【2024年】防水カメラおすすめ20選!旅行やダイビングに人気の機種をご紹介!

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昨今、カメラの中でもレジャーのアイテムとして人気が高いのが「防水カメラ」。海の中でも撮影ができる他、子どもに撮らせたいという親御さんや、水を気にせず撮影したいという方も多いのではないでしょうか。

今では様々なメーカーから、様々な特徴を持ったカメラが数多く発売されているので「どれを選んだらよいの?」と迷ってしまいますよね。 

そこでこの記事では

  • 水中の美しい景色をデジカメで手軽にとりたい。
  • 子供の成長の記録としていい写真を残しておきたい。
  • 海やプールならではの写真を撮りたい。
  • 沖縄や海外でダイビングをするときに使いたい

という方に!最新おすすめの「防水カメラ」をご紹介します。

ダイビングで使える本格モデルから、海外旅行やこどもの水遊びを撮りたいという、初心者モデルまでしっかり解説していきます!

この記事を書いた専門家

フォトグラファー&主婦
エミ
1983年生まれ 5歳の女の子ママ。16歳から一眼レフを始め、フォトスタジオにてカメラマンを経験後カナダへ。 地元フォトグファラーの元でウェディングフォトなどの撮影を行う。 帰国後はフォトスタジオに就職。結婚、出産を機に女性の企業での働きにくさを実感したことをきっかけに独立。現在フリーランスカメラマンとして長野県を中心に活動中。

「防水カメラ」ってどんなカメラのこと?

防水カメラとは水中で使うことのできるカメラのことです。

シュノーケリングやダイビングなどのマリンスポーツ時はもちろん、プールや海、キャンプなどのアウトドアレジャーの際にも安心して使うことがでるのが特徴です。

海に潜るときだけでなはく、汚れやホコリにも強いので、登山や工事現場などでも使われることもあります!使ったあとはサッと水洗いできちゃうのも魅力的!

様々なタイプがありますが、価格は8,000円~数万するものまであり、高額なものだと8万円台のものまであります。

防水カメラ以外の防水機能のあるカメラの種類

GoProなどアクションカメラ

https://gopro.com/ja/jp/

アクションカメラはその名の通り、キャンプ、山登り、スキー、海、ダイビングなど様々なアクティビティで使える小型カメラのこと

体や自転車などに付けることで、撮影者の目線で撮影をすることができたり、より臨場感のある動画や写真が撮影できます。海で使う防水カメラのひとつの手段として考えられますね!

デジカメ・一眼レフカメラに防水ハウジング

通常の一眼レフやデジカメに、防水機能のカバーを付ければ防水カメラとしても使用ができます

通常のカメラであってもカバーを付けることで水中にもぐることができるので、高画質で高機能なカメラを使いたい!という方は、お持ちのカメラの「防水ハウジング」を調べてみても良いかもしれませんね。

関連記事:【1万円台も】安いのに高品質なデジカメおすすめ20選|スマホ転送OK・女子に人気モデルも

360度カメラ

出展:Amazon

最近持っている方も増えたきたのがこちらの360°カメラ。こちらも同じく「防水ハウジング」を付けることで撮影が可能になるケースがあります。

名前の通り360度撮影ができるので、通常のカメラとは違った撮影ができます。海の中で撮りたい!という場合は、面白い景観の写真が撮れるでしょう。

スマートフォンに防水ケースを付ける

近頃はスマホの撮影機能も優れており、コンパクトデジタルカメラなどに劣らないくらいのクオリティで撮影ができます。スマホ用の防水ケースを購入し、それを持ち歩くことで水中で撮影できるようにもなりますね!

それぞれの防水カメラの特徴をまとめました

持ち運びのしやすさ クオリティ 価格
防水カメラ 7,000円~8万円
GoPro 2,000円~5万
カメラ
+防水ハウジング

機種によって重いものも

一眼レフの場合は◎
数万~数十万
360度カメラ
+防水ハウジング
7,000円~8万
スマホ+防水ケース 防水ケースのみの価格

防水カメラを選ぶメリットは?

上記に記載した通り、防水カメラとして使える手段は色々ありました。一番手軽なのは、普段使っているスマートフォンを防水ケースに入れるというもの。

ですが、あえて防水カメラを選ぶメリットは何でしょうか?

防水カメラはズームができる!写真メインなら防水カメラがオススメ

防水カメラはズーム機能があるので遠くにいる被写体までしっかり撮影できます。逆にGoProなどアクションカメラはズーム機能がほとんどないので、近くに寄らないと撮影できません。

一眼レフなどでもズーム機能はついていますが、水中で撮影するとなると、やはり水の中での明るさで一番きれいに撮れる専用のカメラである「防水カメラ」がおすすめと言えるでしょう。

また、また防水カメラはカメラ機能が充実しているので、撮影メニューが多いのも特徴的です。

GoProは臨場感がすごい!動画メインならGoProがオススメ

GoProの特徴は防水カメラよりもコンパクトで、臨場感あふれる立体的な撮影ができることです。GoProでは広角レンズが搭載されていたり、自撮り撮影やムービー撮影するにはとてもオススメです。

ただしGoproはズーム機能がないので、離れた場所から撮影には弱いのが弱点です。被写体までの距離が1~2メートルくらいまで寄る必要があるので、近くによって海中生物などをしっかりと撮影したい場合には防水カメラを選びましょう。

逆にGoProは動画やムービーメインで、海の様子をスマホ感覚で楽しく撮影したい人におすすめです!

関連記事:GoPro(ゴープロ)おすすめランキング!!人気の全9機種の価格・機能を徹底比較!

