートはQ6C・Q7Cで違いはなく、十分な数のポートがあります。レコーダー・ブルーレイプレイヤー・ゲーム機・USBメモリなどの周辺機器を接続できるので、幅広い使い方ができますね。

組み立ては簡単、設置は2人がおすすめ

組み立ては簡単、設置は2人がおすすめ

今回Picky’s編集部ではQ6Cシリーズ・Q7Cシリーズの中で最も小型の55インチモデルを使用しましたが、女性スタッフ1人での組み立て準備・設置は難しかったです。

55インチは中型〜大型に分類される大きさで、重量も20〜30kg程度あります。力のある男性でも1人で作業すると画面に傷がついたりぶつけたりする恐れがあるので、2人以上で設置するのが安心ですよ。85インチや98インチのような大きなサイズを検討しているなら、必ず設置を手伝ってくれる人を見つけておきましょう。

組み立ては簡単、設置は2人がおすすめ

組み立て手順はかんたんガイドに記載があります。イラストで記載されているのでわかりやすかったです。

組み立ては簡単、設置は2人がおすすめ

脚の取り付けはネジをはめるだけでとても簡単。脚には左右を見分けるための大きな刻印(右側ならR)があり、付け間違えのミスも発生しません。

組み立ては簡単、設置は2人がおすすめ

組み立てにはドライバーが必要です。片方に2個のネジをはめ込むだけなので、1人でも数分で取り付けが完了しました。

Q6Cはベゼル・脚がブラック一色、Q7Cはベゼルがシルバーで脚がグレー

Q6CQ6Cはベゼル・脚がブラック一色、Q7Cはベゼルがシルバーで脚がグレー
Q7CQ6Cはベゼル・脚がブラック一色、Q7Cはベゼルがシルバーで脚がグレー

2機種のデザインは同じですがカラーリングがやや異なり、Q6Cはベゼルも脚もブラックなのに対して、Q7Cはベゼルがシルバーで脚がグレーでした。近くで見ると色の違いはあるものの、実際にテレビを視聴する距離に離れると、Q7Cもブラック一色のように見えます。どちらも洗練された見た目で安っぽさはありません。

Q6Cはベゼル・脚がブラック一色、Q7Cはベゼルがシルバーで脚がグレー

ベゼルレスデザインと無駄がないシンプルな脚なので、見た目がとてもスタイリッシュ。どちらも部屋になじみやすいデザインだと感じました。視界に入ってくる余分な情報量が少ないので、映画やドラマにしっかり没入できそうです。

ディスプレイはQ7Cの方が明るく発色もきれい

ディスプレイはQ7Cの方が明るく発色もきれい

ディスプレイの発色はQ6C・Q7Cともにとてもきれいです。TVer、Amazonプライムビデオ、Disney+などで動画を視聴してみましたが、どの映像も白飛びや黒潰れすることもなく、色鮮やかな映像を楽しめました。

Q6Cも十分きれいですが、2機種を比較してみるとQ7Cの方が全体的に映像が明るくて高画質。ローカルディミングゾーン数がQ6Cの4倍あることで、表現力が増しているのが実感できました。

また、2機種とも単純に明るいだけでなく、Dolby Visionに対応していて明暗の表現力が高いのも特徴。暗い場所は暗く、明るい場所は明るく表示してコントラスト比を高くしてくれるため、引き締まった映像に感じました。

輝度の調整可能、Q7Cは昼間でもかなり見やすい

ディスプレイはQ7Cの方が明るく発色もきれい

Q6C・Q7Cともに輝度は10~100まで10単位で調整できます。Q6CとQ7Cで輝度を比較してみたところ、MAXの明るさに差があり、Q7Cはかなり明るくなりました

南向きの日当たりがいい部屋にテレビを設置するなら、Q7Cの方が見やすそうな印象です。とはいえ、Q6Cも十分明るく、照明を点けた明るい部屋でも見にくさは感じませんでした。

音質もQ7Cの方が立体的な広がりが強く、臨場感抜群

音声モード:映画音質はQ6Cでも十分きれい、Q7Cは立体的な広がりが強く臨場感抜群
音声モード:音楽音質はQ6Cでも十分きれい、Q7Cは立体的な広がりが強く臨場感抜群

