【初心者向け】スイッチングハブの選び方とおすすめ21選!電源不要・速度10Gbpsも解説

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ルーターに搭載されたLANポートでは機器を接続しきれないときに活躍する「スイッチングハブ」。ルーターに取り付けてポートの数を増やし、たくさんの機器をネットワーク接続できるようにするツールです。

しかし、通信速度のギガビットや電源不要のPoEなど、機能の違いや選び方がわからない方も多いはず。「そもそもスイッチングハブがどんなアイテムなのか知らない」という方もいるのではないでしょうか。

そこで本記事では、スイッチングハブのポート数別におすすめモデルをご紹介。つなぎ方や使用時の注意点、ハブやルーターとの違いについても解説します。

スイッチングハブとは?ルーターとの違いを解説

スイッチングハブとルーターの違いは?

スイッチングハブとは、ルーターのLANポートを拡張できる機器です。ネットワークに接続したい機器の数がルーターのポート数より多いときに使用します。

スイッチングハブはあくまでもLANポートを増やすのが目的のアイテムです。それに対し、ルーターはデバイスをインターネットに接続するために使用します。ルーターの代わりにスイッチングハブを設置してもインターネットは使えません。ルーターをインターネットに接続し、そのルーターにスイッチングハブをつなげて使用します。

ただし最近のルーターはLANポートを複数搭載しているので、ハブ機能付きのルーターと呼ぶのが正しいです。

関連記事:自宅用の最強Wi-Fiルーターおすすめ20選!二階建て向きやWi-Fi6も

スイッチングハブの選び方

スイッチングハブを選ぶときは、ポート数・通信速度・耐久性・放熱性・電源タイプ・静音性・機能などをチェックするのが大切。具体的にどんなモデルを選べばいいかご紹介します。

ポート数は「接続したい機器の数+1」を目安に選ぶ

必要なポート数に足りているかチェック

スイッチングハブのポート数は「接続したい機器の数+1」を目安に選びましょう。この「+1」は、ルーターとスイッチングハブを接続するためのポートです。例えば、接続したい機器が4台ある場合は、最低でも5ポートのスイッチングハブが必要です。

スイッチングハブはポートが5個のモデルから20個を超えるモデルまであります。ポートが多くなればなるほど、サイズが大きくなったり価格が高くなったりするため必要な数を見極めましょう。ポート数ごとの価格帯は以下の表を参考にしてみてください。

ポート数 価格帯
8ポート以下 1,200円~
9~16ポート 8,000円~
17ポート以上 15,000円~

通信速度は基本的に「1Gbps」で十分

通信速度を重視するなら2.5Gbps・10Gbpsの速度に対応しているモデルがおすすめ

出典:amazon.co.jp

スイッチングハブの通信速度は「1Gbps」や「10Gbps」が販売されています。

  • 1Gbps:一般家庭やオフィスでの使用に十分
  • 10Gbps:大容量のデータ転送が頻繁に必要な場合や、超高速ネットワークが必要なプロ用途

大多数の機器が1Gbpsに対応しており、動画の視聴やネットサーフィン程度の利用であれば1Gbpsで十分です。遅延が気になるオンラインゲームをする場合も、通信速度が安定して30Mbps以上あれば問題ないため、1Gbpsで十分なケースが多いです。

また、10Gbpsのスイッチングハブの性能を発揮するためには、パソコンやルーター、LANアダプターなども10Gbp対応製品を使う必要があります。10Gbps対応だとスイッチングハブ自体の価格が10倍ほど高くなる上、他の機器やネット回線のプランも高額になるため、コスパが良いのは1Gbpsのスイッチングハブです。

動画クリエイターや大容量のファイルをアップロード・ダウンロードする在宅ワーカーの方は2.5Gbpsや10Gbpsのスイッチングハブをチェックしてみてください。

電源不要でデバイスへ電力供給したいなら「PoE対応モデル」を選ぶ

PoE対応の機器を利用するなら、スイッチングハブもPoE対応モデルを選ぶ

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PoEとはPower over Ethernetの略で、LANケーブルから電力を提供する技術。PoE給電対応のスイッチングハブなら、1本のLANケーブルでPoE対応のデバイスに対してデータ通信と電力供給ができます。別途電源アダプタを使わずに、防犯カメラやWi-Fiアクセスポイントなどのデバイスに電力を供給できるため、設置が簡便化できるのがメリット。