関連記事:水中撮影やダイビングを楽しくする人気のGoPro(ゴープロ)アクセサリーまとめ

防水カメラとGoProの機能を比較まとめ

防水カメラ GoPro
ズーム機能
写真
動画
持ち運びやすさ
壊れにくさ・耐久性

防水カメラ

  • 形状: 一般的なカメラと形状が似ているものが多い。
  • 機能: 高画質、高倍率ズーム、手ブレ補正など、多機能なものがが多い。
  • 用途: 旅行、ダイビング、日常の撮影など、幅広い用途に使用できる。
  • 価格: 1万円~30万円程度。
  • 代表的な機種: オリンパス Tough TG-6、ソニー RX0 II、キヤノン PowerShot D30

アクションカム

  • 形状: 小型で軽量なウェアラブルカメラが多い。
  • 機能: 広角レンズ、手ブレ補正、防水性能、耐衝撃性能など、アウトドアでの撮影に特化している。
  • 用途: スポーツ、アウトドア、旅行など、動きの激しいシーンの撮影に適している。
  • 価格: 3万円~8万円程度。
  • 代表的な機種: GoPro HERO10 Black、 Insta360 ONE X2、 DJI Osmo Action
押さえておくべきこと

カメラ性能が高いのは防水カメラ。写真や動画をしっかり残したいとい人には防水カメラがおすすめです。逆にムービーで思い出を残したい、臨場感があるリアルな体験を楽しみたいという人にはGoProがオススメです!

防水カメラを選ぶときのポイント

防水カメラを選ぶポイント
  • 使いたいシーンをしっかり想定する
  • きちんと防塵・防水機能をチェックする
  • 耐衝撃性能の物を選ぶ
  • カメラが持ちやすいかどうか
  • 価格帯をチェックする
  • F値をチェックする
  • 機能を確認する

使いたいシーンをしっかり想定して選ぶ

「何のために防水カメラが欲しいのか?」を基準に考えないで購入すると、失敗してしまうことがあります。これは何を購入する際にも同じく「目的」「シーン」を細かく想定することが大切です!

カメラを選ぶにあたって、自分のカメラを選ぶ基準を明確にしておくことで、目的に合わせた優先順位を決めることが出来ます

防水カメラは「防水機能」と「カメラ性能」で価格がきまるので、水深が深くまで対応している方が高くなります。つまり、撮影する際に大体何メートルくらい潜りたいかによっても、選ぶカメラは変わってくるということです。

ダイビングなどの場合は、最大30mまで潜ってOKな防水カメラなど水深が深いタイプがおすすめですが、シュノーケリングをする場合であれば10m程度までのものでも対応可能ですね。

たとえば水深30m以上まで耐えられるカメラだと5万円ほどしますが、子どもとプールで使いたい程度の場合では、1万円ちょっとで済みます。

例えば、ダイビングで使いたいという場合は、水深20mまで潜ることが通常です。ただし、安いという理由で水深が10mまで耐えられる防水カメラだったとしたら…?耐えられる水深を間違ってしまうと、データをすべて失うという事例もあります。しっかりと目的を考えてから購入するようにしましょう。

押さえておくべきこと
  • どういう場所で使いたいのか?
    (川、海、プールなど)
  • 何をするときに使いたいのか?
    (シュノーケリング、ダイビング、プール、バーベキューなど)
  • どのくらいの水深で使いたいのか?
    (~1mなのか、~30mなのか)

 

防水カメラの防水機能をチェック

防水機能は、撮影したい場所の水深によって決めると良いでしょう。

例えば、ダイビングをしない場合は水深10mまで耐えられるカメラで十分ですが、ダイビングもする方は、水深25m以上耐えられるカメラにするのがオススメです。

もっと深くに潜る場合には本格的なハウジングケースも必要になってくるので、どの程度レベルで使用するかは事前にチェックが必要です!

ちなみに上級者にオススメなのがオリンパスの上のTG-6です。

高スペックのコンパクトデジカメをそのまま防水カメラにしたような高級機種です。

さらにダイビングユーザーを想定しているので専用ハウジングもオプションで付けることが出来、最大水深45mまで潜ることができます

押さえておくべきこと
  • 10mまで潜れるものを選ぶ(レジャーのみ)
  • 20mまで潜れるものを選ぶ(ダイビングするとき)
  • ハウジングが付けられるかどうかを確認する

価格帯で選ぶ

価格は安いもので7,000円台~高いもので十万円弱くらいするものまでさまざまあります。

機能性や、メーカー、防塵防水機能の度合いなどによって価格は変わってくるので、決まっている予算があるのであれば、それに合わせて機能を決めるというのも大切な選ぶポイントとなるでしょう。

防塵・防水の保護規格をチェック

海や川で水に潜るだけではなく、砂浜や川辺などの塵や埃も注意したいところですよね!

防水カメラは登山や工事現場など、幅の広い活躍場所があります。海などでは、砂が精密機械のカメラに入り込んで動かなくなる場合もあります。

防塵機能や防水機能は、できるだけ性能の良いものを選んで損はないはずです。

防塵・防水については、保護規格が設けられているので、等級をしっかりチェックするのも大切なポイントです。防塵と防水の度合いはこのような表で定められています。

粉塵の保護等級

0級 保護されていない
1級 直径50mm以上の固形物が侵入しない
2級 直径12.5mm以上の固形物が侵入しない
3級 直径2.5mm以上のワイヤーや固形物が侵入しない
4級 直径1mm以上のワイヤーや固形物が侵入しない
5級 有害な影響が発生するほどの粉塵が侵入しない
6級 粉塵が侵入しない

防水の保護等級

0級 保護されていない
1級 鉛直から落ちてくる水滴により有害な影響がない
2級 鉛直から15度の範囲で落ちてくる水滴による有害な影響がない
3級 鉛直から60度の範囲で落ちてくる水滴による有害な影響が無い
4級 あらゆる方向からの飛まつによる有害な影響がない
5級 あらゆる方向からの噴流水による有害な影響がない
6級 あらゆる方向からの強い噴流水による影響がない
7級 水深1メートルに30分沈めても浸水した形跡がない
8級 指定圧力の水中に常時沈めて使用できる

以上を粉塵では6級以上、使うシーンによりますが防水では7級以上を選ぶと間違いないでしょう。

TIP!iPhoneの防塵等級の見方

使うユーザーが最も多いiPhoneにもしっかりと防塵の等級が記載されています。

これがiphoneの等級の表し方です。

ここの数字の『6』。こちらが防塵機能の等級を表しています。
等級が1〜6まであり、6が最高の機能があるということ示しています。

耐衝撃性能をチェックしよう!

