これで失敗しない!カメラ用ストロボのおすすめ12選!純正VSサードパーティ

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ストロボ

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暗い室内や逆行などでの撮影・自然なライティング演出に欠かせない「カメラ用ストロボ(フラッシュ)」。自動で明るさを調整するオート機能や、光の向きを変えられる首振り機能を備えたものが多く、初心者でもワンランク上の写真表現が楽しめます。

とはいえ、「カメラにもフラッシュはあるのに、外付けする必要はある?」「純正メーカー以外のストロボを使ってもいいの?」と、疑問を持つ人は多いはず。また、ストロボの使い方やおすすめの撮影テクニックなども知りたいですよね。

そこで今回は、カメラ用ストロボをPicky’s編集部が徹底解説。ストロボの基本知識から選び方のコツ、人気商品ランキング12選をまとめました。純正・サードパーティ製の違いなど、初心者がつまずきやすいポイントもカバーしています。ストロボの設定方法なども紹介しているので、ぜひ最後まで見逃さないでくださいね。

カメラ用ストロボとは?

ストロボ とは

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カメラ用ストロボは、撮影時に人工的に光を発生させる装置のこと。「カメラフラッシュ」や「スピードライト」とも呼ばれ、暗い場所や動きのある被写体の撮影には欠かせないアイテムです。

ストロボは、ただ明るくするだけではなく、光の向き・強さ・広がりをコントロールできるのが特徴。たとえば、被写体の陰影を調節したり、立体感を強調したりと、写真の表現を変えることが可能です。

カメラ用ストロボを使うメリット
  • 暗い場所で手ブレを抑え、シャープな写真に仕上げられる
  • 顔や背景が暗くなりがちな場所でも被写体を明るく映せる
  • 子どもやペットなど、動きのある被写体をブレずに撮影しやすい
  • 逆光や室内でも、自然光のようなライティングが演出できる

一眼レフやミラーレスカメラには、簡易的なストロボが内蔵されていることがほとんど。 逆光や暗い場所での撮影にはある程度役立つものの、被写体の正面からしか光を当てられないため、光が強すぎて影がきつくなったり、堅苦しい印象の写真になったりしがちです。また、光量が少なく、表現の幅が限られてしまいます。

その点、外付けのストロボがあれば、光の向きや光量を自由に調節でき、柔らかく自然なライティング演出が可能に。通常の照明より光の質が高いため、被写体を美しく魅せてくれるのがメリットです。

一眼レフカメラやミラーレスカメラで「雰囲気のある写真が撮りたい」「写真クオリティを高めたい」という人は、ストロボの購入をおすすめします。

カメラ用ストロボの選び方

ストロボ 選び方

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ここからは、カメラ用ストロボの選び方のポイントを紹介します。ストロボの種類・光量・搭載機能など、初心者が「これってどういう意味?」「選び方の基準は?」と迷う部分を詳しく解説しているので、ぜひ目を通しておきましょう。

種類はコンパクト&安価で初心者向けの「クリップオン」がおすすめ

ストロボ クリップオン:コンパクト&安価で初心者におすすめ

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ストロボは、主に以下の3種類があります。

  • クリップオン:カメラに直接取り付けて使う小型タイプ(初心者向け)
  • モノブロック:光量・表現力が高い据え置き型(中級者向け)
  • ジェネレーター:プロ仕様の本格ライティング機材(上級者向け)

    ストロボ初心者の人は、まずクリップオンタイプから始めることをおすすめします。

    クリップオンストロボは、カメラのホットシュー(上部の差し込み口)につけて使う小型タイプです。価格相場は5,000~3万円ほどと、初心者でも手に取りやすいのがメリット。「とりあえずストロボを試してみたい」「旅行時に使いたい」という人にぴったりです。

    クリップオンタイプは、大型ストロボに比べると光量は控えめ。しかし、カメラに内蔵しているフラッシュよりは光量が大きいため、撮影の質を高められます。乾電池式・充電式の2種類があり、乾電池式の方がラインナップが豊富です。

    中級者~上級者向けの「モノブロック」「ジェネレーター」については記事後半で詳しく解説しているので、気になる人はぜひチェックしてみてください。

    40前後がおすすめ!「光量(ガイドナンバー)」をチェック

    ストロボ 40前後がおすすめ!「光量(ガイドナンバー)」をチェック

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    ストロボの光量は「ガイドナンバー(GN)」という数値で表されます。ガイドナンバーの数値が大きいほど、より遠くまで明るく照らせる光を出せるのが特徴です。