ただしPoEを利用するにはスイッチングハブとデバイスの両方がPoEに対応している必要があるので、持っている機器をチェックしてみましょう。IPカメラ・IP電話・照明機器などはPoEに対応しているケースが多いです。

編集部

PoE受電対応のスイッチングハブなら、PoE給電対応のルーターと電源なしで接続することも可能です。

電源タイプは設置場所に合わせて選ぶ

スイッチングハブの電源タイプには、外部電源型・電源内蔵型の2種類があります。それぞれ違ったメリットがあるので、設置場所に合わせて選びましょう。

設置スペースが狭いなら「外部電源型」がおすすめ

設置スペースが狭いなら「外部電源型」がおすすめ

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スイッチングハブを狭い場所に設置するなら外部電源型がおすすめ。ACアダプターを接続する必要がありますが、同スペックの電源内蔵型に比べて一回りサイズが小さいため、スペースがない場所にも置けます。

外部電源型は電流の変換による熱がスイッチングハブの内部にこもらないのもポイント。狭い場所に設置しても熱くなりにくく、本体が劣化したりパフォーマンスが低下したりするのを防げます。

目立つ場所に設置するなら「電源内蔵型」がおすすめ

目立つ場所に設置するなら「電源内蔵型」がおすすめ

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スイッチングハブを目立つ場所に設置するなら電源内蔵型がおすすめ。ACアダプターを介さず直接コンセントに接続できるため、配線がすっきりします。また、プラグ部分もスリムなので、他のコンセント口を覆い隠してしまう心配もありません。ただし、発熱しやすい点は要注意。風通しのいい場所に設置しましょう。

編集部

電源内蔵型といっても、電源ケーブルでの給電が必要です。電源との接続がいらないと勘違いをしないように注意しましょう。

熱のこもりやすい場所に設置するなら放熱性の高い「金属製」を選ぶ

熱のこもりやすい場所に設置するなら耐久性・放熱性の高いモデルを選ぶ

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スイッチングハブが熱くなると、性能が落ちて通信速度が下がってしまいます。特に机の裏や部屋の隅のような熱のこもりやすい場所に設置するなら、放熱性の高いモデルを選ぶのがおすすめです。

放熱性の高さをチェックするときは素材に注目しましょう。特に金属製のスイッチングハブは放熱性が高く、耐久性も優れているので長く愛用できます

「マグネット付き」なら設置場所の自由度が高い

マグネット付きなら設置場所の自由度が高い

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設置場所を自由に選びたいなら、マグネット搭載のスイッチングハブがおすすめ。スチール製の家具にくっつけて設置できるため、床の物を減らして掃除を楽にできます。

また、壁掛け用の穴が搭載されているスイッチングハブも便利。釘や壁掛け用の金具を取り付ければ壁に設置でき、スペースを有効活用できます。

寝室やオフィスに設置するなら静音性を重視

寝室やオフィスに設置するなら静音性を重視

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寝室・オフィスのような音が気になる場所に設置するなら、静音設計のスイッチングハブがおすすめ。特にファンレスモデルは静音性が高く、どこに置いても動作音が気になりません。ただし、ファンを搭載していないスイッチングハブは放熱性が低い点は要注意。風通しのいい場所に設置しましょう。

編集部

スイッチングハブは、メーカーが公表しているスペックに動作音が表記されていません。そのため、ファンレス・静音設計などの表記に加えて、口コミもチェックするのがおすすめです。

必要な機能が搭載されているモデルを選ぶ

スイッチングハブはモデルによって搭載されている機能が異なります。特におすすめの機能をご紹介するので、必要な機能があるかチェックしてみてくださいね。

ネットワークに詳しくないなら「ループ検知遮断機能」がおすすめ

ネットワークに詳しくないなら「ループ検知遮断機能」がおすすめ

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ネットワークに詳しくない方や配線のミスが心配な方は、ループ検知遮断機能をチェック。LANケーブルをループ状に接続すると同じデータがずっと送信され続けるため、ネットワークがダウンします。ループ検知遮断機能があれば、ループが発生したポートを遮断してくれるので被害を抑えられますよ。