耐衝撃性能とはどれだけの衝撃に耐えることができるかを示しています。多くのメーカーは「高さ10mから落としても大丈夫」のように書いています。

スノーボードをする人などは、結構シビアにこの性能が必要です。激しく転んだ時など、スマホやカメラが壊れていないか気になる方も多いはず。

激しいアクティビティをする予定がある、その際に防水カメラを使いたいという場合は耐衝撃性能もしっかりチェックした方が良いでしょう。

人間の背丈は2m以下の人が多いので2m以上の耐衝撃の物を選んでおくと、不意に落としてしまった場合は、十分に耐えられるでしょう。

F値をチェック

カメラを選んで使う上で大切なポイントのひとつに、明るく撮れるかどうかということがあります。
カメラではそれを「F値」で見ることができます。

水中は特に光源が少なく、キレイに撮るためにはF値がとても重要。F値が小さくなるほど光を通して撮影ができるので、比較的明るく撮れるものを選びましょう

機能で選ぶ

撮影する際に大切なのは「機能性」。どんな機能がついているかは購入する前に確認したいポイントですね!以下に例をまとめてみました。

手ブレ補正

水中ではシャッターを押す際には手が動きやすいものです。手ブレ補正のありなしでは仕上がりの美しさは変わってくるでしょう。手ブレ補正アリと記載がある防水カメラを選ぶと良いですね!

ズーム機能

ズーム機能とは、その場にいながらアップにして撮影したり、広角(広い範囲)で撮影ができたりする機能のこと。

単焦点のレンズよりも、ズーム機能が付いている方がバリエーション豊かな写真が撮れるでしょう。

Wi-Fi機能

5GHzのWi-Fiでは利用できない

Wi-Fi機能がついていることで、すぐにスマホに転送したり、PCに転送することができます。InstagramやFacebookなど、SNSですぐに写真をアップしたい!という方はこちらの機能は必須と言えます。

防水カメラの代表的な日本メーカー

リコー RICOH

防水カメラといえばリコーと言われるほど、定評があるメーカーになります。デザインはワイルドで格好いいものが多く、アウトドア男子からは大人気ですね。

富士フイルム FUJIFILM

富士フイルムは日本の老舗のカメラメーカー。様々なカメラのシリーズを出しており、初心者向けからプロ向けまで、ミラーレスシリーズも人気です。防水カメラではXPシリーズが有名ですね。

ニコン Nikon

ニコン派?キャノン派?と聞かれるほど、老舗の人気カメラメーカーですね!ニコンのCOOLPIXシリーズと言えば、水深30mまで潜れるものもあり、本格的な防水カメラを考えている方にはおすすめのメーカーとも言えます。

ソニー SONY

sonyロゴ

ソニーと言えば、αシリーズ一眼レフの中では人気ですよね。ソニーの防水カメラと言えば、コンパクトなデザインでスタイリッシュな形をした防水カメラが人気。防塵や耐低温性能もしっかり備えているのが特徴です。

オリンパス Olympus

オリンパスと言えばミラーレス一眼レフで人気を博しているメーカーですね。防塵防滴の性能が優れており、デザイン性が高いものが多いので男性だけでなく女性にも人気のメーカー。

オリンパスとは、ミラーレスの一眼でカメラ業界No,1のシェアを持つメーカーです。ライカ・パナソニックと共同で画像センサーの規格「フォーサーズ」を開発し、個人でも手を出しやすい中価格帯のカメラを生産しています。

防水カメラでは「Tough」シリーズが人気です!

キヤノン Canon

キャノン プリンター

出典:canon

Canonと言えばプロが初心者向けからプロ仕様まで、様々なカメラを出している老舗メーカーですね!
防水カメラとしてはPOWERSHOTが人気です。

防水カメラの代表的な海外メーカー

GoPro (アメリカ)

アクションカメラ市場を牽引するリーディングカンパニーでHEROシリーズが代表製品。小型・軽量で頑丈なボディでウェアラブルアクセサリーや水中ハウジングも充実しておりアクティブな水中撮影に最適。

Insta360 (中国)

中国深センを拠点に製品開発・販売を行い、360度カメラ市場を牽引する革新的なメーカーでONEシリーズが代表製品。

全方位を撮影できる360度カメラで水中パノラマ撮影に最適で、リアルタイム編集機能やAI編集機能など、豊富な編集機能や水中VRコンテンツ制作にも対応しているのが特徴。

DJI (中国)

ドローン市場を牽引する世界的なメーカーで、Osmo Actionシリーズが代表的な防水カメラ。ドローンと連携した水中撮影も可能な製品は高画質・高機能なだけでなく、安定感のある撮影を実現。

安い防水カメラ VS 高い防水カメラ どっちがいいの⁉

防水カメラとひとくちに言っても、高いものから安いものまで様々あります。

価格の違いによって機能性が違う…というのは分かっても、価格によって具体的にどのような違いがあるのかをしっかり見ていきましょう!