    おすすめは、GN40程度のストロボ。距離がある被写体にも光が届きやすく、室内・屋外を問わずに使えます。ポートレート・記念写真・イベント撮影など、幅広いシーンに対応可能です。一方で、結婚式や野外イベントなどの広くて被写体との距離がある場所での撮影なら、GN50以上の大光量モデルをチェックしましょう。

    編集部

    ストロボを選ぶときは、次の発光ができるまでの時間を示した「チャージ時間」も要確認。チャージ時間が長いと、次の写真を撮るまでのクールタイムがあり、スムーズに撮影を進められません。連写をしたいなら、チャージ時間は5秒以下が理想。大光量モデルになるほどチャージに時間が掛かる傾向があるため、光量とチャージ時間のバランスも重要なポイントです。

    撮影の質を左右する!「首振り機能」の可動域や方向を確認

    ストロボ 撮影の質を左右する!「首振り機能」の可動域や方向を確認

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    ストロボに欠かせないのが、ヘッドの首振り機能。ヘッドの向きや角度を自由に調整できることで「被写体に直接光を当てず、壁や天井に反射させて柔らかい光を作る」といった、立体感・ナチュラル感のある表現が可能になります。

    編集部

    ヘッドを真上に向けて天井に光を当てる「バウンス撮影」は、顔に影が出にくく、ふんわりとした雰囲気のポートレートに仕上がりますよ。

    ただし、安価なストロボには、上下方向にしかヘッドを動かせないものもあるので注意。左右上下に動くタイプなら、多用な技法に挑戦できます。また、自然なライティングにこだわる人は、左右180度・上方向90度ほどと、可動域が大きいストロボを選びましょう。

    初心者は「TTL調光(自動調光機能)」があると安心

    ストロボ 初心者は「TTL調光(自動調光機能)」があると安心

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    TTL調光は、カメラの設定やレンズから取り込んだ光に応じて、ストロボが自動で最適な光量に調節してくれる機能です。被写体までの距離や周辺の明るさを判断して発光してくれるため、ストロボの扱いに慣れていない初心者でも写真撮影に失敗するリスクをグッと減らせます。

    TTL調光があれば、室内から屋外に移動したときなどでも、自動で光の量を調節してくれます。自分で設定を切り替えなくてもいいのでとても便利です。

    一方で、自分で細かな設定を行う「マニュアル調光」というものもあります。マニュアル調光は光量を自分で細かくコントロールしたい中~上級者向けの性能です。

    ただし、TTL調光は、すべてのカメラで使えるわけではありません。Canonなら「E-TTL」、Nikonなら「i-TTL」など、メーカーごとに仕様や名称が異なります。たとえば、Canon用のストロボ(E-TTL対応)をNikonのカメラに付けても、TTL調光は機能しません。購入時は自分のカメラに対応しているかを必ず確認しましょう。

    オフカメラで使いたいなら「ワイヤレス対応」が便利

    ストロボ オフカメラで使いたいなら「ワイヤレス対応」が便利

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    ワイヤレス対応のストロボは、カメラから取り外した状態(オフカメラ)で発光できるのが魅力。被写体のサイドや背面など、正面からの発光では出せない光の演出を叶えます。自然な陰影・立体感のある写真に仕上げたい人におすすめです。また、複数のストロボを使った多灯撮影でも活躍します。

    ワイヤレス対応ストロボの接続方法は、「電波式」「光通信(赤外線)式」の2つが主流です。

    通信範囲 特徴
    電波式 約30m以下
    • 障害物の影響を受けにくい
    • 日中の屋外など、明るい場所でも使える
    • 対応モデルがやや少なめ
    光通信式 約5m以下
    • 対応しているストロボが多い
    • カメラとの間に障害物があったり、明るすぎる場所では動作が安定しない

    電波式は、周辺の障害物や周囲の明るさの影響を受けにくく、広い範囲での通信が可能。多灯撮影にも向いています。一方で、光通信式は障害物や、強い光の影響を受けやすく、屋外撮影では不安定になりやすいものの、対応モデルが多いというメリットがあります。