Q6Cの音質は迫力があるものの低音が強すぎたりこもったりせず、クリアで聞き取りやすいです。音を大きくしても音割れしないため、大音量で映画やライブ映像を楽しめます。

Q7Cの音質はQ6Cよりもさらに高音質なのが比べると明確に実感できました。音のクリアさと迫力が増していて、臨場感が強化された印象です。どちらも内蔵スピーカーだけで十分満足できる音質です。

また、Q6C・Q7Cは設定から音声モードを選べます。ライブ映像を「音楽」で、映画を「映画」で視聴してみたところ、適したモードを使うと音の迫力がワンランク上がったように感じられて、高い満足感を得られました

音声モード:スポーツ音質はQ6Cでも十分きれい、Q7Cは立体的な広がりが強く臨場感抜群
音声モード:インテリジェント音質はQ6Cでも十分きれい、Q7Cは立体的な広がりが強く臨場感抜群

他にも「スポーツ」「ゲーム」「会話」「標準」などを選択できます。「インテリジェント」を選んでおくと自動で最適なモードに合わせてくれるのも使い勝手がよくて便利ですね。

Dolby Atmos対応コンテンツでも立体感の差があった

Dolby Atmos対応コンテンツでも立体感の差があった

まずはQ6Cで「Dolby Atmos」や「DTS Virtual:X」対応のコンテンツを視聴してみたところ、テレビからではなく専用のスピーカーシステムを周りに配置して音を出しているような立体感がありました。Dolby Atmosで再生しなくても音質がいいなと感じていましたが、立体オーディオ対応のコンテンツはさらに音に包み込まれる感覚が心地よかったです。

Q6Cでも十分な立体音響ですが、Q7CでDolby Atmos・DTS Virtual:X対応のコンテンツを視聴してみると、まるで映画館にいるようなパワーアップした立体音響を楽しめました。没入感抜群の体験がお家で気軽にできるのは魅力的ですね。

価格が約3万円プラスになりますが、画質と音質ともにQ7Cの方が優れているため、上位モデルを選ぶ価値はあると思います。

編集部

ここまでQ6C・Q7Cの違う部分を中心にみてきました。ここからは共通しているポイントを徹底検証します。

多機能なリモコンで操作は簡単、遅延がなく動作もサクサク

多機能なリモコンで操作は簡単、遅延がなく動作もサクサク

リモコンはスマートテレビらしい多機能ぶり。リモコン操作によるレスポンスも良好で、番組表を表示したり設定メニューの操作をしたりしてみましたが遅延はほとんど感じませんでした。リモコンの中央にあるマイクアイコンの白いボタンを押せば音声入力もできます。検索したいときに文字入力しなくていいので便利ですね。

多機能なリモコンで操作は簡単、遅延がなく動作もサクサク

動画配信サービスのダイレクトボタン
  • Netflix
  • hulu
  • U-NEXT
  • ABEMA
  • YouTube
  • FOD
  • Prime Video
  • TVer
  • TCL channel

    リモコンに搭載されている動画配信サービスのダイレクトボタンが全部で9種類と豊富。主要なサービスが揃っていて、使いたいサービスにすぐアクセスできるのでとても使い勝手がいいと感じました

    編集部

    Q6C・Q7Cは「TCL Home」アプリを通してスマホでも操作・テキスト入力ができます。

    TCLチャンネルは無料項目がなくて作品を見つけにくいのが残念

    TCLチャンネルは無料項目がなくて作品を見つけにくいのが残念

    TCLチャンネルは映画や番組が表示されていて、見たい作品を選ぶと動画配信サービスに飛んでいきます。

    Picky’s編集部でアニメ・映画・生放送・子供の項目から作品をいくつか選んでみると、ほぼhuluに飛びました。ここに表示されているものはTCLが提供していて無料で視聴できると思っていたため、初めは戸惑いました。

    中には無料で見れる作品もあり、Picky’s編集部では子供番組の英語のアニメを視聴できました。ただ、どの作品が無料で見れるのか、項目や表示がないので手探りで無料作品を見つけないといけません。せっかくならTCLチャンネルも楽しみたいので、項目で作品を絞れたらいいなと感じました