①防水性能の違い

水深何メートルまで潜ることができるか判断するのが「防水性能」です。

シュノーケリングなどで浅瀬でしか撮影しない場合は、安価なカメラでも十分ですが、イビングで深くまで潜りたいという場合は水深30m以上耐えられるものでないと壊れてしまうこともあります。

安価な防水カメラでは3m~10m範囲が多く、高額なカメラになるとハウジングを付けて約50mまで耐えらえるという防水カメラもあります。

②防塵や耐衝撃性能の違い

価格によって、防塵のレベルが異なっていたり、耐衝撃性能が異なっています。

安いものであれば1.5mほどの耐衝撃性能でも、高額な防水カメラの場合は、2m以上OKなものもあります。ただし、1.5mついていれば安心な場面が多いともいえるでしょう。

③耐寒性能がついているかどうか

耐寒性能とは、スノーボードでの撮影や、登山など、雪の中での撮影など、寒い場所での撮影でも耐えることができる機能のことです。こちらがついていないと、思いがけない寒さでカメラが壊れてしまう…なんてことも。

行く場所や、撮りたい場所によって考えるべきポイントでしょう。

安い防水カメラには耐寒性能までついていないことが多く、高額な防水カメラでは-10℃まで耐えられるものなどがあります。

④最短撮影距離(マクロ機能)の違い

せっかく水に潜るのであれば、海の生きものなどを近くで撮りたい!接写したい!という方も多いはず。

安価な防水カメラであれば、近寄ってピントが合う範囲が遠く、寄れて13cm~15cm程度になります。

5万~10万円台の防水カメラであれば、1cm範囲まで寄って撮影ができるので、マクロ撮影がしたいという方であれば、高額なカメラが良いでしょう。

「景色が撮りたいので接写する必要がない」という方は、安い防水カメラでも十分ともいえるでしょう。

⑤撮影感度の違い

防水カメラ 水中

撮影感度は、安価なものと高額なものはまったく違います

1万円台のものは、最大ISO 800ほどがほとんどですが、5万円以上のものだと、ISO 12800など夜間でも撮れるような感度で撮影が可能。

水深を深く潜りたい、より明るくキレイに撮りたいという方は、多少値が張っても高いカメラを購入されることをおすすめします。

⑥ズーム性能の違い

安価なものだと、デジタルズームはついていても、光学ズーム機能がついていないものもあります。

光学ズームの倍率が高いものであれば、画質を落とすことなく写真を撮影することができるので、よりクオリティの高い写真を残すことができますね!

エミ

画面だけで見るなら、デジタルズームで大きくした写真でもさほど差はありません。大きく引き伸ばしてプリントしたい!という方には高いカメラの方がよさそうですね!

安い防水カメラ VS 高い防水カメラ 比較一覧表

安い防水カメラ 高い防水カメラ
防水性能 1.5m~10m 20m
ハウジング付約50m
防塵や耐衝撃性能
耐衝撃1.5m

耐衝撃2m
耐寒性能
付いていない
ことが多い

約-10℃
マクロ機能 ×
13cm~15cm

~1cm
撮影感度
最大ISO800等

最大ISO12800等
ズーム性能
光学ズームがついて
いないことが多い

光学ズームがついて
いることが多い

防水カメラ おすすめランキング10選

防水カメラ おすすめランキング 比較一覧表

商品最安価格防水性能防塵耐寒耐衝撃有効画素数F値マクロ撮影感度手ブレ補正Wi-Fiデジタルズーム光学ズーム重さ
OLYMPUS デジタルカメラ Tough TG-6楽天市場¥57,960 AmazonYahoo!15m-10℃2.1m1200万画素F2.0○1cmISO 100~128008倍4倍250g
RICOH リコー 防水デジタルカメラ WG-70楽天市場¥22,800 AmazonYahoo!14m○6級-10℃1.6m1600万画素F3.5~F5.5○1cmISO 125~6400×7.2倍5倍193g
Nikon デジタルカメラ COOLPIX W300楽天市場¥46,800 AmazonYahoo!30m-10℃2.4m1605万画素F2.8~F4.9○ 1cmISO 125~6400光学手ブレ補正×4倍5倍206g
RICOH 防水デジタルカメラ WG-50楽天市場¥58,980 AmazonYahoo!14m-10℃1.6m1600万画素F3.5~F5.51cmISO 125~6400×5倍7.2倍193g
パナソニック ルミックス FT7楽天市場¥80,645 AmazonYahoo!31m-10℃2m2040万画素F3.3/F1030cmISO 80~64009.1倍4.6倍319g
Nikon COOLPIX W150楽天市場¥51,300 AmazonYahoo!10mIEC6-10℃1.8m1317万画素F3.3~F5.9ISO 125~16004倍3倍177g
OLYMPUS デジタルカメラ Tough TG-5楽天市場¥19,000 AmazonYahoo!15m○ 6級-10℃2.1m1200万画素F2.0~F4.9○ 10cmISO100~16004倍250g
FUJIFILM 防水カメラ XP130楽天市場¥9,800 AmazonYahoo!20m-10℃1.75m1640万画素F3.9~F4.9ISO 100~640010倍5倍270g
RICOH 防水デジタルカメラ WG-5GPS楽天市場¥65,000 AmazonYahoo!14m-10℃2.2m1600万画素F2.0~F4.94.5cmISO 125~6400×28.8倍4倍216g
Kenko デジタルカメラ DSC200WP楽天市場¥32,782 AmazonYahoo!12m○IP5X×1m2016万画素F3.2~F5.8○ 5cmISO 100~6400×8倍4倍170g

防水カメラに使い捨てという選択

防水カメラを買いたい!と思うと高いなぁと思ったり、レンタルもまあまあの値段がする…ということで、観光地、沖縄で初めてダイビングに来る方々が良く使っているのが「使い捨てカメラ」です!

2010年ごろまでは主流でしたが、今は減ったのでは?と考える方も多いと思いますが、意外とまだまだ需要の高い「防水仕様の使い捨てカメラ」です。

自分が持ってきていたカメラにハウジングをつけたら撮影できると思っていたが、いざ付けてみると入らないというパターンもありますね。そういった場合には、使い捨てカメラ「写ルンです」がおすすめです!