    ワイヤレス撮影には「送信機(ワイヤレストリガー)」が必要な場合が多い

    ワイヤレスでストロボを使うには、「送信機(ワイヤレストリガー)」と呼ばれる機器が必要な場合が多いです。ワイヤレストリガーとは、カメラのシャッターとストロボの発光をワイヤレスで同期させるための機材で、通常はカメラのホットシューに装着して使います。

    ワイヤレス対応のストロボの中には、あらかじめ送信機がセットになっている商品もあるので、特に初心者は要チェックです。

    日中のポートレート撮影には「ハイスピードシンクロ(HSS)対応」が◎

    ストロボ ハイスピードシンクロ

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    ハイスピードシンクロ(HSS)とは、カメラのシャッターが動作している間、連続かつ高速で発光させる機能のこと。 一般的に、ストロボ撮影時はシャッタースピードが1/200~1/250秒程度に制限されますが、ハイスピードシンクロ機能があればカメラのシャッタースピードを1/1000秒以上の超高速に設定しても、ストロボが同期してくれるのが特徴です。

    明るい場所でもきれいな写真を撮影できるので、日中の屋外でポートレートを撮りたい人などにおすすめ。また、逆光で顔が暗くなるような場面で、ストロボを使って自然な明るさに仕上げる「日中シンクロ」を行う場合にも、シャッタースピードを制限させないハイスピードシンクロが活躍します。

    編集部

    バウンス・日中シンクロなどの撮影方法については、記事の後半で詳しく解説します。「プロみたいなテクニックを身につけたい!」という人は、ぜひチェックしてみてくださいね。

    【純正VSサードパーティ】カメラ用ストロボの人気メーカー

    ストロボ 人気メーカー

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    カメラ用ストロボには、カメラを取り扱うメーカーから販売されている「純正品」と、それ以外のメーカーが展開している「サードパーティー製」の2種類があります。

    初めてストロボを購入する人は、「どっちを選ぶべき?」と迷ってしまうでしょう。今回は、それぞれの人気メーカーや商品の価格相場をまとめているので、ストロボを選ぶときの参考にしてください。

    純正メーカー:安心感・連携重視派におすすめ

    主な特徴 価格帯
    canon(キヤノン)
    • 全モデルが光量を自動調整するTTL調光機能を搭載
    • EOS/EOS Rシリーズとの相性がいい
    3~5万円
    Nikon(ニコン)
    • モデリングが可能で、撮影前にライティングを確認できる
    • 発光モードや光量を調整できる
    3~7万円
    SONY(ソニー)
    • コンパクトかつ大光量モデルが豊富
    • 連続撮影性能に優れている
    3~9万円
    富士フイルム
    • 上位モデルを中心に、大光量モデルが多い
    • コンパクトで使い勝手がいい
    6,000~5万円

    純正品は、カメラ本体と同じメーカーが製造しているストロボのこと。カメラとの互換性はもちろん、TTL調光やHSSなどの機能に完全対応していたり、連写性能や耐久性に優れていたりします。補償サービスが充実しているメーカーも多く、製品への信頼性にこだわる人におすすめです。

    また、大光量モデルが豊富で、さまざまなシーンでの撮影に対応しやすいのも魅力。サードパーティー製に比べると高価な傾向はあるものの、エントリーモデルなら3万円程度で購入できるため、コストパフォーマンスはそれほど悪くありません。

    サードパーティ:安さ重視の人に◎純正品顔負けの高コスパモデルも

    主な特徴 価格帯
    GODOX(ゴドックス)
    • 現行モデルの多くがワイヤレスに対応
    • 電波式と光通信の両方式に対応したものもあり、多灯ライティングにも強い
    • チャージ時間が短く、連続撮影しやすい
    5,000~6万円
    NEEWER(ニューワー)
    • 豊富なラインナップを展開
    • 専用ケースなどの付属品が充実している
    6,000~3万円
    ニッシン
    • 中〜上位モデルを中心にTTL調光やHSSに対応
    • 独自のワイヤレスシステムを採用している
    3~5万円

    サードパーティー製は、カメラメーカー以外のメーカーが開発・販売しているストロボのこと。純正品より安価なモデルが多く、エントリーモデルなら5,000~2万円程度で購入できるため、手軽にストロボを導入したい人におすすめです。

