Webサイト運営に必須のサーバーを、手軽に借りられるレンタルサーバー。サーバーは一度契約すると簡単に変更できないため、慎重にサービスを選ぶ必要があります。
しかし、レンタルサーバーを提供する会社はたくさんあり、それぞれサービスごとにプランも豊富です。一体どのプランを選べば良いのか、そもそも何を基準に選んだら良いのか。初めてサーバーをレンタルされる方ではわからないことだらけではないでしょうか。
そこで今回は、レンタルサーバーの選び方を詳しく解説。そもそもサーバーとは何なのかといった基礎知識や、安心して利用できる有名レンタルサーバーサービスを紹介します。初めてサーバーを借りる方は、ぜひチェックしてください。
目次
サーバーとは、サービスを提供するためのコンピューター
そもそもサーバーとは何なのかというと、サービスやコンテンツを「提供する」ためのコンピューターです。以下のように、インターネット上でコンテンツを提供するためには。提供者側でサーバーが必要になります。
- 会社のホームページ作成・公開
- 個人のブログ・アフィリエイトサイトの作成・公開
- お店の通販サイトやECサイトの作成・公開
- 独自メールアドレス取得・利用
- オンラインゲーム・アプリをインターネットユーザーへ公開・運用
「友人同士でオンラインゲームを遊ぶためのサーバー」といった一部の用途であれば、個人でサーバー(サーバー用パソコン)を用意する方もいます。
しかし、多くの用途の場合「24時間365日稼働させる」「トラブルや災害で破損するリスクの管理」といった対応が必要になるので、管理にかかる手間や維持コストは膨大です。個人や個人事業主、中小企業でサーバーを準備・運用するには負担が大きすぎます。
そこで、サーバーを自分で準備するのではなく、すでに所有している事業者からサーバーを安価で借りるサービスがレンタルサーバーです。レンタルであれば、管理や維持コストで悩むことなく手軽にサーバーが利用できます。
編集部
GmailやYahooメールのような誰でも使えるフリーメールではなく、自分で作成したオリジナルのメールアドレスを使うためにも、サーバーが必要になります。独自メールアドレスとは何か、メリットは何かについては、以下の記事で詳しく解説しています。
関連記事:【費用0円も】ドメイン取得サービスおすすめ10選!料金比較・各サービスの特徴も解説
レンタルサーバーのサービスごとの違い
レンタルサーバーを提供してくれる会社はたくさんあります。レンタルサーバーの必要性について理解はできたものの、レンタルサーバーのサービス提供会社によって、何が違うのでしょうか。
- 初期費用・月々の利用料金・料金プラン
- スペック(ディスク容量・転送量・表示速度)
- 機能・サービス・オプションの有無
- セキュリティ体制
- サポート体制
レンタルサーバー会社によって「どの程度の数、利用者がアクセスしても耐えられるかの性能面」「不具合が発生した際のサポート体制やセキュリティ体制」が異なり、その質に応じて料金も異なります。
「お店の通販サイトやECサイトの作成・公開」のように、多くの利用者のアクセスが想定される用途であれば、高性能で費用の高いレンタルサーバーが適しているでしょう。しかし、「個人サイトの作成・公開」と多くのアクセスが想定されない用途であれば、低コストのレンタルサーバーで十分です。
このように、レンタルサーバーを提供してくれる会社はたくさんありますが、利用者の用途によってベストなレンタルサーバーは異なります。そのため、レンタルサーバーを提供してくれるサービスによって異なる「性能・サポート体制・料金・適した用途」などを、正しく理解して選ぶことが大切です。
レンタルサーバーの種類は4つ!各種類の特長と違いについて解説
レンタルサーバーの具体的な選び方の解説に入る前に、主に4種類に分けられるレンタルサーバーの種類について解説します。
- 共用サーバー
- 専用サーバー
- VPS(仮想専用サーバー)
- クラウドサーバー
安価で手軽!ほとんどのユーザーにおすすめの「共用サーバー」
共用サーバーは、レンタルサーバーサービスが管理する1つのサーバーをユーザー全員で共有するタイプです。1つの建物を複数人で使用する「シェアハウス」をイメージするとわかりやすいでしょう。
共有サーバーのメリット | 共有サーバーのデメリット |