ただ、ループ検知遮断機能搭載のスイッチングハブは商品数が少ないです。ループ検知遮断機能搭載のモデルの中で自分に合った製品がない場合は、ループ検知機能を搭載しているモデルをチェックしましょう。

ループ検知機能は遮断はしませんが、ループを検知すると通知してくれます。ループがネットワーク障害の原因と気付かないケースも多いので、ループが発生しているとわかるだけで対応が楽になりますよ。

PoE機器を安心して使用したいなら「PoEオートリブート機能」がおすすめ

PoE機器を安心して使用したいなら「PoEオートリブート機能」がおすすめ

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PoE対応機器のフリーズが心配な方は、PoEオートリブート機能をチェック。PoEオートリブート機能があれば、PoE対応機器のフリーズを検知すると給電を自動でオフ・オンしてPoE機器を再起動してくれます。PoE対応機器の動作確認の手間を減らせるので、忙しいオフィスで利用する場合にも便利ですよ。

不正アクセスが心配なら「認証機能」がおすすめ

不正アクセスが心配なら「認証機能」がおすすめ

不正アクセスが心配な方は、認証機能が搭載されているスイッチングハブを選びましょう。セキュリティ性能を高めて、安全にネットワークを使用できます。

認証にはIEEE 802.1X認証・MACアドレス認証・Web認証などさまざまな種類があります。認証によって効果が違うので、自分の使い方に合った認証方法に対応しているモデルを選びましょう。

認証方法 特徴
IEEE 802.1X認証
  • ポートに接続された端末のユーザー認証を行い、事前登録されていないユーザーの接続をブロックする
MACアドレス認証機能
  • ポートに接続された端末のMACアドレスを利用してアクセス制御を行う
WEB認証機能
  • Webブラウザを利用してユーザー認証を行う
  • さまざまな端末を利用しても認証を行える

通信速度の安定性を重視するなら「QoS」対応モデルがおすすめ

通信速度の安定性を重視するなら「QoS」対応モデルがおすすめ

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動画視聴やビデオ通話など、通信速度が安定していないと使いにくいサービスを頻繁に使用するなら、QoSに対応しているかチェック。QoSとはQuality of Serviceの略で、重要な通信データをマークして優先的に処理する機能のことです。動画・通話などのデータを優先して、安定してサービスを利用できるようになります。

【8ポート以下】スイッチングハブおすすめ人気ランキング比較一覧表

Picky’s編集部が主要サイト(Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピング、価格比較サイト)の上位商品をポイント制で集計。本当に売れている上位のおすすめ商品を厳選しました。