カメラそのものが防水性能を備えているわけではなく、通常のフィルムカメラび防水カバーがついています。

そのためか防水性能は10mそこそこなのですが、コストや手軽さを考えると捨てがたしですよね。

しかも、昔懐かしのフィルムカメラですので「カメラ」で撮りたい方には素晴らしい機種だと思います。

防水カメラのレンタルという選択はあり

防水カメラは高価なものがほとんどです。だからこそ、使い方が限定されている場合、コストを抑えるためにレンタルサービスに頼るか使い捨てに頼るというのも一つの手ですよね。

買う前にいくつか試してみたい!という方も、レンタルでまず試してみるというのはおすすめな方法です。

intax mini8+ rentryダンボール

話題の最新ガジェットがレンタルできる「rentry」では最新の防水カメラをすぐにレンタルできます

「買う前に試してみたい!」「防水カメラを一度使ってみたい!」という人には人気のサービスです。

年に数回しか使わないのなら、購入するよりも格安レンタルの方が安くすませることができます。レンタル後にそのまま購入も可能ですので、購入前にはぜひ一度レンタルでお試ししてみてくださいね。

防水カメラでも自撮りはチルト式

By https://olympus-imaging.jp/product/compact/tg860/

防水カメラって基本的に外の景観や人を撮ることにはすごく良かったけれど、自分を入れて撮ることは難しそうな印象がありませんか?

このOLYMPAS TG-860は液晶モニターが180度回転できるという優れもの。その為、自撮りも簡単にできちゃいます。

ただ残念なのは、生産が終了してしまったこと。現在は中古品で1万5千円~2万円台で購入することができます。

ひとことメモ
OLYMPAS TG-860は自撮りに最適!

防水カメラを扱う時の注意点

防水カメラといえ、カメラはカメラです。精密機械には他なりません。また、厳しい環境下で使う場合がほとんどです。だからこそ、保存や扱いには注意が必要です。

内部への水の侵入は、ゴム製のパッキンで食い止めているにすぎません。 その為、正しくパッキンを固定しておかないと内部に水が侵入し壊れてしまいます

注意
  • ロックの確認
  • 水分をきちんと拭き取ること
  • パッキンが消耗しているときは取り替えること

ロックの確認

カメラによってはロックやフタが複数あるときがあります。

水中で使う場合には必ず全てのロ ックをしっかり閉じているか確認してください。内部に水が侵入してしまい。知らないうちに腐食の原因となることがあります。

紹介した防水カメラは10メートル以上くらいの水深までの防水性能 を備えていますが、ロックが完全な状態でかかっている場合に限ります。 少しでも隙間があれば内部に水が入り込んでしまいます。また、精密機器のため浸水すれば当然壊 れてしまいます。

防水カメラを壊さないようにするためには、防水カメラに専用のハウジングを装着して利用するのが一番です。水深が深くなるほど水圧もあがり、浸水しやすくなります。壊したくない場合や深く潜る場合にはハウジングを一緒に用意することもおすすめです。

一方で、ハウジングを装着することで大きくなったり、重くなってしまい撮影の邪魔になるケースもあります。私自身はできるだけ何も付けないで潜るようにしています。

シュノーケリングで深く潜ることのない場合にハウジングの必要はほぼないでしょう。

そのまま水中に持ち込む場合にはしっかりロックがかかっているか、パッキン部に砂粒等が詰まっていないことを確認することで長く使うことができます。1mm以下の細かい砂粒でも、故障や浸水の原因となることがあります。

使用後はきちんと拭き取る

また,一気に大量の水が侵入しなくても、少しの水分でも内部の腐食の原因となりますので、使い終わったらしっかりと汚れを洗い流すようにしてください。

パッキンが消耗している場合

パッキンは1年ほどで交換した方がいいでしょう。古い場合、浸水の原因となるので、心配な方はメーカー にパッキン交換の依頼をしてください。私も実際に交換に近くの電気屋さんに行っています。

保管方法

カメラは、湿気の少ない場所に保管してください。湿気の多い場所に保管すると、カビや故障の原因となることがあります。また直射日光が当たると、カメラの表面が劣化したり、故障の原因となることがありますので、直射日光が当たらないことも大事な条件です。

また保管・持ち運び時ともに、カメラを持ち運ぶ場合はカメラケースに入れて保護しましょう。ケースはカメラを衝撃や傷から守ってくれます。

防水カメラのバッテリー寿命と充電方法

防水カメラのバッテリー管理が重要です。バッテリー寿命は使用状況によって異なりますが、一般的には数時間から数十時間程度です。バッテリー寿命を延ばすためには、

  • 不要な機能はオフにする(特にWi-FiやGPS機能)
  • 液晶画面の明るさを調整する
  • 低温環境での撮影は控える
  • 予備バッテリーを持ち歩く

充電方法については、

  • 専用の充電器を使用する
  • バッテリーを完全に充電してから使用する
  • 充電中はカメラを使用しない
  • 高温多湿環境での充電は避ける

防水カメラの修理と保証:壊れた時の対処法

防水カメラは、水濡れや衝撃に強いカメラとして、旅行やダイビングなど様々なシーンで活躍します。しかし、万が一故障してしまった場合は、適切な対処法と修理方法を知っておくことが重要です。

1. 故障の種類と原因

防水カメラの故障は、大きく分けて物理的な故障と内部的な故障の2つに分類できます。

物理的な故障

  • 落下による衝撃
  • 水没
  • 砂や塵の侵入
  • レンズの傷

内部的な故障

  • 電子部品の故障
  • センサーの故障
  • 液晶画面の故障

故障の原因は様々ですが、落下や水没による物理的な故障が最も多いと言われています。

2. 保証について

防水カメラには、メーカーによって異なる保証期間が設けられています。一般的には1年間ですが、メーカーによっては2年間や3年間の保証を提供している場合もあります。

保証期間内であれば、無償で修理を受けることができます。ただし、保証対象となるのは、正常な使用による故障のみです。故意による故障や、落下・水没などの外的要因による故障は、保証対象外となる場合があります。

保証期間を過ぎた場合は、有償修理となります。修理費用は、故障の種類や程度によって異なりますが、数千円から数万円程度かかる場合が多いです。

3. 壊れた時の対処法

防水カメラが壊れた場合は、以下の手順で対処してください。

①カメラの状態を確認する

カメラの電源が入るか、液晶画面に異常がないかを確認します。

②水没した場合は、すぐに電源を切る

水没した場合は、すぐに電源を切ってください。電源を付けたまま放置すると、内部の電子部品がショートして故障する可能性があります。

③カメラを乾燥させる

水没した場合は、カメラを乾燥させる必要があります。カメラの表面を柔らかい布で拭き取り、風通しの良い場所で乾燥させてください。

④メーカーに問い合わせる

カメラの状態を確認したら、メーカーに問い合わせて修理を依頼してください。

4. 修理を依頼する際の注意点

修理を依頼する際には、以下の点に注意してください。

①購入時のレシートや保証書を準備する

保証期間内に修理を依頼する場合は、購入時のレシートや保証書が必要です。

②故障状況を詳しく説明する

どのような状況で故障したのか、具体的な症状を説明してください。

③修理費用を確認する

修理費用は、故障の種類や程度によって異なります。事前に修理費用を確認しておきましょう。

防水カメラを捨てたい…何ごみにすればいいの?