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共用サーバーは、1つのサーバーを多くのユーザーでシェアするため低コストで利用できます。サービスにもよりますが、月々数百円~数千円程度です。
管理や設定はすべてレンタルサーバー側で行うため専門知識も手間のかかる管理も必要ありません。スペックやセキュリティも決して低いわけではないため、個人はもちろん、一般的な企業のホームページ用にも最適で多くのユーザーにおすすめです。
規模の大きなサービスやアクセスが多いサイトを運営する予定がなければ、基本的に共用サーバーで十分です。
編集部
安定した運用が可能で、大きな企業やサイトにおすすめの「専用サーバー」
専用サーバーは、1つのサーバーを完全に自分専用で利用できるサーバーです。共用サーバーがシェアハウスなら専用サーバーは持ち家で、自分一人が自由に使えます。
専用サーバーのメリット | 専用サーバーのデメリット |
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専用サーバーは、自分しか利用しないため他のユーザーの負荷影響を一切受けません。自由に設定を行えるため、自分のサイトに合わせたカスタマイズも可能です。安定した運用や柔軟さが求められる法人サービスやお店の通販サイトなどの、大規模なサイトやカスタマイズが必要なサイトの運用におすすめ。
デメリットは、共用サーバーに比べ全体的なコストが高くなる点です。初期費用や月々かかる利用コストは共用サーバーの数倍~10倍以上になります。また、設定・管理・運用をすべて自分で行う必要があるため、データベース設計やプログラミング言語に関する専門知識も必要です。
共用サーバーに比べて高性能で安定性に優れているのは間違いありませんが、多くのサイトで専用サーバーほどの性能は必要ないでしょう。オーバースペックな上にコストや知識が必要な点を考えると、初めてサイトを作る方にはおすすめできません。
編集部
安価で利用でき、自由にカスタマイズできる上級者向け「VPS(仮想専用サーバー)」
VPS(仮想専用サーバー)は、1つのサーバーの中に複数の仮想サーバーを作り、それぞれのユーザーが専用サーバーに近い環境で利用できるタイプです。仕組みとしては1つのサーバーを複数人で使う共有サーバーと一緒ですが、共有サーバーであるのにあたかも専用サーバーを使ってるかのように利用できるのがVPSの特徴。
1つの建物の中に複数の部屋がある、マンションをイメージするとわかりやすいでしょう。
VPSのメリット | VPSのデメリット |
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VPSサーバーは共用サーバーの低コストと、専用サーバーの安定性&カスタマイズ性を兼ね備えた優秀なサーバーです。使いこなせば、非常に使いやすく安定したサーバーとして使用できます。
ただし、専門サーバー以上の専門知識と管理の手間が必要で、サーバー初心者には手に負えないでしょう。また、共用サーバーほどコストが安くなく、専用サーバーほど自由度もないため中途半端になりがちです。
サーバー初心者の方は選ばないように注意しましょう。
自由にスペックや容量を設定できる、大規模サービスにおすすめの「クラウドサーバー」
クラウドサーバーは、VPSと同じように仮想サーバーを利用できるタイプ。VPSと異なるのは自由度の高さで、複数のVPSサーバーを利用したり、サーバーの容量を自由に設定することができます。
VPS同様マンションのようなイメージですが、部屋の数や面積、さらに部屋の間取りも自由に改装できると考えてください。
クラウドサーバーのメリット | クラウドサーバーのデメリット |
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クラウドサーバー最大の特徴は、プラン変更しなくても自由にスペックを変更できる点です。サイトの規模拡大や用途の変更といった大きな変動があっても、すぐに環境に合ったスペックに変更できます。また負荷もかかりにくく、セキュリティも自由に設定できるため安定したサイト運用ができるでしょう。
デメリットは使った分だけ料金が発生する従量課金制を採用しているサービスが多く、月々のコストが分かりにくく読みづらい点です。また、専用やVPSサーバー同様設定や管理に専門知識が必要になります。
編集部
レンタルサーバーの選び方
レンタルサーバーの選び方について詳しく解説します。