家庭での利用におすすめな、8ポート以下のスイッチングハブの人気ランキングです。

商品最安価格ポート数通信速度素材電源タイプマグネットPoE対応機能サイズ重量
TP-Link(ティーピーリンク) 5ポート据え置き型スイッチングハブ TL-SG105Amazon¥2,180 楽天市場Yahoo!5ポート1Gbps金属外部電源型記載なし-省エネ・QoS・ループ防止幅100×奥行き98×高さ25mm記載なし
TP-Link(ティーピーリンク) 5ポートギガビットデスクトップスイッチングハブ TL-SG1005PAmazon¥5,400 楽天市場Yahoo!5ポート1Gbps金属外部電源型記載なしQoS・供給電力自動調整幅99.8×奥行き98×高さ25mm記載なし
TP-Link(ティーピーリンク) 8ポート ギガビット対応スイッチングハブ TL-SG108Amazon¥3,190 楽天市場Yahoo!8ポート1Gbps金属外部電源型記載なし-QoS・省エネ・ループ検知幅158×奥行き101×高さ25mm記載なし
BUFFALO(バッファロー) 5ポートGiga対応スイッチングハブ LSW6-GT-5ESL/NBKAmazon¥2,537 楽天市場Yahoo!5ポート1Gbps金属外部電源型--おまかせ節電・おまかせ節電NEXT・EAPOL(IEEE802.1Xフレーム)透過対応・BPDU透過対応・ストレート/クロス自動判別・妨害波防止幅121×奥行き75×高さ26mm230g
TP-Link(ティーピーリンク) 8ポートスイッチングハブ TL-SX1008Amazon¥45,900 楽天市場Yahoo!8ポート10Gbps金属電源内蔵型記載なし-QoS幅294×奥行き180×高さ44mm記載なし
BUFFALO(バッファロー) 5ポート スイッチングハブ LSW-5GPE/NBKAmazon¥3,086 楽天市場Yahoo!8ポート1Gbpsプラスチック外部電源型記載なし-ループ検知・おまかせ節電・おまかせ節電NEXT・EAPOL(IEEE802.1Xフレーム)透過対応・BPDU透過対応・妨害波防止幅104×奥行き65×高さ25mm81g
サンワサプライ スイッチングハブ 500-SWH008Amazon¥5,980 楽天市場Yahoo!8ポート1Gbps金属電源内蔵型記載なし--幅193×奥行き84×高さ26mm420g
BUFFALO(バッファロー) 8ポート スイッチングハブ LSW6-GT-8ESL/NBKAmazon¥3,677 楽天市場Yahoo!8ポート1Gbps金属外部電源型--ループ検知・おまかせ節電・おまかせ節電NEXT・EAPOL(IEEE802.1Xフレーム)透過対応・BPDU透過対応・妨害波防止幅173×奥行き86×高さ29mm370g
ELECOM(エレコム) 1000BASE-T対応スイッチングハブ EHC-G05MN2-HJBAmazon¥3,525 楽天市場Yahoo!5ポート1Gbps金属電源内蔵型-ループ検知・らくらく節電E幅127.5×奥行き83.6×高さ30mm330g

【8ポート以下】スイッチングハブおすすめ人気ランキング9選

【9~16ポート】スイッチングハブおすすめ人気ランキング比較一覧表

接続したい端末が多い方におすすめな、9~16ポートのスイッチングハブの人気ランキングです。

商品最安価格ポート数通信速度素材電源タイプマグネットPoE対応機能サイズ重量
ELECOM(エレコム) スイッチングハブ EHC-G16MN2A-HWAmazon¥19,580 楽天市場Yahoo!16ポート1Gbps金属電源内蔵型--らくらく節電E・ループ検知幅215.5×奥行き133×高さ42mm900g
PLANEX(プラネックス) 16ポート ギガビットスイッチングハブ FXG-16IM5Amazon¥8,600 楽天市場Yahoo!16ポート1Gbps金属電源内蔵型--EEE幅215.5×奥行き133×高さ42mm910g
TP-Link(ティーピーリンク) 16ポートスイッチングハブ TL-SG116Amazon¥7,900 楽天市場Yahoo!16ポート1Gbps金属外部電源型記載なし-グリーンイーサネット技術・QoS幅286×奥行き111.7×高さ25.4mm-
BUFFALO(バッファロー) スイッチングハブ LSW4-GT-16NSRAmazon¥14,700 楽天市場Yahoo!16ポート1Gbps金属電源内蔵型--おまかせ節電・アイドリングストップ・ループ検知幅215×奥行き130×高さ43mm1,100g
NETGEAR(ネットギア) スイッチングハブ GS116-200JPSAmazon¥8,358 楽天市場Yahoo!16ポート1Gbps金属外部電源型記載なし-省電力設計・QoS・ノンブロッキング設計幅285×奥行き103×高さ27mm1,080g
TP-Link(ティーピーリンク) 16ポートスイッチングハブ TL-SG1016DAmazon¥8,600 楽天市場Yahoo!16ポート1Gbps金属電源内蔵型記載なし-ループ検知・分離モード・QoS・TP-LINK グリーンテクノロジー幅294×奥行き180×高さ44mm1,080g
NETGEAR(ネットギア) スイッチングハブ GS316EP-100JPSAmazon¥34,875 楽天市場Yahoo!15ポート1Gbps金属外部電源型記載なしQoS・VLAN・ループ防止・ループ検知幅286×奥行き102×高さ27mm883g
ELECOM(エレコム) スイッチングハブ EHC-G16MN-HJWAmazon¥16,280 楽天市場Yahoo!16ポート1Gbps金属電源内蔵型-省電力・ループ検知幅215×奥行き130×高さ44mm950g
TP-Link(ティーピーリンク) 10ポートスイッチングハブ TL-SG1210PAmazon¥12,900 楽天市場Yahoo!10ポート1Gbps金属外部電源型-QoS・電力自動調整幅209×奥行き126×高さ26mm記載なし