    TCLチャンネルは無料項目がなくて作品を見つけにくいのが残念

    動画はhuluに飛ぶものが多かったので、hulu利用者は活用しやすそうです。また、複数のサブスクに登録している人もいちいち利用するサービスを切り替える必要がなく、楽に見たいコンテンツを探せます。

    モード選択がわかりやすい!リモコンの機能ボタンも便利

    モード選択がわかりやすい!リモコンの機能ボタンも便利

    Q6CとQ7CはUIがわかりやすく、設定画面でも迷うことなく操作できるのも高評価でした。モード選択では選択時に画面に説明が出るため、説明書を見なくても適切なモードを選べます。

    モード選択がわかりやすい!リモコンの機能ボタンも便利

    また、リモコンの「機能」ボタンを押すと、YouTubeなどの動画選択画面でもモード選択可能。コンテンツに合った設定を素早く適用できます。

    高リフレッシュレート対応により、スポーツ観戦時も映像が滑らか

    スポーツ観戦時も映像が滑らか

    Q6C・Q7Cはともに4Kでも最大144Hzの高リフレッシュレートに対応しています。1秒間に最大144回画面が切り替わるため、ゲームやスポーツ観戦をするときも滑らかな映像を楽しめます。

    実際にYouTubeでスポーツを観戦してみたところ、残像感も少なくストレスのない視聴ができました。YouTubeは最大フレームレートが60fpsですが、100fps以上のゲームをプレイする場合には、より高リフレッシュレートの性能を実感できるでしょう。

    fpsとは?
    1秒間の動画を構成する静止画の数(フレームレート)を表します。リフレッシュレートは画面を書き換える回数なので、高リフレッシュレートのテレビを使っても、コンテンツのフレームレートが低ければカクついた映像になります。

    Google TV搭載で高コスパ!設定も簡単

    Google TV搭載で設定も簡単

    Q6C・Q7Cには初めからGoogle TVが搭載されています。

    Picky’s編集部でGoogle TVの設定をしてみましたが、Googleアカウントにログインするだけなのでとても簡単でした。それぞれの動画配信サービスもログインするだけで利用できます。

    NetflixやTVerなどの動画配信サービスを利用するためにAmazon Fire TV Stickを購入したり差し込んだりしなくていいので、とてもお手軽。これからテレビの購入を検討している人にとっては、かなり嬉しいポイントです。

    Game Master機能でゲームも快適にプレイできる

    Game Master機能でゲームも快適にプレイできる

    ゲーム映像を検出して、自動で低遅延・高リフレッシュレートなゲームモードに切り替えてくれる「Game Master」機能の使い勝手も抜群。毎回設定を切り替える手間がかからないので、テレビとしてもゲーミングモニターとしても使いたい場合に便利な機能です。

    アートギャラリー機能対応でインテリアとしても活躍

    アートギャラリー機能対応でインテリアとしても活躍

    Q6Cの油絵

    アートギャラリー機能対応でインテリアとしても活躍

    Q7Cの油絵

    Q6C・Q7Cはアートギャラリー機能に対応していて、世界的に有名な美術館と連携して美しい絵画を表示してくれます。Picky’s編集部でも実際に鑑賞してみましたが、ランダムで美しい絵画が表示されました

    Q6CとQ7Cの2機種とも、油絵独特の奥行き・重厚感が表現されていて、本物の油絵を見ているようなリアルさがありました。絵画のバリエーションも豊富なので飽きることがなく、インテリアとしても使えるほどおしゃれです。

    サイズは55インチで十分大きい、20畳くらいの広さなら65インチあると◎

    サイズは55インチで十分大きい、20畳くらいの広さなら65インチあると◎

    Q6C・Q7Cは画面サイズが55V型・65V型・75V型・85V型・98V型の5つから選択できます。

    画面サイズで迷う方に向けて感想をお伝えすると、Picky’s編集部では55インチを使用しましたが、15畳以上あるオフィスでも十分に感じる大きさでした。

    10〜15畳程度の部屋なら55インチで十分でしょう。20畳ほどの広さなら65インチくらいはあるとよさそうです。

    TCLの4KテレビQ6C / Q7Cの口コミ・評判

    ここまでPicky’s編集部での実機レビューをご紹介しましたが、実際に製品を購入した人の口コミ・評判も気になりますよね。そこでここでは、Q6C・Q7Cのいい口コミ・悪い口コミの両方をご紹介します。