レンタルサーバーサービスは、用途により選び方が大きく異なるため、このポイントを押さえておけば大丈夫という指標があまりありません。そのため、選び方で紹介するポイントを確認し、自分で判断できるようにしていきましょう。
プランが複数あるレンタルサーバーだと安心!アップグレードを見越して選ぶ
レンタルサーバーは、プランが複数用意されているサービスを選ぶのがおすすめです。契約したサーバーが快適でなく、別の会社のサーバーへ変更するためには多くの費用や手間がかかります。しかし、同じ会社の別プランのサービスへ変更するのは簡単です。
必要なスペックはサイトの目的や大きさによって異なるため、どのくらいあればいいと一概には言えません。性能の低いパソコンで重い作業をすると速度が遅くなってしまうのと同様に、サーバーのスペック次第では、サイトへアクセスしたユーザーが快適にサイトを閲覧できないこともあります。現状サーバースペックに問題がなくても、将来的にアクセス数が向上しスペックが足りなくなることも考えられます。
スペック不足に対応するためにも、レンタルサーバーは複数のプランが用意されているサービスを選ぶようにしましょう。
- エックスサーバー
- シン・レンタルサーバー
- さくらのレンタルサーバー
編集部
レンタルサーバー選びで、知っておきたいスペック
レンタルサーバーのスペックは非常にたくさんの項目があり、すべてを把握し比較することは大変です。とはいえ、スペックについて何も知らないまま適当にレンタルサーバーを選ぶのは怖いですよね。ここでは、サーバー選びの際に重要な項目を紹介します。
スペック項目 | 内容 |
---|---|
vCPU/CPU |
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メモリ |
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ディスク容量 |
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メール容量 |
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データ転送量上限 |
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注意点としては、すべてのレンタルサーバーサービスがすべてのスペックを公開しているわけではありません。サービスによっては、CPUやメモリの情報を非公開にしていることもあります。
もし情報が公開されていなくて心配な方は、できるだけ多くのスペック情報を公開しているレンタルサーバーを選ぶようにしましょう。
- エックスサーバー
- KAGOYA JAPAN
- ColorfulBOX
用途に合わせてサーバーの価格帯を検討する
用途に合わせて、利用するレンタルサーバーの価格帯を検討しましょう。レンタルサーバーを借りる際に必要となる費用が、初期費用と月額利用料金。初期費用は多くのレンタルサービスで無料、もしくは数千円程度です。
月額料金は、サービスによって数百円から数千円まで大きく変わります。例えばエックスサーバーの場合、契約するプランや契約期間で以下のように料金が変動します。
Xサーバーのプラン | 3ヶ月契約時の月額料金 | 12ヶ月契約時の月額料金 | 36ヶ月契約時の月額料金 |
---|---|---|---|
スタンダード | 1,320円 | 2,640円 | 990円 |
プレミアム | 2,640円 | 2,200円 | 1,980円 |
ビジネス | 5,280円 | 4,400円 | 3,960円 |
将来的にある程度のアクセス数を見越している、ビジネス用途や収益化を目標としている場合は、月々1,000〜2,000円以上のサービスが適していることが多いです。だいたいどこのレンタルサーバーサービスでも、この価格帯のプランは用意されています。
対して一部のレンタルサーバーで提供されているのが、月額100〜500円程度で利用できる安いプラン。低価格のレンタルサーバーは、「お試しにサーバーを借りてサイトを作りたい」「小規模なサイトを運営したい」「フリーのアドレスではなく、独自のメールアドレスを利用するためにサーバーを借りたい」という方におすすめです。
- さくらのレンタルサーバー
- ロリポップ
- CORESERVER
サービスの豊富さで選ぶ
レンタルサーバーサービスによって利用できる機能やサービスにも違いがあります。主に重要なサービスをまとめて紹介します。