    また、サードパーティー製のストロボは、TTL調光機能やワイヤレス機能に対応したモデルも豊富。一方で、商品によっては「カメラに取り付けたときにガタつく」「TTLが正しく作動しない」などの口コミもあるので、購入時は互換性(メーカー公式サイトや販売ページの対応表のチェック)を必ず確認しましょう。

    ハイエンド志向なら「Profoto(プロフォト)」も選択肢に

    「Profoto(プロフォト)」は、スタジオやプロ向けの高級機材で知られるスウェーデン発ブランド。価格は10万円以上と高額ですが、純正品を超える発光性能・信頼性・ライティングの再現性で、多くのプロカメラマンに支持されています。

    【純正で信頼性◎】カメラ用ストロボおすすめ人気ランキング比較一覧表

    Picky’s編集部が主要サイト(Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピング、価格比較サイト)の上位商品をポイント制で集計。本当に売れている上位のおすすめ商品を厳選しました。
    商品最安価格対応マウント電源方式最大光量チャージ時間サイズ重量首振り機能自動調光機能ワイヤレス対応ハイスピードシンクロ対応
    ソニー 電波式ワイヤレスフラッシュ HVL-F28RM¥28,300 Amazon楽天市場Yahoo!ソニー電池式GN28-65.1×83.5×91.4mm219g垂直0~120°
    ソニー 電波式ワイヤレスフラッシュ HVL-F60RM2¥65,067 Amazon楽天市場Yahoo!ソニー電池式GN60約0.1~2.5秒78.1×143.1×104.6mm439g垂直-8~150°/水平90°
    キヤノン スピードライト EL-100¥28,800 Amazon楽天市場Yahoo!キヤノン電池式GN26約0.1~5.8秒64.6×91.7×71mm約190g垂直45~90°/水平150°
    キヤノン マクロリングライト MR-14EX2¥73,670 Amazon楽天市場Yahoo!キヤノン電池式GN14約0.1~5.5秒発光部:約129.6×112.1×25.3mm/制御部:約69.6×118.8×71.4mm約455g-
    ニコン フラッシュ スピードライト SB-700¥38,245 Amazon楽天市場Yahoo!ニコン電池式GN39約2.5~30秒約71×126×104.5mm約360g垂直-7~90°/水平180°

    【純正で信頼性◎】カメラ用ストロボおすすめ人気ランキング5選

    【コスパ重視のサードパーティ製】カメラ用ストロボおすすめ人気ランキング比較一覧表

    商品最安価格対応マウント電源方式最大光量チャージ時間サイズ重量首振り機能自動調光機能ワイヤレス対応ハイスピードシンクロ対応
    Ulanzi SL01 ミニカメラフラッシュ¥3,499 Amazon楽天市場Yahoo!ソニー/キヤノン/ニコン/オリンパス/ペンタックスなど充電式GN82~5秒43×35×28mm33g----
    GODOX V1-C ラウンドヘッドカメラフラッシュ¥26,681 Amazon楽天市場Yahoo!キヤノン充電式-1.5秒--垂直-7〜120°/水平330°-
    GODOX AD300Pro フラッシュストロボ¥71,150 Amazon楽天市場Yahoo!ソニー/キヤノン/ニコン/オリンパス/富士フイルムなど--約0.01~1.5秒190×100×90mm約1.25kg--
    GODOX TT600 ストロボ¥9,240 Amazon楽天市場Yahoo!キヤノン/ニコン/ペンタックス/オリンパスなど充電式GN60約0.1〜2.6秒約190×64×76mm約400g垂直-7~90°/水平360°--
    NEEWER TT560 フラッシュストロボ¥5,624 Amazon楽天市場Yahoo!ソニー/キヤノン/ニコン/オリンパス/ペンタックスなど充電式/電池式GN38(ISO100)約0.1~5秒190×75×55mm286g垂直90°/水平360°---
    GODOX IM30 ミニフラッシュ¥5,820 Amazon楽天市場Yahoo!ソニー/キヤノン/ニコン/リコー/富士フイルムなど電池式GN15(ISO100)3.6秒約61×52×45mm78g----
    LightPixLabs FlashQ Q20II確認中 Amazon楽天市場Yahoo!-電池式GN20-99×59×29mm115g垂直0~90°--