    TCL Q6C / Q7Cのいい口コミ

    TCL Q6C / Q7Cのいい口コミ

    • リーズナブルなのに映像が明るくて繊細(Q6C)
    • 有機ELに劣らない画質で有機ELより目が疲れにくい(Q6C)
    • 音に迫力があり、ゲームに没入できる(Q7C)
    • サクサク動作して使いやすい(Q7C)

    Q6C・Q7C共通で「価格に対して画質・音質が高い」との口コミがとても多かったです。Q6C・Q7Cは液晶テレビですが、中には有機ELに劣っていないと感じている人もいました。

    特にQ7Cは立体音響も高く評価されています。モンスターハンターやFPSゲームのような世界に浸ったり勝負に勝ったりするために音が大切なゲームをプレイする人に人気でした。

    また、「動作がサクサクで、設定・モード選択などがわかりやすい」といった声も。安いスマートテレビはボタンを押して反応するまでに数秒かかるようなモデルもありますが、Q6C・Q7Cは遅延がほとんどなくすぐに動くのでストレスフリーです。

    TCL Q6C / Q7Cの悪い口コミ

    • サポートの対応が悪い(Q6C)
    • 低音が弱めでサウンドバーを使用している(Q7C)

    一方で、「サポートの対応が悪い」との声がありました。ただ、口コミにあったのは汚れていた程度の不具合で、初期不良のような重大な問題にはしっかり対応してもらえます。

    また、「低音が弱めだったのでサウンドバーを使用している」という人もいました。ただ、「安物のサウンドバーよりはいい音がする」との口コミもあり、編集部での検証でもかなりの高音質を体感できました。オーディオ機器に強いこだわりがないなら機材を買い足さなくても十分満足できますよ。

    TCL Q6C / Q7Cのよくある質問

    TCL Q6C / Q7Cのよくある質問

    Q6C・Q7Cはどこで購入できますか?

    Q6C・Q7CはAmazon限定の商品なので、Amazonでのみ購入できます。

    Q6C・Q7Cは壁掛けテレビにできますか?

    VESA規格の市販金具を取り付けて壁掛けできます。

    録画機能はありますか?

    外付けHDDやレコーダーを接続すれば録画可能です。

    ヘッドホンやワイヤレスイヤホンを接続できますか?

    Bluetooth対応でヘッドホン端子も搭載されているのでどちらも使用できます。

    クロームキャストのような、スマホ・タブレットの画面を映す機能はありますか?

    Google TVの基本機能として搭載されています。なお、テレビ本体とスマホ・タブレットなどの端末を同じWi-Fiに接続する必要があります。

    無償で修理してもらえる保証期間はどのくらいですか?

    メーカー保証は購入から1年です。Amazonでの購入時に、5年間の長期保証プランに加入しておけば、5年間の保証が受けられます。

    TCLの4KテレビQ6C / Q7Cレビューまとめ

    • Q6Cはコストを抑えつつきれいな映像を楽しみたい人におすすめ
    • Q7Cはとにかく映像・音にこだわりたい人におすすめ
    • どちらもGoogle TV搭載で使いやすく、後悔しない高コスパモデル

    今回はTCLのスマートテレビ「Q6C」と「Q7C」をレビューしました。Q7Cは上位モデルなので画質・音質ともに欠点がない魅力的なテレビ。ただ、Q6CもQ7Cと横に並べて比較しないとわからないくらいクオリティが高く、十分満足できるテレビです。価格や本記事の検証を参考に、自分に合ったモデルを選んで動画鑑賞やゲームを楽しみましょう。

    関連記事:【有機EL&液晶】4Kテレビおすすめ16選!安い高コスパ・最小の40インチ・人気メーカーも

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