【9~16ポート】スイッチングハブおすすめ人気ランキング9選

【17ポート以上】スイッチングハブおすすめ人気ランキング比較一覧表

業務用におすすめな、17ポート以上のスイッチングハブの人気ランキングです。

商品最安価格ポート数通信速度素材電源タイプマグネットPoE対応機能サイズ重量
ELECOM(エレコム) スイッチングハブ EHC-G24MN-HJWAmazon¥34,209 楽天市場Yahoo!24ポート1Gbps金属電源内蔵型-低消費電力・ループ検知機能幅280×奥行き180×高さ44mm1,770g
NETGEAR(ネットギア) スイッチングハブ GS324-200JPSAmazon¥14,990 楽天市場Yahoo!24ポート1Gbps金属電源内蔵型記載なし-省電力機能・QoS幅252×奥行き180×高さ44mm1,210g
NETGEAR(ネットギア) ギガビット48ポートアンマネージスイッチ GS348-100AJSAmazon確認中 楽天市場Yahoo!48ポート1Gbps金属電源内蔵型記載なし-QoS・省電力幅440×奥行き204×高さ43.mm3,150g

【17ポート以上】スイッチングハブおすすめ人気ランキング3選

スイッチングハブのおすすめ人気メーカー

スイッチングハブはメーカーによって特色があるので、商品選びに迷ったときはメーカーも参考にしてみましょう。特に人気のおすすめメーカーを4社ご紹介します。

節電機能で電気代を抑えられる「BUFFALO(バッファロー)」

電気代を安くしたい方におすすめなのがバッファロー。通信状態・ケーブルの長さなどを自動で判定して節電してくれるスイッチングハブが充実しています。最大で89%の節電が期待できるので、スイッチングハブを複数使用する場合にも最適ですよ。有名メーカーで利用者も多く、口コミで使用感を確認しやすいです。

幅広いラインナップで最適なモデルを選べる「ELECOM(エレコム)」

自分の使い方にぴったりのスイッチングハブを選びたい方におすすめなのがエレコム。50℃の場所でも正常に動作するモデルや、法人向けの機能が充実したモデルなどさまざまなスイッチングハブを販売しています。2,000円以下の安価なモデルも充実しているので、コストを抑えたい方にもぴったりです。

高性能なモデルが充実している「NETGEAR(ネットギア)」

高性能な法人向けのスイッチングハブが欲しい方におすすめなのがネットギア。セキュリティ強度が高いモデルや通信速度が速いモデルなど、性能が優れているスイッチングハブが充実しています。1万円を超える製品が多いですが、2,000~4,000円程度の家庭向けモデルもありますよ。

コスパ重視の方におすすめな「TP-Link(ティーピーリンク)」

コストと使いやすさを重視したい方におすすめなのがティーピーリンク。1,200~3,000円の安価なスイッチングハブが充実していて、低コストで導入できます。また、1Gbps・2.5Gbps対応モデルやネットワーク監視をしてくれる上位モデルも充実。幅広い性能の中から自分に合ったスイッチングハブを選べます。

安いVS 高い!スイッチングハブの比較

スイッチングハブは1,200円程度で購入できる安いモデルから、4万円を超える高いモデルまで、幅広い価格帯の商品があります。安価な約1,200円のモデルと、高価な約4万円のモデルを比較してみました。価格ごとの違いやどんな方におすすめか紹介します。

安いスイッチングハブの特徴(1,200円のモデル)

価格が安いスイッチングハブはポート数が少ないのが特徴。2,000円以下のモデルは5ポートのケースがほとんどです。

PoE・QoSなどには非対応ですが、節電機能は搭載されている場合が多いです。消費電力を抑えて、電気代を節約できますよ。通信速度も1Gbpsに対応しているので、通信が遅くてストレスが溜まる心配はありません。