    【コスパ重視のサードパーティ製】カメラ用ストロボおすすめ人気ランキング7選

    カメラ用ストロボの使い方・設定方法

    ここでは、初心者向けにストロボの使い方を紹介します。ストロボの取り付け方から設定方法までを詳しくまとめているので、初めてストロボを買う人は目を通しておきましょう。

    ストロボの取り付け手順

    ストロボ 取り付け手順

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    今回は、ソニーの一眼レフカメラを例に、ストロボの取り付け方法を解説します。メーカー・モデルによって細かい手順は異なる場合があるので、必ず取扱説明書を確認してください。 

    • STEP.1
      電源を切る
      カメラとストロボはどちらも電源を切っておきます。 
    • STEP.2
      シューキャップを取り外す
      カメラのホットシューのキャップを取り外します。レンズを自分側に向けてしっかりと抑えながら、シューキャップを押し出すとスムーズに取り外せます。
    • STEP.3
      カバーを取り外す
      フラッシュのリリースボタンを押し、ロックレバーを左に動かします。ロックが解除されたら、端子保護カバーを取り外します。
    • STEP.4
      ストロボを取り付ける
      むき出しになった端子部分に、ストロボをスライドさせながら取り付けます。ロックレバーを右に動かし、ストロボがしっかりと固定します。
    • STEP.5
      撮影をする
      カメラ・ストロボの電源を入れて撮影を開始します。 撮影が終わったら、同じ手順でストロボを取り外してください。

    ストロボ使用時のカメラの設定方法

    ストロボ 設定

    出典:nikon.com

    初心者は、ストロボ・露出モードの両方を「オートモード(TTL調光)」にしておくのがおすすめ。自動で光量や露出量を調節してくれるため、黒つぶれや白飛びといった失敗を防止できます。難しい設定はせず、手軽に写真撮影を楽しみたい人にもぴったりです。

    慣れてきたら、露出モードのみ「マニュアルモード」に設定してみましょう。ストロボの光量は一定の状態でも、露出量を少しずつ変えていくことで、背景の明るさに変化がつけられます

    また、ミラーレスカメラでストロボを使うときは、「露出シミュレーション」をオフに設定しておきます。

    露出シミュレーションが有効になっていると、ストロボが発光する前の状態をカメラが再現してしまい、ファインダーが真っ暗でピントを合わせられない状態になることも。ストロボを取り付ける前に、忘れずに設定しておきましょう。

    注意
    ストロボからは、非常に強い光が出ます。撮影時は、被写体から1m以上離れましょう。また、ストロボを使うことを被写体や周囲に事前に伝え、突然照射しないように注意してください。

    中~上級者向け!モノブロック・ジェネレーターの種類特徴

    モノブロック:アクセサリーが豊富で、表現の幅が広がる

    ストロボ モノブロック:アクセサリーが豊富で、表現の幅が広がる

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    モノブロックタイプは、発光部分であるヘッドと蓄電部分が一体化したストロボのこと。クリップオンよりも光量が大きい上、ソフトボックス・アンブレラ・リフレクターなどのアクセサリーも充実しているため、「本格的なポートレート撮影や物撮りに挑戦したい人」におすすめです。

    AC電源式または乾電池式があり、性能やオプションによって価格は5~30万円程度と幅があります。スタジオを組む感覚でライティングを構築したい中~上級者向けのタイプです。

    ジェネレーター:プロレベルの本格的な撮影環境を整えたい人に◎

    ストロボ ジェネレーター:プロレベルの本格的な撮影環境を整えたい人に◎

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    ジェネレーターは、主にプロの撮影現場で使われるストロボ。ヘッドと蓄電部分が分かれており、それぞれを個別に設置します。モノブロックよりさらに光量が大きく、チャージタイムが短いため、スピーディーな連写にも対応できます

    一方で、大型かつAC電源を必要とするモデルがほとんどで、持ち運びには不向き。また、基本的には業務用で、安いものでも価格が20万円を超えるため、趣味でカメラを楽しむ人や初心者にはあまりおすすめしません。

    カメラ用ストロボを使った撮影方法・テクニック

    ここでは、カメラ用ストロボを活用した撮影方法について解説します。「バウンス」「スローシンクロ」「日中シンクロ」の主な3つを紹介するので、撮影に慣れてきた初心者や撮影技術を上達させたい人はぜひ挑戦してみてください。