ワードプレスかんたんインストールが使えるかどうか
WordPress(ワードプレス)を利用したい方は、レンタルサーバーで簡単にWordPressをインストールできる機能が付帯しているかどうかチェックしましょう。WordPressとは、簡単にブログやWebサイトを運用できる、世界的に人気のソフトウェアです。
レンタルサーバーを借りようと思っている方の多くが、「Webサイト運営」を目的にしていると思います。そのような方の場合、レンタルサーバーのサービス一覧に「WordPress簡単インストール機能」があれば、サイト運営がスムーズに進むでしょう。
- エックスサーバー
- CORESERVER
- ConoHa WING
編集部
困ったときのサポート体制は万全か
設定やトラブルで困った際、対応してもらえるサポートが万全かどうかもチェックしましょう。レンタルサーバーサービスごとに対応しているサポート体制が異なります。
- メール
- チャット
- 電話
- Zoom
- 訪問
メールでしかないサポートに対応していない場合、緊急時に即対応できない場合もあります。できれば、リアルタイムで対応してもらえる電話に対応しているレンタルサーバーサービスがおすすめです。メールはほとんどのサービスで対応していますが、チャット・電話・Zoomはサービスごとに対応が分かれます。また、対応しているサービスでもプランによって利用の可否が変わります。
同時に「対応時間」もチェックしておきましょう。サーバートラブルはいつ起こるかわからないため、24時間365日のサポート体制をとっているレンタルサーバーサービスがおすすめです
- KAGOYA JAPAN
- シン・レンタルサーバー
- さくらのレンタルサーバー
編集部
万が一に備えて自動バックアップ機能があるかどうか
Webサイトやデータベース、メールの情報を自動でバックアップしてくれる機能が自動バックアップです。万が一操作ミスや設定ミス、ほかにもサーバーのエラーでサイトやデータベースが消えてしまった際も、自動バックアップがあれば復元できます。
万が一の事態に備えて、必ず自動バックアップ対応のレンタルサーバーサービスを選びましょう。
- mixhost
- ロリポップ
- ColorfulBOX
編集部
情報漏洩や改ざんを防ぐ独自SSLや、WAFのセキュリティ対策は必須
レンタルサーバーサービスのセキュリティもチェックしましょう。中でも独自SSLとWAFは必須です。
- 独自SSL…Webサイト上の通信を暗号化して漏洩や改ざんを防ぐ
- WAF…Webアプリの脆弱性を狙った攻撃を防ぐセキュリティ対策
独自SSLとWAFも、ほとんどのレンタルサービス業者で標準付帯の基本サービスです。逆に、独自SSLとWAFが付帯していないレンタルサーバーサービスはできるだけ避けた方がいいでしょう。
- エックスサーバー
- シン・レンタルサーバー
- さくらのレンタルサーバー
編集部
ドメイン取得の手間を抑えたいなら、ドメイン取得が一緒にできるレンタルサーバーを選ぶ
ドメインの取得の手間を少しでも減らしたい方は、ドメイン取得を一緒にできるレンタルサーバーを選びましょう。ドメイン取得とサーバーは同時に取得するケースがほとんどです。そのため、レンタルサーバーサービスではドメイン取得サービスも一緒に提供していたり、他のドメイン取得サービスと提携している場合があります。
同社のサービスを利用するメリットは、サーバーとドメインの紐付けや管理が簡単になる点と、特典が付く場合もあることです。一方、デメリットは特にありませんが、別のドメイン取得サービスでドメインを取得した方が安くなる場合があることくらいです。
もし価格重視で他のドメイン取得サービスのほうがお得であればドメン取得サービスを使い、価格も変わらないのであれば同社でまとめて契約をするといいでしょう。
以下は大手のレンタルサーバーサービスと提携ドメインサービス、そして同時契約時の特典です。
レンタルサーバーサービス | 提携ドメイン取得サービス | 特典 |
---|---|---|
エックスサーバー | エックスサーバードメイン | 独自ドメイン2つ永久無料 |
ロリポップ!レンタルサーバー | ムームードメイン | ー |
シン・レンタルサーバー | シン・ドメイン | ドメイン永久無料/ドメイン1年間無料 |
CORESERVER(コアサーバー) | Value Domain | ー |