新しいカメラを買う為に、または不要になったカメラを捨てたい!という方も多いはず。どういった方法が考えられるのか見ていきましょう!

カメラの買取店に持っていく方法

カメラは年代を問わず、中古品でも人気がある製品なので、カメラの買取店にもっていくと思わぬ高値で売れるケースもあります。

防水カメラの場合は、壊れていないか、防塵や防水の機能が損なわれていないかなども、査定のポイントになりますので、日頃からお手入れをしていたカメラの方が高く売れるでしょう。

家電量販店で下取りしてもらう

新しいカメラを買いたいと思った場合は、下取りが一番オトクです。インターネット上でも下取りの見積を取っていただけるケースがあるので、一度見てみるのも良いでしょう。

不燃ごみで捨てる

自治体によりますが、不燃ごみ、または粗大ごみとして破棄することもできます

ルールは住んでいる地域によって異なりますので、必ずご自身の住まいの自治体のホームページなどを確認しましょう。

自治体にリサイクルを依頼する

同じように自治体がリサイクル品として回収してくれるケースもあります。リサイクル品への加工、部品のリサイクルまで正規ルートで行ってくれるので、人手に渡ったあとの心配がありませんね。

以下のような方法が考えられます!

  • 回収ボックスを利用する
  • ゴミ回収日を利用する
  • リサイクルイベントで回収する

処分する前に画像データをチェックしよう!

自分の個人情報が詰まったカメラなので、処分する前にしっかりとそのデータを処分しておく必要があります

データ消去の仕方を確認しましょう。

  1. メモリーカードが抜かれているか確認します
  2. 画像データの初期化を行う
  3. 風景写真など個人情報に関わらない写真をカメラにいっぱいになるまで撮影する
  4. 再度初期化する

防水カメラを使った撮影テクニック

防水カメラは、水辺での思い出を鮮明に残すために最適なカメラです。しかし、水中撮影は地上での撮影とは異なるため、いくつかのテクニックを習得することで、より美しい写真や動画を撮影することができます。

適切な設定

ホワイトバランス: 水中では光が吸収されやすいため、ホワイトバランスを調整することで、自然な色合いの写真や動画を撮影することができます。多くの防水カメラには、水中撮影用のホワイトバランス設定が用意されています。

出典:https://oceansbelow.net/blog/training-news/olympus-tg5-settings-for-underwater-photography/

露出: 水中では光が減衰するため、露出を明るく設定する必要があります。露出補正機能を使って、適正な露出に調整しましょう。水中は陸上よりも暗いため、露出補正をプラスに調整する必要があります。目安としては、+1~+2EV程度です。

マニュアルモードでシャッタースピードや絞りを調整することで、より細かい露出調整が可能です。また、水深が深くなるほど、光は吸収されやすくなるため、露出補正をさらにプラスに調整する必要があります。

ISO感度: ISO感度を上げると、暗い場所でも撮影しやすくなります。しかし、ISO感度を上げすぎると、ノイズが発生しやすくなります。画質と明るさのバランスを考慮して、適切なISO感度を設定しましょう。

構図

背景: 水中は背景が単調になりやすいので、被写体を引き立たせるような構図を意識しましょう。

距離: 水中では距離感がつかみにくいので、被写体との距離を意識して撮影しましょう。

動き: 水中の被写体は動きが速いことが多いので、連写機能を使って撮影しましょう。

ストロボ

ストロボを使うことで、暗い水中でも明るく撮影することができます。内蔵ストロボだけでなく、外部ストロボを使うことで、より効果的なライティングが可能です。

ただし、ストロボ光が被写体に反射して白っぽく写ってしまうこともあるので、注意が必要です。

Why You Need Strobes Underwater

出典:https://www.ikelite.com/blogs/buying-guides/why-you-need-strobes-underwater

水中フィルターを活用する

水中では赤色系の光が吸収されやすいため、赤色系の光を補うフィルターを使うことで、自然な色合いの写真や動画を撮影することができます。水中フィルターを使うことで、コントラストや色彩を調整することもできます。

赤色光吸収フィルター:水中の赤色光を吸収するフィルター
コントラスト:明暗の差
彩度:色の鮮やかさ

マクロ撮影

マクロ撮影で水中の小さな世界を捉えることが可能です。マクロモードを使えば、水中の小さな生き物や植物を大きく写すことができます。被写体に近づき、ピントをしっかりと合わせましょう。

マクロモード:被写体を大きく写せる機能
ピント:写真の焦点

動画撮影

防水カメラは動画撮影も可能です。水中の生き物の動きや、アクティビティの臨場感を動画で記録しましょう。

スローモーション:動きをゆっくりと再生する
タイムラプス:一定間隔で撮影した写真を繋ぎ合わせて動画にする

 

参考資料

Backscatter: https://www.backscatter.com/
Underwater Photography Guide: https://www.uwphotographyguide.com/
National Geographic: https://www.nationalgeographic.com/photography/article/underwater-photography-tips

防水カメラを活用したアウトドアアクティビティ

防水カメラは水辺のアクティビティや雪山のアクティビティに最適ですが、場所ごとに求められる性能が少しずつ違いがあります。

シュノーケリング・ダイビング

水中世界の美しい景色や生き物を撮影するには、高画質と高感度撮影性能が重要です。水中ハウジングを使用すれば、より深い水深での撮影も可能になります。ハウジングを選ぶ際には、カメラとの互換性だけでなく、耐水深度や操作性なども考慮しましょう。