    バウンス

    ストロボ バウンス

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    バウンスとは、ストロボの光を壁や天井に当て、反射光を使って撮影を行うテクニックです。 1度反射させることで光が拡散するため、自然光に近いライティングを作れるのが魅力。背景の影を薄くしたり、被写体のテカリ・白飛びを抑えるといった効果もあります。

    バウンス撮影では、白い壁や天井を使うのがベター。例えば、青色の壁にストロボの光を反射させると、青色っぽい光が拡散されてしまいます。

    スローシンクロ

    ストロボ スローシンクロ

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    スローシンクロは、シャッタースピードを下げて、シャッターとストロボを同時調光させるテクニック。暗い場所でも被写体・背景の両方を明るく撮影できるため、夜空の花火と人物を一緒に撮るシーンなどで役立ちます。

    スローシンクロでは、カメラを「絞り優先モード」にして、絞り数値をF8~F11程度に設定します。また、シャッタースピードを遅くする分、手ぶれが起きやすくなるため、人物がなるべく動かない・三脚を使うなどの工夫が必要です。

    日中シンクロ

    ストロボ 日中シンクロ

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    日中の明るい場所では、日中シンクロを活用しましょう。逆光で暗くなっている部分をストロボで照らすことで、全体を明るく写すテクニックです。日中に太陽を背にして人物や植物を撮影したいときに活躍します。

    ただし、明るい場所での撮影では、カメラとストロボのシャッタースピードに差が出てしまい、きれいな写真を撮れないことも。日中シンクロで撮影したいなら、ハイスピードシンクロに対応したストロボを用意しましょう

    カメラ用ストロボの関連商品

    ここでは、ストロボ以外のカメラアクセサリーを紹介します。撮影環境をより快適に整えてくれるアイテムをピックアップしているので、ストロボと一緒にぜひチェックしてみてください。

    ストロボの転倒防止に役立つ「ライトスタンド」

    ストロボ ライトスタンド

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    ライトスタンドは、名前の通り照明機材を固定するためのアイテムです。ストロボの転倒を防ぐ役割があり、定位置で長時間撮影したいときに役立ちます。また、ストロボの高さを出せるので、より幅広い表現に挑戦したいときにもおすすめです。

    光を柔らかく拡散させる「ソフトボックス」

    ストロボ ソフトボックス

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    ソフトボックスは、ストロボに装着して使うアクセサリー。傘のような形状になっており、ストロボの光を拡散させることで柔らかい印象を演出できるのが魅力です。スクエア型・ラウンド型などがあり、形や大きさによって光の広がり方が変わります。

    ストロボを遠隔操作できる「ストロボトランスミッター」

    ストロボ トランスミッター

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    ストロボトランスミッターは、ストロボをワイヤレスで遠隔操作するための機材。カメラから離れた場所にあるストロボを発光させたり、複数のストロボを同時に操作したいときに役立ちます。多灯撮影がしたいときはもちろん、撮影の自由度を高めたいときに最適です。

    カメラ用ストロボについてのよくある質問

    ストロボ よくある質問

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    ストロボはどこで購入できる?

    ストロボは、カメラ専門店や家電量販店などで購入できます。また、Amazonや楽天市場では、さまざまなメーカーのストロボが販売されています。

    ストロボは動画撮影でも使える?

    ストロボは動画撮影中も使えますが、再生したときに光が点滅しているように見える場合があります。動画撮影をする場合は、ストロボではなく、「定常光」「ビデオライト」を使うのがおすすめです。

    多灯ストロボ撮影って何?

    多灯撮影とは、ストロボを複数使って撮影すること。さまざまな角度から光を当てることで、より明るく、ハイクオリティな撮影ができます。

    カメラ用ストロボのおすすめまとめ

    ストロボ まとめ

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    • ストロボがあれば、よりハイクオリティな撮影ができる
    • 互換性重視なら純正、安さ重視ならサードパーティー製が◎
    • 初心者には軽量なクリップオンストロボがおすすめ

    今回は、カメラ用ストロボについて紹介しました。ストロボがあれば、逆光の場所でもきれいに写真を撮ったり、柔らかいライティングを演出できるのが魅力。ぜひ本記事を参考に、自分にぴったりなストロボを見つけてください。

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