さくらのレンタルサーバー | さくらのドメイン | ー |
mixhost(ミックスホスト) | mixhost | ドメイン1個無料取得 |
ConoHa WING(コノハウイング) | ConoHa WING | WINGパック契約でドメインが2つ永久無料 |
KAGOYA・JAPAN(カゴヤ・ジャパン) | カゴヤ・ドメイン | ドメイン取得料1個無料 |
お名前.comレンタルサーバー(お名前ドットコム) | お名前.com | サーバー契約中は 独自ドメイン登録料・更新料永久無料 |
ColorfulBox(カラフルボックス) | ColorfulBox | サーバーレンタル料金初回50%オフ BOX2プラン以上契約中はドメイン1つ無料 |
ドメイン取得サービスの仕組みや使い方については、以下の記事で詳しく解説しています。ドメイン取得とレンタルサーバー契約はほぼセットのため、ぜひこの記事と併せてチェックしてください。
関連記事:初心者必見!ドメイン取得サービスの選び方!おすすめサービス10社紹介と料金比較も解説
その他独自サービスや特長で選ぶ
レンタルサーバーサービスでは、サービスごとにそれぞれ特長や独自サービスといった「強み」があります。レンタルサーバーサービスが、自分の重視しているポイントや用途に合っているかどうかで選ぶのもいいでしょう。
以下で各大手のレンタルサーバーサービスの特長を簡単にまとめました。
レンタルサーバーサービス | 主な特長 |
---|---|
エックスサーバー | 国内シェアNo1。速度・安定性・リソース保証に優れている。 24時間365日サポート |
ロリポップ!レンタルサーバー | 速度が速く、高性能で料金も安いと高コスパ。 |
シン・レンタルサーバー | 高性能&安価でコスパ最強。アダルトサイト利用も可能。 24時間365日サポート |
CORESERVER(コアサーバー) | 史上最速・安定した高性能サーバー採用。 |
さくらのレンタルサーバー | 安定・高速サーバー。CDNが無料。24時間365日サポート |
mixhost(ミックスホスト) | 開発用テストサイトを簡単に作成できる。 アクセス集中に強い。 |
ConoHa WING(コノハウイング) | 処理速度が速く安定している。 |
KAGOYA・JAPAN(カゴヤ・ジャパン) | 用途に合わせて選べる豊富なサーバープラン。 初月月額基本料無料。Git利用可 |
お名前.comレンタルサーバー(お名前ドットコム) | 安価で高速・高性能。24時間365日サポート。 ドメイン同時取得でさらに安くなる |
ColorfulBox(カラフルボックス) | 豊富なプランとアダルト用サーバー利用可能で柔軟。 SSD・LiteSpeed採用でスピードが速い。 |
ただし、上記はあくまでもレンタルサーバーサービス側が推しているポイントです。特に表示スピードや処理速度の速さ、セキュリティの強さは体感的な側面が強く、実際記載通りの満足が得られるかどうかはわかりません。
そのため、数値や機能として得られる独自サービス以外の強みに関しては「あくまでもその傾向が強い」と考えておきましょう。
サービスの運用実績と信頼性で選ぶ
なかなかレンタルサーバーを決められない場合は、サービスの運用実績で選ぶ方法もあります。運用年数が長く実績のあるレンタルサーバーであれば、会社が急になくなる心配が少ないです。
もしレンタルサーバーの会社が潰れてしまうと、新しいサーバーを探して、サーバーを変更する手続きが必要になります。すでにサイトやコンテンツがある状態でサーバーを変更する場合、変更にはある程度知識が必要です。個人で行うには難しいと考え、人によっては業者に有償で依頼する場合があることも。そのため、運用実績が長く安定感のあるサービスを選ぶのがおすすめです。
例えばエックスサーバーは2003年事業開始で運営実績は20年以上ある点から、今後も長く安心して使えるサービスだと判断できます。
- KAGOYA JAPAN:1998年から
- ロリポップ:2001年から
- エックスサーバー:2003年から
編集部
レンタルサーバーおすすめ人気ランキング比較一覧表
商品 | 公式サイト | サービス開始年 | 初期費用 | 月額料金 | 提携ドメイン取得サービス | ディスク容量 | ワードプレスインストール | 自動バックアップ | セキュリティー | 独自SSL | マルチドメイン | サポート体制 | その他機能 | |