水中撮影には、専用のストロボやフィルターも役立ちます。ストロボは、暗い水中でも明るく鮮明な写真を撮影することができます。フィルターは、水中の色を補正したり、特殊な効果を演出したりすることができます。

サーフィン

波に乗る自分の姿や、迫力満点の波を撮影するには、防水性能と耐衝撃性能が高いカメラが必要です。サーフィン用の防水カメラケースを使用すれば、カメラをより安全に持ち運ぶことができます。

ケースには、ストラップや浮き輪などが付属しているものもあり、波にさらわれてもカメラを紛失する心配がありません。

サーフィン撮影には、広角レンズやズームレンズも役立ちます。広角レンズは、波全体を写し出すことができます。ズームレンズは、遠くの波やサーファーを大きく写し出すことができます。

カヌー・カヤック

水上から見る風景や、川下りを楽しむ様子を撮影するには、防水性能と手ブレ補正性能が高いカメラが必要です。カメラマウントを使用すれば、カメラを船体に固定して撮影することができます。マウントには、さまざまな種類があり、カメラや船体に合ったものを選ぶ必要があります。

偏光フィルターやNDフィルターも役立ちます。偏光フィルターは、水面の反射を抑えて、より鮮明な写真を撮影することができます。NDフィルターは、光の量を減らして、シャッター速度を遅くすることができます。

防水カメラの歴史

防水カメラの誕生から現在までの歴史を、年代ごとに詳しく調べてみました。

1. 防水ケースの時代 (1950年代~1960年代)

防水カメラの起源は、1950年代にまで遡ります。当時は、カメラ本体ではなく、カメラを水没から守るための防水ケースが開発されました。この防水ケースは、プラスチックや金属製で、カメラを密閉することで水濡れを防ぐ仕組みでした。しかし、操作性が悪く、水深にも制限があったため、本格的な水中撮影には不向きでした。

2. 初期の防水カメラ (1960年代~1980年代)

1960年代に入ると、カメラ本体に防水機能を備えた最初の防水カメラが登場しました。これらのカメラは、水深10メートル程度までの防水性能を備えており、水中撮影の門戸を大きく広げました。代表的なモデルとしては、ニコンの「Nikonos」シリーズや、キヤノンの「Calypso」シリーズなどが挙げられます。

1970年代になると、防水カメラの性能はさらに向上し、水深20メートル以上の防水性能を備えたモデルも登場しました。また、レンズ交換式やフラッシュ機能搭載など、機能面でも進化を遂げました。

3. フィルムカメラの黄金期 (1980年代~1990年代)

1980年代に入ると、防水カメラは水中撮影だけでなく、アウトドアやスポーツシーンでも広く使用されるようになりました。この時期には、オートフォーカスや自動巻き上げなどの機能が搭載され、操作性も向上しました。

代表的なモデルとしては、ニコンの「RS-100」や、ミノルタの「Wet AF-D」などが挙げられます。これらのカメラは、高性能なオートフォーカスや多機能なフラッシュシステムを搭載し、水中写真愛好家から高い支持を得ました。

4. デジタルカメラの登場 (1990年代~2000年代)

1990年代後半になると、デジタルカメラ技術の発展により、防水デジタルカメラが登場しました。従来のフィルムカメラに比べ、記録媒体の交換や現像の手間が省けること、画像の確認が容易であることなどが利点として挙げられます。

初期の防水デジタルカメラは、画質や機能面でフィルムカメラに劣っていましたが、技術革新により画質は飛躍的に向上し、機能面でも充実してきました。

5. 高画質化と多機能化 (2000年代~現在)

2000年代に入ると、防水デジタルカメラの性能は飛躍的に向上し、画素数や連写速度、動画撮影機能などが進化しました。また、Wi-FiやGPS機能搭載など、多機能化も進んでいます。

近年では、ミラーレスカメラやアクションカメラなど、様々なタイプの防水カメラが登場しています。これらのカメラは、高画質で高機能なだけでなく、小型軽量で持ち運びにも便利です。

防水カメラの市場動向

出典:Waterproof Camera Market: Global Industry Analysis And Forecast (2023-2029)

世界における防水カメラ市場は、2022年時点では7.3億ドル相当と言われており、2029年までに18.2億ドルに達すると予想されています。
市場拡大の理由としては、世界中で観光業が再開され多くの人が旅行に出かけてること、コロナの間に多くの人がブロガーやユーチューバーになったり影響されたことなどが挙げられています。

北米が最大の市場規模を占めていますが、アジア太平洋地域が最も高い成長率を記録すると予想されています。これは、中国やインドなどの新興市場における経済成長と、水中観光やレジャー活動の人気の高まりによるものです。

製品タイプ別市場動向

コンパクトカメラが市場シェアの約60%を占めています。しかし、アクションカメラやミラーレスカメラなどの高性能な防水カメラの需要も高まっています。これは、水中写真愛好家やプロのカメラマンが、より高画質で多機能なカメラを求めているためです。

防水カメラ市場の主要プレーヤー

トップキープレーヤーとされるメーカーとして、キヤノン、ニコソニー、富士フイルム、オリンパス、パナソニック、ペンタックス、ライカがあげられます。

  1. キヤノン
  2. ニコン
  3. ソニー
  4. 富士フイルム
  5. オリンパス
  6. パナソニック
  7. ペンタックス
  8. ライカ
  9. ハッセルブラッド
  10. コダック
  11. エプソン
  12. カシオ
  13. リコー
  14. シグマ
  15. プラクティカ
  16. アイゴ
  17. ビジョンテック
  18. サムスン
  19. HP
  20. ゴープロ

防水カメラの製品トレンド

4K/8K動画撮影

近年、防水カメラは高画質化が進み、4K/8K動画撮影に対応する製品が主流になりつつあります。これにより、水中での滑らかな映像表現が可能になり、よりリアルな水中体験を記録することができます。高画質な動画は、テレビやパソコンの大画面で鑑賞するだけでなく、VRコンテンツにも活用できます。