こんな人におすすめ
  • 5ポートの増設で十分な方
  • PoE対応機器を使う予定がない方
  • 1Gbpsの速度で十分な方

高いスイッチングハブの特徴(4万円のモデル)

価格が高いスイッチングハブはポート数が多いのが特徴。4万円を超えるモデルだと、24ポート以上のケースが多いです。

また、法人向けの高性能なスイッチングハブが多く、QoS・PoEなどに対応。通話・動画視聴・IPカメラの使用など、通信の安定性が重要な作業でも安心して使用できます。

こんな人におすすめ
  • たくさんの機器をネットワークに接続したい方
  • 通信が安定していないと悪影響の出る作業をする方
  • PoE対応機器を使用したい方

スイッチングハブとハブ・リピーターハブの違い

スイッチングハブとリピーターハブの違いは、データの送信先

スイッチングハブと似たアイテムにリピーターハブと呼ばれる機器があります。

スイッチングハブはMACアドレスを使ってデータの宛先を判断し、宛先の機器のみにデータを送信するのが特徴です。対してリピーターハブは宛先を特定するのではなく、接続されている機器全てにデータを送るのが特徴。宛先になっていない機器は送られてきたデータを無視します。

スイッチングハブは無駄なデータを送信しないため、大量のデータを扱うシーンに最適。データ量が少ないシーンでは、スイッチングハブの送信先を特定する処理時間によるロスが、通信速度を下げる可能性もあるのがデメリット。データ量が少ない環境ではリピーターハブが使用されるケースもあります。

ただ、最近はスイッチングハブが使われるケースがほとんど。最新のスイッチングハブは性能が高く、ほとんどの用途で通信速度が遅いとは感じません。

MACアドレスとは?
パソコンやスマホなどのネットワーク機器に割り当てられる番号。

ハブはUSBハブやLANハブの総称

スイッチングハブとハブの違いは?

ハブとは集約点のことで、ネットワークやパソコンの周辺機器でハブというと、LANハブかUSBハブを指します。LANハブはスイッチングハブ・リピーターハブをまとめた呼び方です。

USBハブはパソコンのUSB端子を増やす機器です。また、USB端子以外にもHDMI端子やLANポートなど複数種類の端子を搭載している機器は、ドッキングステーションと呼ばれています。USBハブ・ドッキングステーションについてはこちらの記事で紹介しているので、気になる方はチェックしてみてください。

関連記事:【バス・セルフパワー別】USBハブおすすめ30選!Surface・Mac向けも

関連記事:3画面出力に対応!ドッキングステーションおすすめ15選!据え置きモデルも

スイッチングハブの使い方

スイッチングハブの使い方

出典:amazon.co.jp

スイッチングハブの接続方法は、ルーターの空いているLANポートとLANケーブルでつなぐだけ。設定なしで簡単に使用できます。スイッチングハブ・ルーターのどのポートと接続しても問題ありません。ただし、ルーターのWANポートはONU・モデムなどと接続するポートなので、必ずLANポートに接続しましょう。

スイッチングハブを使うときはいくつか注意点があります。以下のポイントに気を付けて接続しましょう。

スイッチングハブを使うときの注意点
  • LANケーブルを円状につなげない:ループ接続になってネットワークが停止する
  • スイッチングハブを複数使う際はハブ同士の接続(カスケード接続)は避け、できるだけルーターと接続する:伝送帯域をデータが圧迫して、通信速度が遅くなるケースがある
  • LANケーブルを電源ケーブルと一緒に束ねない:電磁場のせいでインターネット接続が不安定になる可能性がある

編集部

カスケード接続をしていると、気付かないうちにループ接続をしてしまうケースもあるので要注意。たくさんのポートが必要な場合は、できるだけ1台あたりのポート数が多いスイッチングハブを使用しましょう。
伝送帯域とは?
1秒間に送信できるデータの量。通信速度に似ていますが、道路で例えると通信速度は車のスピードで、伝送帯域は車線の数に当たります。