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エックスサーバー(Xサーバー) | 公式サイト | 2003年 | 無料 | 1,320円(スタンダード3ヶ月) | エックスサーバードメイン | 300GB(スタンダード) | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | メール/電話/設定代行 | セコムセキュリティ/無料お試し | |
ロリポップ!レンタルサーバー | 公式サイト | 2001年 | 無料 | 99円(エコノミー) | ムームードメイン | 120GB(エコノミー) | 〇(ライトプラン以上) | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | メール/チャット/電話(スタンダード以上) | 無料お試し | |
シン・レンタルサーバー | 公式サイト | 2021年 | 無料 | 990円(ベーシック) | シン・ドメイン | 300GB(ベーシック) | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | メール/電話/設定代行 | セコムセキュリティ | |
CORESERVER(コアサーバー) | 公式サイト | 2007年 | 1,650円(ドメイン申し込みで無料) | 312円(CORE-Xプラン) | Value Domain(バリュードメイン) | 300GB(CORE-Xプラン) | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | チャット/メール/電話(CORE-Zプランのみ) | ー | |
さくらのレンタルサーバ | 公式サイト | 2004年 | 無料 | 128円(ライト) | さくらのドメイン | 100GB(ライト) | 〇(スタンダードプラン以上) | 〇(スタンダードプラン以上) | 〇 | 〇 | 〇 | チャット/メール/電話 | Web制作・サーバー設定パートナー | |
mixhost(ミックスホスト) | 公式サイト | 2016年 | 無料 | 1,980円(スタンダード) | mixhost | 300GB | 〇(簡単テンプレートはプレミアム以上のみ) | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | メール/チャット/Zoom(プレミアム・ビジネスのみ) | 30日間返金/無料ドメイン | |
ConoHa WING(コノハウイング) | 公式サイト | 2018年 | 無料 | 990円(ベーシック) | ConoHa WING | 300GB(ベーシック) | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 電話 | ドメイン永久無料 | |
KAGOYA JAPAN(カゴヤ・ジャパン) | 公式サイト | 1998年 | 無料 | 1,650円(ライトプラン) | カゴヤ・ドメイン | 100GB(ライトプラン) | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | メール/チャット/電話/訪問/代行設定 | ドメイン1個無料/2週間お試し | |
お名前.comレンタルサーバー(お名前ドットコム) | 公式サイト | 2009年 | 無料 | 1,430円(1ヶ月) | お名前.com | 400GB | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 電話 | ドメイン無料 | |
ColorfulBox(カラフルボックス) | 公式サイト | 2018年 | 1ヶ月契約2,200円/3ヶ月以上契約無料 | 792円(BOX1プラン1ヶ月) | ColorfulBox | 150GB(BOX1プラン) | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | メール/チャット/LINE | 30日間無料お試し |
レンタルサーバーおすすめ人気ランキング10選
スピードが速くプランが豊富で、どんな用途にも対応できる