AI技術

AI技術の導入も進んでいます。被写体を自動的に追尾する機能や、最適な撮影設定を自動で行う機能などが搭載されており、初心者でも簡単に高画質な水中撮影を楽しめるようになっています。AI技術の発展により、水中撮影における手動操作はさらに減少し、より自然な水中映像を撮影できるようになるでしょう。

ドローン搭載カメラ

ドローン搭載カメラは、空から水中まで幅広い撮影シーンに対応できます。これにより、これまでにない視点の水中映像を撮影することができます。ドローン搭載カメラは、広範囲の水中映像を撮影したり、水上から水中へとダイナミックな映像表現が可能になります。

また近年では水深100メートル以上の深海や、極寒の地、砂漠などの過酷な環境での撮影に対応できる防水カメラも開発されています。

360度カメラ

全方位を撮影できる360度カメラは、水中パノラマ撮影などに活用されています。水中風景を余すことなく記録したり、VRコンテンツに活用することで、よりリアルな水中体験を提供することができます。

ライブ配信対応

水中ライブ配信に対応する防水カメラも登場しており、リアルタイムで水中映像を共有することができます。また体に装着して撮影できるウェアラブルカメラの場合はハンズフリーで水中撮影を楽しめ、サーフィンやダイビングなどのアクティビティに適しています。

スマホ連動

スマートフォンと連携して操作できる防水カメラは、撮影した写真や動画をすぐに共有できる。スマホ連動により、水中撮影した写真や動画をSNSで共有したり、ライブ配信を行うことも可能になります。

参考:Market Research Future: Underwater Camera Market Research Report

防水カメラに関する最新ニュース

2023年に出た防水カメラに関するニュースをまとめました。

リコー:PENTAX WG-90を発売

出典:https://news.ricoh-imaging.co.jp/rim_info/2023/20231115_039283.html

高い防水性能と優れた耐落下衝撃性能、さらに多彩な撮影機能を小型軽量ボディに備えた防水コンパクトデジタルカメラ「PENTAX WG-90」を発売。小型軽量のボディに水深14mでの水中撮影が可能な防水性能をはじめ、高さ1.6mからの耐落下衝撃性能やマイナス10℃までの耐寒構造を備えたスタンダードクラスの防水コンパクトデジタルカメラ。

一般的なデジタルカメラやスマートフォンの使用が困難な環境下での撮影に耐えうる高い信頼性を実現するとともに、明るい屋外での撮影時にモニターの明るさを素早く調整できるアウトドアモニター機能なども備えており、視認性を高めている。

また、被写体を大きく拡大し、肉眼では気づかないミクロの世界を鮮明な画像で記録できる独自の”デジタル顕微鏡”モードなど、アウトドアから日常のスナップ、ビジネス用途まで、幅広い撮影シーンに適したモデルとなっています。

  • 製品名 PENTAX WG-90
  • 本体色 ブラック、ブルー
  • 価 格 66,000円(税別)
  • 発売日 2023年12月上旬

OM SYSTEM(旧オリンパス):Tough TG-7発表

出典:https://jp.omsystem.com/product/compact/tg7/index.html

OMデジタルソリューションズは、水中撮影可能なデジタルカメラ「OM SYSTEM Tough TG-7」を発表。水深15m・耐低温-10℃の高い耐環境性能と、レンズ先端1cmまで近接撮影可能な高い接写性能を併せ持つコンパクトデジタルカメラ。5つの撮影モードと充実のアクセサリー(別売)で水中の全てを捉えることが可能。

5つのモード:水中マクロ・水中顕微鏡・水中ワイド・水中スナップ・水中HDR

OM SYSTEMブランドとして初となるToughシリーズとなる。2010年~2019年まではオリンパスが開発・製造しており、「OLYMPUS Tough TG-6」(2019年7月発売)が最後のモデルとなった。発売時点での販売価格は、公式オンラインストアであるOM SYSTEM STOREで6万9300円。

ケンコー・トキナー:防水デジタルカメラ KC-WP06販売開始

KC-WP06は水深3.5mまで対応するIPX8の防水性能と、IP5Xの防塵性能を備えたコンパクトデジタルカメラです。水に濡れることを心配せずに、海などで撮影を楽しむことができます。カメラの前面にも液晶モニターが付いているので自撮りにも便利。

  • 焦点距離25.5mm(35mm判換算)の広角レンズ採用で、広い範囲を写すことが可能。
  • 最短で約10cm まで被写体に寄って接写。
  • PCにつなげてWEBカメラとしても使用可能。
  • タイムプラス撮影、動き検出機能、スローモーション撮影など多機能な機能付きカメラ。

ナガオカ:防水デジタルカメラMWP200を発売

MWP200カタログ表.jpg

ナガオカはアウトドアデジタル製品を扱う「movio」ブランドより、防水機能搭載、高画質500万画素の防水デジタルカメラ「MWP200」を全国の家電量販店・ECサイトにて2023年9月27日より発売。メーカー想定売価は15,180円(税込)

  • 水深3m、水中1時間の連続使用が可能な防水等級IPX8のコンパクトデジタルカメラ。
  • 135gの軽量コンパクトサイズに、2.7インチの大画面液晶搭載
  • 手ブレ軽減機能やセルフタイマー機能を搭載し、4倍デジタルズームでの撮影も可能

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防水カメラ まとめ

いかがだったでしょうか?

防水カメラは色々な種類と色々なメーカーが出していますが、どのメーカーでもスタンダードなものであれば事足りるクオリティのカメラがほとんどでした。

値段が高い機種であれば、水深深く潜れるものが多く、また画質や機能的にも優れているものが多かったですね!

使いたい目的、用途に合わせて選ぶことが、ご自身にベストな防水カメラを探す一番の方法と言えるかもしれません。

使う頻度や、予算などを考えて購入することで、より素敵なアウトドアライフを送ることが出来ますね!

興味があれば、防水ビデオカメラについての記事も読んでみてください!

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