スイッチングハブの関連商品

スイッチングハブを使うときに欠かせない関連商品をご紹介します。古い製品を使っているとネットの通信速度が遅くなるケースもあるので、不満を感じているなら買い替えもおすすめですよ。

インターネットを利用するために欠かせない「ルーター」

インターネットを利用するときに必要なのがルーターです。ルーターの寿命は4~5年程度で、通信規格は2~6年、セキュリティは2~5年で新しくなるケースが多いです。そのため、ルーターは壊れていなくても、古いと不正アクセスされたり通信速度が遅くなったりする可能性があるので、定期的に買い替えるのがおすすめです。

関連記事:元店員が解説!ゲーミングルーターおすすめ21選!違いや効果、おすすめな人ではない人も紹介

有線接続に欠かせない「LANケーブル」

スイッチングハブとルーター・パソコンなどの機器を接続するのに欠かせないのがLANケーブルです。LANケーブルの寿命は20年程度ですが、LANケーブルには複数の規格があり、古い規格のケーブルは通信速度が遅くなる場合もあります。

コストを重視するならCAT6、通信速度を重視するならCAT6Aがおすすめです。詳しい違いや選び方は以下の記事をチェックしてみてくださいね。

関連記事:カテゴリ7はだめ?LANケーブルおすすめ22選&選び方!元店員が種類や規格を解説

スイッチングハブのよくある質問

スイッチングハブのよくある質問

オーディオ機器をネットワークに接続するときはスイッチングハブを使うべき?

Wi-Fiやインターネットを快適に使用したいなら、スイッチングハブを設置しましょう。スイッチングハブを使用しない場合、ルーターでオーディオ再生に必要な通信とインターネットの通信を処理する必要があります。通信が集中すると通信のスピードに悪影響があるので、スイッチングハブを使うとストレスを減らせます。

スイッチングハブのオートネゴシエーション機能って何?

イーサネットの伝送速度・通信モードを自動で調整する機能で、現在販売されているほぼ全てのモデルに搭載されています。

アパートやマンションのスイッチングハブを交換すればインターネットの速度が速くなる?

玄関や靴箱などにあるスイッチングハブを経由して、各部屋にLANケーブルを配線しているアパート・マンションなら、通信速度が速くなる可能性があります。ただし、トラブルを避けるために、管理会社に交換してもいいか確認しましょう。

スイッチングハブはどうして宛先の機器だけにデータを送信できるの?

スイッチングハブ内のメモリに受信した通信を記録して、宛先を特定する仕組みになっているためです。

PoEで給電できる距離はどのくらい?

LANケーブル1本で接続する場合、最長で100mです。ただし、この数値はLANケーブルの規格上の数値で、ノイズの影響で短くなる可能性もあります。また、給電能力が高く、もっと長い距離の給電に対応しているスイッチングハブもあります。

PoEの給電距離を延ばす方法は?

PoEパススルー対応機器やPoE対応のスイッチングハブを追加してLANケーブルで接続すれば、簡単に給電距離を伸ばせます。屋外にPoEパススルー対応機器・スイッチングハブを設置する場合は、防水・防塵性能の高い屋外用のモデルを選ぶのがおすすめです。

おすすめスイッチングハブまとめ

パソコン・テレビ・プリンター・ゲーム機など現在の日常生活に欠かせない電子機器や家電は、ルーターに接続して使用するケースが多いです。オフィスだけでなく、一般家庭でもスイッチングハブが必要になっています。

  • 必要なポート数に足りているか
  • 通信速度を重視するなら2.5Gbps・10Gbpsの速度に対応しているモデルがおすすめ
  • 熱のこもりやすい場所に設置するなら耐久性・放熱性の高いモデルを選ぶ
  • 電源タイプは設置場所に合わせて選ぶ
  • マグネット付きなら設置場所の自由度が高い
  • 寝室やオフィスに設置するなら静音性を重視
  • PoE対応の機器を利用するなら、スイッチングハブもPoE対応モデルを選ぶ
  • 必要な機能が搭載されているモデルを選ぶ

以上のポイントを参考にして、自分に合ったスイッチングハブを選びましょう。

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