ColorfulBoxは、容量やスペックが異なるプランが8種類、取り扱いの少ないアダルト専用サーバー1種類で計9種類の豊富なプランが利用可能なレンタルサーバーです。
費用を抑えて簡単な表示だけを行うポートフォリオサイトから、たくさんのアクセスがある大型サイトまでどんな用途にも対応できます。例えば、一番安価なBOX1プランで36ヶ月契約すれば1ヶ月あたり317円で利用可能です。
どんなサイトにもおすすめできるサーバーですが、特に小さいサイトから始めて徐々に規模を拡大していくサイトに適しています。サイトの規模拡大に合わせて柔軟にプランを組み直すといいでしょう。
性能と料金のバランスが良く、特典も多い大手サーバーサービス
お名前.comレンタルサーバーは、ドメイン取得でおなじみのお名前ドットコムのレンタルサーバーです。ドメイン同時登録で、ドメイン無料やサーバー代2ヶ月無料などさまざまな特典を受けられます。
高速で400GB大容量SSD、ドメイン・サブドメイン無制限のスペックを考えると、サーバー利用料金も激安。安定した性能を持ち、コスパの良いサーバーを求めている方に特におすすめです。
ただしプランが1種類しかない点に注意。最低利用料金は36ヶ月契約で1か月あたり891円と、性能よりも最安値重視のユーザーには不向きです。ポートフォリオサイトのような、負荷の小さいサイトよりも、中規模~のサイトに適しています。
豊富なプランが選べてトラブルや災害に強い法人向けのサーバー
KAGOYA JAPANは、クラウドやVPS、ベアメタルといった法人向けの高性能サーバーを多数持つレンタルサーバーサービスです。老舗でデータセンターを自社保有している点から、災害にも強く安定したサービスを提供しているため、特に法人やビジネス利用の方におすすめ。
法人向け以外にも、安価でプラン豊富なワードプレス専用サーバーや、安定した性能であらゆる用途に適した仮想レンタルサーバーを選択可能。ワードプレス専用サーバーで一番安価なグレード1プランであれば、月額440円から利用できます。
小さな個人サイトから、大型の企業サイト・ECサイトまでどんなサイトにも対応できるレンタルサーバーサービスです。
「国内最速」を謳う速度重視のレンタルサーバーサービス
ConoHa WINGは、「処理速度No1」を謳う速度重視のレンタルサーバーサービスです。バックアップやセキュリティ機能も万全で、安定したサービスを提供しています。
長期利用割引プラン「WINGパック」にすると、月額料金が990円~でさらにドメインが2つ無料と非常にお得です。
ただし、WINGパックにしない場合は時間単位の従量課金制(上限あり)になり、利用料金が若干わかりにくくなってしまいます。基本はWINGパックでドメインを同時取得するといいでしょう。
国内No1かどうかはさておき、速度重視なのは間違いありません。サイトの表示速度を重視する方はConoHa WINGがおすすめです。
引用:mixhost.jp
簡単にテストサイトが作れる検証や実験に適したサービス
mixhostは、簡単にテストサイトを作成できる機能を搭載したレンタルサーバーサービスです。
サイトに大きな設定変更や仕様変更を行う場合、実際のサイトでやると取り返しのつかないミスやエラーが起きる可能性があります。ですが、テストサイトがあればとりあえず試して安全を確認したあと実際のサイトに反映可能です。そのため、色々設定変更を行ったり試してみたい方におすすめ。
通常サーバーのほか、アダルトサーバー、高性能なクラウドサーバー。海外サーバーも契約可能です。
月額料金は一番安いスタンダードでも月々1,980円からとやや高価な点に注意。価格よりも性能重視の方におすすめです。
月々128円から利用可能な安定かつ安価な老舗サーバーサービス
さくらのレンタルサーバは、安定した速度と性能のサーバーが業界最安値で利用できるレンタルサーバーサービスです。
メールのみの利用でワードプレスが必要ない方向けのライトプランなら、36ヶ月契約で月々128円。ワードプレスを利用したい方でも、スタンダードプランで36ヶ月425円と格安料金です。
もちろんワードプレスかんたんインストールや自動バックアップ、セキュリティも完備。特筆すべき機能やサービスはありませんが、あらゆる面で安定した性能を持ったレンタルサーバーサービスです。価格の安さ重視の方に特におすすめ。
安価・高速・豊富な機能と欠点のない安定したレンタルサーバー
CORESERVERは、最大64コアのCPUと最大1TBのメモリー、SSDストレージを採用した超高速サーバーのレンタルサービスです。
料金プランは安価でコスパの良いV1プランが4種類、高速サーバーV2プランが3種類の計7種類。V2プランのほうが最新なため、パフォーマンス重視の方はV2プランを選択しましょう。逆に、パフォーマンスよりも価格を重視する方はV1プランがおすすめです。
ただ、V2プランもCORE-Xで月額312円からと決して高くはありません。
すべてのプランで転送量無制限、無料SSLにワードプレス対応。個人・法人問わずどんな用途にも対応できる安定したレンタルサーバーです。
最新設備を採用した国内最強のサーバー環境を提供
シン・レンタルサーバーは、2021年にサービスを開始した新しいサービスです。従来のオールSSDに比べて圧倒的に高速なオールNVMeを採用し、CPUには第三世代AMD EPYCTM搭載。現時点で国内最高クラスのサーバー環境が整っています。
また、ワードプレス向けの高速チューニングが施された仮想マシン「KUSANAGI」が利用可能。最新、高性能なサーバー環境が手に入りますが、料金は比較的安価でベーシックプランの36ヶ月契約であれば月々約770円。
設定代行やアダルトサイト利用可能と、そのほかのサービスも豊富に揃っています。最新サーバー環境に興味がある方におすすめです。
引用:lolipop.jp
月額99円から!速度・安定性・コスパすべての優れたサービス
GMOペパボ株式会社が運営するロリポップ!レンタルサーバーは、速度が速く、安定したサーバーを提供するバランスの良いレンタルサーバーサービスです。
高性能にもかかわらず価格も激安で、メールのみの運用に適したエコノミープランの場合、最安で月額99円から利用可能。大容量でより高速なハイスピードプランでも月額550円~で利用できます。
ドメインがあればワードプレスの導入も簡単で、バックアップ・セキュリティ・独自SSL・マルチドメインと必要な機能やオプションもすべて揃っています。
尖った機能や特筆すべき特徴はありませんが、安価で安定したサーバーを提供するサービスです。
20年以上の運用実績を誇る安定した老舗サービス
エックスサーバーは、2003年にサービスを開始した国内シェアNo1の老舗レンタルサーバーサービスです。レンタルサーバーと言えばとりあえずエックスサーバー、と言われるほど有名な大手サービスで安心して利用できます。
老舗ならではの積み上げたノウハウを利用し、高速で集中アクセスに強いサーバーを提供。料金プランは個人向けのスタンダードに、万能のプレミアム、さらに商用利用向けのビジネスと揃っていて、ワードプレス用の機能も充実。
「とりあえずエックスサーバーを選んでおけば間違いない」と言えるほど安定したレンタルサーバーで、個人・法人問わずどんな方にもおすすめです。
レンタルサーバーのよくある質問
最後に、レンタルサーバーサービスでよくある質問をQ&A方式でまとめました。
レンタルサーバー代は会社や事業の経費にできる?
もちろん年間費用だけではなく初期費用や解約料も計上できます。ただし、100%仕事として使用しない場合は計算方法が異なります。計上の可否や勘定科目の仕訳を相談したい場合は、専門の税理士に相談するといいでしょう。
サイト作りやメールアドレス取得以外のサーバーの使い道はある?
サイト作成用のサーバーとは選び方が異なるため、今回は深く解説しますんが、AWSが多く利用されているようです。
レンタルサーバーは自分の目的に合ったサービスを選ぼう!
レンタルサーバーサービスは数が多く、また各サービスでプランも豊富です。レンタルサーバーサービス選びで迷ったら、以下の点をチェックして選びましょう。
- 目的に合ったスペックと機能のサービスとプランを選ぶ
- レンタルサーバーは、半永久的にコストがかかるため月額料金もチェック!
- 迷ったら独自サービスやサポート、運営実績のあるサービスがおすすめ
レンタルサーバーサービスは「サーバーを借りる目的」「予算」を明確にすれば希望のサービスが見つかりやすいです。
また、多くのレンタルサーバーサービスでは、安価なプランから高額プランまで用途別に複数のプランを提供しています。そのため、プランが豊富で実績のある大手サービスを選べば大きな失敗はないでしょう。
Picky’sでは、ほかにもネットに関する記事や、ネット環境を快適にするサービスを多数紹介しています。以下の記事もぜひチェックしてください。
関連記事:Surfsharkは中国で使える数少ないVPN!評判や料金プラン・機能も徹底解説